経済産業省こどもデー デザイン発想ワークショップ

【デザイン発想ワークショップ?デザイナーといっしょに、オリジナルの標識をデザインしてみよう!?】
日時:8月2日(水)のみ開催 ※8月3日(木)は開催いたしませんのでご留意ください。
実施:1日5回、各回10名まで
   ①10:15~11:00
   ②11:30~12:15
   ③12:45~13:30
   ④14:00~14:45
   ⑤15:15~16:00
対象:小学生
※先着順となります。
※事前申込不要、参加無料
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※参考:経済産業省HP
https://www.meti.go.jp/intro/kids/torikumi/index.html

第70回春期研究発表大会グッドプレゼンテーション賞報告

2023年6月23(金)~25日(日)の3日間、芝浦工業大学で開催された第70回春期研究発表大会において、座長、研究部会オーガナイザー、グッドプレゼンテーション賞推薦委員、理事より構成される推薦委員会の下、3つの選考基準(研究内容、概要、発表質疑)に基づき審査を行い、その結果88件の候補としてあがりました。それらについて7月1日(土)に選考会議を開催し、厳正な審議の結果、以下の30件に決定いたしましたのでここに報告します。

口頭発表 23件

1A-01 製品マニュアルにおける動画による動作原理の概念説明の有効性
山本 彩智(大阪市立大学)

1C-02 「意思決定を補助する道具」としての進路選択マトリクス
山本 尚毅(北陸先端科学技術大学院大学)

2A-02 視覚的な補完要素を用いた組立の効率性と空間認識への影響
JIANG PENG(岩手大学)

2D-02 中国における図案科教員の先駆となった東京高等工業学校工業図案科の留学生
周 晨禾(千葉大学大学院)

2D-03 伝統工芸を題材としたSTEAM教育の可能性
佐藤 慈(九州産業大学 芸術学部)

3B-01 形状の定量化指標を用いた視覚と聴覚における感覚間協応の検証
林 淳平(慶應義塾大学大学院)

3C-04 触覚ゲーム「パスル」:触覚を活用して遊ぶ玩具の制作
五十嵐 大智(公立はこだて未来大学大学院)

4B-04 ガスコンロ操作部の情報グラフィック: 弱視の多様な障害特性とグラフィックデザインの要望
工藤 真生(九州大学 大学院 芸術工学研究院)

4D-01 西陣織×Generative Design
上田 香(嵯峨美術大学 芸術学部 デザイン学科)

5B-02 公設試によるデザイン支援の取り組み(2)
隈本 あゆみ(福岡県工業技術センターインテリア研究所)

5C-02 中国語書体の印象に関する調査
楊 寧(椙山女学園大学)

6A-03 住民共創を促す地域芸術活動の考察: 場所と「雰囲気」のインターディフュージョンから生成していく地域表現
路 梦瑶(武蔵野美術大学)

6B-03 地方におけるサードプレイスの在り方に関する研究
高橋 郁成(千葉工業大学大学院)

6D-01 酵母との共生を通じた社会的なデザイン実践の試み
陳 樹全(札幌市立大学 デザイン研究科)

7A-06 デザインを学ぶこと:その学びの成り立ちと意味
岡村 綾華(上田女子短期大学)

7B-02 右往左往するプロダクトデザイン手法の探究
小林 陽昭(公立はこだて未来大学 システム情報科学部)

7C-02 「京都酵母」を活用した日本酒のブランディング事例
沖田 実嘉子(地方独立行政法人 京都市産業技術研究所)

8A-06 多様な色の見え方を共に楽しむ絵本シリーズ「イロイロトリドリ」
吉川 綾華(大阪工業大学 大学院ロボティクス&デザイン工学研究科)

8C-05 形状に対する覚醒ポテンシャルモデルの提案
松永 秀文(東京大学大学院 工学系研究科)

8D-01 覚醒ポテンシャルにもとづく新奇色の提案手法
大橋 優一郎(東京大学大学院 工学系研究科)

9A-02 Z世代向けのサービス開発における共創型プロセスの研究-その2
西部 愛裕美(ソフトバンク株式会社)

10A-03 デザイン産学連携プロジェクトでのタイプ別の経験と能力獲得実感との関係
増田 悠紀子(東京大学大学院 学際情報学府)

10C-06 実店舗における体験価値の研究
伊藤 尚子(千葉工業大学大学院)

ポスター発表 7件

PA-07 認知症キッズサポーター養成を支援するデジタル教育絵本
劉 慧敏(医療法人社団珠泉会)

PA-21 幼児における心理的な要因と玩具デザイン提案
武井 まどか(湘南工科大学)

PA-22 タケ材を用いたフレーム構造と編組構成面材による収納家具の試作
佐藤 伶(拓殖大学 工学部)

PB-10 雪道でも気軽に散歩ができるベビーカーの提案
佐山 海音(札幌市立大学 デザイン学部)

