IASDR2013の開催について

日本デザイン学会会員の皆様

2013年,いよいよ IASDR: 国際デザイン学会連合国際会議 を日本で開催いたします.
10年ぶりに日本で開催される本格的なデザイン国際会議は,日本学術会議,日本感性工学会との共同主催で 2013年8月26日〜8月30日の期間,芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催されることが決まりました.
また,この大会への発表エントリーの〆切は,2012年12月31日2013年1月31日となりました.

皆様の積極的なご投稿を宜しくお願いいたします.

Dear IASDR members,

The International Congress of IASDR 2013 will be held at Toyosu Campus of Shibaura Institute of Tech, Tokyo, 26 – 30 August 2013.

The deadline for registration (with abstract but not reviewed) will be 31 December 2012.

Official website: http://www.iasdr2013.jp/

第59回春季研究発表大会 梗概原稿データの公開について

2012年6月22日(金)〜24日(日)に
札幌市立大学 芸術の森キャンパス(札幌市南区)にて
日本デザイン学会 第59回 春季研究発表大会を開催
致しますが、梗概原稿がJ-Stageにて公開されました。
 ↓
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssd/-char/ja/

本大会より、梗概集がCD-ROM化されることとなりました。
これを受けまして大会当日、CD-ROMをご覧頂くパソコン等が
無い参加者の皆様には、梗概をご覧頂けないことが想定されます。

そこで、大会にご参加頂く皆様におかれましては事前に、
J-Stageからご覧になりたい梗概原稿をダウンロードをし、
お持ち込みになるパソコン、スマートフォン等の電子機器に
入れてきて頂くか、出力したものをご持参頂けますよう
宜しくお願い致します。

また、学会員の皆様には6月8日前後に郵送でお届けされた
大会プログラム(A4サイズ20pの発表プログラムを含む冊子)も
忘れず大会にご持参ください。

第59回春季研究発表大会 発表プログラムの公開と事前参加登録のご案内

2012年6月22日(金)〜24日(日)に
札幌市立大学 芸術の森キャンパス(札幌市南区)にて
日本デザイン学会 第59回 春季研究発表大会を開催
致しますが、発表プログラムが確定いたしました。
  ↓
【幹事校HP 日程】

ご参照ください。

また、事前参加登録期間の〆切が近づいてまいりました。

 【登録〆切は5月30日23時25分です】

登録は、以下の幹事校HPからのオンライン登録となります。
  ↓
【幹事校HP 参加登録】
(上記サイトに、登録用の外部サイトへのリンクがございます。)

本HPでの登録と、参加費等のお振込により申し込み完了となります。

5月30日以降のお振込につきましては、割引価格となりませんので
余裕をもったお申し込み、お振込をお願い致します。

第59回春季研究発表大会 事前参加登録のご案内

2012年6月22日(金)〜24日(日)に
札幌市立大学 芸術の森キャンパス(札幌市南区)にて
日本デザイン学会 第59回 春季研究発表大会を開催
致しますが、事前参加登録が開始されました。

登録期間は、5月1日〜30日です。

登録は、以下の幹事校HPからのオンライン登録となります。
 ↓
幹事校HP

(上記サイトに、登録用の外部サイトへのリンクがございます。)

本HPでの登録と、期限内の参加費等のお振込により
申し込み完了となります。
皆様、奮ってご参加ください。

第59回春季研究発表大会 ホテル案内に関する詳細情報

実行委員会では、大手旅行代理店を通して、
会員の皆さまにホテルのご案内をさせていただく予定でしたが、
現在、以下のリンクページで詳細を示させて頂いた事情により、
ご案内がたいへん難しい状況となっております。

http://www.jssd59th.scu.ac.jp/08.html

会員の皆さまにおかれましては、ご不便をおかけしますが、
インターネット宿泊予約サイトの利用等で、
個人による手配を早めに完了していただけますようお願い申し上げます。

学生会員制度のご案内

日本デザイン学会では,2011年6月の平成23年度総会で学生会員の資格が創設され,平成24年4月1日から施行されました.

改正された会則で学生会員は「デザインに関する学術的研究に参加しようとする個人の学生であって,会員資格基準細則で定める資格を有し,理事会の承認を得た者.学生会員終了後は正会員になることができる.」とされています.(日本デザイン学会会則第3章第6条)

会員資格基準細則において学生会員は以下の様に規定されています.(会員資格基準細則第2条)
「学生会員の資格は,大学等,高等教育機関に在籍し,デザイン研究に興味をもち,第1条の正会員資格基準に達することが可能な学生とする.なお学生会員として入会するためには,学生証などによる在籍証明書,および指導教員の推薦書が必要となる.」

学生会員の会費及び入会金は年額6500円で入会金は免除されます.(日本デザイン学会会則第7条)

一方で学生会員の権利は,総会における議決権,役員の選挙権,被選挙権は有しませんが,研究発表大会や学会誌への投稿などをはじめ,本会が主催する事業に参加することができます.(同第9条)

2012年4月から学生会員でも研究発表大会に参加し,発表を行うことが出来ますので,ふるってご参加ください.

