「2020年度 日本デザイン学会 秋季企画大会」のご案内

2020年度秋季企画大会を、下記要領にて開催することとなりましたので、ご案内します。
開催は、幹事校は東京工芸大学で、オンライン(Zoom)によります。
続く新型コロナウイルス感染症の社会状況ではありますが、皆様のご参加を心よりお待ちします。
■日程:2020年10月24日(土)
■開催:オンライン(Zoom)
■テーマ:「みんなでデザイン チーム・クリエイション」
私たちは、多様な立場の方々と関わりながら、新たな価値観や商品・サービスなどを共創していくことが求められています。つくる社会や生活では、進化するデジタル経済とその先にあるSociety 5.0などに向かうことが期待され、AIやIoTの社会実装などが加速しています。そのなか、これまで以上に、新しい思索や行動による創造など、人間にしかできないことが問われてもいます。諸問題を乗り越えて正解をつくるために、他者との創造的な活動の重要性が増しています。
一方、デザインは、あらゆるコトやモノなどに関わり、遍在していると言えます。そのなか、これまでのユーザー中心や参加型など、昨今のビッグデータの活用や集合知による意思決定など、デザインの思考や方法は様々な試みがされています。しかしながら常に変わらないのは、創造すること、クリエーションです。今日のデザイナーは、先導的だけでなく協働的なかかわりがより重視され、個人とチーム、リーダーシップとメンバーシップなど、新たなクリエイターとしての在り方や能力が望まれています。
本大会では、私たちデザイン関係者の原点である創造:クリエーションに立ち、今求められるクリエイター達による共創を「チーム・クリエイション」と位置づけ、それらによる「みんなでデザイン」する知見や手法などの共通理解を深めることを目指します。続く新型コロナウィルス感染症の社会状況のなかであるからこそ、ご一緒に考えたいと思います。
■予定:
10:00(~12:00)学生プロポジション(受付・作業)
12:00(~12:30)開会式など
12:50(~13:50)基調講演
14:10(~16:10)パネルディスカッション
16:30(~17:30)学生プロポジション(発表)
17:30(~17:45)閉会式など
17:45 終了
■参加登録など:
基調講演:※
パネルディスカッション:※
学生プロポジション:研究推進委員会よりご案内します。
※:詳細は、9月初旬に、詳しい内容を含め、学会Webサイトなどでご案内します。
大会実行委員会:内山雄介・高梨令・高城光・杉下哲

2020年度作品集 作品募集 投稿期間延長(8/31→9/10)のご案内

日本デザイン学会会員各位
2020年度作品集の、作品募集の投稿期間延長(8/31→9/10)をお伝えします。
延長としたのは、ご投稿状況や続く新型コロナウイルス感染症の社会状況などを再考したためです。
ご理解いただくとともに、奮ってご投稿をお願いします。
・投稿期間 延長:8月20日(木)~9月10日(木)
ご投稿にあたっては、学会 WEBサイト「論文・作品集」の「作品投稿案内」を参照してください。

2020年度の投稿先メールアドレスは以下です。
jssd.sakuhinshu2020@gmail.com

作品集は、デザインの優れた成果物を示すとともにそのデザインプロセスにおける創造的で構成的な思考を外化し、それらをデザインの知として共有し交換するメディアです。
「作品論文」と「作品ムービー」(作品内容を示すデジタルコンテンツやインタラクションを記録した映像)で構成されています(作品論文のみでも可)。
掲載する作品は4頁または6頁、映像は3分以内です。
なお、投稿できる作品は、原則として締切日より過去2年以内に発表されたものが対象です。
環境デザインなど、デザインの熟成や完成に時間がかかる作品等については、この原則を適用しない場合があります。
ご質問など何かありましたら、上記のメールアドレスへお問い合わせください。
作品審査委員会

日本デザイン学会 2020年度春季研究発表大会の成立発表J-Stage公開

日本デザイン学会 2020年度春季研究発表大会の成立発表J-Stage公開

2020年度 第67回 春季研究発表大会の成立発表となった原稿が
J-Stageで公開されました。
 ↓
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssd/67/0/_contents/-char/ja

