案内:デザイン教育研究会 2014年度_volのお知らせ

過日、台風の影響で延期となった「デザイン教育研究会 2014年度_vol」を、下記要領にて開催いたします。

今年度の研究会の共通テーマは「まなびのかたち、おしえのかたち」です。
デザインの分野に限らず、時代とともに学生の気質も変わり、社会のニーズに即応しながら教育現場の考え方や授業の内容、スタイルも色々変ってまいりました。
また、幼稚園〜大学の教育機関に限らず、地域のコミュニティー、美術館でのアートプロジェクト、ネットを利用した通信講座など、学びの場や方法は多様化しています。そこには時代とともに変っていくかたちと、いつまでも変らない何か、がありそうです。皆さんと有意義な時間を共有できればと思います。
教育部会主査/金子武志

テーマ 「まなびのかたち、おしえのかたち」
発表者 細谷 誠(日本大学芸術学部デザイン学科 准教授)
日時  2014 年9 月19 日(金) 18:00 〜20:00
会場  日本大学芸術学部 江古田校舎西棟1階 共同アトリエ

「まなびのかたち、おしえのかたち」のテーマのもと、美大デザイン学科の現在、特に「ものづくり」に関わる状況について共有することを目的としたいと考えます。
 デジタル・ファブリケーション、パーソナル・ファブリケーション、ソーシャル・ファブリケーション…、FabLab やMaker ムーブメントの台頭や、町工場における「ものづくり」の新しい動きに象徴されるように、エンジニアリングやマニュファクチャリングのシーンは社会的な革新に進んでいます。
 近代以降の「ものづくり」は設計と製造に分離され、その前者の領域とされてきた「デザイン」にも、その再考が求められて久しく、「デザイン」自体の本質的な革新が喫緊の課題となっている状況です。「デザインの再考」は生活におけるひとつの本質―人間にとって本質的に必要なものを自分たちでつくる―をあらためて考えることから始まるのではないでしょうか。
 こうした社会的革新を考える領域として、「デザイン教育」ひいては広義の教育の役割を浮かび上がらせる必要があります。革新に対応する普通教育、それらを先導するデザイン専門教育、そして、そのプラットホームとしての新しいまなびの場の構築が目標となります。こうした文脈で「まなびのかたち、おしえのかたち」を考える機会としたいと考えます。
 その題材として、日本大学芸術学部デザイン学科インタラクションデザイン分野の活動を紹介します。2012 年度の学科カリキュラムの刷新から3 年目を迎え、専門教育として本格的に始動し、新しいデザイン教育の実験に取り組んでいます。ワークショップなどの新しい「まなびのかたち、おしえのかたち」自体を考える「アートと教育」の授業。観察・共感・本質から導かれるデザインや新しいデザインプロセスを実践する「インタラクションデザイン」の授業。さらには授業外のプロジェクト(ネットワーク配信による「ものづくり」授業の運営など)も含め、新しいデザイン教育の実験の現在を纏めます。

細谷 誠(ほそや まこと)
慶應義塾大学環境情報学部卒業。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)アートアンドメディア・ラボ科卒業。横浜国立大学大学院教育学研究科芸術系教育専攻美術教育分野(メディア芸術教育分野)修了。東京藝術大学大学美術館美術情報研究室学芸研究員などを経て、2009 年、日本大学芸術学部デザイン学科専任講師着任。2012 年、同准教授。専門はインタラクションデザイン、デザイン教育研究。共編・執筆『バウハウス・デッサウ展』(産経新聞社、2008 年)など。

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
日本大学芸術学部 江古田校舎 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 
http://www.art.nihon-u.ac.jp/access/
西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩1 分
都営大江戸線  新江古田駅下車 徒歩約12 分
関東バス JR 中野駅〜江古田駅(10 分間隔で運行)乗車時間15 〜20 分

ご案内:2014年度_vol1ニュース「bukai02_140919.pdf」(517k)

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

問合せ 日本デザイン専門学校 金子武志(教育部会・主査)
TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(at)ndc.ac.jp

JIDAフォーラム「デザイン思考のカタチ」参加募集

◆第2回JIDAフォーラム「デザイン思考のカタチ」開催のご案内◆
イノベーションのために「デザイン思考」を活用するには、ふさわしい「カタチ」が必要です。

今回は、デザイン思考の活用を実践している、3つの分野のスピーカーに話題提供をしてもらい、デザイン思考の「カタチ」についてディスカッションします。前回に引き続き、デザイン思考をどのように活用するのか、デザイン思考を実践するにはどのようにするのがよいか、それを考える絶好の機会です。領域を超えた幅広い皆様の参加をお待ちしております。

