デザインの見晴らし台〜学術研究アーカイブからみた 1985 年以降の環境デザイン

●展覧会概要

・会期:2025 年 11 月 15 日(土)〜11 月 23 日(日)11:00-19:00(最終入場18:30)

・会場:TIERS GALLERY (〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5 丁目 7-12 TIERS 3F)

・主催:一般社団法人日本デザイン学会 環境デザイン部会

・協賛:株式会社トゥールズインターナショナル、株式会社 GK デザイン機構、
株式会社 GK 設計、オンウェー株式会社、環の会、ダイナコムウェブ株式会社、
長谷デザイン事務所、日軽エンジニアリング株式会社、株式会社フロムトゥ

・後援:日本インダストリアルデザイン協会、日本デザイン学会、
日本デザインコンサルタント協会 JDCA、日本展示学会

・協力:荒川技研工業株式会社、GKデザイングループ、千葉大学環境デザイン研究室、
デザインスタジオ TAD、長谷高史デザイン事務所、株式会社中村製作所、
横浜美術大学教養科目研究室/ビジュアルコミュニケーションデザイン研究室

・入場料:無料


●展覧会趣旨

世界的な不況が回復に転じつつあった1983年、日本デザイン学会の研究部会として「環境デザイン部会」が発足しました。それはとりわけ国内において、社会の構造的変化にあって人間を取り巻く環境を包括的に理解したいという動きと同調していました。それからの 40 年間、部会に所属する研究者やデザイナーたちは、情報インフラや都市再開発の進展、あるいはバブル崩壊、震災、COVID-19、少子高齢化といった課題に相対しつつ、それぞれの専門を深化させ、ときに他領域と横断させながら、これからの生活環境のありようを模索し続けてきました。

本展では、1985 年から刊行され今年で 100 号を迎えた環境デザイン部会機関誌『EDplace』のアーカイブから時代ごとに抽出した 100 のキーワードを中心に、日本における環境デザインの変遷を検証します。またアーカイブ展示やイベントを通じて、来場者の皆様とともに「これから」の環境デザインについて考える機会を提供いたします。

●展示内容

・機関誌『EDplace』を通して見る 1985 年以降の国内環境デザインならびに研究活動のあゆみを記した年表

・掲載記事から抽出した環境デザインの年代ごとの傾向分析ならびに100のキーワード解説

・掲載記事のテキストマイニングによる研究活動の年代ごとの傾向分析

・環境デザインの研究実践を推進した部会員による映像インタビュー

・時代を象徴するマケット資料(GKデザイングループ提供)の展示

・『EDplace』現物資料および WEB アーカイブ(デモ版)の展示

●オープニングレセプション

11/15(土)17:00- オープニングレセプション/部会員による展示解説

●特別講演(参加無料):

●11/21(金)17:00-
特別講演「環境デザインの明日を考える」
招聘講師:田中一雄/株式会社GK デザイン機構 代表取締役社長/CEO  

●11/23(日)17:00-
クロージングトーク「アーカイブから考える環境デザイン研究の行方」 
招聘講師:伊村靖子/国立新美術館情報資料室 室長 主任研究員

●部会員とゲストによるトークセッション(参加無料):

●11/15(土)

・13:00-
「環境デザインのヒト」清水忠男、中嶋猛夫+吉田紗栄子(建築家)

●11/16(日)

・13:00-
「環境デザインのモノとトキ 例えば内発的発展論」杉下哲+宮田佳美(湘南工科大学)

・15:00-
「環境デザインのコトとバ 医療・介護の場のデザイン」清水泰博+岩田祐佳梨(筑波大学)

●11/22(土)

・13:00-
「包摂と環境デザイン」土田義郎+上野佳奈子(明治大学)+工藤真生(九州大学)

・15:00-
「災害と環境デザイン」原田和典+豊島祐樹+中井川正道

●11/23(日)

・13:00-
「地域と環境デザイン」池田岳史+川合康央+小川貴史(福井工業大学)+藤田茂治(ふくい産業支援センター)

●ワークショップ「研究室の環境デザイン」(参加無料):

