講演会「作字とデザイン:グラフィックの立場からのタイポグラフィ」のお知らせ[更新]

タイポグラフィ部会では、「書体」をめぐる多様なアプローチについて議論を行ってきました。
今回は、活字以前の文字の姿をとりあげ、手で描く(書く)文字の造形として「作字」に着目し、グラフィックデザインの分野で特に文字にかかわる斬新な造形で知られる小林一毅氏と林規章氏による講演会を開催いたします。

2023年5月20日(土) 14:00~16:00(13:30 開場)

東京工芸大学 中野キャンパス 1号館 1B01教室(予定)
(丸の内線・大江戸線 中野坂上駅 徒歩10分)

小林一毅|Ikki Kobayashi
グラフィックデザイナー
1992年滋賀県生まれ。多摩美術大学を卒業後、(株)資生堂を経て2019年独立。作字・作画による平面的な造形探究を基本姿勢として美術や飲食など生活文化に携わる仕事を中心に活動している。主な受賞に東京TDC賞、JAGDA新人賞。

林 規章 |Noriaki Hayashi
アートディレクター/グラフィックデザイナー
1964年岐阜県生まれ。名古屋芸術大学卒業。花王株式会社を経て、フリー。Galleria di Piazza San Marcoにて「現代日本のポスター100」選出。「ブルーノ・ムナーリの本たち」ブックデザインが高等学校美術教科書選定。主な受賞に東京ADC賞、東京TDC賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、NY ADC特別賞、THE ONE SHOW GOLD PENCILなど受賞。女子美術大学教授。研究として、図像の特質を見い出し視覚伝達を通してコミュニケーションの核心を探っている。

プログラム
開会
小林一毅氏講演  14:05〜14:35
林 規章氏講演  14:35〜15:05

休憩(10分)

小林一毅氏と林規章氏による対談 15時15分〜15時45分
質疑

閉会

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参加費:無料

主催 : 日本デザイン学会 タイポグラフィ部会

UD検定・初級 第29回(オンライン開催)講習と検定試験のご案内

IAUDはユニヴァーサルデザインの更なる普及と実現を目指す取組みのひとつである、
ユニヴァーサルデザイン検定(UD検定)初級・オンライン開催の
申込み受付を開始しましたので、ご案内させていただきます。

期間内であれば、時間・場所を問わず講習から検定試験までを受けていただくことができます。
ご関係の方々にもご案内いただけますと幸いです。

 申込み締切: 2023年5月18日(木)
 講習1: 2023年5月23日(火)~6月1日(木)
 講習2: 2023年6月3日(土)~6月12日(月)
 検定試験: 2023年6月14日(水)~6月21日(水)
 ※講習と検定試験は、上記期間内のお好きな時に受けていただく事ができます。

詳細とお申込みは下記URLよりお願いいたします。
https://www.iaud.net/ud_certification/20675/

藝術学関連学会連合第17回公開シンポジウムのご案内

藝術学関連学会連合第17回公開シンポジウムの開催をご案内いたします。

テーマ「芸術と平和/戦争」 2023年6月3日(土)
会場:広島平和記念資料館メモリアルホール(参加無料)
発表概要等については、下記サイトをご覧下さい。
http://geiren.org/news/2023/peace-war.html

[プログラム]
13:00-13:20
開会の言葉 藤田治彦会長
趣旨説明 青木孝夫

13:20-14:45
第1部
 

ヒロシマと芸術   司会進行:青木孝夫(広島芸術学会)
・柿木伸之(広島芸術学会)
傷からの芸術とその変貌―生存の芸術のために[仮題]
・稲山玲(日本演劇学会)
原爆を扱った井上ひさし作品における「言葉」と「再生」−『父と暮らせば』『少年口伝隊一九四五』を題材に
・沼野雄司(日本音楽学会)
音楽作品におけるヒロシマ[仮題]

 質疑・応答14:45-14:55
 休憩 14:55-16:20

第2部 

占領空間における美術とデザイン 司会進行:井口壽乃(日本デザイン学会)
・河田明久(美術史学会)
「事変」の美術 ― 先例としての日中戦争
・森理恵(服飾美学会)
太平洋戦争期のモンペ―民族主義、汎アジア主義、全体主義の交差点
・近藤存志(意匠学会)
戦禍の中での福祉社会の実現とモダン・デザインの意味 第3次中東戦争停戦後のエルサレムの試み

質疑・応答 16:20-16:35
休憩 16:35-17:20

全体討議:芸術と「平和/戦争」 司会:大久保尚子(服飾美学会)
各パネリストからの発言・フロアとの討議 17:20-
閉会の辞 貫成人副会長

問い合わせ先:藝術学関連シンポジウム担当:井口壽乃
iguchi@mmail.saitama-u.ac.jp

人材募集:教員公募:育英館大学情報メディア学部

育英館大学では、専任教員 (メディア表現分野) を公募しています。詳しくは、下記にてご確認ください。

[仕事内容 (業務内容、担当科目等)]
育英館大学情報メディア学部では、メディア表現分野に関わる教育および研究活動に従事できる教員を公募いたします。
商業作品・個人作品を問わず、Mayaまたは3dsMaxによる3DCG制作と作品発表の経験があり、「CG制作基礎」「CG制作応用」「CG制作演習」等の専門科目を担当できること。
授業は対面(京都)およびオンライン(北海道)によって行う。初年次を対象とした「基礎演習」等の教養・情報メディア基礎科目も担当できることが望ましい。