PB-12 仏壇を後世に伝承するプロダクトの研究開発
井倉 芳弥(名古屋市立大学大学院)

PB-26 人工オパールによる国宝「曜変天目」の色彩の表現
小野 洋介(神奈川県立産業技術総合研究所)

PB-31 車いす用グリップ形状の違いによる身体的負荷分析
成田 瑠七(拓殖大学大学院)

Next Service Design これからのサービスデザイン、サービスデザイン思考とわからなさのデザイン(オンライン)

■ 要旨: 近年は、サービスデザインという言葉が多く語られるようになり、例えば経産省では、サービスデザインとは「顧客体験のみならず、顧客体験を継続的に実現するための組織と仕組みをデザインすることで新たな価値を創出するための⽅法論」と定義して、行政や企業でサービスデザインの導⼊を推進しています。また、これからのサービスデザインに関して、意味のイノベーション、ソーシャルイノベーション、行政サービス、地域サービス、サーキュラーエコノミーなども議論されています。今回公開講座では、「これからのサービスデザイン」をテーマに井登友一氏(株式会社インフォバーン)と森一貴氏(アールト大学)に登壇していだきます。

井登友一氏は近著『サービスデザイン思考―「モノづくりから、コトづくりへ」をこえて』(NTT出版, 2022)において、サービスデザインとは、「顧客が自覚していないレベルのニーズや欲求に対して、顧客との共創関係のもと価値を提案し、持続的な関係を継続できる仕組みを持った製品・サービスを創りだすこと」と定義し、サービスデザイン思考でこれからのビジネスを考える実践的な活動しています。また、森一貴氏は、サービスデザインプロジェクト実践や政策デザイン・リサーチを実施しながら、アールト大学にて、これからのサービスデザインのヒントにもなる「わからなさのデザイン」の研究を推進しています。

このように次世代のサービスデザインを探求と実践をしているお二人に話題提供していだき、参加者とともにこれからのサービスデザインについて考えていきたいと思います。そして、「これからのサービスデザイン」を考えるディスカッションでは、ゲストや参加者とともにディスカッションをします。また、最後にXデザイン学校2023 年度秋コースの説明いたします。ご関心をおもちのみなさま、ぜひご参加ください。

タイトル:Xデザイン学校公開講座:Next Service Design これからのサービスデザイン

サービスデザイン思考とわからなさのデザイン(オンライン)


■ ⽇時:7月11日(火)19:00-21:20(開場 18:50)オンライン
■ 主催:X デザイン学校、(株)X デザイン研究所
■ 協力:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 参加費:2000円 (Xデザイン学校 2023 年度受講⽣は無料)
■ 詳細・申込:https://peatix.com/event/3608404/

■ プログラム
19:00-19:05 はじめに 山﨑和彦(Xデザイン研究所)
19:05-19:50 これからのサービスデザイン思考 井登 友一(インフォバーン)
19:50-20:35 サービスデザインとわからなさのデザイン 森 一貴(アールト大学)
20:35-21:00 考えるディスカッション「これからのサービスデザイン」
21:00-21:20 Xデザイン学校秋コース説明会
21:20- 放課後(自由参加)

■講師プロフィール:井登 友一(インフォバーン)
株式会社インフォバーン取締役副社長 / デザイン・ストラテジスト。 2000年前後から人間中心デザイン、UXデザインを中心としたデザイン実務家としてのキャリアを開始する。近年では、多様な領域における製品・サービスやビジネスをサービスデザインのアプローチを通してホリスティックにデザインする実務活動を行いつつ、デザイン教育およびデザイン研究の活動にも注力している。京都大学経営管理大学院博士後期課程修了・博士(経営科学)、HCD-Net副理事長、日本プロジェクトマネジメント協会認定プロジェクトマネジメントスペシャリスト(PMS)、立命館大学経営学部非常勤講師、同志社女子大学学芸学部嘱託講師、京都女子大学生活科学研究科非常勤講師。

■講師プロフィール:森 一貴(アールト大学)
プロジェクトマネージャー。フィンランド・アールト大学デザイン修士課程在籍。1991年山形県生まれ、東京大学教養学部卒業。コンサルティング会社勤務を経て福井県鯖江市へ移住し、越前鯖江の産業観光イベント「RENEW」や「ゆるい移住」など、持続可能な地域を目指すプロジェクトの企画・実施に携わる。また、福井県・鯖江市・フィンランド公共組織との複数のサービスデザインプロジェクト、およびフィンランドにおける政策デザイン・リサーチを実施。関心領域として、わからなさにおけるデザインの探索。RENEW元事務局長。シェアハウスの家主。受賞歴として令和2年度国土交通省「地域づくり表彰」最高賞・国土交通大臣賞(地域づくり部門)など。

2023年度「デザイン科学」基礎講座 (全3回)~人はなぜ,創造できるのか? この新理論が,革新的開発力の”体幹”を創り出す!~