・11/17 15:00-17:00 橋田規子(芝浦工業大学/エモーショナルデザイン研究室)

・11/19 15:00-19:00 木下陽介(東京工芸大学/空間プロダクトデザイン領域)

・11/20 11:00-13:00 下田倫子(女子美術大学/環境デザイン専攻)

・11/20 13:00-15:00 三友奈々(日本大学/都市環境デザイン研究室)

・11/20 15:00-17:00 佐藤公信(千葉大学/環境デザイン研究室)

・11/20 17:00-19:00 田崎冬樹(横浜美術大学/美術・デザイン学科)

●本件に関するお問い合わせ先

日本デザイン学会 環境デザイン部会 事務局

〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町 1204

横浜美術大学 教養科目 森山貴之研究室気付

E-mail:environmentdesign.rg@gmail.com 

アジャイルプロセス協議会/知働化研究会主催のシンポジウム(Symposium2025)

アジャイルプロセス協議会/知働化研究会主催のシンポジウム(Symposium2025)を開催いたします。
【テーマ】 知働化(Executable Knowledge and Texture)
【主催】  アジャイルプロセス協議会 知働化研究会
【日時】  2025年11月1日(土曜)9時半開場?18時閉会
【会場】  工学院大学(新宿キャンパス / JR「新宿駅」西口より徒歩5分)
【参加対象】ソフトウェア領域の研究者、経営者、実務者、教育者、学生など
【参加料】 一般 \5,000(当日現金支払)、協議会メンバ・学生 無料(全て、事前に参加登録要)

ご案内サイト&参加申込みは、協議会トップページから。
https://www.agileprocess.jp

普段は耳にしないような話題、リアルな場での交流、新たな刺激を得てみませんか?今回のテーマは、ずばり「知働化」です。パラダイムシフトのカンフル剤になりそうな講演やワークショップ(トラック)を企画していますので、ふるってお誘い合わせの上、ご参加ください。

【開催告知】Info-Dジェネラティ部vol.3「さまよう寄る辺」2025.11.1(土)

【ジェネラティ部2025】

未開のデザインを探索するInfo-Dから、8/28以来の久しぶりのご案内です。

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■ vol.3テーマ:「さまよう寄る辺」

<Info-D 主査 安武伸朗>

環世界というスコープは、僕が仕事をする時のよりどころのようなものです、と言ったら、それはいい話だと皆さんが言ってくれました。そこで私が関わる事業から生まれる問いをお話ししたくなりました。ここをネタに協働して語らうことで、私が何を「デザイン」しようとしているのか?自らの問いが育つように思うのです。

組織と個人、仕事と生活世界の間でさまよう実践から、「デザイン」する上のよりどころ「寄る辺」の輪郭をみんなで描き出す時間をご案内します。ぜひお話を持ち寄りください。

 私の実践(大学運営も自立共生のコミュニティを目指せるはず…)

 ・当人たちの意欲と組織の合意を生み出そうともやっとしている大学運営の実践
 ・一人称の当事者感を、産業のしくみに活かすデザイン教育の実践

日時:2025111日(土)20:30–
企画者:安武伸朗(info-D主査/常葉大学)
■ オンライン開催:ZoomのURLは当日の朝までにお送りします。お気軽にご入室ください。
■ 参加費:無料
■ 主催:日本デザイン学会 情報デザイン研究部会(info-D)

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※情報デザイン研究部会(info-D)の非会員でも聴講可能です

Vol.3のテーマ、あるいは情報デザイン研究部会(info-D)に関心のある方は、Peatixからお申し込みください。
 PeatixイベントURL
 https://infodvol3.peatix.com

ZoomのURLは当日の朝までにお送りします。(既にinfo-Dの会員でSlackに参加されている方にはSlackからもURLを直接共有します)

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▢ お問い合わせ
大草真弓(info-D副査/成安造形大学)
Mail:okusa* seian.jp(* を@に置き換えてください)

▢ 情報デザイン研究部会についてはこちら
https://jssd.jp/about/section-and-branch/information-design-group

2025年度 デザイン科学セミナー ~3つの新理論が,革新的開発力の”体幹”を創り出す!

