ソーシャルイノベーション研究会参加募集

これからの社会やビジネスを考える上で、ソーシャルイノベーションについて、問題解決だけでない新しいアプローチが必要になっています。ソーシャルイノベーションとサスティナビリティに関するリーダーであるエツィオ・マンズィーニ(ミラノ工科大名誉教授)は、「問題の見方そのものを変えていくのが第一ステップになり、そこで意味を問うことで新しい文化がつくられる。問題解決と意味の両方をカバーしないといけない。それらすべてを支えるのがデザイン文化」と語っています。彼はサービスデザインのいわば開拓者の一人ですが、2009年にDESISと呼ばれる世界各国のデザイン系大学とのネットワークをつくり、ソーシャルイノベーションに対するデザインの活用を広めてきた人です。

今回、Xデザイン学校では、これからのソーシャルイノベーションについて、エツィオ・マンズィーニの書籍を参考にしながら学びを深めるオンライン研究会を企画しました。研究会では、この分野に知見や経験のある、安西洋之(モバイルクルーズ)、本條晴一郎(静岡大学)、澤谷由里子(名古屋商科大学)、山縣正幸(近畿大学)、森一貴(アールト大学)、山﨑和彦(Xデザイン学校)が交代で話題提供をして参加者と議論を深めます。これからのソーシャルイノベーション、ケア、まち/都市/地域、コミュニティ、デジタル、プラットフォームなどについても学びがある内容ですので、この分野に興味がある方はぜひご参加ください。

1. 研究会名:ソーシャルイノベーション研究会

2.研究会概要:
本研究会では、エツィオ・マンズィーニの最新書籍「Livable Proximity」を参考にして、これからのソーシャルイノベーションについて学び、深めていきます。本研究会では、ここちよい近さ、ケアのあるまち、都市と地域、これからのデザインとプラットフォーム、デジタル活用なども追求していきます。
講師は、書籍「Livable Proximity」日本語版の翻訳メンバーである、安西洋之さん、本條晴一郎さん、澤谷由里子さん、山縣正幸さん、森一貴さん、山﨑和彦さんの合計6名が毎回の研究会で話題提供して議論を深めます。研究会はオンラインで開催し、後日に録画を活用することもできます。また、研究会参加者は講師とのオンラインコミュニティに参加して資料の共有と議論に参加することもできます。また、書籍「Livable Proximity」日本語版が完成した時には、研究協力者としてお名前を記載の上、本を一冊贈呈します。

書籍「Livable Proximity」の紹介に関しては安西洋之さんのこちらのnoteも参考にしてください。
https://note.com/anzaih/n/n8b5dd9f99fa9

3.研究会対象者
・ソーシャルイノベーションに興味がある人
・都市、地域のコミュニティ、ケアに興味がある人
・次世代のデザイン思考、意味のイノベーションやデザイン文化に興味がある人
・これからの、デジタルプラットフォームに興味ある企画者やエンジニア
・ソーシャルイノベーションに関する実践者や研究者を目指す人

4.研究会のスケジュール
■第1回 5月30日(火)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ「ソーシャルイノベーション、ここちよい近さに向けて」
・内容:「Livable Proximity」はじめにと1章に関しての講義とディスカッション
・メイン講師:安西洋之さん、本條晴一郎さん
・参加講師:澤谷由里子先生、山縣正幸さん、森一貴さん、山﨑和彦さん
■第2回 6月19日(月)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ「ソーシャルイノベーション、ここちよい近さのためのデジタルの活用(仮)
・内容:「Livable Proximity」 イヴァナ・パイスによるエッセイに関しての講義とディスカッション
・メイン講師:山縣正幸さん
・参加講師:安西洋之さん、本條晴一郎さん、澤谷由里子さん、森一貴さん、山﨑和彦さん
■第3回 7月31日(月)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ「ソーシャルイノベーション、ここちよい近さとまち(仮)」
・内容:「Livable Proximity」2章に関しての講義とディスカッション
・メイン講師:森一貴さん
・参加講師:安西洋之さん、本條晴一郎さん、澤谷由里子さん、山縣正幸さん、山﨑和彦さん
■第4回 8月21日(月)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ「ソーシャルイノベーション、まちでケアする(仮)」
・内容:「Livable Proximity」3章に関しての講義とディスカッション
・メイン講師:澤谷由里子さん
・参加講師:安西洋之さん、本條晴一郎さん、山縣正幸さん、森一貴さん、山﨑和彦さん
■第5回 9月11日(月)19:00-21:00(オンライン)
・テーマ「ソーシャルイノベーション、ここちよい近さをデザインする(仮)」
・内容:「Livable Proximity」4章に関しての講義とディスカッション
・メイン講師:山﨑和彦さん
・参加講師:安西洋之さん、本條晴一郎さん、澤谷由里子さん、山縣正幸さん、森一貴さん

5. 募集人員:30 名程度

6. 募集期間 2023 年 05 月 04日(木)~5 月 28 日(日)

