2024年度 デザイン塾:デザインとデザイン科学のよもやま話 ~車座で語り合おう!何か聞きたいことありますか?~

多摩川アートキャラバン 一般参加者募集!

多摩川アートキャラバン:二子玉川、奥多摩、蒲田エリアで多摩川に関する環境芸術・デザイン
(絵画、グラフィック、写真、映像、ファッション、建築などジャンルは広いです)を制作するワークショップのこと。芸術・デザインが初めての方OKです。
・天気のいい日に多摩川の簡単はスケッチを描いてみよう!
・街散歩に出かけて多摩川の写真を撮ってみよう!
・ソフトを活用して多摩川のイラストを描いてみよう!
・うーん多摩川のCAFÉコーデはどのようなものがいいかな。
・多摩川沿いでピクニックをしてスケッチを描いてみた!
・多摩川Tシャツを作ってみたい!
・子供と一緒に多摩川の色塗りをしたいな!
・多摩川沿いに一戸建ての住宅を設計したいがアイデアスケッチを描いてみたい!
・多摩川の街づくりをしたいのだが、大学や専門家の意見を聞いてみたい!
など多摩川を「環境芸術・デザイン」の題材としてとらえて制作しませんか。
●ジャンルによってはプロの講師、昭和女子大学教員、もしくは学生が付き添い、おしゃべりしながら説明します。
1時間程度の説明と付き添いであとは自由に創作してみてください。
▲作品は承諾を得て、昭和女子大学の秋桜際(文化際)等で展示いたします。
またWEBサイトを構築して展示を行う予定です。また作品集を制作する予定なので掲載をお願いしております。
■参加のご連絡:tadamori@swu.ac.jpまで約1か月前までに連絡をいただき、スタッフが日程の時間調整をして行います。
まずはメールにてお気軽にご連絡ください。環境意識向上指標のアンケーとのご協力をお願いしております。
内容によりスタッフが異なりますので、日時はご相談となります。
2024年6月―2025年3月ごろまで本活動は行う予定です。

第12回 Xデザインフォーラム「カルチャー x チーム x デザイン」 発表者募集

【2024年6月22日(土)開催告知】情報デザイン研究部会 総会@九州産業大学_第7会場

今年度は、主査の交代をはじめ、部会の幹事体制をバージョンアップする年となります。新たな体制は第71回春季研究発表大会・中日6月22日(土)のお昼・12時10分〜12時40分に開催される総会にて協議・決定する予定です。

そのような意味で、6月の全国学会の隠れテーマは「Metamorphose(変身)」と言え、部会の新たな変身を見せられるよう、準備してまいります。
現場のデザインナラティブを大事にする学術コミュニティづくりに興味のある方は、全国大会にて開催されるInfo-Dテーマセッションや総会への参加をぜひご検討ください。[これまでのInfo-D部活動はコチラ

【2024年度 Info-D 総会】
日時:2024年6月22日(土)12:10〜12:40
場所:第7会場(2E407教室(2号館4階))

文責:横溝賢(Info-D主査)

【情報デザイン研究部会】2023年度 活動報告のまとめ

◯2023年度 第70回春季研究発表大会までの準備と運営報告

2023年度の活動は前年度の部活動を下地に展開しているため2022年度の活動概略を前置きとして報告する。2021年7月から始めたInfo-Dマンスリー部活動・オルタナティ部は、2022年度末までに延べ20回実施された。詳細は学会サイト(http://jssd.jp/8985)を参照されたい。

その間に議論されたデザインのIssue(議論すべき問い)は、教育から組織変革、社会システム、環境社会まで裾野を広げ、いずれも現場で生起する実践者の生々しい経験に基づく〈足元のWHY(問い)〉を掘り下げる研究活動であった。実践領域は違えど、オルタナティ部活動では、自己と環境(社会システムや自然世界)の相互的な知覚運動によって形づくられる〈環世界〉を一貫して捉えようとしていた。一連の部活動を通じてInfo-Dには、部会メンバーのデザイン知の所在を協働的に探索できる研究風土が育まれてきたと言える。