また、成立発表となったリストを以下のように公開します。
 ↓

ご投稿いただきました皆様、掲載までのご協力をいただき、
有り難うございました。
以上です。

【10/4(日)開催】2020年度 第1支部大会「むだ」のデザイン

[第11回 日本デザイン学会 第1支部大会 開催概要]

開催日時:2020年10月4日(日)9:30〜16:00
開催場所:ZOOM(オンライン)※接続先リンクは10/3(土)に配布予定

[日本デザイン学会 第1支部会について]

 これまで第1支部では、地域に開かれた学会活動をコンセプトに、仙台・札幌・函館・秋田・山形・八戸にある各校に出向き、地元市民と学生、社会人、教員らがフラットにデザイン学の知見を交流する場を作ってきました。
 このように、現場における交流を何よりも大切にしてきた第1支部大会ですが、本年度はCovid-19感染拡大防止に配慮し、オンラインで開催します。
 リアルな開催地域に根ざした学会活動はできませんが、オンラインという共有の「地=知」に根ざすさまざまな現場で、実践されているデザインの小話(デザインむだ話)を持ち寄ることから、ラディカルに変容する社会におけるデザインの居場所を思索します。

人材募集:教員公募:千葉大学大学院融合理工学府創成工学専攻デザインコース

■千葉大学大学院融合理工学府創成工学専攻デザインコース
募集職名:助教(テニュアトラック制を適用。任期5年)
募集人員:1名
所  属:大学院工学研究院総合工学講座
専門分野:製品デザイン分野及ひ?サービスデザイン分野

求める人材:
1.製品デザイン、サービスデザインの領域において、社会変化や最新技術を的確に捉え、これからの生活に求められる新たな価値の創成と提案に関する挑戦的な取り組みを積極的に遂行し、広く工学の諸領域を俯瞰した総合的なデザイン提案を行うことか?できること
2.学部の専門教育では、製品デザイン、サービスデザインの実践に関する演習科目を担当し、デザインの基礎的な思考と技能を教授できる人材を求める。また、大学院て?は、研究指導補助としてのデザインに関する幅広い知識と実践経験を有していること
3.墨田キャンパスに設置されるデザイン・リサーチ・インスティテュート(dri) の運営、施設・設備の維持・管理に取り組むことのできる人材を求める。また、driで実施される共同研究や地域交流の実務を担当し、それらの推進に貢献て?きる能力を有していること
4.科研費なと?の外部資金獲得に意欲的て?あり、他の研究機関・民間企業との共同研究に熱心に取り組むことができること
5デザイン研究・教育において国際的に十分に活躍できるコミュニケーション力、マインドを有していること。具体的には、海外のデザイン研究・教育機関との共同研究の推進、短期留学生向けのプログラムのコーディネイトなどができること

担当業務:
上記専門分野に関する研究業務及び工学部総合工学科、大学院融合理工学府における教育業務
その他、工学研究院及び本学における管理運営業務

担当授業:
学 部:工業デザインI・II、海外大学アライアンスプログラム
大学院:プロダクトデザイン計画論等

応募資格:
1.製品デザイン、サービスデザインに関する研究業績と深い専門性を持ち、教育に熱意のある方。
2.上記研究分野に関連する学部および大学院教育を担当可能で、博士の学位を有する方。または、相当の実績をお持ちの方。
3.上記研究分野の研究教育指導を日本語と英語で担当できる方。

着任時期:2021年4月以降

応募締切:2020年9月25日(金)17時必着

詳しくは大学HPでご確認ください。
http://www.chiba-u.ac.jp/general/recruit/recruit_staff/teacher.html

【9/19(土)開催】情報デザイン研究部会・研究会「オルタナティヴデザイン」参加者募集のおしらせ

情報デザイン研究部会・研究会「オルタナティヴデザイン〜実践者たちのデザインの知のはたらき〜」の参加者を募集します

新型コロナウイルス感染の影響により第67回春季研究発表大会は中止となりましたが、本部会・info-Dでは、学会代替として情報デザイン実践者のための研究交流の場・オンラインセッションを独自に企画し、2020年9月19日(土)に開催いたします。参加申込者には発表資料を事前に配信し、当日は発表者を含めた参加者の皆さまとの議論を中心にできればと考えております。お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

