日本デザイン学会第4支部2024年度発表会のご案内(第一報)

概要
日本デザイン学会第4支部では、下記のとおり「2024年度発表会」の開催を予定しています。

本発表会は、会員の交流の場として頂くほか、学生(学部生、大学院生)にとっての発表の機会と助言を受け取る場にしたいと考えます。そのため、通常の研究発表形式に加え、主に学生の研究(途中段階の構想等を含む)・デザイン実習・演習の成果等の発表を対象として、発表時間を短縮した形式を設けます。

みなさまのご発表とご参加をお待ちしております。

 

  • 開催日      2025年2月28日(金)
  • 会場       京都女子大学(京都市東山区今熊野北日吉町35)
  • 発表・参加資格     日本デザイン学会の会員  および、会員の紹介のある非会員(学生含む)
  • 発表型式               対面での口頭発表

      ・通常の研究発表(発表 15分間+質問コメント 4分間)※ 発表梗概は2ページ

      ・短時間発表(発表 6分間+質問コメント 3分間)※ 主に学生向けで、発表梗概は1ページ

 

発表と参加の申込み

後日(12月初旬予定)に公開するサイトでお手続きください。 

      ・発表者の申込み期限  2025年1月15日(水) ※梗概提出は2月中旬

      ・参加のみの方の申込み期限  2025年2月12日(水)

 

タイムテーブル(変更の可能性はあります)

  • 開場:12:30
  • 開会式:13:00
  • 発表(短時間発表形式):13:10
  • 発表(通常型式):15:00
  • 閉会式:17:30
  • 懇親会:17:40 ~ 19:30

 

ご質問・お問い合わせは、jssd4th@gmail.com へお願いします。

人材募集:教員公募:東京工芸大学芸術学部デザイン学科

このたび、東京工芸大学芸術学部デザイン学科では、下記のとおり教員を募集します。
詳しくは、下記のHPにてご確認ください。
教授 :1名
専門分野 : グラフィックデザイン
https://www.t-kougei.ac.jp/guide/recruitment/
募集期間:2025年12月7日まで(必着)

2024年度 日本デザイン学会第5支部発表会・ライトニングトーク・ベストトーク賞のご報告

【11.29 fry 20:00–21:30 開催案内】 Info-D ジェネラティ部 vol.1 「生活世界と事業構想のあわい」

みなさま、ご案内させていただきます。今回はInfo-D主査の安武が(かすかに)関わっている、「シニア向けに自治体と企業が進めているコミュニティ創出の試み」の意味について、いろんな観点から皆さまと考えてみたいと思い企画しました。ゲストに実践者である企業の方をお招きします。金曜夜の時間ですが、お集まりいただけますと嬉しいです。
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vol.1テーマ 生活世界と事業構想のあわい
部長:安武伸朗(常葉大学・Info-D主査)ゲスト:中野 優 氏(阪急阪神ホールディングス株式会社 グループ開発室、株式会社ウェルビーイング阪急阪神 コミュニティ事業部、株式会社iop都市文化創造研究所)
日時:2024年11月29日(金)20時〜21時30分
場所:オンラインZOOM

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いま、事業者や生活者が互いに知恵を出してしくみをつくり合う場が増えています。Info-Dは「環世界:実践する人や人以外の生態学的な営みの探求」と「アフォーダンス:社会や環境と人の間の関係性の探求」の実践を語らうことで、デザイン知の探索と構造化を目指してきました。さらに産業界や自治体の実践者の方の知見から、より包括的な知恵を探したいと思います。

そこでジェネラティ部vol.1では「生活世界と事業構想のあわい」という観点で、ヘルスケア・コミュニティの領域において地域社会でサービス事業を進める中野優さんに話題提供をお願いしました。

中野さんは「堺サンドイッチキャンパス」など、シニアと市民、自治体、自社のほか様々な関係者が自立的に関わりあうコミュニティをつくってこられました。その実践はシステミックデザインに通じる、複雑な課題を包括的に捉えるアプローチに見えます。
お話の後は中野さんを囲んで参加者の皆さんと、安武(info-D主査/常葉大学)、大草(info-D副査/成安造形大学)で議論を深めていきたいと思います。ぜひ一緒に探究しませんか。

