会報 NO.237号

発行人:佐藤弘喜 / 編集人:池田美奈子 / 発行所:日本デザイン学会

会長メッセージ

会長 佐藤弘喜

今年は学会のありかたについて考えさせられる機会が多い1年でした。
3月のデザインプロモーション研究部会のイベントでは、デザイン実務者の方々との交流の場が設けられ、実務分野と学会の研究活動をどう結びつけるかが課題として感じられました。また、春季大会における作品審査委員会企画のオーガナイズドセッション、秋季大会における企画セッションなど、いずれもデザイン行為とその成果を学術研究の中でどのように位置付けるべきかという議論がなされました。デザインの領域や概念も拡大する中で、デザイン研究に関する学会の方向性が問われており、今後も継続的に議論の場を設けていきたいと思います。

目次

1:トピックス
2:日本デザイン学会 2025年度秋季企画大会 開催報告
3:支部活動
4:研究部会活動
5:委員会活動
6:理事会・運営委員会議事録
7:会員の移動

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2025年度日本デザイン学会秋季企画大会・学生プロポジションの成立発表および優秀賞のお知らせ

標記についてお知らせします。以下、発表成立127件の発表番号・筆頭発表者・所属・発表タイトルの一覧です(当日配布資料掲載のA13、A20、B13、B34は当日欠席等のため発表不成立、登録時不具合のため未掲載だったB66を追加)。
優秀賞につきましては、運営担当が組織した選考委員会により29件が選出されました(発表番号に表示)。指導教員宛に賞状をお届けしますので、しばらくお待ち下さい。

