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Info-Dオルタナティ部vol.8 「中心無き時代のデザインを読み解く」活動報告

デザイン学のもう一つの方向性を探究する・オルタナティ部

オルタナティ部 vol.8テーマ
「中心無き時代のデザインを読み解く」

◉日時: 2月12日(土)19:00-21:00
◉部長:上平崇仁(専修大学)

【企画概要】
幅広い領域でデザインが実践されるようになり、デザインが対象とするスコープは際限なく拡大しています。その一方で、デザインが目指してきた〈明るい未来〉が問い直され、これまでの創造活動ではあまり問われなかった批判的な観点も議論されることが増えてきました。
例えば「どこまでの範囲をデザインしようとするのか」「スタートとゴールを前提とするプロジェクトで扱えないものはどうなるのか」、「複製性や再現性のない一回限りの出来事の価値をどう位置づけるか」「デザインする行為主体性はどこにあるのか」といった問いです。
そのような観点を扱うためには、少なくとも天動説のような〈中心点〉やそこに至る〈線形プロセス〉から脱却しなくてはなりません。これまでのデザインの定義も考え直す必要があり、学ぶときに依拠する基礎理論も影響を受けることになるでしょう。現在、パンデミックに苦しむわれわれは、グローバリズムの夢への代償、その他様々な意味において〈デザインで改変してきたことと、改変されてしまうこと〉の狭間に立っているように思われます。こうした時代の変化をふまえて、Info-Dオルタナティ部の活動として〈中心無き時代のデザイン〉を多角的に読み解き、議論する機会を設けたいと思います。

■キーワード
・原初的デザインとモダンデザイン
・存在論的デザイン
・デザインにおける多元性・ポスト多元
・ポストヒューマン■今回の運営者
上平崇仁

■オンライン開催

Info-Dオルタナティ部vol.7-1.7-2 デザインするを読む会「デザインの知恵に迫るデザインのふり返り方の探索」活動報告

デザイン学のもう一つの可能性を探る部活動・オルタナティ部
オルタナティ部vol.7-1.7-2テーマ
デザインするを読む会「デザインの知恵に迫るデザインのふり返り方の探索」


日時:
vol.7-1:1月23日(日)AM9:00~11:00
vol.7-2:2月20日(日)AM9:00~11:00

【企画概要】
企業のデザイナーが自分自身のデザイン実践の省察を行い、そこにある自身のデザイン知を探る活動を須永先生をはじめ何人かで行ってきました。
今回はそこで実際にデザイン実践の省察を行なったカシオのデザイナー新野さんにデザイン実践の省察話を語っていただきながら、参加者のみなさんを交えて、
・デザインの実践におけるデザインのstudy、探究とはどのようなものなのか?
・企業のデザイナーは、いかにデザインの省察を行い、次の実践に活かしていけるのか?
・どのようにデザイン知を見出していくことができるのか?
など、デザイナーのデザイン知について対話をしていきたいと思っています。

●イントロダクション
 ・デザイン実践の省察を行ってきた「デザインするを読む会」でやってきたことをご紹介
 ・デザイン学会の特集号「実践するデザイナーたちのデザイン知」の紹介
●話題提供
 ・カシオのデザイナー新野さんがデザイン実践の省察話を語る
●ディスカッション
Miroを使って、新野氏のデザイン実践を振返る」、参加型議論

■今回の主な語り手と運営
新野 佑樹(CASIO)
小早川 真衣子(千葉工大)
瀧 知惠美(MIMIGURI)
須永 剛司

■部活動の振り返り
新野氏によるユーザビリティ向上を目的とした、アプリの研究、開発実践の話があった。企業は認知と理性で事業を進めるが、そのなかに物づくりを楽しむ、味わいあう人がいる。そういう人たちがエモーションをもって自らのものづくりを語ることから、組織との関係を形づくっていく知恵と技があるのかもしれない。

Info-Dオルタナティ部vol.6「情報デザインクロニクル共同編集:ソフトディバイスの歴史を題材にして」活動報告

Info-Dオルタナティ部vol.5「MIMIGURIの小田裕和さんと『足元のWHYを問い直すデザイン』について語りあう」活動報告

デザイン学のもう一つの可能性を探る部活動・オルタナティ部
5回目のオルタナティ部は、2021年度JSSD秋季企画大会にて活動しました。

オルタナティ部vol.5 テーマ
「MIMIGURIの小田裕和さんと『足元のWHYを問い直すデザイン』について語りあう」
◉HP: https://jssd2021fall.studio.site
◉場所:2021年度 日本デザイン学会 秋季企画大会
◉日時:11月6日(土)15:10-16:40
◉部長:横溝賢、元木環