◎開催日時:2020年 9月19日(土)10:00〜17:00 オンライン

◎主催:情報デザイン研究部会

◎参加費:600円

◎参加申込https://peatix.com/event/1593966/view

◎プログラム

セッション1(10:00〜11:30)

AI技術を用いた新たな仕事の組織化を支えるリソースのデザイン
小早川 真衣子, 須永 剛司,, 伊集院 幸輝, 西村 拓一(千葉工業大学, 東京藝術大学, 公立はこだて未来大学, 産業技術総合研究所****)

他人以上共同体未満の状態をかたちづくるデザイン活動の考察
三河 侑矢, 佐藤 あみか, 佐野 弥詩, 樋口 涼佳子, 中者 睦望, 横溝 賢(札幌市立大学デザイン学部, 札幌市立大学)

知識を手で触れる物体(積み木)にするデザインの試み
岡村 綾華, 梶谷 文雄, 須永 剛司,, 小早川 真衣子, 伊集院 幸輝, 西村 拓一(東京藝術大学, 公立はこだて未来大学, 千葉工業大学, 産業技術総合研究所****)

ゲーミング・シュミレーションで語る「公立校的な学び」
日下 真緒*, 加藤 文俊(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 *, 慶應義塾大学 環境情報学部)

「先見の明」のある人財を活かすプロセスとメカニズム
酒井 章(武蔵野美術大学 大学院 造形工研究科)

デザイン初学者のためのプロトタイピング教育導入のポイント
両角 清隆, 長崎 智宏(東北工業大学)

セッション2(13:00〜14:30)

共感をデザインする
中島 郁子, 井上 智博(wirefactory, 京都工芸繊維大学)

製材会社をフィールドとした活動支援アプリケーションのデザイン
三野宮 定里,, 原田 泰(公立はこだて未来大学大学院, 株式会社ソフトディバイス **, 公立はこだて未来大学)

全天球映像を用いた「ビジュアル・フィールドノート」の作成
廣瀬 花衣, 加藤 文俊(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 修士課程, 慶應義塾大学 環境情報学部 教授)

子育て中の父親を対象とした対話ワークショップに関する研究
草苅 和士, 堀江 政広, 髙橋 葵士, 中川 陽樹(東北工業大学 デザイン工学専攻, 東北工業大学, 東北工業大学 産業デザイン学科***)

人の暮らしを中心に体験を考えるリビングラボの実践知
木村 篤信, 原口 悠, 山内 泰, 松浦 克太, 野口 真美, 林 瑞恵, 梅本 政隆(NTT サービスエボリューション研究所, 大牟田未来共創センター, 西日本電信電話株式会社, 大牟田市役所**)

林業女子、絵本をつくる!活動の振り返り
横溝 賢, 堀内 幸呼, 渡邊 喜紀, 皆上 伸, 森 佳正***, 森 花子 *, 中島 郁子 *, 沓澤 希実佳 **
(札幌市立大学, 八戸工業大学, 三八森林組合, 自伐林業家, 八戸ブックセンター, wirefactory)

オーガナイズドセッション(15:30〜17:15)
「語らうデザイン:実践者の見えを交差させることから顕れるデザインの知」

登壇者:
 上平 崇仁(専修大学)
 中島 郁子(wirefactory)
 二宮 咲子(関東学院大学)
 元木 環(京都大学)

モデレータ:
 横溝 賢(札幌市立大学)

◎発表形式
 発表スライド動画(15min )を申込者へ事前に公開・配信
 当日は、発表者による概要説明と質疑応答を行います。
 接続先アドレスは、申込者にメールにて事前連絡いたします

◎問い合わせ先:conf.info.d@gmail.com

2020年度作品集 投稿受付の開始

2020年度作品集の投稿受付が8月20日から始まりました。
ふるってご投稿ください。
・投稿期間:8月20日(火)~31日(土)
投稿にあたっては、この学会 WEBサイト「論文・作品集」の「作品投稿案内」を参照してください。