2023年度第70回春季研究発表大会の活動報告

2023年度の全国大会・第70回春季研究発表大会(芝浦工業大学)では、【足元のWHYを問い直すデザイン】と【デザイン実践者が見ている環世界】の2つのテーマセッション(以下、TS)を企画した。2つの企画内容はオルタナティ部活動で見出した2つの本質的Issueを骨子としている。とりわけ「環世界」はデザイン学会では馴染みのない言葉であることから、初日6月22日(金)のOpen SIGにて「微生物と共生するデザイナの環世界」についてビジュアル議論するオープンラボを企画開催した。この会を運営したメンバは、荒石磨季(小部会【微生ぶつぶつ会】部長/シャープ(株)),陳樹全(札幌市立大学),ガブリエル・ラスク(中京大学),宮田義郎(中京大学),横溝賢(札幌市立大学),中島郁子(女子美術短期大学),三河侑矢((株)Earthist),安武伸朗(常葉大学)となる。

Open SIgの様子

6月23日(土)・2日目はTS1「足元のWHYを問い直すデザイン」を開催。セッション発表件数は11件。事業成果が第一に求められる社会において、実務と実践の根幹的問いの探索への関心の高さの現れなのか、同日の午前・午後に実施したセッション会場は立ち見の参加者が出る満員状態であり、常時100人超の参加者が集まるほどの盛況であった。Info-Dでは第65回大会(2018年・大阪工業大学)より、セッションにもち寄られた実践研究を串刺しで議論する場として、ディスカッションタイムを20分設けている。2023年度は4年ぶりに登壇者らが対面でディスカッションする場が設けられ、他者の実践に自己の経験を重ねることから、互いの「デザインの熱源」をわかちあう対話が生まれていた。

6月24日(日)・3日目はテーマセッション2「デザイン実践者が見ている環世界」を開催。セッション発表件数は9件。本セッションのキーノートは小部会【微生ぶつぶつ会】メンバーが担当し、環境と身体の相互性をメタ認知する工夫として酵母の風味を知覚体験するパフォーミングアートをおこなった。酵母の甘酸っぱい香りがほのかに漂う会場で、微生物という見えない存在に想いを馳せながら発表者の環世界を考えるセッションを展開し、最後のディスカッションタイムも登壇ステージの黒板を使って議論をその場で可視化。会場参加者らと共に知的欲求の熱を帯びた議論を展開することができた。

◯2023年9月移行の活動報告
全国大会以後の活動を以下に報告する。

◉2023年9月16日−17日
中島郁子氏(Info-D幹事/女子美術大学短期大学部)の企画により、小部会【生活世界のことば】スピンオフイベントとして「デザイン論@三条ものづくり学校」が燕三条市にて開催された。このイベントには、「生活世界のことば」小部会部長の木村篤信氏((株)地域創生Coデザイン研究所)がゲストスピーカーとして参加し、同市地場産業の担い手らとコト「リビングラボ」×モノ「デジタルファブリケーション」×ヒト「人々をとりまくデザイン環世界」をテーマに、互いの研究、知見を参考にしながら、「今後どのように地域に活かせるのか」「実装するには何が必要か」をテーマに議論した。

◉2023年11月17日 ナラティブ編集室(仮)立ち上げ

デザイン学のもう一つの可能性をメディア化・出版することを目的に編集室(ナラティブ編集室(仮))を立ち上げた。

◉2023年12月9日−10日 小部会【微生ぶつぶつ会】MTG@共創学会

小部会【微生ぶつぶつ会】ミーティングを共創学会第7回年次大会(茨城)にて実施。

◉2023年12月15日 第1回ナラティブ編集室の企画会議

第1回ナラティブ編集室の企画会議を開催し、オルタナティ部活動の議論をとりまとめ、Info-Dの現在地を示す特集号を企画刊行することが決まった。

→その後、企画がまとまり、多様な現場で実践しているデザイナが見ている環世界をテーマにした特集号を特集号を2025年2月に刊行する予定で現在執筆・編集を進めている。

◉12月27日 本読み会:D.A.ノーマン氏の近著「より良い世界のためのデザイン 意味、持続可能性、人間性中心(新曜社)」

D.A.ノーマン氏の近著「より良い世界のためのデザイン 意味、持続可能性、人間性中心(新曜社)」を読んで、情報デザイン研究部会活動を相対化する本読み会を開催した。

本読み小部会は、その後、第71回春季研究発表大会のオーガナイズドセッション(2023年6月23日(日))「Why人間『性』中心デザイン?:私たちは人間中心デザインの道を抜け、人間「性」中心デザインの原野に立てるのか」企画へと展開し、ノーマン氏の近著を題材に公開議論する予定である。