●タイトル:第2回JIDAフォーラム「デザイン思考のカタチ」
●日程:9月26日(金)18:00開場 18:30〜20:30
   (終了後、簡単な懇親会がございます)
●会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(六本木)
    港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5Fリエゾンセンター
    http://www.designhub.jp/access/
●主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会 ビジョン委員会
●協力:(公財)日本デザイン振興会(予定)
●協力:日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会

●プログラム:
講演1「デザイン思考とデザインマネジメント(仮)」
  田子學(エムテド代表取締役)

講演2「オムロンヘルスケアにおけるデザイン思考(仮)」
  小池禎(オムロンヘルスケア・デザインマネージャー)

講演3「総合デザイン事務所におけるデザイン思考の展開」
  田中一雄(GKインダストリアルデザイン代表取締役社長、JIDA理事長)

モデレータ: 山崎和彦(千葉工業大学デザイン科学科教授、JIDA理事)

■参加費(税込み、懇親会費含む)
JIDA会員 ¥2500  一般¥3500
JIDA学生会員 ¥1000 一般学生 ¥1500

■申込・問い合わせ
http://www.jida.or.jp/site/information/seminar

■講師プロフィール
●田子學(たご まなぶ)
エムテド代表取締役 アートディレクター/デザイナー。東京造形大学II類デザインマネジメント卒。株式会社東芝デザインセンターにて多くの家電、情報機器デザイン開発にたずさわる。同社退社後、株式会社リアル・フリートのデザインマネジメント責任者として従事。その後新たな領域の開拓を試みるべく、2008年株式会社エムテドを立ち上げ、現在にいたる。現在は幅広い産業分野において、コンセプトメイキングからプロダクトアウトまでをトータルでデザイン、ディレクション、マネジメントしている。

●小池禎(こいけ ただし)
オムロンヘルスケア株式会社 商品事業統轄部
デザインマネージャー。1979年京都工芸繊維大学意匠工芸学科卒、マツダ株式会社にデザイナーとして入社。1984年〜1989年デザイナーとして欧州駐在。1986年〜1999年マーケティング本部に在籍、ブランド戦略、VI戦略を担当。2000年〜2003年デザイン本部、チーフデザイナー。2003年オムロンヘルスケア株式会社に入社、商品事業統轄部デザインマネージャーとして、ユニバーサルデザイン戦略、ブランドアイデンティティー構築に向けた健康機器、医療機器のデザインマネージメント、モニタ評価によるヒューマンセンタードデザインを推進。

●田中一雄(たなか かずお)
GKインダストリアルデザイン代表取締役社長、JIDA理事長。1956 年東京生まれ。東京藝術大学大学院修了。(公財)日本デザイン振興会理事。国際インダストリアルデザイン団体協議会(ICSID)前理事。中国国際デザイン産業連盟副委員長。グッドデザイン賞、
Red Dot Design 賞など国内外の審査員を多数歴任。プロダクトから都市環境まで多様なデザインを手掛けている。

第15回情報デザインフォーラム「ワークショップの実践」参加募集

書籍『情報デザインのワークショップ』発行記念として、津田沼で「ワークショッップの実践」をテーマに情報デザインフォーラムを開催します。今回は会場でのミニワークショップも企画しています。また、この本の購入の検討をしている人のために、お徳な参加費設定としました。多様な分野でワークショップを活用しようと考えている方には、必聴のフォーラムだと思います。

また、あわせて参加者からの パネル発表も予定しています。奮ってご参加ください。情報デザインフォーラムは、毎回とも早い段階で定員一杯になりますので、お早目に申し込んでいただいた方がよいです。皆様の多様な参加と発表を歓迎致します。

■タイトル:第15回情報デザインフォーラム「ワークショップの実践」
      書籍「情報デザインのワークショップ」出版記念
■日時:9月20日(土)14:00-17:30(受付13:30より)
    終了後は希望者による懇親会(事前申込)
■場所:千葉工業大学津田沼キャンパス(JR津田沼駅より徒歩3分)
■主催:情報デザインフォーラム、千葉工業大学デザイン科学科山崎/安藤研究室
■協力:人間中心設計機構、日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会
■申込(先着順):http://kokucheese.com/event/index/199968/
■参加費:
・書籍なし参加費:一般2000円、学生無料
・書籍込み参加費:一般3500円、学生2200円
  #書籍は「情報デザインのワークショップ」(2700円)です。
#事前申込がない方は会場にこられても参加できません。
■懇親会費:3500円(事前申込)

