「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」2019年度第2回募集

★「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」2019年度第2回募集 

NHKでは、NHKアーカイブスの保存番組を研究用に利用していただくトライアルへの

参加研究者を募集しています。

公募で採択された研究者は、東京ではNHK放送博物館・川口 NHKアーカイブス、大阪ではNHK大阪放送局の専用閲覧室で、ご希望の番組を研究用に閲覧することが出来ます。

○第2回閲覧期間  2019年6月~8月 (1組 20日間まで利用可)
○募集対象者      大学または高等専門学校、公的研究所に所属する職員・研究者、大学院生

○募集締め切り     2019年3月29日
○募集研究数      放送博物館(6組)・川口 NHKアーカイブス(2組)・大阪放送局(3組)

応募要項等詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/archives/academic/

人材募集:教員公募:九州大学大学院芸術工学研究院

【公募】九州大学大学院芸術工学研究院コンテンツ・クリエーティブデザイン部門教員(助教1名)の募集について
このたび、九州大学大学院芸術工学研究院コンテンツ・クリエーティブデザイン部門では、下記のとおり教員を募集します。

1.助教 1名
2.九州大学大学院芸術工学研究院 コンテンツ・クリエーティブデザイン部門 クリエーティブデザイン講座
3.担当予定授業科目
○学部(画像設計学科)メディア環境計画、メディアコミュニケーション論、視覚芸術基礎I、視覚芸術基礎III、視覚芸術学プロジェクト、卒業研究I、 卒業研究IIなど(兼担を含む)
○大学院(芸術工学専攻コンテンツ・クリエーティブデザインコース)視覚記号特論、クリエーティブデザインプロジェクト、プレゼンテーション特別演習、コンテンツ・クリエーティブデザイン演習I、コンテンツ・クリエーティブデザイン演習IIなど(兼担を含む)
4.勤務地:九州大学大橋キャンパス 〒815-8540 福岡市南区塩原4丁目9番1号(ただし、科目によっては伊都キャンパス等他キャンパスで行う場合があります。)
5.任期:特に定めない
6.着任時期:2019年9月1日以降のできるだけ早い時期
7.応募資格(その職に求められる具体的な条件)
芸術工学への深い関心と理解があり、次の条件を満たす教育・研究のできる方。
(1)博士の学位を有すること、またはこれと同等の業績を有すること。
(2)視覚伝達デザインの分野で、図記号、文字、サイン、広告などの視覚記号とそれを用いたデザインに関する研究業績、または実践経験を有すること。
(3)専門分野を活かして、地域貢献及び国際交流を積極的に推進できる関心と能力を有すること。
8.応募締切:2019年3月29日まで(17時必着)

以下、詳細は、下記のHPをご参照ください。
http://www.design.kyushu-u.ac.jp/kyushu-u/topics/detail?nid=1539

———-以上—————-

第2支部2018年度企画 教育成果紹介冊子に掲載する成果物ご推薦のお願い

第2支部では、デザイン教育を担当する支部会員による教育成果アーカイブづくりの端緒として、2018年度の教育成果物を紹介する小冊子の制作を企画しております。ここでの教育成果物とは、主として卒業・終了研究または制作、あるいはそれらに類する成果物です。

なお、本年度は実験的試みとして第2支部において実施 し、質的アーカイブづくりの見地、および誌面の制約の関係から、会員1名が推薦できる教育成果を1件とさせて頂きます。

次年度以降は学会全体への拡張可能性を図りたいと考えております。支部会員の皆さまにおかれましては、今回の企画に対するご理解とご協力を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

依頼事項:

●教育機関(大学院、大学、短大、各種専門学校、高校など機関は問いません)で指導された教育成果(卒業・修了研究または制作、あるいはそれらに類する成果)の中から1件をご推薦ください。

●推薦した教育成果の概要をご紹介ください(400字以内)。

●教育成果の全体像がわかる画像(300dpi)を3点ご提出ください。

データ提出先:t-moriyama@yokohama-art.ac.jp 森山宛て

*メールタイトルは「デザイン学会第2支部研究推薦」としてください。

データ提出締め切り:2019年2月末日

*卒業制作展等のご都合で2月末締め切りが難しい場合は、事前にご連絡ください。

小冊子について:

・体裁:A4版冊子、フルカラー ・ページ数/発行部数:未定(*印刷部数についてはページ数の関係で要検討)

・教育成果1件あたりの紹介サイズ:A4半分となります(図版、紹介文)

