アジャイルプロセス協議会Symposium2024 開催要領

【概要】
アジャイルプロセス協議会(2003 年設立)では、時代の要請に応えた研究・調査などを行って
います。協議会のWG(ワーキンググループ)の一つである知働化(ちどうか)研究会では、次世代
のテクノロジーやその社会的意義などを中心とした探求を行っています。
〈超・個〉をテーマに掲げたSymposium2023(第1回シンポジウム)では、「超・個の時代」
と称し、AI が社会に溶け込んでいく高度な知的テクノロジーの時代について議論を交わしまし
た。今、我々は産業パラダイムシフトの真っ只中にあります。Symposium2024 では、不確実
で複雑化していく社会における知的活動を対象として、「超・個の能力」というテーマ設定をし
て、実業家や研究者の方達と討議していきます。
【テーマ】 超・個の能力(Capability of Hyper Existence)
【主催】 アジャイルプロセス協議会 知働化研究会
【日時】 2024 年10 月12 日(土曜)
【会場】 工学院大学(新宿キャンパス)
【参加対象】ソフトウェア・システム領域の研究者、経営者、実務者、教育者、学生など
【参加料】 ¥15,000(仮)、参加予定約150名
【備考】 アジャイルプロセス協議会 知働化研究会誌Volume4(ドラフト電子版)配布

http://ichi.jupiter.bindcloud.jp/sympo24an/

HCD-Net関西フォーラム2024 『おもてなしと多様性のデザイン』開催のお知らせ


開催日時: 2024年9月29日(日)
会場  :グランフロント大阪ナレッジサロン
詳細と申込:https://peatix.com/event/4075779/

申込み締切 9月27日(金) 12:00

概要
この夏盛り上がりを見せたパリオリンピック・パラリンピックから来夏大阪で開かれるの関西万博まで、多様な人々の活躍を見たり触れ合う機会が増えてきます。その盛り上がりから新しい視点や発想を得てデザインを考える機会につなげたいと考えイベントを企画しました。インクルーシブデザインの体験型コンテンツを多く用意していますので、オンラインもありますがご都合のつく方はぜひ対面にてご参加下さい。

プログラム
午前の部:ワークショップ(対面のみ)
10:00~12:00 ワークショップ
  観察と対話から生まれる、インクルーシブデザイン
   コクヨ株式会社 藤木武史氏

午後の部:講演(対面+オンライン配信)
13:05~14:20 講演①
 多様性と心くばり
 京都工芸繊維大学名誉教授/国際ユニヴァーサルデザイン協議会理事
 久保雅義氏  (60分+質疑15分)

14:30~15:45 講演②  
 日本の公共サインの課題 ー外国人のおもてなしを考えるためにー
 聖心女子大学 現代教養学部 岩田一成氏 (60分+質疑15分)

15:55~17:25 講演③
 多様な人の経験がアイデアのヒントになるインクルーシブデザインの活動
 デザインスタジオCULUMU 川合 俊輔氏 (60分+カード見学会30分)

18:00~19:30  交流会(会場にてケータリング)

第15回(2024年度)第1支部大会in函館(第3報)9/19大会参加登録〆切

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会in函館の第3報です。
支部大会の詳細は大会サイトをご確認ください。

9/19大会参加登録〆切

大会参加申込は9/19(木)締め切りを予定しております。参加を考えられている方は、登録をいただけますようお願いします。参加申し込みは大会サイト(https://jssd-branch1-2024.studio.site/)からご登録ください。またポスター発表を申し込まれた方は、9/23(月)が梗概締め切りですので、よろしくお願いします。

本大会は、学会会員や第1支部の方に限らずどなたでもご参加いただける会となっております。過ごしやすい気候の良い季節となった函館で、みなさまのご参加をお待ちしております。

