Info-Dオルタナティ部vol.3「デザインの実践と研究は、大人も試行錯誤してるよ:富田誠さん(東海大学)の視覚的対話研究を題材にして」活動報告

【活動報告 第3回オルタナティ部】
第3回オルタナティ部「デザインの実践と研究は、大人も試行錯誤してるよ:富田誠さんの視覚的対話研究を題材にして」の活動報告です。

2021年9月11日(土)20:00から22:45くらいまで開催し、無事終了しました!
延べ20名の参加者は、ゲストの新道 真代さん(ゲスト:筑波大学URA研究戦略推進室)、はじめましての方、お久しぶりの方、いつもの方という顔ぶれでした。
会話、チャット、miroを横断しながら活発な議論となりました。

<第3回の振り返りメモ:部長・福田大年>
今回は、富田誠さん(東海大)が取り組んでいる博士論文(視覚的対話)を基に、大人の実践研究のモヤモヤを語り合いました。
富田さん、とっても良い題材をご提供いただきありがとうございました(本人は、まな板の鯉状態だったかもですが。。。)。
参加していただいたみなさんも、富田さんの博論をとても丁寧に調理して、素材の良さを自分なりに味わい咀嚼していこうとしてたと思います。そんなたくさんの気づきの中でも、研究の原点・動機を意識する重要性を再認識するコメントがたくさんありました。
その中でも私が印象的だったのは、木下さん(常葉大卒業)の熱いエピソードでした。
慣れない業務のことを「これはこういう解釈でいいでしょうか?」と描きながら、関係者に聞き取りしてみた。
わからないことを視覚化して質問することで、関係者との新しい関わりが生まれた。
さらに、木下さんの「分からない」が可視化されたことで、関係者の中にも新しい気づきが生まれた。つまり、実践で生まれ続ける熱(原点)を捕らえ続けること、起きたことを咀嚼し一般化・抽象化すること、この2つの両立が実践研究のキモなんだなぁ~とあらためて思い知らされました。イベント終了後、新道さんが富田さんに送られたメッセージが、info-Dメンバーの「今」を表現してると思いました。
「参加者のみなさんが言葉や概念を丁寧に扱いつつ対話する時間を共有させてもらい、私も色々気付きがありました。」