【企画概要】
コロナ禍で料理を始めたり,ギターに挑戦する人が増えたように,企業や組織も,これまでの事業を問い直して新しいことに挑戦する動きが活発になっています.うちも組織変革をやろう!となってチームを組んで,いざ見えないゴールを互いに探そうとすると,「私は,あなたは,何がしたいのか? 私たちは,なぜ活動しているのか?」という,〈私-たち〉の事業を支える『足元のWHY』が見えなくなることがあるようです.
MIMIGURIの小田裕和さんは,多様な企業と協同して,この『足元のWHY』を問い直すことから事業を推進するデザインに挑戦しています.
前に進む前に,その場に踏みとどまり,企業として社会と共に生きることの意味をぐるりと探してみる-.そういう余白を形づくるデザインが,いま社会の現場で必要とされています

Info-Dオルタナティ部vol.4 「デザイン大喜利@「Design Red Data Book」活動報告

デザイン学のもう一つの可能性を探る部活動・オルタナティ部
オルタナティ部vol.4テーマ
「デザイン大喜利@「Design Red Data Book」
部長:中島郁子(wirefactory/女子美術大学)
日時:10月9日(土)20:00~22:00

[参加者]
最大23名終了時16名・学部3年~60代まで参加 : 札幌市立大、千葉工大、関東学院大、女子美大、京大、中京大、成安造形大、京都市立芸大、京都工芸繊維大、大分大、ほか編集者、経産省、八戸市役所、R東日本、元電通、若手(※常葉新卒)デザイナーほか
[スタッフ]
主査:横溝賢(札幌市立大)
部長:中島郁子(wirefactory/女子美術大)
マネージャー:水野佑紀(京都市立芸術大)
グラフィックレコーディング:高畠栞(札幌市立大)

[企画概要]
「デザインの絶滅種 and 絶滅危惧種?絶滅?どゆこと?」
 たとえば。モビリティのEV化に伴い、膨大な数のデザインワークが消滅します。デジタルサイネージの普及は、駅貼りと中吊りを駆逐しています。この喪失によって、わたしたちはどのような体験を得て、何の記憶を失うのか。まず手始めに、すぐにやってくる未来についての手がかりにしましょう。
 和文タイプとかインレタとか、あんな非効率なの失くなってアタリマエではあります。でも。もしかすると。活版やレコードみたいに復活可能なロストテクがあるかも?代替できない失われたモノ・コトから、あらたなビジネスチャンスが生まれるかも?温故知新から宝探ししませんか。まだ間に合う「デザインの絶滅危惧種」についても議論します。

【中島郁子部長による振り返りコメント】
メインテーマ「すでに絶滅したデザイン」「絶滅が危惧されるデザイン」に関するモノ・コトについて、大喜利形式にてネタをご披露し合い、それぞれが持ち寄ったものがたりから、議論に議論が重なり合っていくさまは、エキサイティングでした。
特に面白かったのは、「絶滅あるある」の思い出話にはまったくならず、真逆とも言える「絶滅しなかったコト・モノとは」について、みんなが語ったことです。
「紙きっぷによる思い出の記録によって、後日に記憶を喚起」「京都の由緒ある窯元の廃棄寸前だった石膏型をデジタル技術で再現」「需要も作り手も材料もない。もう安楽死させてもいい『伝統』もあるのでは」など、各領域最先端の実践者による「その人ならではの特別なものがたり」は鋭く重く、わたしたちの感覚や思考に確実に作用し、気づきのシナプスを増殖させ、あらたな問いや考察に結晶していきました。
ご要望をたくさんいただいているため、近日中にスピンオフ「リターンマッチ」を開催します。現在調整中にて、日程など、詳細についてはおまちください。

【9/19(土)開催】情報デザイン研究部会・研究会「オルタナティヴデザイン」参加者募集のおしらせ

情報デザイン研究部会・研究会「オルタナティヴデザイン〜実践者たちのデザインの知のはたらき〜」の参加者を募集します

新型コロナウイルス感染の影響により第67回春季研究発表大会は中止となりましたが、本部会・info-Dでは、学会代替として情報デザイン実践者のための研究交流の場・オンラインセッションを独自に企画し、2020年9月19日(土)に開催いたします。参加申込者には発表資料を事前に配信し、当日は発表者を含めた参加者の皆さまとの議論を中心にできればと考えております。お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

◎開催日時:2020年 9月19日(土)10:00〜17:00 オンライン

◎主催:情報デザイン研究部会

◎参加費:600円

◎参加申込https://peatix.com/event/1593966/view

◎プログラム

セッション1(10:00〜11:30)

AI技術を用いた新たな仕事の組織化を支えるリソースのデザイン
小早川 真衣子, 須永 剛司,, 伊集院 幸輝, 西村 拓一(千葉工業大学, 東京藝術大学, 公立はこだて未来大学, 産業技術総合研究所****)