2020年度の投稿先メールアドレスは以下です。
jssd.sakuhinshu2020@gmail.com

作品集は、デザインの優れた成果物を示すとともにそのデザインプロセスにおける創造的で構成的な思考を外化し、それらをデザインの知として共有し交換するメディアです。「作品論文」と「作品ムービー」(作品内容を示すデジタルコンテンツやインタラクションを記録した映像)で構成されています(作品論文のみでも可)。掲載する作品は4頁または6頁、映像は3分以内です。
なお、投稿できる作品は、原則として締切日より過去2年以内に発表されたものが対象です。環境デザインなど、デザインの熟成や完成に時間がかかる作品等については、この原則を適用しない場合があります。
ご質問など何かありましたら、上記のメールアドレスへお問い合わせください。
作品審査委員会

第8回Xデザインフォーラム「メディアサイエンスXデザイン、文化人類学Xデザイン、経営学Xデザイン」(オンライン)参加募集

これからのデザインを考える上でアカデミックな視点とデザインの実践をもう⼀度考えてみたいと思います。デザインではヒューマン、ビジネス、テクノロジーが代表的な視点ですが、今回のフォーラムでは、ヒューマンという視点で⽂化⼈類学、ビジネスという視点で経営学、テクノロジーという視点でメディアサイエンス。アカデミックとデザインの実践をいききする講演者に話題提供してもらい会場の参加者とも議論していきたいと考えています。これからのデザインを広く考える上でとても大事なフォーラムになると思います。今回はXデザインフォーラムとXデザイン学校公開講座という形で開催します。多くのみなさんの参加を期待しています。

■⽇時:2020 年09 ⽉06 ⽇(⽇)13:00-17:40
■主催:X デザインフォーラム、X デザイン研究所
■協⼒:⽇本デザイン学会PD 研究部会
■参加費:⼀般2000 円、学⽣1000 円、X デザイン学校2020 年度受講⽣(無料)
■詳細・申込:http://ptix.at/PsljRM

■プログラム概要
□はじめに13:00-13:05 ⼭崎和彦(X デザイン学校、武蔵野美術⼤学)

□第1 部 メディアサイエンスXデザイン 13:05-14:30
 ●「融けるデザイン2020」渡邊恵太(明治⼤学准教授)

□第2 部 ⽂化⼈類学Xデザイン 「中⼼無きデザインをどのように実践するか」14:40-16:10
 ●「多元的世界におけるデ=デザイン(仮)」上平崇仁(専修⼤学教授)
 ●「⼈類学者からデザインはどう捉えられるか(仮)」中村寛(多摩美術⼤学准教授)
 ●ディスカッション(上平、中村、⼭﨑)

□第3 部 経営学Xデザイン 16:20-17:40
 ●「サービスデザインを経営学という視点から考える」⼭縣正幸(近畿⼤学教授)
 ●「⽊村⽯鹸の事例」⽊村祥⼀郎(⽊村⽯鹸⼯業株式会社代表)
 ●ディスカッション(⼭縣、⽊村、⼭﨑)

■プログラム詳細
□第1 部 メディアサイエンスXデザイン 13:05-14:30
●「融けるデザイン2020」渡邊恵太(明治⼤学准教授)
この20 年のデジタル化やインターネットによって,それまで付加価値程度だったインタフェースやインタラクションデザインはビジネスに⽋かせないものとなり,かつイノベーションの発想の中核ともなりつつある.著書,融けるデザインを紹介しつつ,新たにプラットフォーマー発想とデザイン思考ジレンマ,exUI の事例について紹介しつつ,今後の世界体験のヴィジョンについて考察していく。

□第2 部 ⽂化⼈類学Xデザイン 14:40-16:10
デザインは、誰かが「する」だけでなく、それによってデザイン「されていく」現実も同時にある。また、⼈と⼈だけでなく、⼈間(以外/以上)のアクターとの関係も存在する。そんな複眼的な視点に⽴てば、これまでの⻄洋的なデザイン概念は問い直さざるを得なくなる。こういった問題意識によってアカデミックの領域では、「デザイン⼈類学(Design Anthropology)」と呼ばれる、デザインと⼈類学の融合領域が世界的な関⼼事となっている。奇しくも、今⽇の我々はパンデミックや気候変動に苦しめられ、⼈間中⼼の⽣活様式からの再構築を迫られている。⼼地よい体験とそれに伴うリスクのトレードオフは、誰にとっても避けられない厄介な問題となった。これらを乗り越えていくために、デザイン⼈類学のトピックを紹介し、デザインの再解釈とその具体的な実践事例について議論したいと考える。
●「多元的世界におけるデ=デザイン(仮)」上平崇仁(専修⼤学教授)
●「⼈類学者からデザインはどう捉えられるか(仮)」中村寛(多摩美術⼤学准教授)
●ディスカッション(上平、中村、⼭﨑)