企画委員会・研究推進委員会

A1:町田 太陽:長岡造形大学造形学部建築・環境デザイン学科:コミュニケーション回路を育む場づくりの実践 -名張市における「kyucho思い出すごろく」を事例として
A2:永井 風汰:長岡造形大学造形学部建築・環境デザイン学科:廃材再生作品「アニミーズ」による空き家再生空間への愛着形成を促す場づくり
A3:金井 翼:阿佐ヶ谷美術専門学校:登山初心者に山の楽しさを伝えるアシストスーツ「Power climb」
A4(優秀賞):顧 シエン:東海大学大学院芸術学研究科:日本語オノマトペにおける表現差異の視覚的探究
A5(優秀賞):中村 美月:筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム1年:子供の描画イメージをUnityによるデジタル花火として表現する体験型ワークショップの実践
A6:安藤 大悟:神奈川工科大学:気泡緩衝材用テクスチャ試験装置の開発
A7(優秀賞):勝部 里菜:筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム博士後期課程3年:触覚と光の循環による体験デザイン – インタラクティブ作品「ふれると、もどる」-
A8(優秀賞):前田 凜子:筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム2年:視覚と嗅覚の一致・不一致が香りの認識に与える影響の検討-体験展示「あべこべ市場」における実験的アプローチ-
A9:山平 敦士:東海大学教養学部芸術学科:制御できない存在との描画表現
A10:黒田 智哉:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:漆含侵紙の性能評価
A11:今田 真央:共立女子大学建築・デザイン学部:桃to古民家のデザインプロジェクト2025
A12:中田 聡一郎:湘南工科大学・工学部・総合デザイン学科:業務効率化のためのビジネスチャットのUIデザイン開発
A14:森本 大貴:武蔵野大学工学部建築デザイン学科:他者との対話を通じた地域イメージの共有とアーカイブ
A15:野呂 智也:湘南工科大学:VRを活用したシルクロードはさみミュージアムの制作
A16:宮越 翔平:東京工科大学デザイン学部:和紙の特性を活かしたアニメーション表現の研究
A17:岡本 菜奈:公立大学法人宮城大学事業構想学群:アートを活用した地域活性化の仕掛けかた
A18:尾美 百華:湘南工科大学・工学部・総合デザイン学科:「推し活」による大学生のモチベーション向上プロセスと心理的影響に関する研究
A19:髙梨 彰:湘南工科大学・工学部・総合デザイン学科:ハサミの意匠的特質抽出に基づくミュージアム構築と展示デザインの研究
A21:井上 拓海:湘南工科大学総合デザイン学科:ゲームスキンの印象と影響に関する研究
A22:山口 育夢:湘南工科大学総合デザイン学科:バスケットシューズにおけるデザイン要素の明確化
A23:古舘 和樹:湘南工科大学大学院工学研究科:福祉デザインの在り方に関する研究
A24(優秀賞):寺谷 昇大:東海大学教養学部芸術学科:協働型医療を核とした術後リハビリ支援のデザイン
A25:千田 夏希:東京工科大学デザイン学部4年:日常環境における再帰性反射素材の視覚表現とその応用
A26:松尾 優:国際教養大学国際教養学部:加速度センサーを活用した運転挙動検知システムの実装
A27:ブキン:日本大学大学院芸術学研究科:高齢者における幾何形状と安心感の印象評価
A28(優秀賞):清水 透和:東京工科大学大学院デザイン研究科:焼肉体験における感覚的フィードバックの研究 ?UIを通じた新たな体験価値の創造?
A29:正田 梨恩:成安造形大学情報デザイン領域:小学生が節電するきっかけをつくるカードゲームのデザインと実践
A30:井上 薫:東京工科大学デザイン学部視覚デザインコース:訳憑百貨店
A31:松本 諒馬:東京工科大学デザイン学部:花弁を使った平面表現
A32(優秀賞):上野 友愛:筑波大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム:中途弱視におけるコミュニケーション手法に関する研究
A33:日比野 慶汰:専修大学ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科:「旅行体験を物語化するアルバム風メディア」のアプリケーションデザイン開発
A34:藤井 大喜:専修大学ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科:移動中の車内で出来るカードゲームの提案
A35:大沼 太陽:湘南工科大学:Title:キャラクターコンテンツカフェにおける飲食メニューの印象形成が生活者の購買行動 に与える影響-ネーミング・ビジュアル・話題性の役割に着目して-
A36:小堀 葵:湘南工科大学:大学生における「飲みニケーション」活性化のためのパンフレット制作_ -敷居を下げる工夫と地域利用促進の試み-
A37:目黒 達哉:湘南工科大学:偶発的な対話に着目した関係性構築の支援デザイン -喫煙所の利用実態調査を通して-
A38:鈴木 聡一郎:木更津工業高等専門学校:木更津高専公式ウェブサイトの計量テキスト分析を通じたブランド要素の探索
A39:山口 遼:木更津工業高等専門学校:AIによる情報抽象化環境における新しいUX開発と利用価値の評価
A40:大原 陽治:木更津工業高等専門学校:タグ付けコスト削減を目的としたマルチモーダル大規模言語モデルを活用した非属人的な自動タグ付けシステムの提案
A41(優秀賞):星野 萌:筑波技術大学産業技術学部:聴覚障害者と健聴者が経験する「言葉によるズレ」への相互理解を深めるための展示会の開催
A42(優秀賞):片平 周作:東海大学教養学部芸術学科:相談する行為を見つめ直すー趣味の相談実践を通じて
A43:三好 春陽:立命館大学大学院経営学研究科博士後期課程:行政組織におけるデザインの学習と統合:非デザイン領域へのデザイン導入に関する状況論的アプローチからの考察
A44:鈴木 琳太郎:湘南工科大学:モーションキャプチャを利用した身体操作へのフィードバック