※情報デザイン研究部会(info-D)の非会員でも聴講可能です

Vol.1のテーマ、あるいは情報デザイン研究部会(info-D)に関心のある方は、Peatixからお申し込みください。ZoomのURLは当日の朝までにお送りします。
https://infodvol1.peatix.com
(既にinfo-Dの会員でSlackに参加されている方にはSlackからもURLを直接共有しますので、申込みは任意です)

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ゲストプロフィール

中野 優(なかの ゆう)
株式会社iop都市文化創造研究所 マネージャー
阪急阪神ホールディングス株式会社 グループ開発室 事業開発部(ヘルスケア担当)シニアコンサルタント
株式会社ウェルビーイング阪急阪神 健康まちづくり事業部
 ・
1985年京都生まれ。大学で建築設計を専攻し、特に「建てること」そのものより、「建てる前と後」に興味を持つ。
2011年よりiop都市文化創造研究所に参画し、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の立ち上げに携わり、+クリエイティブの視点での社会課題解決を目指し「高齢者」「食」「観光」「福祉」などの様々なプロジェクトの企画運営を行う。
2017年より鉄道会社に出向し、「沿線」という資源を活かしたまちづくり事業の立ち上げと事業開発に携わる。
2023年より現職に復職し、社会課題解決ための種づくりと、それを育てるための場づくりについて考えている。

|主な担当プロジェクト|
クリエイターと子どもがつくるゆめのまち「CREATIVE WORKSHOPちびっこうべ」(2012〜)GOOD DESIGN 2017 BEST100、日本初の介護予防分野のPFS事業「堺あしたプロジェクト」(2019〜)をはじめとした「社会参加を軸とした楽しい介護予防プロジェクト」など。

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▢お問い合わせ

大草真弓(info-D副査/成安造形大学)
Mail:okusa* seian.jp(* を@に置き換えてください)

▢情報デザイン研究部会についてはこちら
http://jssd.jp/about/section-and-branch/information-design-group

2024年 秋季企画大会 学生プロポジション 優秀発表について

2024年11月9日(土)に千葉大学墨田サテライトキャンパスで実施されました
学生プロポジションでは、68件の研究発表が盛況の内に行われ、成立しました。

このうち、以下に示す14件の発表が優秀発表賞の受賞対象となりました。
おめでとうございます。
(受賞者には後日、賞状が郵送されます。)

■ ラーニングスペース 1 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□ 発表順番:1
 音楽ストリーミングサービスにおけるデジタルコミュニティのデザイン
 今井 啓太
 法政大学院デザイン工学研究科システムデザイン専攻
□ 発表順番:11
 感情の可視化による観光・地域活性化へのアプローチ
 渡邉 裕人
 千葉工業大学
□ 発表順番:15
 多様化するハラスメントを問い直すプロセスのビジュアライゼーション
 矢島 和花菜
 東海大学教養学部芸術学科

■ オープンスペース 2-1 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□ 発表順番:2
 八王子市南浅川における水辺活用イベントの実践
 飯田 颯
 拓殖大学工学部デザイン学科
□ 発表順番:3
 木更津高専のアイデンティティ構築におけるサウンドロゴの役割
  動画メディアを通じたサウンドの最適化と効果測定
 鈴木 聡一郎
 木更津工業高等専門学校
□ 発表順番:9
 カラーハンティングの手法を用いた地域のカラーパレット作りの研究
 羽賀 優希
 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
□ 発表順番:13
 たがやす食卓?交流を生み持続的に育むための食事の場づくり?
 皆川 華
 長岡造形大学 造形学部 建築・環境デザイン学科

■ オープンスペース 2-2 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□ 発表順番:12
 花を贈る屋台?花を通じたコミュニケーションと文化の普及?
 石黒 桜和
 長岡造形大学 造形学部 建築・環境デザイン学科
□ 発表順番:13
 まちの魅力を可視化する掲示板「連なる風の便り」の提案
 市川 萌音
 長岡造形大学 造形学部 建築・環境デザイン学科
□ 発表順番:15
 かすみがうら古民家リノベスクール
 吉田 実紀
 筑波大学大学院デザイン学学位プログラム前期課程
□ 発表順番:17
 手話や身振りによるコミュニケーションを体験できるアナログゲームのデザイン
 田中 快治
 筑波技術大学