■プログラム
□14:00-14:25「放課後モノづくりとワークショップ」
・田中章愛(ソニー・エンジニア、品モノラボの発起人)
□14:30-15:20 コミュニケーションデザイン・ワークショップ
・コミュニケーションデザイン・ワークショップとは
・コミュニケーションワークショップをちょっとやってみよう
・講師・モデレーター
   原田泰(公立はこだて未来大学教授)
   木村博之(チューブグラフィックス代表)
   小池星多(東京都市大学准教授)
□15:30-16:20 サービスデザイン・ワークショップ
・サービスデザイン・ワークショップとは
・サービスデザイン・ワークショップをちょっとやってみよう
・講師・モデレーター
   安藤昌也(千葉工業大学准教授)
   脇阪 善則(楽天編成部ディレクター)
   山崎和彦(千葉工業大学教授)
□16:30-17:30 パネル発表とディスカッション
下記以外にも社会人や学生もパネル発表を受付けています。
・武蔵野美術大学(後藤先生/ 西本先生)
・専修大学(上平崇仁先生)
・常葉大学(安武 伸朗先生)
・東京都市大学(小池 星多先生)
・東京工科大学(若林尚樹先生)
・成安造形大学(大草 真弓先生)
・はこだて未来大学(原田泰先生)
・日本電子専門学校(井上順子先生)
・千葉工業大学(山崎先生/ 安藤先生)
□18:15-20:15 懇親会(事前申込者)

■参考情報
当日は、千葉工業大学津田沼キャンパスで千葉工業大学山崎/安藤/田邊研究室による「Smile Experience オープンラボ2014」が10:00より18:30まで開催していますので、あわせてご覧ください。

■講師プロフィール:田中 章愛(たなか あきちか)
2006年筑波大学大学院修了後、ソニー(株)入社、2013年スタンフォード大学客員研究員。ロボコン好きが高じてメカエンジニアとしてロボット開発、ユーザー調査、ビジネス開発に関わり、きちんと使って喜んでもらえるロボット作りを追及している。その傍ら2011年友人のデザイナー高橋良爾とデザインユニットVITROを結成し、イタリアミラノサローネ等で独自のプロダクトを発表。また個人・企業・スタートアップなどの垣根を越えて、届けたい人にきちんと響く本来のモノづくり文化とコミュニティを作ることを目指したMeetUp、品モノラボの発起人・運営委員としても活動している。

案内:7月11日(金)開催予定「デザイン教育研究会」中止のお知らせ

台風8号の接近に伴い、
交通機関など各所で様々な支障が懸念されることから、
7月11日(金)夕刻6時から予定しておりました、
デザイン教育研究会「まなびのかたち、おしえのかたち」(講師:細谷誠先生)の開催を、
中止とさせていただきます。

この中止により今回の研究会は、
9月19日(金)18:00〜20:00に延期し、
同じテーマで開催いたします。

よろしくお願いいたします。

日本デザイン学会 教育部会 主査 金子武志

案内:デザイン教育研究会 2014年度_volのお知らせ

下記要領にて「デザイン教育研究会 2014年度_vol」を開催いたします。

今年度の研究会の共通テーマは「まなびのかたち、おしえのかたち」です。
デザインの分野に限らず、時代とともに学生の気質も変わり、社会のニーズに即応しながら教育現場の考え方や授業の内容、スタイルも色々変ってまいりました。
また、幼稚園〜大学の教育機関に限らず、地域のコミュニティー、美術館でのアートプロジェクト、ネットを利用した通信講座など、学びの場や方法は多様化しています。そこには時代とともに変っていくかたちと、いつまでも変らない何か、がありそうです。皆さんと有意義な時間を共有できればと思います。
教育部会主査/金子武志

テーマ 「まなびのかたち、おしえのかたち」
発表者 細谷 誠(日本大学芸術学部デザイン学科 准教授)
日時  2014 年7 月11 日(金) 18:00 〜20:00
会場  日本大学芸術学部 江古田校舎西棟1階 共同アトリエ