A45:大久保 蒔人:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:筋力トレーニング歴に応じた服装選好の変化とその心理的影響
A46:櫻井 秀喜:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:ビニール傘を対象としたアップサイクルシステムの提案
A47:高 綾乃:信州大学繊維学部先進繊維・感性工学科:感性評価を用いた防災マニュアルに関する研究
A48:湯川 和穂:千葉大学大学院:若年層における死を考え語る体験のデザイン
A49(優秀賞):小林 雅果:札幌市立大学大学院デザイン研究科:カフェ空間における座席選考性と採光環境要因
A50:佐藤 瑞己:千葉工業大学先進工学部知能メディア工学科:活動デザインの学び:小学生向け“お話カードゲーム“の実践から
A51:GUO CHENYANG:筑波大学人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム博士後期課程:室内空間における壁紙の色彩と模様に関する印象評価
A52(優秀賞):楊 晰然:筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム:植物をあなたの“電子ペット”に:生成AIを活用した植物擬人化キャラクターインタラクション研究
A53(優秀賞):酒井 蔵人:筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム:What Do Al-Generated Chairs Look Like? – A Comparative Study of Chair Across Four Countries -(AIが考える世界各国の椅?はどんな形なのか -AI が?成した4ヶ国間の椅?の形状における特徴の違い-)
A54(優秀賞):平良 絢美:千葉工業大学大学院:小学校の算数教科書における図形学習プロセスの比較
A55(優秀賞):川守田 花:札幌市立大学:不完全の美学 -現代における日本的美意識の再解釈とその創造的表現の探究-
A56:君島 慧:木更津工業高等専門学校:看板デザインにおける立体感要素のおしゃれ評価への影響
A57(優秀賞):尾崎 悠耶:東京工科大学デザイン研究科:認知症介護における心の負担を軽くするためのデザイン研究
A58:安藤 未愛:東京都市大学メディア情報学部:手書き文字とフォント文字が感情語・非感情語の印象形成に与える影響の生理的評価
A59(優秀賞):鈴木 ふみ佳:東京都市大学メディア情報学部:学習教材における図と行間による文章提示構成の違いが理解と印象に及ぼす影響の生理的評価
A60:松岡 優芽:東京都市大学メディア情報学部:異なる言語がプリントされたTシャツを視覚刺激とした場合の反応の比較
A61:門脇 智弥:東京都市大学デザイン・データ科学部:観光客に伝わる地図デザインとは? ?ターラック市観光マップ改善の取り組み?
A62:串田 寛太:東京都市大学メディア情報学部:デジタル音源の周波数特性がもたらす脳血流変化および心理的反応へ及ぼす影響
A63:小林 陸:東京都市大学メディア情報学部:「AI音声」と 「人間の声」が脳活動に及ぼす影響の検討
A64(優秀賞):池田 恋雪:常葉大学造形学部:現場に飛び込んで、その人たちの営みに関わりはじめた中で気づいたこと
A65(優秀賞):増田 百華:常葉大学造形学部:採用のしくみを疑う企業向けワークショップの企画と実践
B1:小川 志織:長岡造形大学造形学部建築・環境デザイン学科:日常生活を地域資源化する「なばりびより!」の実践
B2:市川 萌音:長岡造形大学造形学部建築・環境デザイン学科:まちのスティグマを剥がす懐古的回想コミュニケーションの実践
B3:澤 直孝:阿佐ヶ谷美術専門学校:都市生活者のための循環型ミニ農園キット「CYCLE farm」
B4(優秀賞):佐藤 李彩:東海大学教養学部芸術学科:単純作業から生まれる没頭体験のデザイン
B5:片山 さや:筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム1年:即時的認知と身体操作を用いたことばパズル型知育玩具の開発
B6:鎗水 あやね:木更津工業高等専門学校:温湿度を視覚化する布メディアの利用可能性 ?審美性を含んだ福祉ウェアへの応用?
B7:庄司 滉俊:湘南工科大学:照明角度変化による、印象評価について
B8:山戸 愛莉:湘南工科大学:VR広告の表現手法による印象評価
B9:守優 美加:東京工科大学デザイン学部4年:木更津の地域観光資源を活用したポタリングルートマップとグッズデザインの提案
B10:高橋 健也:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:光反射特性を用いたAIによる漆器の塗料識別におけるアルゴリズムの比較
B11:井上 倫果:東京都市大学デザイン・データ科学部デザイン・データ科学科:東京都市大学 横浜キャンパス発展の提案
B12:李 天雨:拓殖大学工学研究科:視野角拡張がVR動画のプレゼンスに与える影響
B14(優秀賞):渡邊 真広:武蔵野大学工学部建築デザイン学科:都市を音に聴く: 音楽的変換を介した新しいコミュニケーション手法の開発
B15:FEN GHANTING:文教大学:ユーザの行動様式に基づく体験型インスタレーションの体験プロセスデザイン
B16:山本 敢太:長岡造形大学:身体的なコミュニケーションを利用した共体験の研究
B17:風間 奏良:湘南工科大学工学部総合デザイン学科:大学の研究室における「居心地の良さ」の調査研究
B18:根津 太一:湘南工科大学・工学部・総合デザイン学科:ハサミミュージアムのデザインと意匠データベース構築に関する研究
B19:二瓶 衣留:湘南工科大学・工学部・総合デザイン学科:生活用具としての「ワラ文化」の再認識と継承に関する研究
B20:吉川 健斗:東京都市大学メディア情報学部社会メディア学科:小中学生を対象としたUIデザインワークショップの試み?紙を使ってアプリの画面をデザインしよう!?
B21:鳥居 悠吾:湘南工科大学総合デザイン学科:モノづくり意欲を高める教育教材の開発