2025年度 デザイン科学基礎講座 M メソッド講習会 〜今のAIには難しい「意味づけ」から,新たな価値を創り出す

2025 年度デザイン科学基礎講座 CMFデザインサイエンス 〜模倣からの脱却から,質感のタイムアクシスデザインまで

第16回 第1支部大会in三条のご案内(第2報)

第1支部大会in三条の参加と発表の申込受付を開始しました。詳細は大会サイトでご確認ください。皆様のご参加お待ちしております。

<大会概要>

  • 大会名|第16回 日本デザイン学会第1支部大会 in 三条(協力:第3支部)
  • テーマ|あきないデザイン:地域の実践知がつくりだす循環・持続可能なデザイン
  • 日時|11月8日(土)準備運動(参加者のみ)、11月9日(日)一般公開
  • 場所|新潟県三条市中心市街地(「三条マルシェ」特設会場「アサマ家具倉庫跡地」)
  • 参加申込|10月6日(月)〜 26日(日)*大会サイトで受付
  • 発表申込|10月6日(月)〜 26日(日)*大会サイトで受付
  • 大会サイト|https://jssd-branch1-2025.studio.site/
  • 参加費|1,000円(当日会場で現金払い)
  • 問い合わせ|第1支部事務局(札幌市立大学福田研究室)h.fukuda@scu.ac.jp

<スケジュール>

  • 8日(土)は、大会参加者限定の複数ワークショップを開催します。午前は歩きながら三条の<あきない>を発見する「まちの<あきない>拾い」、午後は参加者の体験を通して<あきない>を語り合う「もちよ〜る」があります。
  • 9日(日)は、参加者の研究成果をマルシェ出店し、市民と語らいます。個人の作品などを<あきない>するアートマーケットをマルシェに出店、研究発表も三条市民とに開放する予定です。最後のシンポジウムでは、<あきない>デザインとは何かをみんなで考えます。

日本デザイン学会第4支部2025年度発表会のご案内(第一報)

概要
日本デザイン学会第4支部では、下記のとおり「2025年度発表会」の開催を予定しています。

本発表会は、会員の交流の場として頂くほか、学生(学部生、大学院生)にとっての発表の機会と助言を受け取る場にしたいと考えます。そのため昨年度に引き続いて、通常の研究発表形式に加え、主に学生の研究(途中段階の構想等を含む)・デザイン実習・演習の成果等の発表を対象として、発表時間を短縮した形式を設けます。

みなさまのご発表とご参加をお待ちしております。

 

  • 開催日      2026年2月28日(土)
  • 会場       大阪公立大学杉本キャンパス学術情報センター(大阪市住吉区杉本3-3-138)
  • 大会ウェブサイト https://sites.google.com/view/jssd-4th-2025
  • 発表・参加資格     日本デザイン学会の会員  および、会員の紹介のある非会員(学生含む)
  • 発表型式     対面での口頭発表

      ・通常の研究発表(発表 15分間+質問コメント 4分間)※ 発表梗概は2ページ

      ・短時間発表(発表 6分間+質問コメント 3分間)※ 主に学生向けで、発表梗概は1ページ

 

発表と参加の申込み

大会ホームページから手続きください。 

・演題登録期限   2026年1月14日(水)予定

・懇親会申込期限  2026年1月30日(金)※参加登録フォームからお申込みください

・梗概提出期限   2026年2月11日(水)予定

・参加登録期限   2026年2月16日(月)予定

 

プログラム

・短時間発表

・研究発表

・特別講演(未定)

・懇親会(17:00-19:00頃を予定)

 

ご質問・お問い合わせは、tdoi@omu.ac.jp (世話役:大阪公立大学 土井俊央)へお願いします。

第72回春期研究発表大会グッドプレゼンテーション賞報告

2025年6月27日(金)~29日(日)の3日間、札幌市立大学で開催された第72回春期研究発表大会において、座長、研究部会オーガナイザー、概要集編集委員会、研究推進委員会、論文審査委員会より構成される推薦委員会の下、3つの選考基準(研究内容、概要、発表質疑)に基づく審査の結果、以下の25件に決定いたしましたのでここに報告します。

