案内:研究発表大会(情報デザイン部会)2008年度テーマセッション
■2008年度デザイン学会春季大会のテーマセッション
情報デザイン部会は、今年の春季大会において以下のテーマセッション を設定しました。積極的な投稿をお願いします。また、テーマセッション以外の研究発表もどしどしご応募ください。
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1)ユーザの経験を理解する
情報デザインの方法論、特に活動(状況)を理解する調査方法やデザインプロセスに焦点化したテーマです。情報デザインの対象が「モノ」から「コト」へ拡大したと言われて久しい。「コト」=活動の状況を理解する理論や実践について議論したいと思います。
・キーワード:観察、体験の記録、Contextual Design、参加型デザイン、Activity Based Design(活動からのデザイン)、 Scenario Based Design(シナリオ法)、ペルソナ、ユーザ調査、ワークショップ
2)情報デザインの教育
情報デザイン教育の目標、様々な実践の効果などについて話し合うセッションです。情報デザインに求められることは、社会や技術の変化にともなってますます多様化しています。常に変動する情報デザインの分野で、教育を行うということの難しさを感じている方も多いと思いますので、それを安心して(確固たる知見でなくても)論じていただける場を設けたいと思います。
・キーワード:情報デザイン教育(大学、専門学校)、高校(情報、美術)、企業が求める情報デザイン教育(情報デザイン、インタラクションデザイン)
3)実世界指向インタラクション
近年、センサー技術などの進歩により、視覚以外のインタフェースの研究(ポストGUI)が盛んに行なわれるようになってきました。また、人の動作をインタフェースにしたゲーム機も実用化されました。そこでデザインの視点から、触覚、体の動き、音などを用いた新しいインタラクションに関して議論するセッションを設けました。最近の開発環境の進歩(容易さ)によって急速に進んでいる分野だと思いますので、特に取り上げて全体に認知してもらいたいというのがこのセッションの狙いです。
この分野の新しいインタラクションの成果、フィジェット(Phidget)やゲイナー(GAINER)を用いたプロトタイピングや教育の挑戦などを持ち寄っていただきたい。成果だけでなく課題(行き詰まり=次のステップ)が、工学とは違うアプローチで議論されることを期待しています。
・キーワード:実世界指向インタラクション、プロトタイピング、フィジェット(Phidget)、ゲイナー(GAINER)、ポストGUI
テーマセッションに関するお問い合わせは、事務局(岡本maq*fun.ac.jp, 山崎yamasaki*adobe.com、伊藤yuka.ito*sanyo.com)へ。
*を@に置き換えてください。