7. 参加費:30,000 円(全 5 回の研究会参加、講師とのオンラインコミュニティにて資料の共有と議論に参加。また、書籍「Livable Proximity」日本語版が完成した時には、研究協力者としてお名前を記載の上、本を一冊贈呈。)

8. 主催: 株式会社Xデザイン研究所
・Xデザイン学校事務局 メール:xdesignacademy@gmail.com
・Web: https://www.xdesign-lab.com

9. 協力: 日本デザイン学会PD部会

10. 参加方法:(先着順)
・申込Webサイトよりお申し込みください
https://peatix.com/event/3577551/view


■エツィオ・マンズィーニについて
エツィオ・マンズィーニはイタリアのデザイン研究者であり、ソーシャル イノベーションとサスティナビリティのためのデザインに関するリーダーです。現在は、ミラノ工科大学の名誉教授、イノベーションとサスティナビリティのためのデザインに関する国際ネットワークであるDESISの創設者です。これまでに、エリサバ デザイン スクール アンド エンジニアリング(バルセロナ)、同済大学(上海)、江南大学(無錫)、RCA(ロンドン)の客員教授です。代表的な著書は、「日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化」、「Design, When Everyone Designs」と最新著書として「Livable Proximity: Ideas for the City That Cares」などがあります。

■「Livable Proximity」日本語版について
ソーシャルイノベーションの第一人者、エツィオ・マンズィーニ著「Livable proximity — ideas for the city that cares」は、これからのソーシャルイノベーションに重要な示唆を与えてくれる本です。Xデザイン出版では、2023年10月にこの本の日本語版を刊行することを目標に準備を進めています。そのためにも、この「ソーシャルイノベーション研究会」での議論をヒントにしながら、日本語版の解説や日本での事例なども付け加えていく予定です。この日本語版は監修を安西洋之さんと山崎和彦さんが行い、翻訳メンバーは2人に加えて本條晴一郎さん、澤谷由里子さん、山縣正幸さん、森一貴さんの合計6名です。また、この本をより理解するために、翻訳メンバーはイタリアに訪問して、エツィオ・マンズィーニやイヴァナ・パイスと現地で打ち合わせをしたり、この本で事例として紹介されている地域を訪問したり、認知症のケアセンターを訪れています。さらに、日本での事例となる場所への訪問もしています。

UD検定・初級 第29回(オンライン開催)講習と検定試験のご案内

IAUDはユニヴァーサルデザインの更なる普及と実現を目指す取組みのひとつである、
ユニヴァーサルデザイン検定(UD検定)初級・オンライン開催の
申込み受付を開始しましたので、ご案内させていただきます。

期間内であれば、時間・場所を問わず講習から検定試験までを受けていただくことができます。
ご関係の方々にもご案内いただけますと幸いです。

 申込み締切: 2023年5月18日(木)
 講習1: 2023年5月23日(火)~6月1日(木)
 講習2: 2023年6月3日(土)~6月12日(月)
 検定試験: 2023年6月14日(水)~6月21日(水)
 ※講習と検定試験は、上記期間内のお好きな時に受けていただく事ができます。

詳細とお申込みは下記URLよりお願いいたします。
https://www.iaud.net/ud_certification/20675/

藝術学関連学会連合第17回公開シンポジウムのご案内

藝術学関連学会連合第17回公開シンポジウムの開催をご案内いたします。

テーマ「芸術と平和/戦争」 2023年6月3日(土)
会場:広島平和記念資料館メモリアルホール(参加無料)
発表概要等については、下記サイトをご覧下さい。
http://geiren.org/news/2023/peace-war.html

[プログラム]
13:00-13:20
開会の言葉 藤田治彦会長
趣旨説明 青木孝夫

13:20-14:45
第1部
 

ヒロシマと芸術   司会進行:青木孝夫(広島芸術学会)
・柿木伸之(広島芸術学会)
傷からの芸術とその変貌―生存の芸術のために[仮題]
・稲山玲(日本演劇学会)
原爆を扱った井上ひさし作品における「言葉」と「再生」−『父と暮らせば』『少年口伝隊一九四五』を題材に
・沼野雄司(日本音楽学会)
音楽作品におけるヒロシマ[仮題]

 質疑・応答14:45-14:55
 休憩 14:55-16:20

第2部 

占領空間における美術とデザイン 司会進行:井口壽乃(日本デザイン学会)
・河田明久(美術史学会)
「事変」の美術 ― 先例としての日中戦争
・森理恵(服飾美学会)
太平洋戦争期のモンペ―民族主義、汎アジア主義、全体主義の交差点
・近藤存志(意匠学会)
戦禍の中での福祉社会の実現とモダン・デザインの意味 第3次中東戦争停戦後のエルサレムの試み