第59回春季研究発表大会 発表申込・原稿投稿〆切延長のお知らせ

2012年6月22日(金)〜24日(日)に
札幌市立大学 芸術の森キャンパス(札幌市南区)にて
日本デザイン学会 第59回 春季研究発表大会を開催
致しますが、本大会の発表申込・原稿投稿の〆切を、
4月15日23時59分まで延長いたします。

既に原稿をご投稿頂いた皆様におかれましても、
原稿の差し替えが可能ですので、ご活用ください。

なお、これ以降の〆切延長はございませんので
〆切の厳守をお願いいたします。

第59回春季研究発表大会 宿泊施設に関して

2012年6月22日(金)〜24日(日)に
札幌市立大学 芸術の森キャンパス(札幌市南区)にて
日本デザイン学会 第59回 春季研究発表大会を開催
致しますが、同開催期間に、札幌市内において
本大会とは別に1万人規模の国際学会が予定されて
いることが判明いたしました。
これに伴い、宿泊施設の予約が困難になることが
予想されますので、参加をご検討されている
会員の皆様におかれましては、早めの宿泊施設の
手配をお願い致します。

第59回研究発表大会 演題登録システムトラブルによる登録内容確認のお願い

現在受付中の第59回研究発表大会の演題登録システムにおいて
情報デザイン研究部会、デザイン理論・方法論研究部会の
テーマセッションの発表分野が正しく表示されていなかった
ことがわかりました。

既に問題は解決していますが、上記の両部会を検討、
登録された方はご確認の上、再度選択いただきますよう
お願いいたします。

第59回春季研究発表大会 テーマセッションについて

各テーマセッションで募集している研究内容の説明です。

1)家具・木工研究部会:SIG Furniture and Woodwork Research
◯伝統的資源の現在学:The present study of traditional resources
 家具、木工に関するデザイン研究をコアとして、木質材料やインテリアデザイン全般の基礎から応用までの研究を対象としています。人間の慣習的な暮らしを支えてきた自然素材を用いた手仕事から、それを継承した現在・未来の暮らし方を作り出す先端的技術を用 いた素材やシステムまで幅広い視点からのセッションです。

2)デザイン理論・方法論研究部会:SIG Design Theory & Methodology
①デザイン科学の枠組みとタイムアクシス・デザイン:Framework of Design Science and Time-axis Design
 デザイン行為における法則性の解明およびデザイン行為に用いられる知識の体系化を目指す学問;「デザイン科学」の枠組み構築とその応用を対象として幅広く議論を行う.また,応用事例として,従来のデザインに時間軸の概念を導入した新たなパラダイム;「タイムアクシス・デザイン」を取り上げる.主なキーワードとしては,デザイン科学,デザイン理論,デザイン方法論,デザイン方法,デザイン実務,デザイン哲学,タイムアクシス・デザイン,価値成長デザイン,デザインの生命化・奉仕化などが挙げられる.
②形態論と創発デザイン:Morphology and Emergent Design
 形の分析・発想・評価など,形にかかわる様々なテーマを対象にするとともに,部分と全体の双方向的な関係性から形や動きが生まれる「創発」の現象とそのデザインへの応用も取り上げ,幅広く議論を行う.主なキーワードとしては,形態論,造形論,創発デザイン,最適デザインなどが挙げられる.
③感性デザインと情緒デザイン:Kansei Design and Emotional Design
 ヒトの価値観の多様性をはじめとして,感性にかかわる様々なテーマを対象にするとともに,その上位に位置する「情緒」に関する事象やそのデザインへの応用も取り上げ,幅広く議論を行う.主なキーワードとしては,感性デザイン,感性科学,デザインと場,情緒デザイン,感動などが挙げられる.
④ロバストデザイン,ユニバーサルデザイン,ユーザビリティ:Robust Design, Universal Design, Usability
 人工物の使用環境をはじめとする場の多様性に対し,機能のロバスト性を確保する「ロバストデザイン」を対象にするとともに,それに関連するユニバーサルデザインやユーザビリティも取り上げ,幅広く議論を行う.主なキーワードとしては,ロバストデザイン,多様場,ユニバーサルデザイン,エルゴデザイン,人間工学,福祉,サステナブルデザイン,ユーザビリティ,UI,HCDなどが挙げられる.

3)情報デザイン研究部会:SIG Information Design
①地域社会と情報デザイン:Information Design for Local Communities
 地域コミュニティに特有の状況や課題を理解し、その向上に向けたデザインを探求する活動についての研究・実践。使う現場にデザイナーが入って、使う人と一緒にデザインする活動(リサーチに基づくデザインや参加型デザイン)に関する報告など。具体的なデザイン対象については領域を特定せず、例えば情報技術を応用したもの、そうでないものの両方を対象とする。
②デザインとワークショップ:Design and Workshop
 何かをデザインするためのワークショップや、デザインと社会との関係を理解するためのワークショップなど、ワークショップという活動を使ったデザイン研究・実践。また、ワークショップそのものの計画・実践・分析に関連する報告も対象とする。