「まなびのかたち、おしえのかたち」のテーマのもと、美大デザイン学科の現在、特に「ものづくり」に関わる状況について共有することを目的としたいと考えます。
 デジタル・ファブリケーション、パーソナル・ファブリケーション、ソーシャル・ファブリケーション…、FabLab やMaker ムーブメントの台頭や、町工場における「ものづくり」の新しい動きに象徴されるように、エンジニアリングやマニュファクチャリングのシーンは社会的な革新に進んでいます。
 近代以降の「ものづくり」は設計と製造に分離され、その前者の領域とされてきた「デザイン」にも、その再考が求められて久しく、「デザイン」自体の本質的な革新が喫緊の課題となっている状況です。「デザインの再考」は生活におけるひとつの本質―人間にとって本質的に必要なものを自分たちでつくる―をあらためて考えることから始まるのではないでしょうか。
 こうした社会的革新を考える領域として、「デザイン教育」ひいては広義の教育の役割を浮かび上がらせる必要があります。革新に対応する普通教育、それらを先導するデザイン専門教育、そして、そのプラットホームとしての新しいまなびの場の構築が目標となります。こうした文脈で「まなびのかたち、おしえのかたち」を考える機会としたいと考えます。
 その題材として、日本大学芸術学部デザイン学科インタラクションデザイン分野の活動を紹介します。2012 年度の学科カリキュラムの刷新から3 年目を迎え、専門教育として本格的に始動し、新しいデザイン教育の実験に取り組んでいます。ワークショップなどの新しい「まなびのかたち、おしえのかたち」自体を考える「アートと教育」の授業。観察・共感・本質から導かれるデザインや新しいデザインプロセスを実践する「インタラクションデザイン」の授業。さらには授業外のプロジェクト(ネットワーク配信による「ものづくり」授業の運営など)も含め、新しいデザイン教育の実験の現在を纏めます。

細谷 誠(ほそや まこと)
慶應義塾大学環境情報学部卒業。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)アートアンドメディア・ラボ科卒業。横浜国立大学大学院教育学研究科芸
術系教育専攻美術教育分野(メディア芸術教育分野)修了。東京藝術大学大学美術館美術情報研究室学芸研究員などを経て、2009 年、日本大学芸術学部
デザイン学科専任講師着任。2012 年、同准教授。専門はインタラクションデザイン、デザイン教育研究。共編・執筆『バウハウス・デッサウ展』(産経新聞社、2008 年)など。

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
日本大学芸術学部 江古田校舎 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 
http://www.art.nihon-u.ac.jp/access/
西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩1 分
都営大江戸線  新江古田駅下車 徒歩約12 分
関東バス JR 中野駅〜江古田駅(10 分間隔で運行)乗車時間15 〜20 分

ご案内:2014年度_volニュース(517k)

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

問合せ 日本デザイン専門学校 金子武志(教育部会・主査)
TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(at)ndc.ac.jp

プロダクトデザイン研究部会の参加募集

プロダクトデザイン研究部会の参加募集

第61回日本デザイン学会春季研究発表大会に連動して、「プロダクトデザイン研究部会」の集まりを下記のように企画しました。皆様の積極的な参加をおまちしています。
 どなたでも参加可能ですが、日本デザイン学会春季研究発表大会の参加費は必要です。

タイトル:プロダクトデザイン研究部会
◇日 時:2014年7月5日(土)15:30-17:30
◇場 所:福井工業大学・1号館5階 Meeting Room 1
◇主 催:日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会(PD部会)
◇内 容:プロダクトデザイン関連の研究や作品の発表

・「ソシオデザイン」、蓮見孝 (札幌市立大学)
・「プロダクトデザインの基礎の本」、佐藤弘喜(千葉工業大学)
・「品質とプロダクトデザイン」、塚原肇(実践女子大)
・「キッズデザインのための活動」、金井宏水(株式会社TDC)
・「企業におけるデザイン思考の活用」、山崎和彦(千葉工業大学)
・プロダクトデザイン研究部会の本年度の活動について
============================

デザイン塾:デザイン科学,タイムアクシスデザインの創験 ご案内

本塾は,2004年発足から現在までに,細分化・専門化されてきたそれぞれのデザイン領域の共通基盤となるデザイン科学の構築に向けた活動を進めてきました.10年の節目となる本年は,デザイン科学とタイムアクシスデザインに関する創験(創造の実験的試行と兆し)をテーマといたします.創験として,デザイン科学に基づく研究・作品事例や「成長型」による永続的な知の統合を確保することが可能な『デザイン科学事典』を紹介いたします.
 なお,本塾会場は2014年1月に竣工しました慶應大学矢上キャンパスデザインセンター(新34棟)内のコラボレーティブデザインルームとなりますので,ふるってご参加くださいますよう,お願い申し上げます.