B22:渡邉 太智:湘南工科大学総合デザイン学科:目標達成の過程に生じる心理的ストレスに関するデザインの研究
B23:石田 あす香:東海大学教養学部芸術学科:生活する祖母の記録活動と展示会開催がもたらすもの
B24:海塩 希玖:神奈川工科大学:切り紙ランプシェード
B25(優秀賞):安東 泉咲:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:シーズ調査におけるAIインタビューエージェントと対面インタビューの比較
B26:リ タクゼン:日本大学大学院芸術学研究科:賞味期限を「感じる」デザイン — 子どものための可視化ツールの提案
B27:ラ オツヨウ:日本大学大学院芸術学研究科:お茶の日常体験についての研究
B28:長﨑 由侑:成安造形大学芸術学部芸術学科地域実践領域クリエイティブ・スタディーズコース:べじたぶるアートの取り組み ?廃棄野菜を再生紙へ、紙漉き体験から循環プロセスを学ぶ?
B29:山田 理紗:成安造形大学総合領域:環境問題を身近に感じるためのごみ分別行動に着目した小学生向けカードゲームのデザイン
B30(優秀賞):今田 夕夏:東京工科大学デザイン学部デザイン学科視覚伝達デザインコース:感性を育む音読の新たな学習法の提案
B31:大杖 裕喜:筑波大学:視覚デザインにおける余白の知覚に関する研究とその意義
B32:櫻井 つぐみ:山口大学:欧州の幸福度の要因を探る -日常生活は幸福にどのように関連するか-
B33:山田 勝寿:専修大学ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科:車移動中の会話を楽しくするアプリケーションデザイン開発 ?話題提供で沈黙を打ち破る?
B35:岡本 晴貴:湘南工科大学:観光用四輪電動アシスト自転車へのトポロジー最適化への活用
B36:細木 碧巴:湘南工科大学:ご当地キャラクターによる地域ボランティア団体の活性化 -チーム FUJISAWA2020 のグッズ制作を中心として-
B37:荻野 孝明:湘南工科大学:遊びをデザインする:学生によるボードゲーム制作
B38:平野 主稀:木更津工業高等専門学校:乳半アクリルとLEDを用いた小学生向け加法混色教材の提案
B39:永田 凪:木更津工業高等専門学校:木更津駅周辺におけるデジタルサイネージの有効活用提案 ?映像マニュアルの作成と評価?
B40:兼子 裕加:名古屋市立大学大学院芸術工学研究科:多視点提示を通じたAI活用による思考介入型メディアの設計
B41:木村 さくら:拓殖大学大学院工学研究科:ステッカーボムから考察する現代グラフィティ
B42:森 志帆:湘南工科大学・工学部・総合デザイン学科:食育を通じたジビエの認識と受容に関する研究 -大学生を対象としたイメージ調査-
B43:楊 ほい同:東海大学教養学部芸術学科:失敗を包み込むテキスタイル作品の制作
B44:金子 佑介:筑波大学筑波大学芸術専門学群4年:風船における破裂の予測可能性と人が感じる印象の関係 -風船演出がもたらす印象の変化-
B45:石倉 聖士:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:自転車用耐パンクタイヤとノーマルタイヤの漕ぎ出し時にかかる力の比較
B46:内藤 玄凪:芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム学科:メンズメイクの社会的受容度
B47:春日 映夢:信州大学繊維学部先進繊維・感性工学科:長野県上田市への観光客誘致を目的としたデザイン提案 ?上田市を長野旅の拠点に?
B48:野坂 海智:千葉大学大学院:ダンス体験における非聴覚的リズム提示の設計と評価
B49(優秀賞):佐治 奈津子:千葉大学大学院:視覚と触覚の通様相性に基づく化粧水パッケージデザインの研究
B50:木村 颯真:千葉工業大学先進工学部知能メディア工学科:活動デザインの学び:小学生向け“目隠し絵しりとり“の実践から
B51(優秀賞):青木 理紗:東京工科大学デザイン学部:味の視覚化
B52(優秀賞):佐藤 珠水:筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム:被服における欠損の受容に関する研究
B53:稲邊 拓哉:筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群デザイン学学位プログラム:オリエンテーリング地図を応用した認知性に優れた新様式地図の考案について
B54(優秀賞):布施 茜:千葉工業大学大学院:編み模様の視覚的特徴に関する分析
B55:清水 彪太郎:千葉工業大学大学院:混住化社会における新旧住民の意識に関する研究
B56:伊藤 幸太郎:木更津工業高等専門学校:スマートフォン依存改善のための色彩デザインの提案 ?彩度が与える影響?
B57:川村 美結:木更津工業高等専門学校:色ムラにおける色差がカラーネーミングと印象に及ぼす影響
B58:永田 光舞:東京工科大学デザイン学部:視覚伝達デザインを用いた、子どもの『生きるためのスキル』の学びを促すデザイン研究
B59(優秀賞):森川 実南:東京都市大学メディア情報学部:オブジェクト指向UIとタスク指向UIの認知的適合性評価
B60:豊田 美波:東京都市大学メディア情報学部:「AI生成」ラベルが作品鑑賞時の生理心理学的指標に与える影響
B61:小柳 美賀子:東京都市大学メディア情報学部:背景色の彩度の違いによる計算課題遂行時の脳活動の変化
B62:杉本 理名:東京都市大学デザイン・データ科学部:異文化環境における授業のデザイン実践 ?フィリピンでのフィールドワークを通じて?
B63:角井 友哉:東京都市大学メディア情報学部:映画ポスターにおける受賞歴の有無が脳血流と印象評価に与える影響
B64(優秀賞):李 京樺:東京工科大学大学院デザイン研究科:ハングルと仮名文字を基盤にした表記システム
B65(優秀賞):水野 花菜:筑波技術大学産業技術学部:手話ができる動物モチーフのキャラクターデザインに関する研究
B66:濱野 神太郎:湘南工科大学:手作り化粧品の制作を通したメンズメイクコミュニティの拡大
以上