・発行予定:2019年4月頃(先行してpdf版を第2支部HPにて掲載予定)

お問い合わせ:

森山貴之(第2支部幹事/本企画担当)

〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町1204 横浜美術大学 共通科目研究室

Tel:045-963-4136(研究室直通)  Fax:045-961-7371  t-moriyama@yokohama-art.ac.jp

公開講座「これからのサービスデザイン」

Xデザイン学校公開講座これからのサービスデザイン

■趣旨:
社会環境の変化、デジタルテクノロジー進化や新しいビジネスモデルなどの変化によりこれからのサービスデザインが変わってきています。また、政府や公共のためのサービスデザイン、共創型のサービスデザイン、サービスデザインのプラットフォームなど、これからのサービスデザインとして考慮すべきことが変化してきています。今回は、サービスデザインの専門家の3名に「これからのサービスデザイン」に関する話題を提供していただき、参加者と一緒に考えていきたいと思います。また、最後にXデザイン学校2019年度コース説明会もあわせて開催します。みなさまのお越しをお待ちしています。

■日時:2月09日(土)13:30-16:00(13:00開場)
■場所:ヤフー本社(Xデザイン学校赤坂キャンパス)
■住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
■アクセス:永田町駅 9a出口直結、赤坂見附駅より 徒歩1分

■主催:Xデザイン学校 https://www.xdesign-lab.com/ 
■参加費:2000円(Xデザイン学校2018年度コース受講者は無料)
■詳細・申込:http://ptix.at/y1jAPa
■プログラム:
13:30-15:00 これからのサービスデザイン
・大崎優(コンセント)
・ 浅野 智(Xデザイン学校)
・坂田一倫(Pivotal Labs Tokyo)
15:00-15:30 考えるディスカッション
15:30-16:00 サービスデザインの学び、2019年度Xデザイン学校紹介
・山崎和彦(Xデザイン学校)
16:00- 希望者は個別相談(浅野智、山崎和彦)

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■講師プロフィール
□大崎優(コンセント)専門:グラフィックデザイン/サービスデザイン
株式会社コンセント Service Design Div.取締役。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートし、現在はサービスデザイナーとして、新規事業開発支援、製品・サービスのデザイン、企業の開発フロー構築支援などを行う。

□浅野 智(Xデザイン学校)
Xデザイン学校共同代表、(株) 経験デザイン研究所(UXD-Lab)代表取締役所長。多摩美術大学大学院を修了後、同校教員を経て岩崎学園勤務。学校経営、教育プログラム開発と並行して大手IT企業、メーカーのコンサルタントを務める。2014年よりコンサルタント業に専念。産業技術大学院大学非常勤講師。現在は、企業や地域社会のイノベーション創出に関する研究・教育活動、コンサルティング事業を行っている。著書に『情報デザインの教室』(共著、丸善出版)などがある。最近の関心は、企業の中堅社員の再教育。企業における講演・研修・ワークショップを毎年50件以上実施。

□坂田一倫(Pivotal Labs Tokyo)専門:サービスデザイン/UXデザイン
Pivotal Labs Tokyo プロダクトマネージャー。「世界中のソフトウェア開発そのものを変革する」をミッションとして掲げ、多くのナショナルクライアントと共にリーンスタートアップと XP 開発を取り入れた Lean XP の思想に基づいたソフトウェア開発を推進中。監訳書として『Lean UX-リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン(オライリー・ジャパン)』などがある。

デザイン関連学会シンポジウムの記録

本年5月20日に開催されました、
デザイン関連学会シンポジウムの記録が
まとまりましたので、PDFのかたちで
添付いたします。
http://sdafst.or.jp/PDF/Symposium2018_AIxDesign.pdf


約15MB

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2018年度 デザイン関連学会シンポジウム

テーマ: 人工知能 x デザイン

 基調講演
  共創とデザイン~デザインで未来を明るくする~
  加藤 公敬 氏(日本デザイン振興会)

 報告・コメント
  機械の脳・人間の脳・環境の脳
  高安 啓介 氏 ( 意匠学会/大阪大学 )

  AI、デザイン史から
  小林 昭世 氏 ( 基礎デザイン学会 / 武蔵野美術大学 )

  道具文化の未来
  藤本 清春 氏 ( 道具学会 / GK デザイン機構 )

  人間と AI ,その創造性の「あいだ」
  松岡 由幸 氏 ( 日本デザイン学会 / 慶應義塾大学 )