他人以上共同体未満の状態をかたちづくるデザイン活動の考察
三河 侑矢, 佐藤 あみか, 佐野 弥詩, 樋口 涼佳子, 中者 睦望, 横溝 賢(札幌市立大学デザイン学部, 札幌市立大学)

知識を手で触れる物体(積み木)にするデザインの試み
岡村 綾華, 梶谷 文雄, 須永 剛司,, 小早川 真衣子, 伊集院 幸輝, 西村 拓一(東京藝術大学, 公立はこだて未来大学, 千葉工業大学, 産業技術総合研究所****)

ゲーミング・シュミレーションで語る「公立校的な学び」
日下 真緒*, 加藤 文俊(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 *, 慶應義塾大学 環境情報学部)

「先見の明」のある人財を活かすプロセスとメカニズム
酒井 章(武蔵野美術大学 大学院 造形工研究科)

デザイン初学者のためのプロトタイピング教育導入のポイント
両角 清隆, 長崎 智宏(東北工業大学)

セッション2(13:00〜14:30)

共感をデザインする
中島 郁子, 井上 智博(wirefactory, 京都工芸繊維大学)

製材会社をフィールドとした活動支援アプリケーションのデザイン
三野宮 定里,, 原田 泰(公立はこだて未来大学大学院, 株式会社ソフトディバイス **, 公立はこだて未来大学)

全天球映像を用いた「ビジュアル・フィールドノート」の作成
廣瀬 花衣, 加藤 文俊(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 修士課程, 慶應義塾大学 環境情報学部 教授)

子育て中の父親を対象とした対話ワークショップに関する研究
草苅 和士, 堀江 政広, 髙橋 葵士, 中川 陽樹(東北工業大学 デザイン工学専攻, 東北工業大学, 東北工業大学 産業デザイン学科***)

人の暮らしを中心に体験を考えるリビングラボの実践知
木村 篤信, 原口 悠, 山内 泰, 松浦 克太, 野口 真美, 林 瑞恵, 梅本 政隆(NTT サービスエボリューション研究所, 大牟田未来共創センター, 西日本電信電話株式会社, 大牟田市役所**)

林業女子、絵本をつくる!活動の振り返り
横溝 賢, 堀内 幸呼, 渡邊 喜紀, 皆上 伸, 森 佳正***, 森 花子 *, 中島 郁子 *, 沓澤 希実佳 **
(札幌市立大学, 八戸工業大学, 三八森林組合, 自伐林業家, 八戸ブックセンター, wirefactory)

オーガナイズドセッション(15:30〜17:15)
「語らうデザイン:実践者の見えを交差させることから顕れるデザインの知」

登壇者:
 上平 崇仁(専修大学)
 中島 郁子(wirefactory)
 二宮 咲子(関東学院大学)
 元木 環(京都大学)

モデレータ:
 横溝 賢(札幌市立大学)

◎発表形式
 発表スライド動画(15min )を申込者へ事前に公開・配信
 当日は、発表者による概要説明と質疑応答を行います。
 接続先アドレスは、申込者にメールにて事前連絡いたします

◎問い合わせ先:conf.info.d@gmail.com

【9/19(土)開催】情報デザイン研究部会主催セッション「オルタナティヴデザイン」発表者募集のお知らせ

「オルタナティヴデザイン〜実践者たちのデザインの知のはたらき〜」の発表者を募集します

新型コロナウイルス感染の影響により第67回春季研究発表大会は中止となりましたが、本部会・info-Dでは、学会代替として情報デザイン実践者のための研究交流の場・オンラインセッションを独自に企画し、2020年9月19日(土)に開催いたします。情報デザインに関連した研究者・社会人・学生の皆さまは、研究発表の場としてご活用ください。

◎info-Dオンラインセッション「オルタナティヴデザイン〜実践者たちのデザインの知のはたらき」

◎開催概要(暫定版):リンクのGoogleドキュメントをご確認ください→こちら

◎開催日時:2020年 9月19日(土)10:00〜17:00(予定:発表件数により時間を変更するかもしれません)

◎発表申込の条件(下記3項目のいずれかを満たしていること):

1.大会プログラムD-00から始まる「情報デザイン部会セッション:実践者のデザインの知のはたらき」投稿者

2.大会プログラムM-00から始まる「情報デザイン分野(口頭/ポスターどちらも含む)」投稿者

3.情報デザイン研究部会関係者

◎発表申込み期限:8/3締切から延長しました。8月9日(日曜日)23:00まで

◆発表申込みはGoogleフォームから → https://forms.gle/GLBWP6RhbFHAyyBaA

◎聴講のみの参加について:8月中頃に本サイトにて参加方法のお知らせをします

◆ 発表のお申込フォーム → https://forms.gle/GLBWP6RhbFHAyyBaA

◎問い合わせ先:情報デザイン部会主査 横溝 賢(k.yokomizo(@)scu.ac.jp)メールは@のカッコをとってお送りください。