■ オープンスペース 2-3 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
□ 発表順番:11
 まちあるきを促進するカードゲーム「こじつけ神経衰弱」の提案
 永井 風汰
 長岡造形大学 造形学部 建築・環境デザイン学科
□ 発表順番:12
 紋様切り紙の衝撃吸収特性とデザイン手法の検討
 友田 七海
 神奈川工科大学
□ 発表順番:18
 物理シミュレーションを用いた電子楽器 Phonoriumの設計・開発
 長谷川 泰斗
 筑波大学 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群

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発表の不成立について
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以下の発表は、発表者の都合により発表が成立しませんでした。

●ラーニングスペース1
 発表順番 2

●オープンスペース2-2
 発表順番 5

当日配布されました、みなさまのお手元の資料から削除をお願いします。

以上

人材募集:特許庁非常勤職員「審査資料調査員」

特許庁では、意匠審査の補助業務のうち意匠出願についての下調査または意匠出願への意匠分類付与等の業務に従事する非常勤職員「審査資料調査員」を募集しております。

募集人数:若干名

任用予定期間:令和7年4月1日~令和8年3月31日

(任用終了後の採用を希望する場合は、原則として改めて採用試験を受験する必要があります。)

応募締切:令和6年12月4日(月)必着(郵送の場合は同日必着。E-mailの場合は同日15時まで。)

勤務条件、求める人材(応募資格)、応募方法、選考方法など、詳細は以下の特許庁ウェブサイトをご参照ください。

https://www.jpo.go.jp/news/saiyo/other/hijokin/chousain/20241105_isho-shinsa-shiryo.html

「ナラティブとアクションリサーチ研究会」コミュニティで研究、実践、書籍化をめざす(オンライン)参加者募集

これからの社会やビジネスを考慮した、デザインを実践する上で、「ナラティブ・アプローチ」や「アクションリサーチ」の研究や実践に可能性があります。「ナラティブ・アプローチ」とは人々の語りや物語に着目し、その語りを通してなんらかの現象に迫る実践的アプローチです。例えば、医療、福祉、ケア、教育、コンサルティング、ビジネス、デザインなどさまざまな分野で取り入れられています。また、「アクションリサーチ」は実践者や研究者が、当事者と実践していく探索的な調査活動をする実践的で参加型のアプローチです。そのためにもブリコラージュ的な社会実験が期待されます。

ソーシャルイノベーションとサスティナビリティに関するリーダーであるエツィオ・マンズィーニ(ミラノ工科大名誉教授)は、「デザイナーが変化を起こすためには、小さな問題から始めること。そして、そのためにナラティヴは、すでに存在しているので、読み取り発見する必要がある」と語っています。

今回、X デザイン学校では、ナラティブ・アプローチとアクションリサーチについて実践的に学びを深めるオンライン研究会を企画しました。研究会では、この分野に知見や経験のある、上平崇仁さん(専修大学/デザイン研究者)、石井挙之さん(仕立屋と職⼈/ ナラティブデザイン実践者)、牛丸維人さん(KESIKI / 映像人類学者)、山﨑和彦(X デザイン学校/ 妄想デザイン実践者)と編集担当の岩崎友彦さん(すさみキャンパス)の5 人が交代で話題提供をして参加者と議論を深めます。ナラティブ・アプローチ、アクションリサーチだけでなく、ソーシャルイノベーション、ケア、コミュニティー、カルチャー、デザイン人類学、映像人類学、都市と地域、これからのデザインアプローチなど、この分野に興味がある方はぜひご参加ください。すでに定員に達していますが若干名追加募集になりますので、お早めにお申し込みされることをおすすめします。詳細・申込はこちら https://peatix.com/event/4193202/

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(募集要項)

1.研究会名:ナラティブとアクションリサーチ研究会

2.概要:研究会では、この分野に知見や経験のある、上平崇仁さん(専修大学/デザイン研究者)、石井挙之さん(仕立屋と職⼈/ ナラティブデザイン実践者)、牛丸維人さん(KESIKI / 映像人類学者)、山﨑和彦(X デザイン学校/ 妄想デザイン実践者)と編集担当の岩崎友彦さん(すさみキャンパス/ 編集コンテンツ)の5 人が交代で話題提供をして参加者と議論を深めます。5回の研究会だけでなく、本研究会のオプションとして、別途申込になりますが2月22日(土)-24日(祝月)に和歌山県すさみ町での校外研修も予定されています。また、研究会の成果として、参加者と共創して書籍「ナラティブすさみ(仮)」を出版することも目的としています。