4)サービスイノベーションデザイン研究部会:SIG Service Innovation Design
◯サービスイノベーションデザイン:Service Innovation Design
 新たな価値を生み出すサービスを考えようとすると,これまでの延長線上の発想ではなかなかブレイクスルーできないことがままあります。こういうとき,もう一度サービスの原点に立ち返って考え直すこと,そしてサービスそのものの体系的・科学的観点から見つめ直すことが,重要ではないでしょうか。
 このセッションでは,サービスを議論する場合,往々にして事例を中心にしたものが主流であったのに対して,あえてその理論的な背景やサービスを工学的にとらえるためのアプローチ方法などについて考えることで,ブレイクスルーするための足がかりとしたいと考えています。

5)創造性研究部会:SIG Design Theory and Creativity
◯社会に関わる創造性―メタデザイン―:Creativity linked Society―Meta-Design―
 デザインは人間にしかできない創造的活動といわれています.では,人間らしさとは何でしょうか?
 社会との関わりはデザインの方とプロセスを決定付けると考えられます.デザインのプロセスをより創造的にするのは何か?今日,個人や組織,地域の中でデザインのさまざまな試みが行われています.また,デザインは社会のなかでこそ生きるといえます.デザインがもたらす新しい意味や感覚は,社会の新しい動きを生み出すかもしれません.
 このテーマセッションでは,デザインが社会において人間らしく,また,より創造的であるためには何が大事か,その考え方や方法を議論したいとおもいます.そのためにも,情報デザイン,プロダクトデザイン,環境デザイン,クラフト,芸術といった分野や専門領域をこえ,多視点の議論がメタレベルで交わることを期待します.日ごろ取り組んでいる研究の成果や試みを発表し,意見を聞きあい,交流する機会として参加してください.

6)バイオメディカルデザイン研究部会:SIG Biomedical Design
◯医療・医用機器とデザイン:A Medical Treatment and a Medical Device, and a Design
 医療領域のデザインは、それが医療機器デザインや人工関節などの人体再建の構造デザインであるとを問わず、医学との積極的な協力と工学的な手法を取り入れ、その現象的解明を進展させると同時に、より有効な手段と有意義なデザイン手法の提供に努力が向けられる必要がある。
 医学にデザインの手法をいかに取り入れるかという問題は、それが医学とデザインとの境界領域のため、両者の緊密な連繋が必要なのは勿論であるが、デザイン側においても、医学と工学の協力を得なければ充分な成果を挙げることはできない。また生体工学的概念を具体的に進展させるためにデザインの手法を必要とすると考える。
 バイオメディカル研究部会は医学、生物学、工学とデザイン学の境界領域として考えられる広い範囲を研究対象とし
(1)バイオメディカルデザインの枠組みづくり
(2)バイオメディカルデザインの方法論や実践を通しての手法の確立
(3)バイオメディカルデザインの実践研究
 についての考え方や研究の成果をここに表現していただく事を期待します。

7)子どものためのデザイン:Design for Children
岡崎 章(拓殖大学工学部デザイン学科)
 2011年3月の東日本大震災は、社会に対するデザイン学の役割を、あらためて思考する契機となった。私たちは、これまでにも増して、旧来の「モノ・コト」という概念やデザインカテゴリーに捕われず、社会的視野からの未来志向型デザインに取り組まなくてはならないと考える。
 テーマセッション「子どものためのデザイン」は、子どもを消費の対象としてではなく、未来の社会を支えるかけがえのない人材と位置づけ、あらゆる視点からデザインに何ができるのかを明示することを目的とした研究発表の場とする。そして、健康な子どもだけに焦点を当てるのではなく、災害を経験した子どもや、病気や障害をもつ子どもにも焦点を当てたい。すなわち、子どもの「快」のイメージを増幅するためのデザインと同様、「負」のイメージを軽減するためのデザインについても、その必要性を理解し、共有知識としていきたい。
 研究の動機が子どものためであれば、目的や方法、成果のあり方については問わない。幅広い研究分野や領域からの参加と、活発な質疑応答を期待する。また、本セッションを足がかりとして、研究部会の設立につなげていきたい。

8)震災とデザイン:Disaster and Design
日本デザイン学会研究推進委員会
 東日本大震災,あるいはこのような突発的な事象に対して,「デザイン学」から考える「デザインにできること」を改めて考える時期に来ているのではないでしょうか?また,それを考えること,議論することが学会の大きな役目ではないでしょうか。
 震災の前と後では,デザインのパラダイムが大きく変換しています。このようなときこそ,これまでの研究領域には,関わりなく,新たなパラダイムを求めた研究を発表する場を設けたいと考えます。
 その内容は,今回の震災や今後予想される大規模な災害,突発的な事象を対象にした,広く震災を契機に考えたことや震災に対する事前・事後の対応,想定外の事象に対してデザインができること,一般的な震災後のデザインパラダイムなどについてです。
 具体的には,基盤となる調査成果や実践的なデザイン成果,解決すべき,あるいは考えるべき問題の提起,これからの指針となるデザイン理論・提言などの発表を求めます。
 新しい研究のカタチを提示していただければ幸いです。