 ディスカッション
  高安啓介氏 ( 意匠学会 )
  小林昭世氏 ( 基礎デザイン学会 )
  加藤公敬氏 ( 芸術工学会 )
  藤本清春氏 ( 道具学会 )
  松岡由幸氏 ( 日本デザイン学会 )  (学会名 50 音順)

  進行 井上 貢一 ( 芸術工学会 / 九州産業大学 )
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[Xデザイン学校公開講座:ビジネスとデザイン] 参加募集

Xデザイン学校公開講座:ビジネスとデザイン

■趣旨:近年、「デザイン経営」という言葉に代表されるように、ビジネスとデザインについて議論されています。
今回は、浅野先生よりXデザイン学校2019年コース説明会をスタートして、村越 悟(アクセンチュア)さん、岩淵 匡敦(コンサルタント)さん、山崎和彦(Xデザイン学校)さんの3人よりビジネスとデザインに関連する話題提供をしていただき、最後に、講演者と参加者で考えるディスカッションをします。みなさまの参加をお待ちしています。

■日時:1月21日(月)18:30-21:00(18:00会場)
■場所:ウシオ電機・本社(東京駅丸の内)
東京駅 丸の内北口より徒歩2分
■住所:千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング(受付:17F)
■主催:Xデザイン学校、Xデザイン研究所
■協力:ウシオ電機、日本デザイン学会PD部会
■参加費:2000円

■詳細及び申込:http://ptix.at/h7lgzY
■プログラム:
18:30-19:00 ビジネスとデザインの学び、Xデザイン学校2019年度コース紹介
浅野 智(Xデザイン学校)
19:00-19:30 UXデザインとビジネス(仮)
村越 悟(アクセンチュア)
19:40-20:10 これからのビジネスとデザイン戦略(仮)
岩淵 匡敦(コンサルタント)
20:10-20:40 未来を作るビジョンと組織のデザイン
山崎和彦(Xデザイン学校)
20:40-21:00 考えるディスカッション
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■講演者プロフィール:
□浅野 智(Xデザイン学校)
Xデザイン学校共同代表、(株) 経験デザイン研究所(UXD-Lab)代表取締役所長。多摩美術大学大学院を修了後、同校教員を経て岩崎学園勤務。学校経営、教育プログラム開発と並行して大手IT企業、メーカーのコンサルタントを務める。2014年よりコンサルタント業に専念。産業技術大学院大学非常勤講師。現在は、企業や地域社会のイノベーション創出に関する研究・教育活動、コンサルティング事業を行っている。著書に『情報デザインの教室』(共著、丸善出版)などがある。最近の関心は、企業の中堅社員の再教育。企業における講演・研修・ワークショップを毎年50件以上実施。
□村越 悟(アクセンチュア)
アクセンチュア株式会社.、マネージャー. アクセンチュア株式会社. マネージャー. 2017-09 までは 株式会社グッドパッチ. 執行役員. グローバル事業担当執行役員として、以下の事業の戦略を立案、推進。 – グローバルにおけるエージェンシーワークの推進。人間中心設計機構評議委員。
□岩淵 匡敦(コンサルタント)
コンサルタント、元デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 Deloitte Digital戦略コンサルティングの責任者、執行役員。デジタル、IoT化時代の戦略コンサルティングを自動車、電機、消費財、商社などの業界に提供。特にグローバルの顧客戦略、ブランド戦略、マーケティング戦略、新規事業戦略などが専門。Deloitte 入社前はシリコンバレー系ベンチャー企業でのマネジメント、ソフトバンクでの新規事業の経験を有する。INSEAD Executive Programme修了。
□山崎 和彦(Xデザイン学校)
Xデザイン学校共同代表、Smile Experience Design Studio代表。千葉工業大学知能メディア工学科教授、人間中心設計機構副理事長。京都工芸繊維大学卒業後、クリナップ工業(株)、日本IBM(株)UXデザインセンターマネージャー(技術理事)を経て現職。米国IBM社 Academy of Technologyのメンバー、日本デザイン学会理事, 日本インダストリアルデザイナー協会理事、グッドデザイン賞選定委員、経済産業省デザイン思考活用推進委員会座長など歴任。神戸芸術工科大学・博士(芸術工学)授与、東京大学 博士課程単位取得満期退学。著書多数。デザインの実践・研究・教育とコンサルティングに従事。
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※イベントのプログラムは予告なく変更、中止となる場合がございます。
また、原則としてご購入いただいたチケットのキャンセル、払い戻しは致しかねます。
予めご了承のうえご購入ください。
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Xデザイン学校では下記のイベントも開催します。
■Xデザイン学校2019年度コース説明会・相談会
日時:1月19日(土)11:00-12:00(開場10:30)
場所:ヤフー(赤坂見付)
11:00-12:00 説明会・相談会(浅野智、山崎和彦)
12:00-17:00 ベーシック/マスターコース見学可(途中退席可)
詳細申込:https://kokucheese.com/event/index/548652/
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■関連情報(活動や詳細情報を掲載しています)
・Xデザインフォーラム https://www.facebook.com/groups/512412792223973/
・Xデザイン学校  https://www.facebook.com/groups/1002006226546231/
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人材募集:教員公募:千葉工業大学 先進工学部 知能メディア工学科