3.研究会対象者
・ナラティブアプローチやアクションリサーチに興味がある人
・これからの人と人や人と自然との関係、コミュニティ、ケアに興味がある人
・次世代のデザインアプローチ、デザイン人類学、映像人類学に興味がある人
・ソーシャルイノベーションや地域に関するアプローチや実践に興味がある人
・組織・地域・コミュニティのカルチャーやデザイン文化に興味がある人
・⼈間らしいクリエイティビティを学びたい人、意欲ある仲間と共創を楽しみたい人

4.研究会のスケジュール(詳細の内容は後半をご覧ください)

◾第1回研究会 12月19日(木)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ:「オープニング、ナラティブとアクションリサーチと実践」 ・メイン講師:石井挙之
◾第2回研究会 1月13日(祝月)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ:「ナラティブとケア」 ・メイン講師:上平崇仁
◾第3回研究会 2月6日(木)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ:「ナラティブと映像人類学」 ・メイン講師:牛丸維人

◾すさみ校外研修 2月22日(土)-24日(祝月)和歌山県すさみ町
・テーマ:「すさみ町でナラティブとアクションリサーチの実践と探究」
・参加は任意で別途申込が必要です。(年末に詳細募集)
・講師・スタッフ:石井挙之、牛丸維人、上平崇仁、山﨑和彦、岩崎友彦、善利光雅
◾第4回研究会 3月17日(月) 19:00-21:00(オンライン)
・テーマ:「ナラティブとアクションリサーチの分析と表現」 ・メイン講師・山﨑和彦
◾第5回研究会 4月7日(月) 19:00-21:00(オンライン)
・テーマ:「ナラティブとアクションリサーチと編集、書籍化に向けて」・メイン講師・岩崎友彦、山﨑和彦

5.募集人員:すでに定員に達していますが、若干名追加募集になります。
6.募集期間: 2024 年 11 月 7日(木)~12月 7 日(木)定員なりしだい募集終了
7.参加費:30,000 円(全 5 回の研究会参加、講師とのオンラインコミュニティにて資料の共有と議論に参加。参加できなかった場合は録画を聴講) すさみ町研修は特別参加費(一般参加の半額程度)にて参加可能。また、書籍が完成した時には、研究協力者としてお名前を記載の上、本を一冊贈呈。
8.主催: 株式会社X デザイン研究所
9.協力: すさみの美術大学、日本デザイン学会PD部会、すさみ町(予定)
10.参加方法:(先着順)下記のWebサイトよりお申し込み
https://peatix.com/event/4193202/view

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(詳細プログラム)

◾第1回研究会 12月19日(木)19:00-21:00(オンライン)

・テーマ「オープニング、ナラティブとアクションリサーチと実践」 メイン講師:石井挙之さん(仕立屋と職人/ ナラティブデザイン実践者)

・内容:オープニングで研究会の目的と概要を山﨑和彦さんが紹介します。そして、石井挙之さんはイギリスのロンドン芸術⼤学セントマーチンズ校ナラティブ・エンバイロメントで「ナラティブ」にまつわる研究で修士号取得後、帰国。地域各所でのデザインプロジェクト参画を経て、滋賀県長浜市へ起業型地域おこし協力隊として移住。全国津々浦々でアクションリサーチを行い、課題の発見から分析、長く使い続けられるデザインや仕組みをつくりながら、仕立屋と職人の代表としてナラティブ・アプローチとアクションリサーチを実践している事例を共有します。そして、参加者と一緒にどのように実践していくのかディスカッションします。

◾第2回研究会 1月13日(祝月)19:00-21:00 (オンライン)

・テーマ「ナラティブとケア」 メイン講師:上平崇仁さん(専修大学/ デザイン研究者)

・内容:上平崇仁さんは、コペンハーゲンIT 大学インタラクションデザイン・リサーチグループ客員研究員等を経て、デザイン研究者として社会性や当事者性への視点を強め、デザイナーだけでは手に負えない複雑/厄介な問題に取り組むためのコ・デザインの仕組みづくりや、人類学の視点を取り入れた自律的なデザイン理論について研究しています。生きることと、ケアすることは、切り離せない。ケアは人と人とのケアだけでなく、動植物との関係によるケア、そして人間以上の存在(モア・ザン・ヒューマン)と深い関係になったりすることもある。
ここでは、ケアという視点でナラティブアプローチとして人間だけでなく人間以上の存在も考慮したアプローチと事例を紹介します。そして、参加者と一緒にケアを考慮したアプローチについてディスカションをします。

