公開講座「経営、ビジョンとデザインの実践」(オンライン)

◾️趣旨:
デザイン経営はデザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法ですが、ブランドとイノベーションの基本にビジョンやミッションがあります。経営が企業のビジョンを実践したり、経営がビジョンを作ったりする関係にあります。そして、デザインは経営のビジョンを作ることに貢献したり、ビジョンを実践することに貢献することができます。

ここでは、人的資本経営という視点で事業に取り組んでいる仁科奏(プレイド、STUDIO ZERO、代表)さんと、患者中心経営という視点で事業に取り組んでいる村越悟(Ubie、プロダクトデザイナー)さんにそれぞれの企業の実践をお話しいただき、多様な視点で経営戦略の支援をしている岩淵匡敦( 元Boston Consulting Group、Managing Director)さんにこれからの経営とデザインについて話題提供してもらいます。そして最後に全員で「経営、ビジョンとデザインの実践とは」をテーマに考えるディスカッションします。

これからは、経営戦略に参画できる人材や経営戦略という視点考えることができるデザイナーやエンジニアが必要な時代になっていきます。なかなか、普段は聞くことができない話題提供や考えるディスカッションをする貴重な機会ですので、この分野に興味のある人はぜひご参加ください。

◾️ タイトル:Xデザイン学校公開講座「経営、ビジョンとデザインの実践」(オンライン)
■ ⽇時:2月19日(月)19:00-21:20(開場 18:50)オンライン
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 協力:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 参加費:2000円 (Xデザイン学校 2023年度受講⽣は無料)
◾️詳細・お申し込み:https://peatix.com/event/3807187/

■プログラム:
・19:00-19:30人的資本経営とデザイン 
 仁科奏(プレイド、STUDIO ZERO、代表)

・19:30-20:00患者中心経営とデザイン 
 村越悟(Ubie、プロダクトデザイナー)

・20:00-20:30これからの経営とデザイン
 岩渕匡敦(元Boston Consulting Group、Managing Director)

・20:30-21:00 考えるディスカッション「経営、ビジョンとデザインの実践とは」
 仁科奏(プレイド、STUDIO ZERO、代表)
 村越悟(Ubie、プロダクトデザイナー)
 岩渕匡敦(元Boston Consulting Group、Managing Director)
 山﨑和彦(Xデザイン研究所)

・21:00-21:20 Xデザイン学校2024年春コース説明

◾️講師プロフィール:仁科奏(プレイド STUDIO ZERO 代表)
プレイド株式会社 STUDIO ZERO 代表。NTTdocomo、セールスフォース・ドットコムで 営業/コンサルティングに従事。当社にてSales Directorとして営業活動全般をリードし、上場に貢献。その後、株式会社PRTableにてCFO/CPOとしてシリーズCファイナンスを成功させ、全社売上・利益ともに昨対比2倍以上の成長を実現。当社復帰後に事業開発組織STUDIO ZEROを立ち上げ、現在管掌中。三井物産株式会社様と共同で立ち上げた株式会社ドットミーの経営アドバイザーも兼務。

◾️講師プロフィール:村越悟(Ubieプロダクトデザイナー)
デザインエージェンシーにて、10年ほどクライアント企業のWeb・デジタルメディアの活用戦略コンサルティング、Webサイト構築に従事、その後事業会社にてUXデザイン組織の立ち上げ、マネジメントを経験、2年で全社にUXデザインの考え方を浸透させ、2015年より株式会社グッドパッチにジョイン、国内受託事業の責任者として着任後業績を昨年対比で145%成長を実現させる。2016年より海外事業の展開強化により、執行役員としてグローバルでのクライアントサービスの事業部門を立ち上げる。2017年にアクセンチュアへ入社。アクセンチュアでは、主に保険会社を中心としたデジタルトランスフォーメーションプロジェクトやデザインシンキングを活用したプロトタイピング、サービス企画に関するプロジェクトに多数参画、2021年2月Ubie株式会社に入社。

◾️講師プロフィール:岩渕匡敦(元Boston Consulting Group)
元Boston Consulting Group Tokyo、 Partner and Managing Director。ソフトバンク、複数のIT・ベンチャー企業のマネジメントを経験後、Deloitteのデジタル戦略プラクティス責任者、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て2019年にBCGに入社。BCGデジタル&アナリティクスのコアメンバー。ハイテク・メディア・通信、自動車、消費財、エネルギー産業のデジタル戦略・トランスフォーメーションに加え、先端技術を用いたイノベーション創出、サプライチェーン、マーケティング、成長戦略を得意とする。欧州、米州、アジアを含む20か国を超えるグローバルプロジェクトを経験。