千葉工業大学 先進工学部 知能メディア工学科 教員募集

1.募集人員
教授,准教授,または助教 1 名

2.所属
先進工学部 知能メディア工学科

3.専門分野
情報デザインに関する分野

4. 担当科目
情報デザイン基礎, 情報デザイン論,情報デザイン演習,
情報デザイン応用,情報デザイン応用演習, デジタルファブリケーション など.
他の専門科目を担当していただく可能性もあります.

5. 応募資格
(1) 博士の学位を有すること.
(2) 情報デザイン分野のデザイン経験をもち、デザイン賞などの入賞経験のあることが望ましい
(3) 学部および大学院の教育・研究に対して熱意と意欲があり,
大学運営,産学連携および地域貢献に対して十分な理解を持っていること.
(4) 日本語で講義が可能なこと.
(5) 研究に関して高いアクティビティを持ち,競争的資金の獲得に努め,
継続的に研究成果を発信できること.

6. 着任時期
2019 年 9 月 1 日

7. 提出書類
以下の書類を A4 用紙で提出してください.書式は自由です.
(1)履歴書(高校卒業以降の学歴,学位・称号,職歴,工業所有権,
教育業績,社会活動業績(学会等),賞罰,住所,電話番号,
電子メールアドレス等を記載し,写真を貼付のこと)
(2)研究業績リスト(最新のものから発行年月順に記載のこと)
(a)著書(共著であれば執筆担当の章,ページ等を記載のこと)
(b)研究論文および国際会議 proceedings(査読の有無を明記のこと)
(c)解説論文
(d)講演論文
(e)競争的資金の獲得状況(代表者と分担者を明記)
(3)これまでの研究活動とその内容の要約(2,000 字程度)
(4)教育に対する抱負(1,000 字程度)
(5)応募者について所見を伺える方 2 名のお名前と連絡先

8. 応募締切
2019 年 3 月 20 日(必着)

9. 選考方法
第一次選考:提出書類により選考
第二次選考:研究内容と抱負についてのプレゼンテーション
状況に応じて模擬講義をお願いする場合があります

10.書類送付先
〒275-0016 千葉県習志野市津田沼 2-17-1
千葉工業大学 先進工学部 知能メディア工学科
学科長 飯田一博
E-mail:kazuhiro.iida☆it-chiba.ac.jp(☆を@に変えてください)
応募書類の封筒の表に「知能メディア工学科教員応募書類在中」と
朱書きして簡易書留にて郵送してください.
提出書類に記載された個人情報は採用選考にのみ使用します.
また,提出書類は原則として返却しません.

11.備考
採用後 3 年間は年度毎の契約更新制とし,その間の教育・研究業績,
言動等に問題があると判断した場合は,契約を更新しないことがあり
ます.最終契約期間満了時点で問題なしと判断した場合は,契約期間の
定めのない専任教員に身分変更します.この 3 年間の処遇等は,契約
期間が定められていること以外は,雇用期間の定めのない専任教員と
同一です.なお,定年年齢は満 65 歳です.

