部会研究目的

現在、日本の農業は第六次産業の展開、農業用機器の研究開発、農村ツーリズムによる地域振興、バイオテクノロジー、農業支援を通じた国際協力というかたちで、農作物の生産以上の総合的な業種となっている。近年はIoTICTを活用した農業のあり方も提示されている。農作物のブランディングといったプロモーションも活気づいている。一方、農業は日本にとって文化的な存在でもあり、わら細工や農具、民具に代表される手工芸品、五穀豊穣を願った予祝儀礼など、日本人の生活文化や自然観に深く関与してきた。以上のような特徴は、漁業や林業といった一次産業に通底することである。

農業を通じて産業から生活までを総合的、横断的に研究、計画する場として「農業デザイン研究部会」を設立した。例えば、第六次産業に対してデザインはどのように機能しているのか、また、どのように機能すべきなのか研究し、農業の未来をひらきたい。

部会研究内容

2019年は「農業デザイン」のキックオフに向けて「農業デザイン」の定義と課題を議論する。長野大学などを会場とした地方会合や「銀座NAGANO」、省庁での首都圏会合を検討している。これらの会合では、農業従事者、行政職員、研究者、農業用機器メーカーなど様々な分野から専門家を招き、意見交換と人的交流を行う。それらの進捗は春季大会、秋季大会にて発表する予定である。また、将来的には「デザイン学研究特別号」としてまとめ、刊行する。

運営委員

主査:禹 在勇
幹事:石川義宗

お問い合わせ

長野大学 企業情報学部 石川
386-1298 長野県上田市下之郷658-1
TEL 0268-39-0001
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E-mailyoshimune-ishikawa@nagano.ac.jp

年会費

会員:無し
学生:無し