部会研究目的(2020)

設立趣旨および目的:
時代や地域を問わず、次世代の育成は社会的命題の一つである。我が国の学校制度や子ども会活動も、この理念を基盤とするものである。歴史を振り返れば、明治期のお雇い外国人や戦後すぐの留学制度など、変革期ならではの国家的な次世代教育の事例が確認できる。
デザイン学においては、デザイン教育や情報デザインの立場から、若年層を対象とした教授法やツールの開発、教育効果の分析などに取り組んできたが、育成自体が中心的な議題となることはほとんどなかった。
21世紀も10年が過ぎ、わが国は超高齢社会の到来や東日本大震災の被災、エネルギー政策の転換など、複合するさまざまの社会問題に直面しており、かつてない変革期にあると捉えられる。このような時こそ、私たちは腰を据えて次世代の育成に取り組まなくてはならない。
この度、設立を請願する「子どものためのデザイン研究部会」は、子どもを「未来そのもの」と再認識し、そのQOL(Quality of Life)をさまざまの視点から考究しようとするものである。すなわち、目的的に参加する部会員が、既存の範疇を超えて積極的に思考し、得られた知見を共有化することによって、新たな発展をはかるデザイン学である。

部会研究内容

1)研究発表大会の部会発表(テーマセッション)の常設を核とした成果発表および討論
2)部会員による共同の研究およびプロジェクトの推進

運営委員

主査:赤井 愛(大阪工業大学)
幹事:工藤芳彰(拓殖大学),若林尚樹(札幌市立大学),大島直樹(拓殖大学)

入会方法

赤井 愛(ai.akai☆oit.ac.jp)まで
☆を@に変えてお送り下さい.

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2013年9月20日 部会設立

発起人[順不同](所属は当時)

岡﨑 章(拓殖大学):主査
工藤 芳彰(拓殖大学):幹事
浅香 嵩(インダストリアルデザイン協会)
高橋義則(株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所)
服部淳子(愛知県立大学)
丸 光恵(東京医科歯科大学)
斎藤 学(山形大学)
住吉智子(新潟大学)
柚木 泰彦(東北芸術工科大学)
大島 直樹(北海道情報大学)
柿山 浩一郎(札幌市立大学)

主査歴任

赤井 愛   (2020年6月27日〜       )
工藤芳彰(2018年6月23日〜2020年6月26日)
岡崎 章   (2013年9月20日〜2018年6月22日)

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最終更新日:2021-03-17