■■■■■■■■■■■■■■■■ 詳細 ■■■■■■■■■■■■■■■■■

■主催  :デザイン塾
      日本デザイン学会 デザイン理論・方法論研究部会(DTM)
■共催  :日本デザイン学会 第2支部
      日本機械学会 Design理論・方法論研究会
      日本設計工学会 設計理論・方法論に関する研究調査分科会
■日時  :平成 26年 7月 25日(金),13:00〜18:45
■会場  :慶應義塾大学矢上キャンパス新34棟 3F コラボレーティブデザインルーム(34-321)
■参加費 :無料
■登録  :慶應義塾大学,佐藤浩一郎 (k.sato@mech.keio.ac.jp) までご連絡下さい.
■日程  :下記参照(時間帯は目安であり,都合により変更となる可能性もございます)

□はじめに  デザイン科学,タイムアクシスデザインの創験と展望(13:00〜13:30) 
         ・松岡 由幸 (慶應義塾大学)

□第1部  Mモデル・Mメソッドに関する講演 (13:30〜15:10)  司会:加藤 健郎(東海大学)
(1)「デザイン科学と『デザイン科学事典』の紹介」 (13:30〜13:50)
   ・佐藤 浩一郎
(2)「 『Mメソッドハンドブック』のエディトリアルデザイン」 (13:50〜14:10)
   ・栄 佑馬(慶應義塾大学),清水 健介(慶應義塾大学),高野 修治(湘南工科大学),松岡 由幸
(3)「ヘルスケアサイネージのインタラクティブシステムデザイン」 (14:10〜14:30)
   ・樋口 聡一郎(慶應義塾大学大学院),中田 剛(慶應義塾大学大学院),興梠 眞人(慶應義塾大学),小木 哲朗(慶應義塾大学)
(4)「自動車加飾内装部品の評価分析と今後の開発指針」 (14:30〜14:50)
   ・ 森 幸雄(南条装備工業株式会社) ,土井 健彰(南条装備工業株式会社) ,前泊 秀徳(南条装備工業株式会社) ,       奥田 慎(南条装備工業株式会社) , 松岡 由幸
(5)「プラスチックスの新価値創発に向けて」 (14:50〜15:10)
   ・ 畑 政貴 (慶應義塾大学),森 幸雄,土井 健彰,前泊 秀徳,奥田 慎,松岡 由幸

□慶應デザインセンター見学・休憩(15:10〜15:25)

□第2部  タイムアクシスデザイン・価値成長デザインに関する講演(15:25〜16:25)  司会: 佐藤 浩一郎
(1)「体調モニタシートのシステムデザイン」 (15:25〜15:45)
   ・加藤 武彦(日本発条株式会社) ,彭 暉(日本発条株式会社) ,有田 実花子(慶應義塾大学),松岡 由幸
(2)「価値成長モビリティにおける価値伝承システム」 (15:45〜16:05)
   ・古郡 了(マツダ株式会社),西村 秀和(慶應義塾大学),柴崎 直貴(慶應義塾大学大学院),戸田 敬介(慶應義塾大学),松岡 由幸
(3)「EVの価値成長デザイン」 (16:05〜16:25)
   ・井上 眞人(慶應義塾大学)

□懇親会(16:45〜18:45)
   ※会場は創想館1階学生コミュニケーションルームとなります.
    なお,参加費用は1,000円です.