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会 プログラム紹介

  • ワークショップ1|9月28日(土)10:00-12:00「函館の『裏』を歩いてみる」
    • 写真日記の説明と紹介: 坂井田 瑠衣(公立はこだて未来大学 准教授)
    • 杜を一緒に歩く人:島影 圭佑(公立はこだて未来大学 准教授)、平野 智紀(公立はこだて未来大学 准教授)、安井 重哉(公立はこだて未来大学 教授)
    • いろいろとりまとめ:元木 環(公立はこだて未来大学 准教授)
    • はこだての山の方、未来大に隣接する杜(道立道南四季の杜公園)を少人数のグループで歩き味わいます。また、「写真日記」という形式及び手法を用いて観察し、それぞれの発見などを共有します。
      ※一部未舗装路があります。整備された公園内ではありますが、虫も出ますので歩きやすい靴と手足の肌が隠れる服装でお越しください。
      ※集合:公園内「里の舎」(https://www.hakodate-jts-kosya.jp/shikinomori/park/ogawanosato/satonoie/
      ※函館バス55B系統「小川の里」停留所下車/函館駅8:48発 〜五稜郭9:03 〜亀田支所9:17〜未来大9:32経由9:43着の直通バスあり
      ※参加者の方には交通など大会前にメールでご案内します。
  • ポスター発表&ライトニングトーク|9月28日(土)13:30-16:00
    • 会場:公立はこだて未来大学1F
    • 地域、日常生活、実践研究に関する発表およびテーマ以外の発表も広く受け付けます。
    • ポスター発表:日本デザイン学会春季発表大会と同じ形式です。
    • ライトニングトーク:構想や活動報告などを気軽に発表する形式です。
  • カタリストーク!!|9月28日(土)16:00-17:00
    • 会場:公立はこだて未来大学1F
    • ポスター発表とライトニングトークをグラフィックカタリスト、発表者、参加者との対話で深掘りします。
  • 懇親会|9月28日(土)18:30頃から
    • 会場:函館市中
    • 函館の街中でご飯を食べながら参加者同士で語り合いましょう。
  • ワークショップ2|9月29日(日)10:00-15:00「函館の『奥』を歩いてみる」
    • 函館市の路面電車に乗って電停「函館どつく前」に集合し、はこだての海の方、西部地区の先端「DEEP WEST」を訪ねます。古くからの手法でイカの塩辛を作られている小田島水産(https://odajimasuisan-hakodate.com/)さんなどを訪問する予定です。午後は大会を振り返りましょう。(午後の会場は「弁天町会館」函館市弁天町13-1をお借りして実施する予定です。)
    • 「函館木樽塩辛 小田島水産食品」とは?|大正三年創業以来、木樽にこだわる発酵が生む優しいさくら色の塩辛をご賞味ください。自慢の木樽仕込みの塩辛を函館市弁天町の直売所『塩辛BAL』より工場直送で全国のみなさまへとお届けいたします。
  • 大会サイト|https://jssd-branch1-2024.studio.site/
  • 幹事|公立はこだて未来大学
  • 主催|日本デザイン学会 第1支部
  • 参加方法|詳細は大会サイトでご確認ください。
    • 発表申込期間 8月26日(月)〜9月6日(金)※発表枠,発表者氏名・所属,タイトル案のみ登録
    • 参加申込期間 8月26日(月)〜9月19日(木)
    • 梗概投稿期間 9月9日(月)〜9月23日(月)
  • お問い合わせ先|第1支部事務局:札幌市立大学 福田研究室
    • h.fukuda[アットマーク]scu.ac.jp([アットマーク]を@に変えてください)

第12回 X デザインフォーラム「カルチャー x チーム x デザイン」 (会場/オンライン)参加募集

■趣旨:
人々が協力して何かを成し遂げるときに基本となるのがチームやコミュニティです。そして、そこにはチームやコミュニティのカルチャーが大きな影響を与えます。近年は企業ではパーパスに基づいたカルチャーを大事にしたアプローチが導入されています。企業や組織おいて、カルチャーやチームという視点は不可欠な存在となりつつあります。このような背景より今回のXデザインフォーラムでは、これからのデザインを考えるために「カルチャー x チーム x デザイン」というテーマとしました。

前半では、はじめにキーノートスピーチ「カルチャーとデザインの実践」を金井恵子氏(マネーフォワード執行役員、VP of Culture)に講演いただきます。そして、特別セッション「チームのカルチャーとチームとデザイン」では、富田誠氏(東海大学教授)、瀧本はろか氏 (株式会社スマートバンク UXリサーチャー)、瀧知惠美氏 (株式会社MIMIGURI)による講演とディスカッションをします。

後半のオープンセッションは、誰もが参加・発表できるオープンなイベントとして、大事なセッションです。オープンセッションでは口頭発表8名およびポスターセッションでも多くの方が多様なテーマで発表をしてくれます。最後に交流会では、お飲み物も準備して講師や参加者で交流を深めます。とても楽しい時間になることが予想されます。この分野に興味がある多くの皆様の参加を歓迎致します。