□第3 部 経営学Xデザイン 16:20-17:40
●「サービスデザインを経営学という視点から考える」⼭縣正幸(近畿⼤学教授)
経営学とは何か、どのような学問なのかという問いは、じつはきわめて「めんどうな」問いです。というのも、その対象範囲や⽅法が、ひじょうに多岐にわたるからです。ただ、ここでは「他者に価値をもたらすことで、⾃らも成果を獲得する=価値創造」という営みを対象とする学問領域を経営学と位置づけておきます。
このように位置づけると、サービスデザインは経営学と密接にかかわってくることが直感的に理解していただけるのではないでしょうか。今回のフォーラムでは、この直感的理解を実際の価値創造現象を分析し、デザインするためにどう活かせるのかについて、今回のゲストの⽊村⽯鹸の事例も俎上に載せながら、みなさんと⼀緒に考えてみたいと思います。

●「⽊村⽯鹸の事例」⽊村祥⼀郎(⽊村⽯鹸⼯業株式会社代表)
⽊村⽯鹸は⼤正13 年創業の⽯鹸・洗剤メーカーです。これまで業務⽤(⼯場や特定業界向け洗剤)や、家庭⽤の洗剤のOEM を請負ってきました。しかし、OEM 事業ではエンドユーザーに製品の価値を伝えることが出来ず、本来もっと価値を⽣み出せる商品でも、他社商品や同カテゴリーの平均的な価格に影響されたりで、安価に提供されていました。
そこで、このままでは会社の存続も危ぶまれるという危機感と、⾃分たちの開発した製品の価値をもっときちんと伝えたい、会社がやっていける利益をしっかり確保できるようなビジネス環境を作りたいという想いから、2015 年、⾃分たちで最終商品を作り、⾃分たちで販路を作り、⾃分たちで価値を伝えていく「⾃社ブランド事業」に踏み出しました。
⾃社ブランド事業⽴ち上げから5 年。何をどう考えて商品を組み⽴てたのか、ブランド開発時に発⽣した問題や、それをどのように乗り越えたか等、単に商品のマーケティング⾯の話だけではなく、社内の意識変化や⾃社ブランド展開から⽣まれた新たな可能性も含めて、⽊村⽯鹸が取り組んできた⾃社ブランド事業について具体的な事例を紹介したいと考えています。
●ディスカッション(⼭縣、⽊村、⼭﨑)

■講師プロフィール
●渡邊恵太(明治⼤学准教授)
明治⼤学総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 准教授。博⼠(政策・メディア)(慶應義塾⼤学)。シードルインタラクションデザイン株式会社代表取締役社⻑。知覚や⾝体性を活かしたインターフェイスデザインやネットを前提としたインタラクション⼿法の研究開発。近著に『融けるデザイン ハードxソフトxネットの時代の新たな設計論 』(BNN 新社、2015)

●上平崇仁(専修⼤学教授)
専修⼤学ネットワーク情報学部教授。グラフィックデザイナーを経て、2000 年から情報デザインの教育・研究に従事。近年は社会性への視点を強め、デザイナーだけでは⼿に負えない複雑な問題や厄介な問題に対して、⼈々の相互作⽤を活かして⽴ち向かっていくためのCoDesign(協働のデザイン)の仕組みや理論について探求している。2015-16 にはコペンハーゲンIT ⼤学客員研究員として、北欧の参加型デザインの調査研究に従事。秋頃にCoDesign に関する書籍(単著/NTT 出版)を上梓予定。

●中村寛(多摩美術⼤学准教授)
多摩美術⼤学准教授。⼀橋⼤学⼤学院社会学研究科・地球社会研究専攻博⼠後期課程修了。博⼠(社会学)。専⾨は⽂化⼈類学で、「周縁」における暴⼒や社会的痛苦、差別と同化のメカニズム、コミュニケーションなどのテーマに取り組む。特にアフリカ系アメリカ⼈や、ムスリム、先住⺠、《カルチャー・クリエティヴ(⽂化のつくり⼿)》たちの語り、芸術・⽂化表現、⽂化構築の試みに注⽬している。また、さまざまな職業のつくり⼿たちとの⽂化運動である「⼈間学⼯房」を主宰している。著書に『残響のハーレム――ストリートに⽣きるムスリムたちの声』(単著、共和国、2015 年)」https://www.ningengakukobo.com/