人材募集:教員公募:京都市立芸術大学

京都市立芸術大学では、デザイン科デザインB専攻において、講師または准教授1名を
募集しております。


・職名および人員:講師または准教授 1名
・所属及び担当:
美術学部 デザイン科 デザインB専攻(学士課程)
美術研究科 デザインB専攻 (修士課程)
美術研究科 デザインB専攻 (博士課程)
・専門分野:情報デザイン
・着任時期:令和6年10月1日(予定)
・応募締切:令和6年3月7日(木)必着
公募の詳細は下記をご参照ください
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D123122257
https://www.kcua.ac.jp/20241001_recruitment_designb/
(https://www.kcua.ac.jp/)
https://www.kcua.ac.jp/arts/design-b/

2023年度 デザイン科学基礎講座 「不確かさ」に対して頑強な設計の知恵 “高度化・多機能化”と”安心”のはざまで,設計にできること

ユニヴァーサルデザイン検定(UD検定)・初級オンライン開催第32回の申込み受付開始

ユニヴァーサルデザイン検定(UD検定)・初級オンライン開催第32回の申込み受付を開始しましたので、ご案内させていただきます。

申込締切:2024年2月15日(木)
講習1: 2024年2月20日(火)~2月29日(木)
講習2: 2024年3月2日(土)~3月11日(月)
検定試験:2024年3月13日(水)~3月20日(水)
※講習と検定試験は、上記期間内のお好きな時に受けていただく事ができます。

詳細とお申込みは、下記URLよりお願いいたします。
https://www.iaud.net/ud_certification/22933/

日本バウハウス協会 講演会のご案内(参加無料)

【ワルター・グロピウスとマックス・ビル - モダニズムの展開】

https://nipponbauhaus.jp/news-20240112

日 時 :2024年2月27日(火) 19:00-20:30
講 師 :浅野忠利氏(日本バウハウス協会顧問)

お申込URL : https://zoom.us/webinar/register/WN_BHOqiTR4TCOwAOkRMiGSAw

お申込期限 :2024年2月26日(月)

お問合せ : https://nipponbauhaus.jp/contact-us/

日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)展覧会のお知らせ

「Service Design Camp 2024」を開催案内

Service Design Network 日本支部では、「Service Design Camp 2024」を開催します。

「Service Design Camp 2024」は、参加者みんなで作るサービスデザインのお祭りです。
サービスデザイン学びたての学生や若手から、企業や行政、自治体など幅広いフィールドで活躍するサービスデザインの実践者や研究者、サービスデザインに関心がある全ての人が楽しめる、6つ(予定)のワークショップから構成されるイベントです。
本イベントの狙いは、サービスデザインの門戸を広め、より多くの方がサービスデザインを楽しみ、学び、実践できるようになることです。
昨年は100名以上の方に参加いただき、大変ご盛況いただきました。
興味のあるテーマのワークショップに、ぜひお気軽にご参加ください。

日時:2024年1月21日(日)10:00~21:00
会場:株式会社リクルート九段下オフィス
〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14-6 九段坂上KSビル
参加費:5,000円
主催:Service Design Network 日本支部

チケットの購入はこちら
https://servicedesigncamp24.peatix.com/
※本イベントはオフラインのみでの開催となり、オンラインでの配信予定はございません。詳細は、イベント公式サイトを御覧ください。
https://servicedesigncamp24.com/#SDCamp24

人材募集:教員公募:岩手大学

岩手大学では、クリエイティブ情報コース(令和7年度新設予定)においてデザイン系の准教授1名を募集しております。

職名及び人員
准教授 1名

所属及び担当
理工学部 理工学科 クリエイティブ情報コース (学士課程)
総合科学研究科 理工学専攻 デザイン・メディア工学コース (修士課程)
理工学研究科 デザイン・メディア工学専攻 デザイン工学分野 (博士課程)

専門分野
デザイン学関連(情報デザイン)、ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連、感性情報学関連(感性デザイン学、感性インタフェース)

着任時期
令和7年4月1日

応募締め切り
令和6年3月31日(日)消印有効

公募の詳細は下記をご参照ください。

https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D123121941
https://www.iwate-u.ac.jp/upload/560.pdf

地震災害のお見舞い

日頃より学会活動にご尽力賜り厚くお礼申し上げます。

1月1日に能登半島で発生した地震は驚くほど大きなものだったとのことで、日を追う

につれ人や建物、道路などに多大な被害が出たとの知らせが伝わってきております。

関係地区の会員の皆様方にも大きな影響が出ているのではないかと、たいへん心配

しております。

会員の皆様ならびにご家族のご無事と一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げており
ます。もしご支援できるようなことがございましたら、ご遠慮なくご連絡ください。
まずはとりあえず、皆様方のご健勝を祈りつつ、お見舞いまで。

敬具

                  一般社団法人 日本デザイン学会 本部事務局

公開講座:地域とデザイン その地域固有の価値は、いかにかたちづくられるか?

