案内:デザイン教育研究会 2014年度_vol2のお知らせ

「デザイン教育研究会 2014年度_vol」を、下記要領にて開催いたします。

今年度の研究会の共通テーマは「まなびのかたち、おしえのかたち」です。
デザインの分野に限らず、時代とともに学生の気質も変わり、社会のニーズに即応しながら教育現場の考え方や授業の内容、スタイルも色々変ってまいりました。
また、幼稚園から大学まで教育機関に限らず、地域のコミュニティー、美術館でのアートプロジェクト、ネットを利用した通信講座など、学びの場や方法は多様化しています。そこには時代とともに変っていくかたちと、いつまでも変らない何か、がありそうです。研究会を通じて皆さんと有意義な時間を共有できればと思います。
今回は、インドの少数民族が暮らすちいさな村で日印共催アートフィスティバルを企画開催し、伝統的な家作りを通して、現地で共に持続可能な自然との共生を模索する学びの場作りをスタートしたWall Art Project 主催のおふたりをお招きします。インド、日本の若者がインドでどんな学びの場を得たのか、またデザインやアートは何ができるのかなど、ユニークな実践を中心にお話を伺います。
教育部会主査/金子武志

テーマ 「自然との共生:持続可能なまなびのかたち」〜アート、デザインは何が出来るのか

発表者 おおくにあきこ 浜尾和徳(NPO 法人 Wall Art Project 統括ディレクター/ ディレクター 兼 コーディネーター)
日時  2014 年11 月21 日(金) 18:00 〜 20:00
会場  女子美術大学 杉並キャンパス 1 号館2F 1201 セミナールーム

ウォールアートプロジェクトは2009 年に設立以降、インド農村部3 か所(ビハール州ブッダガヤ、マハラシュトラ州ダハヌ、ジャンムーカシュミール州ラダック)、日本では福島県郡山市、栃木県さくら市にて、アートプロジェクトを展開してきました。活動の目的は、地元の人々と協働しアートプロジェクトを展開することで、アートの力を人々に伝えること。自由性、平等性、人と人をつなぐ力…アートはたくさんの力を持っているということを、アーティストと共に示してきました。 
インドでの活動では、学校で芸術祭を開催することで、識字率が低い地域の学校に通っていない子どもとその保護者が学校に足を運ぶきっかけを作ることも目的です。プロジェクト後、新しく学校に通い始める子どもが50 人~100 人増えるという現象も起きています。「何かをやり遂げる自信がついた」「絵を描く、踊る、歌う…表現することが好きになった」など、子どもたちの内面的な変化も引き起こされます。外部からのボランティアと地元の有志が芸術祭を作り上げていく過程で様々な垣根を越えた交流が生まれることも、このプロジェクトの特徴です。 
新プロジェクト・[ Noco Project ノコプロジェクト] ノコ=ワルリ族の言葉で、「もう十分、ストップ」の意 インド西部に暮らすワルリ族。ジャングルに囲まれた村で生きる彼らは、そこで採れる土と木材に牛ふんを効果的に使った家作り文化を持ちます。
彼らの伝統的な家作りと、日本のデザイナーの知恵を融合させ、持続可能な家のモデルを創出するプロジェクトです。「家」は日本や海外の青年たちが持続可能な社会、ローカリゼーションを模索し、学ぶ拠点として機能します。
今回は、ウォールアートプロジェクトのこれまでの実践・活動をご紹介すると共に、新しい試みについてみなさんと対話できる機会になることを願っています。

おおくに あきこ(統括ディクター)
東京生まれ。フリーライターとして、女性雑誌を中心に、インタビュー、旅行、ブックレビューなどを執筆。フランス、英国、オーストラリア、中国、ベトナムなど海外派遣も多数。執筆の傍ら、有限会社ブルーベアのエグゼクティブ・アートディレクターとして制作物を統括。
アートディレクションの経験を生かし、2010 年から特定非営利活動法人ウォールアートプロジェクト理事長に。インドの片隅から発信する国際的芸術祭「ウォールアートフェスティバル」をオーガナイズ。

浜尾和徳(ディレクター 兼 コーディネーター)
1985 年、福島生まれ。東京学芸大学卒業後、アルバイトを経てニランジャナスクールのボランティア・コーディネーターとしてインドへ。 滞在中、ビハール州マガダ大学で労働・社会福祉学を修了。
okazu の愛称で呼ぶインド人の友人多数。ヒンディー語を話し、 ウォールアート・フェスのために、インドで実行委員会をがっちり組織。
Wall Art プロジェクトの要的存在。現在、先住民族ワルリ族の村で暮らし、彼らの文化に親しみつつ日本と繋いでいる。