口頭発表 18件

A2-03
ジャングル滞在中に体験される自給自足生活や共同体形成による、固定観念の変化への影響
炭田 怜(武蔵野美術大学)

A5-06
グラフィックファシリテーションが対話に及ぼす効果に関する記述的研究
同時に成立しづらい要素が融合するようなアイデアの共同的形成を促進する効果に着目して
仲沢 実桜(東京大学 大学院)

A7-02
避難誘導の迅速化に関する調査研究
鎌倉沿岸部の津波防災を対象として
小林 理祐生(芝浦工業大学)

A9-01
幼児のピクトグラム理解における教諭・保育士の経験則と実態の差
幼児教育・保育施設を対象とした全国アンケート調査による現状把握から
金子 千聖(九州大学 大学院)

B2-04
リハビリテーション工学技師による臨床現場での当事者デザイン
日常用車椅子でサッカーをするためのサッカー用具「ファンガード」の開発プロセスを通して
中村 詩子(横浜市総合リハビリテーションセンター)

B4-02
盲児が「食べることが体をつくる」を知るためのやわらかい人体模型の開発(1)
三代 晃司(大阪工業大学 大学院)

B5-04
流動的な意味を持つ文脈を直感的に記録するリトルプレス制作を通じた社会実践
田仲 麻友(札幌市立大学)

B8-02
よそ者と地域住民がつくる「子どもの居場所」
北海道石狩市厚田区における「みんなの居場所 あつみん」の開設と運営
堀田 ゆりあ(札幌市立大学 大学院)

B10-01
シュレーダー邸における壁面開口部の構成と室配置の関係について
G.Th.リートフェルトのインテリアデザイン研究
中村 卓(大阪工業大学)

B11-01
歩行者行動と住宅の変遷に着目した歩道橋の評価
小松 龍ノ介(大阪工業大学 大学院)

C2-05
ライトアップイベントの回遊性向上のための体験メディアシステム
小松崎 直(金沢工業大学 大学院)

C4-01
画像生成AIアバターに対する感性の分析
川北 輝(京都芸術大学)

C8-02
東京高等工藝学校に留学した儲小石の中国帰国後の活動
安田禄造教育思想の提唱と実践の試み
周 晨禾(千葉大学 大学院)

C9-02
加担し続けるデザイン
リサーチとワークショップの積み重ねにより生まれた 小さな滞在型観光交流拠点 上島町ゆげ海の駅舎
日髙 仁(関東学院大学)

D2-04
HRと EX のデザイン( 4 ):人材開発のリデザイン
小原 大樹(てみるプロジェクト)

D3-05
パルプモールドを用いた小規模生産張子人形の制作
奥村 夏鈴(法政大学)

D6-03
高齢者の生活機能変化に対応した環境デザインのための後付け可能な小さな形状の効果評価
半田 慧(東京科学大学)

D8-03
戦後日本のデザイン活動への一考察
岩田 彩子(株式会社GKデザイン機構)

ポスター発表 7件

PA-21
ノックカム機構を調光機能に応用した照明器具の開発
滝沢 友彬(法政大学 大学院)

PA-23
書籍カバー画像生成 API「opencover」の開発
「仮想書棚」の実現に向けた開発と課題
杉本 達應(東京都立大学)

PB-16
室内の雰囲気中の環境値による行動推定の基礎研究
三浦 拓也(長崎総合科学大学 大学院)

PB-40
地域コミュニティの共同的富に着目した脱成長コミュニズムの模索
広島県呉市蒲刈町における蜜柑を通じたコミュニティの可視化とシステミックデザインによる分析
藤井 直子(山口大学)

PB-42
「びわ湖の庭」ワークショップの取り組みについて
漂流物が生み出す創造とつながり
山田 真実(成安造形大学)

PB-54
トランジションの印象およびシーンの認知への影響
髙瀨 愛理(筑波大学)

PB-71
ポスターデザインに含まれる余白領域の抽出
―広告デザインを対象として―
大杖 裕喜(筑波大学大学院)