今日の複製可能なビジネスモデルやグローバルな原材料の供給網は、事業の規模拡大を加速させるいっぽうで、それぞれの地域に根付く固有の文化を消し去り、世界を均質化する働きがあります。そして不思議なことに、そのデザインされた均質な街に、幸福度の高い生活があるわけでもなさそうです。

これは普遍的な解を目指した近代デザインが引き起こす根本的な〈矛盾〉となり、私たちの前に立ちはだかっています。近年の小ロットのクラフト飲料ブームも、規模拡大よりも生のリアリティを伴った活動を志向するデザイナーが増えているのも、均質化する世界への対抗のようでもあります。これからのデザインには、それぞれの地域の価値を経済合理性のものさしだけでは測れない多元的なものとして見直せるかどうかが問われています。

それでは、その地域に眠る独自の価値とは、いかにして発掘できるのでしょうか。そもそも、価値として交換される以前に、その地域の人々の中で文化はどのようにかたちづくられるのでしょうか。それらが形成される原点にまで立ち返りつつ探索してみることは、地域性を持ったデザインを考える上で大きな意味があるはずです。

こうした歴史に埋め込まれた〈問い〉を考えるために、今回の公開講座では、山形県新庄市を拠点にデザインに取り組まれている吉野敏充さんをお招きしました。吉野敏充デザイン事務所は、独特の文化を感じさせる地域商品や冊子の編集で多くの実績があります。Xデザイン学校講師の上平による上平研究室の鹿児島県阿久根市でのデザインリサーチの実践事例と合わせて、北の生活文化と南の生活文化の中で形成された地域の価値と、それをどのようにデザインに活かせるのかについて考えてみたいと思います。

今回のトークは、地域におけるデザインの実践方法やそれらを読み解くことに関心のある人々に大きな示唆を与えてくれるでしょう。忙しい年始の夜になりますが、このテーマにご関心をお持ちのみなさま、ぜひふるってご参加ください。

■ ⽇時:1月11日(木)19:00-21:30(開場 18:50)オンライン
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 協力:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 参加費:2000円 (Xデザイン学校 2023年度受講⽣は無料)
◾️詳細・申し込み:https://peatix.com/event/3782466/

■プログラム
19:00-19:10 「地域とデザイン」山崎和彦(Xデザイン学校)

19:10-19:50 「地域への感謝から生まれる自然体のクリエイティブ」
      吉野敏充(吉野敏充デザイン事務所)

19:50-20:30 「阿久根市の観光拠点のためのデザインリサーチ」
      上平崇仁(専修大学)

20:30-21:10 考えるディスカッション「地域とデザイン」
      吉野敏充(吉野敏充デザイン事務所)
      上平崇仁(専修大学)
      浅野智(Xデザイン学校)
      山崎和彦(Xデザイン学校)

21:10-21:30 Xデザイン学校2024年コースについて

■プロフィール:吉野敏充(吉野敏充デザイン事務所 代表)
1979年生まれ、山形県新庄市鳥越出身。東京デザイン専門学校卒業。ソフト・オン・デマンド入社後SODアートワークスとして独立。 2010年に代表取締役を辞任。山形県に帰郷し、吉野敏充デザイン事務所を設立。 地元である新庄最上・山形県の地域資源を活用したプロジェクトとして、地元産農作物などの販売を行うマーケット『kitokitoMarche』、山形県新庄・最上地域広域情報誌『季刊にゃー』の制作・発行、山形県の工芸品のリデザイン・販路支援プロジェクト『山から福がおりてくる』の運営、新庄の後世に残す食のプロジェクト『新庄いいにゃ風土/SHINJO ii-nya FOOD』のプロデュースなど。宮沢賢治の弟子松田甚次郎が開設した最上共働村塾に参加していた吉野善太郎、吉野新平を祖先に持つ。

■プロフィール:上平崇仁(専修大学 教授)
デザイン研究者、専修大学教授。1972年鹿児島県阿久根市生まれ。1997年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。グラフィックデザイナー、東京工芸大学芸術学部助手、コペンハーゲンIT大学インタラクションデザイン・リサーチグループ客員研究員等を経て、現在、専修大学ネットワーク情報学部教授。2000年の草創期から情報デザインの研究や実務に取り組み、情報教育界における先導者として活動する。近年は社会性や当事者性への視点を強め、デザイナーだけでは手に負えない複雑/厄介な問題に取り組むためのコ・デザインの仕組みづくりや、人類学の視点を取り入れた自律的なデザイン理論について研究している。日本デザイン学会情報デザイン研究部会幹事。大阪大学エスノグラフィラボ招聘研究員。㈱ACTANTデザインパートナー。著書に「情報デザインの教室」(丸善出版/共著)、「コ・デザイン―デザインすることをみんなの手に」(NTT出版/単著)など。