■日時:2024年9月1日(日)13:00-17:20(開場は12:30、交流会は17:30-19:00)
■会場参加:マネーフォワード本社会議室(田町駅より徒歩3分)限定50名
    東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
■オンライン参加:Zoomでオンライン配信をします。
■主催:Xデザインフォーラム、Xデザイン研究所
■協力:株式会社マネーフォワード、⽇本デザイン学会PD部会、Xデザイン学校
■参加費:
 □会場参加:5000円(学生及びXデザイン学校 2024年度受講⽣は1000円)
 □会場参加+交流会:7000円(学生及びXデザイン学校 2024年度受講⽣は3000円)
 □オンライン参加:3000円(学生およびXデザイン学校 2024年度受講⽣は無料)交流会はなし
■詳細・申込み:https://peatix.com/event/4061112/

■プログラム
■13:00-13:05 オープニング 
・浅野智(Xデザイン研究所)・山﨑和彦(Xデザイン研究所)

■13:05-13:30 キーノートスピーチ「カルチャーとデザインの実践」
・金井恵子(マネーフォワード執行役員、VP of Culture)

■13:30-15:20 特別セッション「チームのカルチャーとチームとデザイン」
・「表現を通じた集団的な自己認識」 富田誠(東海大学教授)
・「リサーチカルチャーブックを形作るチーム体制」 瀧本はろか (株式会社スマートバンク UXリサーチャー)  
・「知が生まれてくるチームづくりとは?」 瀧知惠美 (株式会社MIMIGURI リフレクションリサーチャー/エクスペリエンスデザイナー)

■15:30-16:50 オープンセッション:口頭発表(二つの部屋に分かれます)

(セッションA)特別セッションと同じ部屋(司会:山﨑)
・01「200人がリアルに集って対話する。全社イベントのデザイン 」 石野博一(コンセント)
・02「評価制度をキャリア開発の機会へ-個人のポテンシャルを開放するチーム対話の事例研究」笠松拓也(MIMIGURI/Yurusy)
・03「「音」に向き合い再解釈する体験を通して、新しい視点を獲得。チーム・組織の創造性を高める人材育成プログラム「Sound & Thinking」」 髙塚俊(インフォバーン)
・04「個人のビジョン構想のためのワークショップの検討」 佐々木俊弥(マネーフォワード)
(セッションB)特別セッションの奥の部屋(司会:浅野)
・05「横断チームで行う生活実態調査」 大塚小容子(トヨタコネクティッド)
・06「読めない人はペルソナの概念を使えない。そんな人もデザインに取り込む状況思考のすゝめ」河上泰之(Beth合同会社)
・07「グッドパッチの新規事業デザイン-新規事業立ち上げにマッチしちゃうGpカルチャーの秘密-」 秋野比彩美(グッドパッチ)
・08「組織を越える楽しさに目覚めたワークショップの報告」 安武伸朗(常葉大学)

■16:50-17:20 オープンセッション: ポスター発表

・01「学習共同体の形成によるサービス価値創出の研究 ーCULTIBASE Labにおける学習コミュニティづくりの実践事例」 田島佳穂(MIMIGURI)
・02「新しい自己理解を生み出す」 coBARの実験〜女性たちの孤独を解消する場を考える〜」 鈴木彩音(JVCケンウッド・デザイン)
・03「横断チームで行う生活実態調査」 大塚小容子(トヨタコネクティッド),西彩加(トヨタコネクティッド)
・04「大学自治へのデザイン」 安井悠起(武蔵野美術大学)
・05「レコードの聴取体験に基づく手間を対象としたデザイン論の探究」 ロテンセキ(武蔵野美術大学)
・06「共通認識を学ぶ教材の開発事例」 水野悠子(個人)
・07「妄想対話を生み出すためのチームビルディングの考察」 鈴木愛佳(常葉大学)
・08「「互助」を促すアプリケーションの有効性」 小町帆香(東京女子大学)、高良百花(東京女子大学)、渡邉凜(東京女子大学)
・09「自利と利他から考える距離感のデザイン」 南雲琴寧(東京都立大学)
・10「テーマソング作りを通じたチームカルチャーの育成と行動の変容」 仙田真郷(note)
・11「セイコーマートの地域循環型モデル可視化」 大田菜緒(武蔵野美術大学)
・12 「高校×大学×コラボレーションスペース×未来デザイン研究会 デザイン実践の学びを見つめ直す」 金子ゆり(パーソルキャリア)、大浦美穂(常葉大学)
・13「ハラスメントの多様化をテーマとしたビジュアライゼーション」  矢島和花菜 (東海大学)
・14 「保育士の、内発的動機をストーリーにした絵本の制作」  岩瀬未佳(東海大学)
・15 「システム化によって生まれた距離を埋めるためのギフトの制作」  高橋紗彩(東海大学)
・16 「外国人労働者と対話するためのおにぎり集会の実践」  御領園結花(東海大学)
・17 「共感から育むデザインリサーチ×カルチャーの土壌づくり」  酒井芳樹 (マネーフォワード)
・18 「多国間チームとのコラボレーションによるチームビルディングとユーザー理解の事例」  重枝敦也 (マネーフォワード)
・19 「働く意味のキャリアデザインの方法論に関する研究」  柳瀬浩之(ビータップ)
・20 「自身が主催する草野球チームにおけるカルチャーブックの制作」 小泉慧史(東海大学)
・21 「顧客志向を育む従業員体験設計」  鈴木修平 (KDDI)
・22「ウェブアクセシビリティを組織に浸透させる、チェックシートの再定義」  山本泰子(コンセント)、東海林 慶祐(コンセント)
・23「日本産ラム酒「TRUCK Japanese Rum」 製造販売プロジェクトの実践」 善利光雅(truck LLC)
・24「花々のストーリーをテーマにした作品制作」 伊藤葵(東海大学)

