日本デザイン学会第4支部は、2023年3月17日(金)に令和4年度研究発表会をオンラインで開催致しました。
本研究発表会の概要をご報告申し上げます。
開催日時: 2023年3月17日(金)
発表形式:オンライン
1、13:00 開会 開会の挨拶
2、13:05 シンポジウム 講演「デザインと教育」
第一講演者 村井 陽平(福井工業大学 環境学部 デザイン学科<シンポジウム開催時>)
第二講演者 仁藤 潤(和洋女子大学 人文学部 文化芸術専攻 准教授)
第三講演者 赤井 愛(大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 空間デザイン学科 准教授)
村井先生からは豊富な教育経験だけでなく、Royal College of Art Design Products専攻留学の経験を加えた日英のデザイン教育のあり方についてご公演をいただきました。
仁藤先生からはチェコのFilm school Zlinでのアニメーション映像制作の教育経験から、日本の学生評価との違い、教育姿勢や価値観の違いについてご解説いただきました。
赤井先生からはデザイン教育の産学連携について、実践を通じた知見と合理的な進行(特に学内部署との連携)について、実際の事例を示しながらご説明いただきました。
3、14:30 研究発表第1セッション(座長:赤井 愛副支部長)
英国のデザイン教育カリキュラムとBBC Micro:bit
益岡 了(大阪工業大学)
地域活動における学生のモチベーション向上のためのアクションリサーチ ―参加者の出番と居場所の創出―
大村莉乃(札幌市立大学デザイン学部)、片山めぐみ(札幌市立大学)、武田亘明(札幌市立大学)
中国伝統村落の近代化の発展研究-中国貴州省東南部のミャオ族・トン族の伝統村落を対象に
沈 晏如(shen yanru 東京造形大学)
プロレタリア演劇運動におけるグラフの利用
山本彩(東亜大学)
菓子類外箱の調査と袋菓子紙器化の提案
梅野理菜(大阪工業大学)、三浦慎司(大阪工業大学)
4、15:55 研究発表第2セッション(座長:益岡 了副支部長)
ARを利用した空間検証ツールの提案 〜商業施設における万引き防止対策〜
川角典弘(和歌山大学),輪玉隼也(和歌山大学大学院)
元素記号を用いたヴィジュアルデザインのためのタイプフェイスの模索
齋藤 琢真(静岡理工科大学)、定國 伸吾(静岡理工科大学)、 櫻井 将人(静岡理工科大学) 、 松田 崇(静岡理工科大学)
Evaluating the Influence Factors on Cultural Awareness Between Traditional Japanese Customs and Technological Items Lalitnuntapun Mathavee (Iwate University)、Peng Jiang (Iwate University)、Takamitsu Tanaka (Iwate University)
Investigate Thai Textiles using Japanese Modernized Techniques and Compatibility with Thai Usage Scenarios
Nitipisanon Ketsiri (岩手大学)、 Peng Jiang(岩手大学)、Takamitsu Tanaka (岩手大学)
5、16:55 閉会
令和4年度は、コロナ以前では行われていました基調講演をシンポジウムとして復活できました。
また第4支部以外の参加も多く、全国から57名の参加があり、研究発表では9つの発表がありました。
比較的研究ジャンルが幅広く地域的な広がりがあり、英語に発表や活発な質疑もありました。
講演者、発表者、参加者各位の協力により、活発な交流が図れましたことに御礼申し上げます。
日本デザイン学会第4支部 支部長 益岡 了