【会場へのアクセス】 
前回と会場が異なりますのでご注意ください。
女子美術大学 杉並キャンパス
北門入口1 号館ガレリアニケ・歴史資料展示室2F
〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8
東京メトロ 丸ノ内線 東高円寺駅 下車 徒歩8 分
地図:http://www.joshibi.ac.jp/access/suginami

問合せ 女子美術大学 芸術学部 坪谷彩子(教育部会・事務局)
TEL:042-778-6129 E-mail: tsuboya07016(at)venus.joshibi.jp *at は@ へ置き換えてください

bukai02_141121.pdf(地図入りのご案内:541k)

案内:モダンデザインの会「 マックス・ビルの会」参加募集

■第6回モダンデザインの会「 マックス・ビルの会」
趣旨:マックス・ビルは、彫刻家、画家、建築家、デザイナー、理論家、評論家など幅広い活動をしたアーティスト。ウルム造形大学設立にも尽力した。今回は、マックス・ビルをテーマに、メトロクス社で保有している作品を見て、向井周太郎先生から話題を提供してもらい、参加者でマックス・ビルの魅力やデザインアプローチについて議論します。

日時: 11月02日(日)14:30-17:00(開場14:00)
   終了後は希望者で懇親会
場所:メトロクス東京(JR新橋駅/地下鉄御成門駅) 
   東京都港区新橋6丁目18-2
   http://metrocs.jp/shopinfo/tokyo/
主催:千葉工業大学デザイン科学科山崎研究室
   株式会社メトロポリタンギャラリー
参加費:無料(事前申込が必要です)
    懇親会費は3500円程度の実費
申込:http://kokucheese.com/event/index/215957/
詳細:http://kazkazdesign.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html

内容:
14:30-14:35 ごあいさつ、下坪 裕司氏((株)メトロポリタンギャラリー、代表)
14:35-15:40 「マックス・ビルの会」、山崎和彦氏(千葉工業大学、教授)
14:40-15:00 「マックス・ビルの作品見学」、メトロポリタンギャラリーのコレクションを見学
15:00-16:00 「マックス・ビルの数学的思考方法(仮)」
       向井周太郎氏 (武蔵野美術大学、名誉教授)
16:00-17:00 参加者全員でディスカッション
17:30-19:30 懇親会(希望者)

■マックスビル(メトロクス社のWebサイトより転載)
1908年、スイス・ヴィンタートウール生まれ。1994年没。マックス・ビルの名前は、コンクリートアートや環境デザインと結びつくことが多いが、彼はいわば多方面で活躍したスイス人「ユニバーサル・クリエーター」だ。1924年から1927年にかけてチューリッヒで彫金の修行をし、その後、バウハウスでカンディンスキーやクレーのもとで学ぶ。1929年以降、画家、彫刻家、グラフィックアーティスト、建築家、そして後には工業デザイナーの顔ももつことになるが、当初は画家としての活動がメインだった。この時期の幾何学的且つ抽象的な作品の一つとして、「一つのテーマに対する15のバリエーション」(1935-1938年)がある。バウハウスの精神を継ぐべく、ウルム造形大学設立にも尽力した。彼の言葉を引用する。「アートはかなりの部分、数学的思考によって作ることができると考える。私は数学を数字と記号のみを使った科学とみなすが、一方、アートは美の研究あるいは理論である美学を扱う、美に対する心理的反応であると思う。即ち、(アートは)数学のアンチテーゼなのだ」現代美術の主要コレクションにマックス・ビルの作品は欠かせない。(参照 http://metrocs.jp/special/maxbill/)

■向井 周太郎氏 プロフィール
早稲田大学を卒業後、ウルム造形大学に留学。マックス・ビルをはじめオトル・アイヒャー、マックス・ベンゼなどに学ぶ。その後、豊口デザイン研究所などを経てウルム造形大学やハノーヴァー大学でデザインの研究、教育に従事する。帰国後は武蔵野美術大学の基礎デザイン学科の創設など、デザインにおける新しい人材の育成とデザイン学の形成に力を注ぐ。著書に「デザイン学 思索のコンステレーション」「かたちの詩学I.II.」など多数