◉2024年1月〜3月

Slack上で主に以下の情報について意見交換が行われた。

・各大学の卒業制作・研究展参加報告、意見交換

・ノーマン氏近著「より良い世界のためのデザイン」本に関する意見交換

・2024年度全国大会のテーマセッション企画についての意見交換

文責 横溝賢(Info-D 主査)

公開講座「エフェクチュエーションとクリエイティブの交差点」参加募集(会場/ オンライン)

環境デザイン部会機関誌「EDPlace97.98号(PDF版)」を掲載します。

【情報デザイン研究部会】オルタナティ部「2023年度スパークリング卒業・修了研究!」2024.3.6 実施報告

◉どんな経緯の活動なのか
2022年度好評だった、きらり眩しい若手デザイナーの卒業制作研究を大学間でもちよって、議論しちゃおうという年度末企画。部会メンバーの方々から「あれやらないの?」という声をもらい、2023年度末も実施しました。
部会内で「今年もやりたい!発表してみたい」という学生や教員らからの卒研制作・研究を募り、集まった発表は全部で8件。タイトルを見るとデザインする若者が、デザインによってどのように社会と関わろうとしているのか、その生きるさまが見えてきます。

◉実施の概要

日時:2024年3月6日(水曜)19:20-22:15(オンライン)
参加方法 Zoom ミーティング

  • 挨拶(10分)
  • 発表(160分)8名*(発表10分+質疑10分)
  • まとめ(10分)
  • 懇親・振り返り議論

◉発表プログラム

19:30〜 1)発表者:西川拓輝(東海大学教養学部芸術学科 富田誠研究室 )
タイトル:「動きの誘目性に着目した読字方法のデザイン」

19:50〜 2)発表者:谷口風太(札幌市立大学デザイン学部人間情報デザインコース 福田大年ゼミ)
タイトル:日常の観察と解釈から生まれるキャラクター:「〇〇に見える」パレイドリアを利用したアイデア生成プロセス

20:10〜 3)発表者:吉田旬(千葉工業大学先進工学部知能メディア工学科 小早川真衣子ゼミ)
タイトル:「音を表現のリソースとするコミュニケーションの研究 ー自分の音を発する道具「音たまり」の提案」

20:30〜 4)発表者:佐々木良緒(成安造形大学 芸術学部芸術学科地域実践領域 石川亮ゼミ)
タイトル:「農的暮らしの学びから、来るべき生活のあり方へ

20:50〜 5)発表者:渡辺安梨沙(東海大学教養学部芸術学科 富田誠研究室 )
タイトル:「求められずにはじめる造形活動—関内地域におけるデザインギバーの実践録—」

21:10〜 6)発表者:淺川仁都(中京大学工学部メディア工学科 宮田義郎研究室)
タイトル:「食資源循環プロジェクトのための取り組みへの行動を促す方法について」

21:30〜 7)発表者:佐々木皓大(公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 元木環研究室)
タイトル:「DIYにより自分たちの場が創られたデザイン実践の考察」

21:50〜 8)発表者:伊藤悠貴(札幌市立大学大学院デザイン研究科 横溝賢ゼミ)
タイトル:消滅可能性農村の生活世界を縁あわせる活動のデザイン

◉スパークリング卒研をおこなってみて
大学4年間の学びの成果を形にする活動としての卒業制作・研究、略して卒研。デザインの卒研に取り組む学生と教員の願いは、社会のさまざまな現場の中でデザインの知恵と技を繰り出して動けるようになることではないでしょうか。しかし熾烈な就職活動と並走するためには、卒研の計画を十分に立てて合理的に進めることが必要とされるのも現実です。本来、デザインの実践知は合理性の通じない状況下で知的に構成されるものですが、卒研がそのような状況を作りにくい制約があるなかでも、今回参加した8人の若者(とその指導教員)たちは、各々にとっての未開の現場があり、その場を踏み歩んでいくデザイン実践に取り組んでいました。そのような実践から得られた知見は参加した部会員にとっても勇気づけられる内容でした。スパークリング卒研は、参加した教育者らが実践研究の指導方法を学び合うような場にもなっており、次年度も継続して実施していきたいと考えています(文責:横溝賢 Info-D主査)。

2024年度 デザイン科学基礎講座 プラスチック製品開発講習会 ~プラスチック独自の魅力を引き出す,“10”のノウハウ~

2024年度 デザイン科学基礎講座 感動と創造 〜心を動かすモノ・コトづくりのために〜