●⼭縣 正幸(近畿⼤学教授)
1976 年⽣まれ。関⻄学院⼤学⼤学院商学研究科博⼠課程後期課程単位取得退学。博⼠(商学)。専⾨は経営学史、とりわけドイツ語圏における経営学理論の展開と現代的意義の探究。最近は、サービスデザインや意味のイノベーションについて、経営学的な位置づけを試みている。本⽇の⽊村⽯鹸⼯業株式会社をはじめとして、2017 年から価値創造デザインプロジェクトの名称で、学⽣とともにサービスデザインや意味のイノベーションの考え⽅を活かしたプロジェクト型学修、協同的実践を展開中。もともとの関⼼領域は、⽇本の古典⽂芸(特に和歌と能)の美学的な考察。

●⽊村祥⼀郎(⽊村⽯鹸⼯業株式会社代表)
1972 年⽣まれ。1995 年同志社⼤学在学中に、仲間数名と有限会社ジャパンサーチエンジン(現(株)イー・エージェンシー)を⽴ち上げる。以来、18 年間、事業戦略⽴案、商品・サービス設計&開発、マーケティングなどを担当する。関連会社のドラゴンフィールド株式会社の代表取締役、コンフォートマーケティング株式会社の代表取締役などを務める。2013 年6 ⽉(株)イー・エージェンシーの副社⻑取締役を退任。家業である⽊村⽯鹸⼯業株式会社(創業1924 年)へ。2016 年9⽉、4 代⽬社⻑に就任。⽯鹸を現代的にデザインしたハウスケアブランドを展開。OEM 中⼼の事業モデルから、⾃社ブランド事業への転換を模索中。2020 年には三重県伊賀市での新⼯場「IGASTUDIO PROJECT」の稼働も開始。

2020年度 日本デザイン学会 第5支部発表会 10月17日(土)開催

日本デザイン学会第5支部では、下記のとおり第5支部発表会を開催いたします。

■ 日 程:2020年10月17日(土)
■ 会 場:Web上での開催
■ 幹事校:九州産業大学
■ 発表・参加募集案内
https://design.kyusan-u.ac.jp/jssd5th/index.php/2020%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E7%AC%AC5%E6%94%AF%E9%83%A8%E7%99%BA%E8%A1%A8%E4%BC%9A

多くの皆様の、ご発表、ご参加を、心よりお待ちしております。

人材募集:教員公募:東北工業大学

■ ライフデザイン学部産業デザイン学科
任期付教授または任期付准教授 1名
(3 年任期、ただし任期中の勤務状況および実績により、任期のない専任教員に任用する)

・専門分野:サービスデザイン、デザイン思考、経営、マーケティング

・主な担当科目:デザイン論、デザインマーケティング論、アイデア基礎および同演習、デザイン計画および同実習、エキスパートデザイン計画および同実習、卒業研修

・応募資格:(1)修士の学位を有する方, もしくはこれと同等以上の業績があると認められる方
(2)学生の教育に熱意のある方

・着任時期:2021年4月1日

・応募締切:2020 年 9 月 30 日 必着

■ ライフデザイン学部産業デザイン学科
任期付講師 1名
(3 年任期、ただし任期中の勤務状況および実績により、任期のない専任教員に任用する)

・専門分野:情報デザイン、ユーザーエクスペリエンス、インタラクションデザイン

・主な担当科目:デザイン論、情報デザイン論、インタラクションデザイン論、アイデア基礎および同演習、デザイン計画および同演習、エキスパートデザイン計画および同演習、卒業研修

・応募資格:(1)修士の学位を有する方, もしくはこれと同等以上の業績があると認められる方
(2)学生の教育に熱意のある方

・着任時期:2021年4月1日

・応募締切:2020 年 9 月 30 日 必着

詳細は大学HPでご確認下さい。
https://www.tohtech.ac.jp/corporation/recruit/teacher/