なお,公募情報は以下にも掲載されております.
https://www.it-chiba.ac.jp/media/20190320.pdf

人材募集:特許庁非常勤職員「審査資料調査員」

募集:特許庁非常勤職員「審査資料調査員」(応募締切:12/7)

特許庁では、意匠審査の補助業務のうち意匠出願についての下調査または意匠出願への意匠分類付与等の業務に従事する非常勤職員「審査資料調査員」を募集しております。

募集人数:若干名

任用予定期間:平成31年4月1日(予定)~平成32年3月31日

(任用終了後の採用を希望する場合は、原則として改めて公募による採用試験を受験する必要があります。)

応募締切:平成30年12月7日(金)必着

勤務条件、求める人材(応募資格)、応募方法、選考方法など、詳細は以下の特許庁ウェブサイトをご参照ください。

http://www.jpo.go.jp/shoukai/saiyou/chousain_181119_isho-shinsa-shiryo.html

【第1支部 第9回研究発表大会 in 秋田~地もとでデザイン~】活動報告

2018年10/7~8  秋田にて第1支部 第9回研究発表大会が開催されました。

● 10月7日(日)会場:秋田大学 鉱業博物館

はじめに、今井忠男先生(秋田大学国際資源学部教授/岩盤工学)による「阿仁鉱山の技術と経済が残した物~秋田文化と工業のつながり~」というテーマの講演がありました。江戸時代前期に開抗した阿仁鉱山にて、地下鉱脈の調査・採掘技術が高度に発展してきた経緯や、金銀銅の河川舟運による、まちづくり・秋田文化の創生についてのお話を聞くことが出来ました。つづいて5名の研究者による口頭発表があり、異なる現場における実践中心の研究発表を聞くことが出来ました。発表は全てグラフィックレコーディングし、懇親会の和やかな雰囲気の中で、グラレコを基ににもう一度、発表内容について議論しました。

JSSD_1st_大会プログラム

● 10月8日(月)会場:旧割烹松下

大会二日目朝9時、約80畳のお座敷に13件のポスターがずらりと並び、ポスターセッションが始まりました。セッションは発表者も質疑に参加できるように2部制に分けて実施されました。今年は、学部生の参加が多く、学生同士の闊達な意見交換が展開されていました。

ポスター発表の次は、秋田が誇る銀銅の金工職人お二人による作品説明がありました。参加いただいたのは、江戸時代前期に刀の柄や鍔(つば)の装飾技術として生まれた木目金の製法を独学で修得した職人さんと、若い感性で伝統に捕らわれない新たな銀線細工を制作している若手職人さんです。お二人とも独自のアプローチで金工技術を探究しており、地物で工芸を極めようとするモノづくりの姿勢や考え方を学ぶことが出来ました。

職人さんの作品紹介につづいて、あきた舞妓さんによる日本舞踊の演舞がありました。実は会場となった旧割烹松下は、明治から昭和初期にかけて繁栄した川反芸者の文化を再び嗜むことを目的にリノベーションされた場所です。

鉱業で栄えた秋田の芸者文化の盛衰と再生のお話を聞き、舞妓さんの演舞による非日常世界にひとしきり浸かった後、10名の実践者によるライトニングトーク(以下、LT)がありました。LTは、「このアイデアどうでしょう?」とか、「やってみたら、こうなったんだけど、どう思います?」など、口頭発表では怖くて聞けないような「問い」を気軽に立てられることが魅力です。10人の軽やかなライトニングトークも、その場でグラフィックレコーディングし、LTの後にグラレコを見ながら参加者と発表内容に関して議論を深めました。そこでも発表者と参加者同士が、デザイン活動の悩みやアイデアについて熱く語りあう風景が、各所に生まれていました。

JSSD_1st_大会プログラム

2日間を通して豊富な鉱脈を有する秋田の鉱業と工芸のダイナミックな相関をリアルに味わい、秋田にすっかり魅了されてしまいました。
また、2日目 旧割烹松下での研究発表では学生と職人さん、舞妓さん、そして教員、社会人の垣根を超え、それぞれのデザイン活動についての知見を交わし深める場になりました。

第1支部大会では、学会活動を地域に開いていくことをコンセプトに大会を開催しています。

2019年度の第1支部大会は「山形!」「幹事校は東北芸術工科大学!」にて日本デザイン学会秋季企画大会と合同で開催いたします。来年度も第1支部・東北-北海道圏域ならではのデザイン知が生まれる場づくりを目指していきます。

 

 

 

 

人材募集:教員公募:秋田公立美術大学

秋田公立美術大学 景観デザインおよび空間設計 教員公募

1 公募期間:平成30年11月1日(木)~平成30年12月14日(金)
2 募集人員:准教授又は助教1名(景観デザイン専攻所属)
3 専門分野:景観デザインおよび空間設計

詳細は以下のサイトにございます。
お近くに適任の方がいらっしゃいましたら、応募をお勧めいただければ幸いです。

大学サイト
http://www.akibi.ac.jp/news/21920.html

JREC-IN
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D118110008&ln_jor=0