■17:30-19:00 交流会
・Xデザインフォーラムでもっとも役に立つのは交流会だと言われています。
・参加者と講師・発表者で交流する楽しい、貴重な時間になります。

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会in函館 のご案内(第2報)

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会in函館の第2報です。
詳細は大会Webサイトでご確認ください。

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会

  • テーマ|ところがどっこい
    • デザイン実践・実践研究の魅力のひとつに,実際の現場でやってみて考えることで想定外の視座や原理にでくわすといったことがあります.函館は道外にも観光地として知られており,会場となるはこだて未来大も学習環境を考えた特徴的な空間で知られる大学です.しかし,実際に暮らしてみると,イメージとは異なる側面も多々あることがわかります.参加者の皆様にはぜひ函館,未来大の場を味わっていただき,研究発表では,それぞれの環境や出来事を参加者同士の交流により捉え直すことで,デザイン実践研究の醍醐味もともに味わいたいと思います.
    • 研究発表では研究データによらず,広くデザイン実践研究発表およびデザイン実践例の紹介を受け付けます.
  • 日程|2024年9月28日(土)、29日(日)
  • 形式|対面開催
  • 日時・会場|
    • 1日目|28(土)@公立はこだて未来大学
      • 9:45-17:00|(9:32着のバスあり)
    • 2日目|29(日)@函館市西部地区
      • 10:00-15:00
  • Web|https://jssd-branch1-2024.studio.site/
  • 幹事|公立はこだて未来大学
  • 主催|日本デザイン学会 第1支部
  • プログラム(予定)|
    • 受付|9月28日(土)9:30-
    • ワークショップ1「山のほうに行ってみる(仮称)」|9月28日(土)10:00-12:00
      • 未来大内や大学裏の森を訪れ,フィールドワークをし「写真日記」をやってみようという企画です.最初にミニレクチャー,帰ってきてからは学内でシェアをしようと考えています.可能であれば,未来大の大学院の授業「デザインのためのフィールドワーク演習」の課題作品のミニ展示も考えています.
    • 研究・事例発表(ポスター&ライトニング)|9月28日(土)13:30-16:00
    • 発表者、観客との対話企画|9月28日(土)16:00-17:00
    • 懇親会|9月28日(土)夜(市内中心部で開催)
    • ワークショップ2「海の方に行ってみる(仮称)」|9月29日(日)10:00-15:00
      • 各自の帰路予定に合わせて抜けていただけるような設定を考えています.午前は西部地区にある昔ながらの木桶仕込みも行っているイカの塩辛店とのコラボを計画中.昼以降は,海際にある「海洋センター」に行き,見学&振り返りを考えています.
  • 参加方法|
    • 発表申込期間 8月26日(月)〜9月6日(金)※発表枠,発表者氏名・所属,タイトル案のみ登録
    • 梗概投稿期間 9月9日(月)〜9月23日(月)
    • 参加申込期間 8月26日(月)〜9月19日(木)
    • 8月26日(月)に申込formを開設します。
    • 詳細は大会サイトでご確認ください。
  • お問い合わせ先|第1支部事務局:札幌市立大学 福田研究室
    • h.fukuda[アットマーク]scu.ac.jp([アットマーク]を@に変えてください)