2025年度 「ISO/IEC国際標準化人材育成講座(ヤンプロ)」及び「ルール形成戦略研修」参加者募集のご案内

標準化人材の育成を目的とした以下の講座につきまして、受講者の募集およびプログラムのご案内を申し上げます。

ご興味がございましたら、是非ご参加ください。

①ISO/IEC国際標準化人材育成講座(ヤンプロ)参加者募集のご案内

ISO/IEC国際標準化人材育成講座(通称 “ヤンプロ”)では、国際標準化活動の第一線で活躍する講師陣から、座学のみならず模擬交渉を通じて、交渉に必要なスキルや実践的なノウハウ等を学ぶことができます。修了生の中には、ISO/IECでエキスパートとして活躍する人材に加えて、幹事・議長・コンビーナといった役職者の立場で議論を主導している人材も多数います。日本の標準化活動をリードする人材の育成を目指す企業や、国際標準化をうまく活用し更なる発展を目指す企業の皆様の参加をお待ちしています。

【講座案内ページ】(※本事業は弊省より一般財団法人日本規格協会に委託して実施)

一般財団法人日本規格協会「ISO/IEC国際標準化人材育成講座(ヤンプロ)」

https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/dev/std_jinzai

【講座概要】

会場:日本規格協会本部(東京都)にて対面開催

開催日:

