共催:日本デザイン学会,日本機械学会 設計工学・システム部門,日本設計工学会,デザイン塾
1.基礎講座の内容
デザイン科学の基盤をなす3つの理論を,3回にわたり,わかりやすく紹介します.講座内容の理解のためには,全3回を受講していただくことをお薦めしますが,1回のみのお申し込み・ご参加も可能になっています.
第1回:「デザイン科学概論とAGE思考モデル」~人はなぜ,デザイン・設計できるのか?
日時:11月10日(水)17:00-20:00
講師:松岡由幸(慶大/早大)
第2回:「多空間デザインモデルとMメソッド」~すべてのデザイン・設計に共通する思考の理論と,その応用法
日時:11月17日(水)17:00-20:00
講師:松岡由幸(慶大/早大),加藤健郎(慶大),井関大介(東京造形大)
第3回:「デザイン二元論:創発デザインと最適デザイン」~革新的で,かつ完成度の高いモノ・コトを創造するために
日時:11月24日(水)17:00-20:00
講師:松岡由幸(慶大/早大),宮下朋之(早大),佐藤浩一郎(千葉大)
※毎回,最後の30分に,懇談・相談会を実施いたします.
※Zoom開催:参加確定(参加費振込み)後に,URLをお知らせいたします.
※教科書:『デザイン科学概論』(本書は,デザイナーやエンジニアなどに多く読まれ,以前には,amazonの科学読み物ランキングにおいて,ベストセラーになっています.なお,本教科書は,ご指定の住所に送付いたします.)
2.開催の趣旨と講座の特長
これまで,発想法やデザイン思考を学んだものの,未だ,革新的な開発に至らないと実感されておられる方は,いらっしゃいませんか?それは,開発力における“体幹”の不足が根源的理由です.
そのため,本講座は,デザイン・設計の現場で直接用いる手法の紹介を目指していません.それも一部は紹介しますが,主な狙いは,「デザイン・設計する」「製品企画する」,そういった創造的行為・思考の本質・メカニズムを解説し,革新的開発力の“体幹”を身に着けていただくことです.
デザイン・設計,製品企画の現場においては,とかく,具体的で,即,実践に適用できそうな目先の手法の導入を試みることが多いでしょう.確かに,それらは,改良型開発や開発の下流過程における品質や信頼性,安全の確保には有効です.しかし,革新性を求められる上流過程においては,それだけではうまくいきません.これは,私の長い実務経験での実感でもあります.
本講座では,その上流過程に不可欠な“体幹”となる,デザイン・設計の本質を示す新理論を紹介いたします.
3.参加費(テキスト代2,640円を含む)
<全3回参加の方> 学会員20,000円,非会員30,000円 学生会員・学生非会員10,000円 <1回のみの参加の方>
学会員・非会員10,000円
学生会員・学生非会員5,000円
※対象学会:共催の3学会
※内容の理解のために,全3回参加をお薦めします.
4.申込み:https://forms.gle/UPF5TNC6K3AcsdFdA
締切り:2021年10月15日(金)
5.問合せ先:デザイン塾事務局
E-mail: mlabsec@googlegroups.com