質疑・応答 16:20-16:35
休憩 16:35-17:20

全体討議:芸術と「平和/戦争」 司会:大久保尚子(服飾美学会)
各パネリストからの発言・フロアとの討議 17:20-
閉会の辞 貫成人副会長

問い合わせ先:藝術学関連シンポジウム担当:井口壽乃
iguchi@mmail.saitama-u.ac.jp

人材募集:教員公募:育英館大学情報メディア学部

育英館大学では、専任教員 (メディア表現分野) を公募しています。詳しくは、下記にてご確認ください。

[仕事内容 (業務内容、担当科目等)]
育英館大学情報メディア学部では、メディア表現分野に関わる教育および研究活動に従事できる教員を公募いたします。
商業作品・個人作品を問わず、Mayaまたは3dsMaxによる3DCG制作と作品発表の経験があり、「CG制作基礎」「CG制作応用」「CG制作演習」等の専門科目を担当できること。
授業は対面(京都)およびオンライン(北海道)によって行う。初年次を対象とした「基礎演習」等の教養・情報メディア基礎科目も担当できることが望ましい。

[勤務地住所等]
〒612-0822 京都府京都市伏見区深草鞍ケ谷45-5
育英館大学 京都サテライト校

[募集人数] 1名 准教授、講師もしくは助教

[着任時期] 2023年9月1日


https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D123020958&ln_jor=0

育英館大学HP
https://www.ikueikan.ac.jp/

会員の著書:「うれしい体験のデザイン UXで笑顔を生み出す38のヒント: Designing Smile Experience」 著者:山﨑和彦氏を掲載しました。

会員の著書に「うれしい体験のデザイン UXで笑顔を生み出す38のヒント: Designing Smile Experience」著者:山﨑和彦氏を掲載しました。  

会員の著書

IASDR2023 原稿投稿〆切延長のお知らせ

IASDR2023 ミラノ工科大学で開催の 発表申込と原稿の投稿〆切が延長されてます。日本デザイン学会会員の皆様の積極的な投稿をお願いします。
The Deadline For the Submission of Full Papers to IASDR 2023 Life-Changing Design is Approaching?
The deadline to submit full papers to the 10th congress of the International Association of Societies of Design Research (IASDR) is fast approaching! 7th April 2023 is the submission deadline for full papers and 28th April 2023 is the submission deadline for the Ph.D. consortium, short papers, pictorials, panels, and workshops. Please find more information about IASDR 2023 and how to submit below.?
Dates: 09-13 October 2023Venue: Politecnico di Milano
In the frame of a post-pandemic era, humanity is at a crossroads between restoration and change, deciding what it is worth to be saved and what we can and should forget. The IASDR congress aims to provide a space for designers, researchers, educators, and students to reflect on the role of design in these transformation processes, and on how design is renewing and transforming itself.
The congress welcomes contributions centered in the following tracks:[Changing] Organizations and Policies[Changing] Products and ProductionIdentities and [Changing] Identities[Changing] Ecosystems[Changing] Communities[Changing] Education[Changing] Spaces and Services[Changing] Interaction[Changing] HeritagePlease go here to read full descriptions of the tracks and further submission guidelines.?
Important dates:03rd July 2023 ? Notification to authors and feedback07th August 2023 ? Camera-ready submissions deadline for accepted submissions9th-13th October 2023 ? Congress dates
Contact: iasdr2023@polimi.itWebsite: https://www.iasdr2023.polimi.it

第70回 春季研究発表大会 原稿投稿〆切延長のお知らせ

第70回 春季研究発表大会に関してお知らせします。
発表申込と概要集原稿の投稿〆切を延長しました

発表申し込み期間/概要集原稿投稿期間の締切を、4月7日(金)23:59(深夜)まで延長いたします。
既に原稿をご投稿頂いた皆様におかれましても、原稿の差し替えが可能ですので、ご活用ください。

なお、これ以上の〆切延長はありませんので、ご注意ください。


発表申込・原稿投稿については以下よりお願いいたします。
https://jssd.confit.atlas.jp/login

原稿フォーマットについては以下からダウンロードしてください。
https://confit.atlas.jp/guide/event/jssd70/static/sankamousikomi


環境デザイン部会機関誌「EDPlace96号(PDF版)」を掲載します。

環境デザイン部会の機関誌 ED Place 95号が発行されました。

今回も全ページ閲覧可能です、ぜひご覧ください。

人材募集:教員公募:東京都立大学

東京都立大学システムデザイン学部インダストリアルアート学科では

以下の通り教員を公募しています。詳しくは、下記のHPをご確認ください。

准教授 1名

専門分野:デザイン分野(ビジュアルデザイン・グラフィックデザイン・コミュニケーションデザイン)https://www.houjin-tmu.ac.jp/assets/library/2023/03/0501_050612.pdf

提出期限:2023年6月12日(月)

助教 2名

専門分野:デザイン分野

https://www.houjin-tmu.ac.jp/assets/library/2023/03/0502_050619.pdf

提出期限:2023年6月19日(月)

JSSD教育成果集(PDF版)の公開

第2支部では毎年、デザイン教育を担う会員の教育成果物を紹介する小冊子「教育成果集」を発行しております。
この度、今までに発行した教育成果集4冊(2018年版、2019年版、2020年版、2021年版)のPDF版を学会HPにアップロードいたしました。会員の皆様の研究・教育にご活用いただければ幸いです。

教育成果集2018

教育成果集2019

教育成果集2020

教育成果集2021