(第1・2回)開催終了

(第3回)2026年1月19日(月)、1月26日(月)、2月9日(月)、2月16日(月)【締切:12月16日(火)】

※各回同じ内容になります。応募様式、締め切り等は上記案内ページをご覧ください。

②ルール形成戦略研修の受講者募集およびプログラムのご案内

近年、環境分野やデジタル等に関する技術・製品・サービスの開発競争が激しさを増す中、世界的な社会課題解決を起点に、国際標準化をはじめとしたルールの再編・新設を巡る動きが国際的に活発化しています。企業や業界団体内の重要課題に照らして、重要度の高いルールの形成に能動的・戦略的に参画・関与することは、市場獲得や長期的な競争優位性を図る観点からも有益です。ルール形成戦略を経営・事業戦略に組み込むためには、企業において経営・事業戦略に携わる方々を中心に多様な組織・部門の方がルール形成戦略を理解することが極めて重要です。ルール形成戦略についてご理解を深めて頂き、ご自身の担当業務や組織の活動に生かしていただくことを目的に実施します。

【講座案内ページ】(※本事業は弊省より一般財団法人日本規格協会に委託して実施)

一般財団法人日本規格協会「ルール形成戦略研修」

https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/dev/std_seminar

【講座概要】

会 場:日本規格協会本部(東京都)にて対面開催

開催日:

(第1~3回)開催終了

(第4回)2026年1月19日(月)【締切:12月26日(金)】

(第5回)2026年3月2日(月)【締切:2月13日(金)】

※各回同じ内容になります。応募様式、締め切り等は上記案内ページをご覧ください。

【ぜひ受講いただきたい方】

*経営企画・事業戦略立案に携わっている方、または今後携わる可能性のある方

*経営企画部、事業企画部等に所属されている方

*標準化・ルール形成というツールを用いた市場戦略アプローチを学びたい方

*社会課題解決型事業の開発・拡大に取り組まれている方  等

【講座内容(概要)】

標準化を活用したルール形成戦略、およびルール形成による市場創出についての基礎講座を実施します。

その後、事例をもとにしたグループでのケーススタディを通じて、ルール形成戦略の立案を一から行っていただきます。

人材募集:教員公募:公立大学法人秋田公立美術大学

公立大学法人秋田公立美術大学では、ビジュアルデザイン分野を対象にした専任教員を募集しています。

【募集人員】教授、准教授または助教1名 (専門分野:ビジュアルデザイン分野)
【着任時期】2026年4月1日
【募集期間】2026年1月6日(火)必着

公募の詳細は、以下のURLに掲載しております:
https://www.akibi.ac.jp/news/54074.html

2025年度 日本デザイン学会第5支部発表会・ライトニングトーク・ベストトーク賞のご報告

研究公募:2026年度デザイン助成プログラム募集(公益財団法人日本デザイン振興会)

グッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会が、昨年度に引き続き11月12日(水)からデザイン研究・デザイン振興を助成する事業「デザイン助成プログラム」を開始します。デザイン分野の調査研究への助成、日本国内におけるデザイン振興活動への助成を通じて、デザイン分野の研究をリードする人材や、デザインの力を活用した取り組みを広げる人材を育成することを目的とします。是非、ふるってご応募ください。

申請期間:2025年11月12日(水)〜2026年1月9日(金)23時59分まで

募集1:「デザイン研究」
対象分野:デザインと企業等の経営に関する研究
申請者の資格:日本の大学(附属機関を含む)、高等専門学校、その他研究機関、企業に所属する研究者
※グループ(複数名)での申請も可能です。グループの場合は、申請時点で研究代表者が申請者の資格に適することとします。
助成期間:2026年4月1日〜2027年3月31日(1年間)
助成金額:50万円/件
採択件数:2件程度

募集2:「デザイン振興」
対象分野:デザインを通じた地域づくり、まちおこし、デザインを通じた子どもの教育
申請者の資格:日本国内に活動拠点を置く団体または個人
助成期間:2026年4月1日〜2027年3月31日(1 年間)
助成金額:50 万円/件
採択件数:2 件程度

詳細・申請方法は下記ウェブサイトをご確認ください。
https://www.jidp.or.jp/ja/education/design-grant/design-grant2024

デザインの見晴らし台〜学術研究アーカイブからみた 1985 年以降の環境デザイン

●展覧会概要

・会期:2025 年 11 月 15 日(土)〜11 月 23 日(日)11:00-19:00(最終入場18:30)