◾第3回研究会 2月6日(木)19:00-21:00(オンライン)

・テーマ:「ナラティブと映像人類学」 メイン講師:牛丸維人さん(KESIKI / 映像人類学者)

・内容:牛丸維人さんは、デンマークのオーフス大学で映像文化人類学を学び、カルチャーデザインファームのKESIKI で活動しています。フィリピンをフィールドに生活する視覚障害当事者たちとともに、彼らが形成する自律的なコミュニティと社会運動に焦点をあて、コミュニティ内部でのケア実践に関するエスノグラフィを行っています。民族誌映画作品の制作を通じ「ケアを提供する者」「ケアを受ける者」という二項対立的な役割認識を超えた、状況に応じた突発的で生成的なケア関係の理解の事例を共有します。そして、映像文化人類学という視点で写真や映像も活用したアプローチに参加者と一緒にディスカッションをします。

◾すさみ校外研修 (参加は任意で別途申込が必要です)

・2月22日(土)-24日(祝月)和歌山県すさみ町

・講師・スタッフ:石井挙之、牛丸維人、上平崇仁、山﨑和彦、岩崎友彦、善利光雅

・内容:和歌山県すさみ町をフィールドにして、ナラティブ・アプローチとアクションリサーチを実践して考えてみる。参加者と講師、すさみの人がリアルに現地で過ごすことで、オンラインでは得られない体験と学びが生まれます。そして、ここでのリサーチの結果を書籍化することに繋げる可能性が生まれます。12 月末までに詳細申込情報を連絡します。前回の「X デザイン学校校外研修(和歌⼭県すさみ町)「ナラティブ・アプローチ、アクションリサーチと近接のデザイン」に関してはこちらを参照してください。https://peatix.com/event/3795110/

◾第4回研究会 3月17日(月) 19:00-21:00(オンライン)

・テーマ:「ナラティブとアクションリサーチの分析と表現」 メイン講師:山﨑和彦(X デザイン学校/ 妄想デザイン実践者)

・内容:山﨑和彦さんは日本IBM で海外のリサーチャーとビジネスやデザイン領域での共創。特にMITの人類学者であるグラント マクラッケン教授とのプロジェクトでエスノグラフィーとカルチャーについて興味を持ちました。Xデザイン学校での教育だけでなく、武蔵野美術大学ソーシャルクリエティブ研究所で企業や行政と、ビジョン、カルチャー、コミュニティー、サーキュラーなどの共同研究を実施。近年では和歌山県すさみ町をフィールドに、近接のデザイン、ナラティブとアクションリサーチなど、実践を通して探究しています。ここでは、ナラティブとアクションリサーチをどのように分析して表現としてアウトプットしていくのか事例を紹介して参加者とディスカッションします。

◾第5回研究会 4月7日(月) 19:00-21:00(オンライン)

「ナラティブとアクションリサーチと編集、書籍化に向けて」 メイン講師:岩崎友彦(すさみキャンパス)、山﨑和彦

内容:岩崎友彦さんは筑波大学卒業後、バックパッカーから広告代理店のコピーライターを経て、出版社で編集者として経験をつみ、武蔵野美術大学大学院クリエイティブリダーシップコースを修了し和歌山県すさみ町で(社)すさみキャンパスの代表理事として、多様な実践活動中です。また、X デザイン出版の編集・出版を担当しています。ここでは、岩崎さんよりナラティブやインタビューなどの編集や出版の事例を紹介してもらい、山﨑さんも加わりナラティブとアクションリサーチの分析結果をどのように編集して、書籍化していくのか参加者とディスカッションします。

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(講師プロフィール)

◾講師プロフィール:⽯井挙之(仕⽴屋と職⼈/ ナラティブデザイン実践者)

株式会社仕⽴屋と職⼈代表、武蔵野美術⼤学客員准教授。1986 年千葉県育ち。武蔵野美術⼤学を卒業後、都内のデザイン会社へ就職。グラフィックデザイナーとして、⼤⼿企業の広告やパッケージデザインなどに携わる。同社退職後、ロンドン芸術⼤学セントマーチンズ校ナラティブ・エンバイロメントで修⼠号を取得。帰国後は⻑野県、福島県、滋賀県その他地域でデザイナーとしてプロジェクトに多数参加。株式会社仕⽴屋と職⼈を創業し、代表取締役に就任。専⾨:グラフィックデザイン 、ナラティブデザイン 、アクションリサーチ。