秋季企画大会「学生プロポジション」のご案内

日本デザイン学会では、デザインを学ぶ方々へのデザイン学研究の普及を目的に、秋季企画大会「学生プロポジション」展覧会を実施しています。 本年の秋季企画大会は、幹事校の東京造形大学キャンパスで10月25日(土)に実施します。「学生プロポジション」では、大学、大学院あるいは専門学校でデザイン学ぶみなさまが、日頃の研鑽の成果を展示し交流することから幅広いデザインの知と技を共有します。合わせて、出展者の学生諸君には大会プログラムを聴講いただき、学会活動への関心を高めていただきます。
尚、当プロポジションは、学生本人か指導の先生方から応募いただけますようお願いします。本会が、数多くの学校からの参加によって、デザインの明日を担う学生たちの交流の場となることを楽しみにしています。

■企画名称 平成26(2014)年度 日本デザイン学会秋季企画大会「学生プロポジション」
■開催場所 東京造形大学 造形ギャラリー
■開催日程 平成26年10月25日(土)

■概要
学生プロポジションの目的は、大学や専門学校でデザイン学ぶみなさまが、日頃の研鑽の成果を展示し交換することをとおして、幅広いデザインの学びとそこに育まれている知と技を共有することです。日本デザイン学会秋季企画大会の関連行事として実施します。展示は、所定の時間内での発表とフリーディスカッションの方式で行います。展示の設営および撤収は当日の展示時間前後に出展者が行います。

■実施方法
1.応募資格 大学院生、大学生、専門学校生のいずれかの個人あるいはグループ
2.対象作品・研究 デザインに関わる卒業研究や授業課題、あるいは研究室プロジェクトの成果
3.出展費用 出展1件、1,000円
 ・ 当日受付にてお支払いください、「出展者の学生」は大会への参加が可能です
4.展示形式 
 ・出展1件につき、ポスターと作品現物、あるいはポスターのみの展示(どちらでも可です)
  ・ポスターはA1サイズ(縦位置)1枚、作品現物は持参できるもの(共に送付は受付けません)
  ・出展者が展示場所で発表することが条件(発表者不在での展示のみの参加は受付けません)
5.展示方法 
 ・ポスターや作品現物を当日持参し、設営、展示、発表(終了後に撤去し持ち帰る)
 会場内の展示位置は受付確認メールの「平成26年度JSSD学生プロポジション応募受付番号」で指定
 ・当日の進行(出展数によるスケジュールの変更はあります)
   9:00〜12:00(の間に)設営
  12:00〜14:30 展示、2時間半
  13:00〜14:00 展示、発表と議論、表彰式(出展者は必ず展示場所で発表すること)
  14:00〜14:30 撤去
6.当日受付 
 ・出展者は、全員が10月25日午前10時までに大会受付で出展登録する。「出展者名札」を渡します
 ・出展者は、 当日「出展者名札」を必ず身に付けていること
7.出展キャンセル 
応募受付けされた展示をキャンセルする場合は、大会1週前の10/18(土)までに、下記の「企画運営事務局メールアドレス」までメールで連絡すること。出展を無断でキャンセルすることが無いようにお願いします。

■応募方法
イ.応募締切:10月10日(金)17:00

ロ.応募方法:下記要項を記載し、電子メールで応募ください。応募メール受領後に事務局からお送りする確認メールをもって応募手続き完了とします。なお、同一人物が複数件応募する場合も,出展1件につき1応募となります。

ハ.応募メールの件名:「平成26年度JSSD学生プロポジション応募」

ニ.送信先:下記の学生プロポジション事務局メールアドレス
gakuseiproposition2014@gmail.com

ホ.本文記載事項:
1.出展作品・研究題目:
2.発表者の
 2-1. 氏名・ふりがな:
(グループは全員分記入のうえ筆頭発表者に○をつけてください)
 2-2. 各自の所属:
 2-3. 連絡先氏名(1名):
 2-4. 連絡先メールアドレス:
 2-5. 連絡先電話番号:
3.指導教員の
 3-1. 教員氏名:
 3-2. 教員所属:
 3-3. 教員メールアドレス:
 3-4. 教員電話番号:
4.備考として
 4-1. 今回の 学生プロポジションの複数件応募:有/無
 4-2. 電源の使用希望:有/無
 4-3. その他の希望:
(応募に関する質問などもあれば記入してください)

ヘ.応募受付後確認メールとして、事務局より「平成26年度JSSD学生プロポジション応募受付番号」を「2-4. 発表者の連絡先」へ送付します。この番号が展示位置番号になります。

秋季企画大会:秋季大会のご案内

平成26年度秋季大会は10月25日(土)東京造形大学にて行われます。
添付資料をご確認ください。
皆様のご参加をお待ちいたしております。

添付資料(書類:PDF:1MB)