案内:デザイン教育研究会2014年度_vol.1

教育部会 : デザイン教育研究会2014年度_vol.1のご案内

下記要領にて「デザイン教育研究会 2014年度_vol」を開催いたします。
今年度の研究会の共通テーマは「まなびのかたち、おしえのかたち」です。
デザインの分野に限らず、時代とともに学生の気質も変わり、社会のニーズに即応しながら教育現場の考え方や授業の内容、スタイルも色々変ってまいりました。
また、幼稚園〜大学の教育機関に限らず、地域のコミュニティー、美術館でのアートプロジェクト、ネットを利用した通信講座など、学びの場や方法は多様化しています。そこには時代とともに変っていくかたちと、いつまでも変らない何か、がありそうです。皆さんと有意義な時間を共有できればと思います。
教育部会主査/金子武志

テーマ 「まなびのかたたち、おしえのかたち」
発表者 細谷 誠(日本大学芸術学部デザイン学科 准教授)
日時  2014 年7 月11 日(金) 18:00 〜20:00
会場  日本大学芸術学部 江古田校舎西棟1階 共同アトリエ

「まなびのかたたち、おしえのかたち」のテーマのもと、美大デザイン学科の現在、特に「ものづくり」に関わる状況について共有することを目的としたいと考えます。
 デジタル・ファブリケーション、パーソナル・ファブリケーション、ソーシャル・ファブリケーション…、FabLab やMaker ムーブメントの台頭や、町工場における「ものづくり」の新しい動きに象徴されるように、エンジニアリングやマニュファクチャリングのシーンは社会的な革新に進んでいます。
 近代以降の「ものづくり」は設計と製造に分離され、その前者の領域とされてきた「デザイン」にも、その再考が求められて久しく、「デザイン」自体の本質的な革新が喫緊の課題となっている状況です。「デザインの再考」は生活におけるひとつの本質―人間にとって本質的に必要なものを自分たちでつくる―をあらためて考えることから始まるのではないでしょうか。
 こうした社会的革新を考える領域として、「デザイン教育」ひいては広義の教育の役割を浮かび上がらせる必要があります。革新に対応する普通教育、それらを先導するデザイン専門教育、そして、そのプラットホームとしての新しいまなびの場の構築が目標となります。こうした文脈で「まなびのかたち、おしえのかたち」を考える機会としたいと考えます。
 その題材として、日本大学芸術学部デザイン学科インタラクションデザイン分野の活動を紹介します。2012 年度の学科カリキュラムの刷新から3 年目を迎え、専門教育として本格的に始動し、新しいデザイン教育の実験に取り組んでいます。ワークショップなどの新しい「まなびのかたち、おしえのかたち」自体を考える「アートと教育」の授業。観察・共感・本質から導かれるデザインや新しいデザインプロセスを実践する「インタラクションデザイン」の授業。さらには授業外のプロジェクト(ネットワーク配信による「ものづくり」授業の運営など)も含め、新しいデザイン教育の実験の現在を纏めます。

細谷 誠(ほそや まこと)
慶應義塾大学環境情報学部卒業。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)アートアンドメディア・ラボ科卒業。横浜国立大学大学院教育学研究科芸
術系教育専攻美術教育分野(メディア芸術教育分野)修了。東京藝術大学大学美術館美術情報研究室学芸研究員などを経て、2009 年、日本大学芸術学部デザイン学科専任講師着任。2012 年、同准教授。専門はインタラクションデザイン、デザイン教育研究。共編・執筆『バウハウス・デッサウ展』(産経新聞社、2008 年)など。

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
日本大学芸術学部 江古田校舎 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 
http://www.art.nihon-u.ac.jp/access/
西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩1 分
都営大江戸線  新江古田駅下車 徒歩約12 分
関東バス JR 中野駅〜江古田駅(10 分間隔で運行)乗車時間15 〜20 分

ご案内:bukai02_140711.pdf(523k)

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

問合せ 日本デザイン専門学校 金子武志(教育部会・主査)
TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(at)ndc.ac.jp

平成26年度タイポグラフィ研究部会講演会のお知らせ

印刷博物館共催・日本デザイン学会タイポグラフィ研究部会講演会2014

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「欧文書体設計とインフォ・グラフィックス」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



□講師:ジェリー・レオニダス(Gerry Leonidas)氏(レディング大学タイポグラフィ&グラフィックコミュニケーション准教授) 



このたび、イギリス、レディング大学タイポグラフィ&グラフィックコミュニケーション准教授、ジェリー・レオニダス氏が来日され講演されます。ジェリー先生は、ローマン体のフォントやグリーク文字のフォント設計者として、活躍されています。今回は、ラテン文字の系譜の中でも異なる字体を持つギリシャ文字やローマン体の設計についてどのように処理されているのかについて設計者としての考え方をうかがいます。さらに書体の設計と情報デザインへのかかわり方についてもお話しいただきます。