[勤務地住所等]
〒612-0822 京都府京都市伏見区深草鞍ケ谷45-5
育英館大学 京都サテライト校

[募集人数] 1名 准教授、講師もしくは助教

[着任時期] 2023年9月1日


https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D123020958&ln_jor=0

育英館大学HP
https://www.ikueikan.ac.jp/

第4支部令和4年度研究発表会のご報告

日本デザイン学会第4支部は、2023年3月17日(金)に令和4年度研究発表会をオンラインで開催致しました。
本研究発表会の概要をご報告申し上げます。

開催日時: 2023年3月17日(金)
発表形式:オンライン


1、13:00 開会 開会の挨拶

2、13:05 シンポジウム 講演「デザインと教育」
第一講演者 村井 陽平(福井工業大学 環境学部 デザイン学科<シンポジウム開催時>)
第二講演者 仁藤 潤(和洋女子大学 人文学部 文化芸術専攻 准教授)
第三講演者 赤井 愛(大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部 空間デザイン学科 准教授)
村井先生からは豊富な教育経験だけでなく、Royal College of Art Design Products専攻留学の経験を加えた日英のデザイン教育のあり方についてご公演をいただきました。
仁藤先生からはチェコのFilm school Zlinでのアニメーション映像制作の教育経験から、日本の学生評価との違い、教育姿勢や価値観の違いについてご解説いただきました。
赤井先生からはデザイン教育の産学連携について、実践を通じた知見と合理的な進行(特に学内部署との連携)について、実際の事例を示しながらご説明いただきました。


3、14:30 研究発表第1セッション(座長:赤井 愛副支部長)
英国のデザイン教育カリキュラムとBBC Micro:bit
益岡 了(大阪工業大学)
地域活動における学生のモチベーション向上のためのアクションリサーチ ―参加者の出番と居場所の創出―
大村莉乃(札幌市立大学デザイン学部)、片山めぐみ(札幌市立大学)、武田亘明(札幌市立大学)
中国伝統村落の近代化の発展研究-中国貴州省東南部のミャオ族・トン族の伝統村落を対象に
沈 晏如(shen yanru 東京造形大学)
プロレタリア演劇運動におけるグラフの利用
山本彩(東亜大学)
菓子類外箱の調査と袋菓子紙器化の提案
梅野理菜(大阪工業大学)、三浦慎司(大阪工業大学)


4、15:55 研究発表第2セッション(座長:益岡 了副支部長)
ARを利用した空間検証ツールの提案 〜商業施設における万引き防止対策〜
川角典弘(和歌山大学),輪玉隼也(和歌山大学大学院)
元素記号を用いたヴィジュアルデザインのためのタイプフェイスの模索
齋藤 琢真(静岡理工科大学)、定國 伸吾(静岡理工科大学)、 櫻井 将人(静岡理工科大学) 、 松田 崇(静岡理工科大学)
Evaluating the Influence Factors on Cultural Awareness Between Traditional Japanese Customs and Technological Items Lalitnuntapun Mathavee (Iwate University)、Peng Jiang (Iwate University)、Takamitsu Tanaka (Iwate University)
Investigate Thai Textiles using Japanese Modernized Techniques and Compatibility with Thai Usage Scenarios
Nitipisanon Ketsiri (岩手大学)、 Peng Jiang(岩手大学)、Takamitsu Tanaka (岩手大学)


5、16:55 閉会

令和4年度は、コロナ以前では行われていました基調講演をシンポジウムとして復活できました。
また第4支部以外の参加も多く、全国から57名の参加があり、研究発表では9つの発表がありました。
比較的研究ジャンルが幅広く地域的な広がりがあり、英語に発表や活発な質疑もありました。
講演者、発表者、参加者各位の協力により、活発な交流が図れましたことに御礼申し上げます。

日本デザイン学会第4支部 支部長 益岡 了

会員の著書:「うれしい体験のデザイン UXで笑顔を生み出す38のヒント: Designing Smile Experience」 著者:山﨑和彦氏を掲載しました。

会員の著書に「うれしい体験のデザイン UXで笑顔を生み出す38のヒント: Designing Smile Experience」著者:山﨑和彦氏を掲載しました。  

会員の著書

IASDR2023 原稿投稿〆切延長のお知らせ

IASDR2023 ミラノ工科大学で開催の 発表申込と原稿の投稿〆切が延長されてます。日本デザイン学会会員の皆様の積極的な投稿をお願いします。
The Deadline For the Submission of Full Papers to IASDR 2023 Life-Changing Design is Approaching?
The deadline to submit full papers to the 10th congress of the International Association of Societies of Design Research (IASDR) is fast approaching! 7th April 2023 is the submission deadline for full papers and 28th April 2023 is the submission deadline for the Ph.D. consortium, short papers, pictorials, panels, and workshops. Please find more information about IASDR 2023 and how to submit below.?
Dates: 09-13 October 2023Venue: Politecnico di Milano
In the frame of a post-pandemic era, humanity is at a crossroads between restoration and change, deciding what it is worth to be saved and what we can and should forget. The IASDR congress aims to provide a space for designers, researchers, educators, and students to reflect on the role of design in these transformation processes, and on how design is renewing and transforming itself.
The congress welcomes contributions centered in the following tracks:[Changing] Organizations and Policies[Changing] Products and ProductionIdentities and [Changing] Identities[Changing] Ecosystems[Changing] Communities[Changing] Education[Changing] Spaces and Services[Changing] Interaction[Changing] HeritagePlease go here to read full descriptions of the tracks and further submission guidelines.?
Important dates:03rd July 2023 ? Notification to authors and feedback07th August 2023 ? Camera-ready submissions deadline for accepted submissions9th-13th October 2023 ? Congress dates
Contact: iasdr2023@polimi.itWebsite: https://www.iasdr2023.polimi.it