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会 in函館 のご案内(第1報)

第1支部(東北・北海道地区)では、北海道・東北の各所を巡回して大会を毎年開催しています。
2024年は、9月28日(金)、29日(土)に、公立はこだて未来大学で対面開催いたします。
大会の詳細は今後公開予定のWebで説明いたします。日程を事前にご確認ください。

  • 日程|2024年9月28日(土:大会1日目)、29日(日:大会2日目)
  • 会場|公立はこだて未来大学
  • 形式|対面
  • Web|後日公開予定
  • 幹事|公立はこだて未来大学
  • 主催|日本デザイン学会 第1支部
  • プログラム(予定)
    • 研究発表
    • カタリストーク!!(グラフィック・カタリスト*、発表者、観客との対話)
    • 懇親会 など
  • 参加方法
    • 後日公開予定の大会サイトでご案内します。
  • お問い合わせ先(第1支部事務局:札幌市立大学福田研究室)
    • h.fukuda [アットマーク] scu.ac.jp(アットマークを@に変えてください)

グラフィック・カタリストとは?:カタリスト(Catalyst)とは、化学反応を促す「触媒」を表す英語です。研究発表で発表者と観客をつなぐ新しい省察の役割として、2022年度から第一支部会でも取り組み始めました。研究発表を聞いてカタリスト自身の中に生まれた想い・問いを、発表内容と共に紙に記録します。そしてその記録を基に発表者、観客、グラフィック・カタリストが研究を深掘りし合います(カタリストーク!!)。グラフィック・カタリストでの大会参加もお待ちしています。

【情報デザイン研究部会】2023年度 活動報告のまとめ

◯2023年度 第70回春季研究発表大会までの準備と運営報告

2023年度の活動は前年度の部活動を下地に展開しているため2022年度の活動概略を前置きとして報告する。2021年7月から始めたInfo-Dマンスリー部活動・オルタナティ部は、2022年度末までに延べ20回実施された。詳細は学会サイト(http://jssd.jp/8985)を参照されたい。

その間に議論されたデザインのIssue(議論すべき問い)は、教育から組織変革、社会システム、環境社会まで裾野を広げ、いずれも現場で生起する実践者の生々しい経験に基づく〈足元のWHY(問い)〉を掘り下げる研究活動であった。実践領域は違えど、オルタナティ部活動では、自己と環境(社会システムや自然世界)の相互的な知覚運動によって形づくられる〈環世界〉を一貫して捉えようとしていた。一連の部活動を通じてInfo-Dには、部会メンバーのデザイン知の所在を協働的に探索できる研究風土が育まれてきたと言える。

2023年度第70回春季研究発表大会の活動報告

2023年度の全国大会・第70回春季研究発表大会(芝浦工業大学)では、【足元のWHYを問い直すデザイン】と【デザイン実践者が見ている環世界】の2つのテーマセッション(以下、TS)を企画した。2つの企画内容はオルタナティ部活動で見出した2つの本質的Issueを骨子としている。とりわけ「環世界」はデザイン学会では馴染みのない言葉であることから、初日6月22日(金)のOpen SIGにて「微生物と共生するデザイナの環世界」についてビジュアル議論するオープンラボを企画開催した。この会を運営したメンバは、荒石磨季(小部会【微生ぶつぶつ会】部長/シャープ(株)),陳樹全(札幌市立大学),ガブリエル・ラスク(中京大学),宮田義郎(中京大学),横溝賢(札幌市立大学),中島郁子(女子美術短期大学),三河侑矢((株)Earthist),安武伸朗(常葉大学)となる。

Open SIgの様子

6月23日(土)・2日目はTS1「足元のWHYを問い直すデザイン」を開催。セッション発表件数は11件。事業成果が第一に求められる社会において、実務と実践の根幹的問いの探索への関心の高さの現れなのか、同日の午前・午後に実施したセッション会場は立ち見の参加者が出る満員状態であり、常時100人超の参加者が集まるほどの盛況であった。Info-Dでは第65回大会(2018年・大阪工業大学)より、セッションにもち寄られた実践研究を串刺しで議論する場として、ディスカッションタイムを20分設けている。2023年度は4年ぶりに登壇者らが対面でディスカッションする場が設けられ、他者の実践に自己の経験を重ねることから、互いの「デザインの熱源」をわかちあう対話が生まれていた。