◾講師プロフィール:牛丸維人(KESIKI / 映像人類学者)

飛騨高山生まれ。多様なデザインプロジェクトのリードであり、人類学的フィールドワークに根差したドキュメンタリー写真・映像の制作者。散歩と古道具探し、フィールドレコーディングに情熱を注ぐ。カルチャーデザインファームKESIKI プロジェクトリード。一橋大学にて学士(社会科学)、Aarhus UniversityMSc in Visual Anthropology 修了。

◾講師プロフィール:上平崇仁(専修大学/デザイン研究者)

専修大学ネットワーク情報学部教授。グラフィックデザイナーを経て、2000 年から情報デザインの教育・研究に従事。近年は社会性への視点を強め、デザイナーだけでは手に負えない複雑な問題を人々の相互作用の中で創造的に解決していくためのCoDesign(協働のデザイン)の仕組みづくりについて取り組んでいる。2015-16 にはコペンハーゲンIT 大学客員研究員として、北欧流参加型デザインの調査研究に従事。著書に『コ・デザインーデザインすることをみんなの手に 』(NTT出版)などがある。

◾講師プロフィール:⼭﨑和彦(X デザイン学校/妄想デザイン実践者)

(株)X デザイン研究所共同創業者/CDO、武蔵野美術⼤学ソーシャルクリエイティブ研究所研究員、Smile Experience Design Studio代表。京都⼯芸繊維⼤学卒業後、クリナップ(株)を経て、⽇本IBM(株)UX デザインセンター⻑(技術理事)、千葉⼯業⼤学デザイン科学科/知能メディア⼯学科教授、武蔵野美術⼤学教授を経て現職。神⼾芸術⼯科⼤学博⼠(芸術⼯学)号授与、東京大学新領域創成科学研究科博士課程満期退学。グッドデザイン賞選定委員、⽇本デザイン学会理事、経産省デザイン思考活⽤推進委員会座⻑、HCD-Net 副理事長など歴任。「うれしい体験のデザイン UX で笑顔を⽣み出す38 のヒント」など著書多数。デザインの実践・研究・教育とコンサルティングに従事。


国立科学博物館 元センター長による「産業技術史」見学会&レクチャー企画

このたび、道具学会は「日本のモノづくり文化私論 – 江戸時代の文化から見る日本のモノづくり」と題し、元・国立科学博物館 産業技術史資料情報センター長・鈴木一義氏を招き、博物館の見学会とあわせた「産業技術史」のレクチャーを開催します。

会員外の参加も大歓迎です。みなさまのご参加をお待ちしております。

https://douguology241116.peatix.com

第15回(2024年度)第1支部大会in函館「ところがどっこい」(第2報:開催報告)

第15回(2024年度)日本デザイン学会 第1支部大会in函館の第2報(開催報告)です。

函館を舞台にした支部活動が終了しました!!

2024年9月28日(土)、29日(日)に第1支部大会を実施しました。

当日は、東北・北海道地区のみならず、全国から参加者が函館に集まりました。

実践発表会では、学生、教員、社会人、学会員以外の地域からと、多様な研究や実践について発表があり、各発表者のもと、情報交換とディスカッションが熱心に繰り広げられていました。発表会の最後には、カタリスト役を担っていただいた11名の参加者の方から、それぞれが選ぶ「気になった発表」についての紹介を行われました。

また、2か所のフィールドワークと「写真日記」を体験するワークショップを行い、観光では立ち入ることがないような函館を味わい、参加者で共有しました。

大会に参加された皆さま、運営に協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。後日、参加者の方へはあらためてワークショップの成果物(写真日記)を共有する予定です。

各イベントの参加者

  • ワークショップ1「函館の『裏』を歩いてみる」(未来大の奥にある 道立道南四季の杜公園)|53人
  • 実践発表会(公立はこだて未来大学 アトリエ,プレゼンテーションベイ)|71人
    • ポスター発表:18件
    • ライトニングトーク(展示発表):17件
    • カタリスト:11人
  • ワークショップ2「函館の『奥』を歩いてみる」(西部地区の先端 DEEP WEST)|43人

大会サイト|https://jssd-branch1-2024.studio.site/

デザイン科学セミナー:新価値創造をもたらす3つの理論,その応用 〜「革新性」と「完成度」を同時に実現する〜