【開催場所】印刷博物館グーテンベルクルーム(〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル内地階)

【開催日時】平成26年5月16日(金)16:00〜16:30(印刷博物館見学)16:40〜18:00(講演)

【参加費用】印刷博物館総合展示の入場料(一般300円、学生200円、特別コーナーにて「朝鮮金属活字文化の誕生展」を開催中)が必要です。
【応募方法】先着順。当日80名の定員になり次第締め切ります。

JIDAフォーラム「デザイン思考のデザイン」

欧米の企業では、製品やサービス開発のイノベーションのためにデザイン思考を活用する企業が増えてきています。JIDAビジョン委員会主催の今回のフォーラムは、「デザイン思考」の活用を実践しているスピーカーに話題提供をしてもらい、デザイン思考のデザインついてディスカッションをしたいと思います。

あらためて「デザイン思考」とは何か。また「デザイン思考」活用の実態を通して、デザインの今について考える、絶好の機会です。
どなたでも参加可能です。領域を超えた幅広い皆様の参加をお待ちしております。

■タイトル:JIDAフォーラム「デザイン思考のデザイン」
■日程:2月27日(木)17:30開場 18:00〜20:00
          (終了後、簡単な懇親会がございます)
■会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(六本木)
    港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5Fリエゾンセンター
    http://www.designhub.jp/access/
■プログラム:
基調講演「イノベーションのためのデザイン思考」
 紺野登(多摩大学大学院経営情報学科教授)
講演「デザイン思考と戦略」
 Kevin Clark(Content Evolution代表)
講演「デザイン思考とデザイン」
 平田智彦(ziba tokyo代表)
モデレータ: 山崎和彦(千葉工業大学デザイン科学科教授)

■参加費(懇親会費含む)
一般 ¥3500  JIDA会員 ¥2500 
一般学生 ¥1500 学生会員 ¥1000
■主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会
■協力:(公財)日本デザイン振興会
■協力:日本デザイン学会プロダクトデザイン部会

■講師プロフィール
■紺野 登(こんの のぼる)
KIRO(知識イノベーション研究所)代表、多摩大学大学院教授、京都工芸繊維大学新世代オフィス研究センター特任教授、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)代表理事。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(経営情報学)。知識経営とデザイン・マネジメントの研究と実践を続ける。現在は「知識デザイン思考」「フューチャーセンター」「目的工学」などの考え方を広めるべく活動している。
著書に『知識デザイン企業』(日本経済新聞出版社)、『知識創造経営のプリンシプル』(野中郁次郎氏との共著、東洋経済新報社)、『幸せな小国オランダの智慧〜災害にも負けないイノベーション社会〜』(PHP研究所)、目的工学に関して『利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか』(ダイヤモンド社)などがある。

■Kevin Clark(けびん くらーく)
Content Evolution 代表。元米国IBM社 ブランドとエクスペリエンス担当のディレクター。ThinkPadブランド戦略やIBMのブランド戦略を担当。ブランドエクスペリエンス委員会のリーダー。専門は、ブランド戦略、エクスペリエンスデザイン、マーケティング。Duke University Fuqua School of Businessを中心に、多くの大学での講義を行っている。主な著書では「Brandscendence(tm): Three Essential Elements ofEnduring Brands」。デザインマネジメント・レビュー誌、ストラテジーとリーダシップ誌など、多くの雑誌で寄稿している。

■平田智彦(ひらた ともひこ)
株式会社ziba tokyo代表。1957年生まれ。キヤノン株式会社デザインセンター、ziba USA、株式会社AXISを経て、2006年より現職。zibaは、米国オレゴン州ポートランドに本部を置くデザイン会社。サンディエゴ、台湾、上海、日本にブランチが所在する。心理学/文化人類学とデザインを融合した独自のメソッドを活用する定性リサーチを目的に反映し、顧客への『Authentic Experience―相応しい体験』創出を実践している。

■申込・問い合わせ
参加希望の方はメールかFAXにて【2月25日(火)までに】JIDA事務局までお申込みください。
JIDA事務局:Tel:03-3587-6391 Fax:03-3587-6393 E-mail:jidasec@jida.or.jp

************************************************
返   信   票
■JIDAフォーラム(2月27日)に参加します。
お名前:
種別:JIDA会員 学生会員 一般 一般学生
所属: 電話番号: E-mail:
*************************************************