日本学術会議ニュースNo.101

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◇ 新太陽系図ポスター、リーフレットについて
◇ シンポジウム「微生物を知る」について(結果報告)
◇ 東北地区主催公開学術講演会について(結果報告)
◇ 第17回アジア社会科学研究協議会連盟(AASSREC)総会について(結果報告)

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 新太陽系図ポスター、リーフレットについて
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 日本学術会議 太陽系天体の名称等に関する検討小委員会は国際天文学連合(IAU)総会における惑星の定義に関する一連の決議を受け、太陽系の新しいイメージを分かりやすく広めるためのポスターとリーフレットを作成しました。
 
 以下のURLからご覧になれます。
 http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/bunya/buturi/wakusei.html

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シンポジウム「微生物を知る」について(結果報告)
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 ウイルス、細菌、真菌、原虫などの微生物の研究領域は、生物多様性、環境保全、バイオテクノロジー、感染症、バイオテロなど、多くの領域を包含しています。微生物は先端生命科学研究の対象として重要であるばかりでなく、人の日常生活や地球環境維持にとっても非常に大切な存在です。総合微生物科学分科会とIUMS分科会の合同分科会は、我国の微生物学の各領域が異なる学会の場で個々に議論されている現状を鑑み、分散状態にある各微生物学領域を包括し、俯瞰できる連携組織の構築を進めてきました。その結果、平成19年2月7日、日本微生物学連盟(Federation of Microbiological Societies of Japan:FMS Japan)を設立するに至りました。この連盟には、現在までに、14の微生物学関連の学術団体が加入を表明しています。そこで平成19年9月25日(火)、両分科会は、この日本微生物学連盟の後援を受け、人類の文化にとっていかに微生物が大切な存在であるかをアピールするための公開シンポジウム「微生物を知る」を、日本学術会議講堂において開催しました。新興再興感染症、微生物の系統と進化、微生物による環境保全、バイオテクノロジーなどの現状と展望、そして微生物学全体に関わるバイオリソースの問題など、いずれも微生物学の各領域の相互の理解と連携がいかに大切であるかを示すものでした。日本微生物学連盟加入学術団体の会員を中心に、活発な討論が行れ、日本微生物学連盟の将来の活動に大きな希望を託す結果となりました。

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東北地区主催公開学術講演会について(結果報告)
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 9月27日、日本学術会議東北地区主催公開学術講演会が福島大学で開催されました。

 以下のURLでその模様がご覧になれます。
 http://www.scj.go.jp/ja/area/index.html

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第17回アジア社会科学研究協議会連盟(AASSREC)総会について(結果報告)
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 「第17回アジア社会科学研究協議会連盟(AASSREC)総会」が、9月27日〜30日の4日間にわたって名古屋大学で開催されました。
 メインシンポジウムにおける、東京大学の宇沢弘文名誉教授、デューク大学のMargaret A. McKean教授及び早稲田大学の淡路剛久教授の基調講演に加えて、カントリーペーパー報告セッション、三つのスペシャルセッション(防災研究の現在、環境とヒューマンディベロップメント、環境と社会科学−将来展望)のほか、テクニカルセッション(グローバル化時代の環境問題と社会科学)において活発な議論が行われ、会議は盛況のうちに終了しました。

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