6月24日(日)・3日目はテーマセッション2「デザイン実践者が見ている環世界」を開催。セッション発表件数は9件。本セッションのキーノートは小部会【微生ぶつぶつ会】メンバーが担当し、環境と身体の相互性をメタ認知する工夫として酵母の風味を知覚体験するパフォーミングアートをおこなった。酵母の甘酸っぱい香りがほのかに漂う会場で、微生物という見えない存在に想いを馳せながら発表者の環世界を考えるセッションを展開し、最後のディスカッションタイムも登壇ステージの黒板を使って議論をその場で可視化。会場参加者らと共に知的欲求の熱を帯びた議論を展開することができた。

◯2023年9月移行の活動報告
全国大会以後の活動を以下に報告する。

◉2023年9月16日−17日
中島郁子氏(Info-D幹事/女子美術大学短期大学部)の企画により、小部会【生活世界のことば】スピンオフイベントとして「デザイン論@三条ものづくり学校」が燕三条市にて開催された。このイベントには、「生活世界のことば」小部会部長の木村篤信氏((株)地域創生Coデザイン研究所)がゲストスピーカーとして参加し、同市地場産業の担い手らとコト「リビングラボ」×モノ「デジタルファブリケーション」×ヒト「人々をとりまくデザイン環世界」をテーマに、互いの研究、知見を参考にしながら、「今後どのように地域に活かせるのか」「実装するには何が必要か」をテーマに議論した。

◉2023年11月17日 ナラティブ編集室(仮)立ち上げ

デザイン学のもう一つの可能性をメディア化・出版することを目的に編集室(ナラティブ編集室(仮))を立ち上げた。

◉2023年12月9日−10日 小部会【微生ぶつぶつ会】MTG@共創学会

小部会【微生ぶつぶつ会】ミーティングを共創学会第7回年次大会(茨城)にて実施。

◉2023年12月15日 第1回ナラティブ編集室の企画会議

第1回ナラティブ編集室の企画会議を開催し、オルタナティ部活動の議論をとりまとめ、Info-Dの現在地を示す特集号を企画刊行することが決まった。

→その後、企画がまとまり、多様な現場で実践しているデザイナが見ている環世界をテーマにした特集号を特集号を2025年2月に刊行する予定で現在執筆・編集を進めている。

◉12月27日 本読み会:D.A.ノーマン氏の近著「より良い世界のためのデザイン 意味、持続可能性、人間性中心(新曜社)」

D.A.ノーマン氏の近著「より良い世界のためのデザイン 意味、持続可能性、人間性中心(新曜社)」を読んで、情報デザイン研究部会活動を相対化する本読み会を開催した。

本読み小部会は、その後、第71回春季研究発表大会のオーガナイズドセッション(2023年6月23日(日))「Why人間『性』中心デザイン?:私たちは人間中心デザインの道を抜け、人間「性」中心デザインの原野に立てるのか」企画へと展開し、ノーマン氏の近著を題材に公開議論する予定である。

◉2024年1月〜3月

Slack上で主に以下の情報について意見交換が行われた。

・各大学の卒業制作・研究展参加報告、意見交換

・ノーマン氏近著「より良い世界のためのデザイン」本に関する意見交換

・2024年度全国大会のテーマセッション企画についての意見交換

文責 横溝賢(Info-D 主査)

日本バウハウス協会 オンライン講演会のご案内(参加無料)

日本バウハウス協会 オンライン講演会のご案内(参加無料)

【1982年のバウハウス校舎】

日 時 :2024年6月12日(水)15:30-16:30(無料)
講 師 :下村純一氏(写真家)

お申込URL :https://zoom.us/webinar/register/WN__riXjp0kSVG-4zdPWQ6Hjw

お申込期限 :2024年6月11日(火)

お問合せ :https://nipponbauhaus.jp/contact-us/

KEER2024(Taiwan)開催案内

2024年11月20日(水)~23日(土)に台中市(台湾)にて
The 2024 International Conference on Kansei Engineering and Emotion Research
(KEER 2024) Kansei for Sustainability and Innovation が開催されます。
デザイン、感性に限らず、関連する幅広い分野からの参加を歓迎していますので、
ぜひ参加ください。

開催日:2024年11月20日(水)~23日(土)
会場:National Taichung University of Science and Technology, San-Min Campus
主催:Kansei Engineering and Emotion Research (KEER), College of Design,
National Taichung University of Science and Technology, NUTC, Taiwan
Institute of Kansei

詳細はこちらをご覧ください。
https://www.keer.org/keer2024/index.html