・会場:TIERS GALLERY (〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5 丁目 7-12 TIERS 3F)

・主催:一般社団法人日本デザイン学会 環境デザイン部会

・協賛:株式会社トゥールズインターナショナル、株式会社 GK デザイン機構、
株式会社 GK 設計、オンウェー株式会社、環の会、ダイナコムウェア株式会社、
長谷デザイン事務所、日軽エンジニアリング株式会社、株式会社フロムトゥ

・後援:日本インダストリアルデザイン協会、日本デザイン学会、
日本デザインコンサルタント協会 JDCA、日本展示学会

・協力:荒川技研工業株式会社、GKデザイングループ、千葉大学環境デザイン研究室、
デザインスタジオ TAD、長谷高史デザイン事務所、株式会社中村製作所、
横浜美術大学教養科目研究室/ビジュアルコミュニケーションデザイン研究室

・入場料:無料


●展覧会趣旨

世界的な不況が回復に転じつつあった1983年、日本デザイン学会の研究部会として「環境デザイン部会」が発足しました。それはとりわけ国内において、社会の構造的変化にあって人間を取り巻く環境を包括的に理解したいという動きと同調していました。それからの 40 年間、部会に所属する研究者やデザイナーたちは、情報インフラや都市再開発の進展、あるいはバブル崩壊、震災、COVID-19、少子高齢化といった課題に相対しつつ、それぞれの専門を深化させ、ときに他領域と横断させながら、これからの生活環境のありようを模索し続けてきました。

本展では、1985 年から刊行され今年で 100 号を迎えた環境デザイン部会機関誌『EDplace』のアーカイブから時代ごとに抽出した 100 のキーワードを中心に、日本における環境デザインの変遷を検証します。またアーカイブ展示やイベントを通じて、来場者の皆様とともに「これから」の環境デザインについて考える機会を提供いたします。

●展示内容

・機関誌『EDplace』を通して見る 1985 年以降の国内環境デザインならびに研究活動のあゆみを記した年表

・掲載記事から抽出した環境デザインの年代ごとの傾向分析ならびに100のキーワード解説

・掲載記事のテキストマイニングによる研究活動の年代ごとの傾向分析

・環境デザインの研究実践を推進した部会員による映像インタビュー

・時代を象徴するマケット資料(GKデザイングループ提供)の展示

・『EDplace』現物資料および WEB アーカイブ(デモ版)の展示

●オープニングレセプション

11/15(土)17:00- オープニングレセプション/部会員による展示解説

●特別講演(参加無料):

●11/21(金)17:00-
特別講演「環境デザインの明日を考える」
招聘講師:田中一雄/株式会社GK デザイン機構 代表取締役社長/CEO  

●11/23(日)17:00-
クロージングトーク「アーカイブから考える環境デザイン研究の行方」 
招聘講師:伊村靖子/国立新美術館情報資料室 室長 主任研究員

●部会員とゲストによるトークセッション(参加無料):

●11/15(土)

・13:00-
「環境デザインのヒト」清水忠男、中嶋猛夫+吉田紗栄子(建築家)

●11/16(日)

・13:00-
「環境デザインのモノとトキ 例えば内発的発展論」杉下哲+宮田佳美(湘南工科大学)

・15:00-
「環境デザインのコトとバ 医療・介護の場のデザイン」清水泰博+岩田祐佳梨(筑波大学)

●11/22(土)

・13:00-
「包摂と環境デザイン」土田義郎+上野佳奈子(明治大学)+工藤真生(九州大学)

・15:00-
「災害と環境デザイン」原田和典+豊島祐樹+中井川正道

●11/23(日)

・13:00-
「地域と環境デザイン」池田岳史+川合康央+小川貴史(福井工業大学)+藤田茂治(ふくい産業支援センター)

●ワークショップ「研究室の環境デザイン」(参加無料):

・11/17 15:00-17:00 橋田規子(芝浦工業大学/エモーショナルデザイン研究室)

・11/19 15:00-19:00 木下陽介(東京工芸大学/空間プロダクトデザイン領域)

・11/20 11:00-13:00 下田倫子(女子美術大学/環境デザイン専攻)

・11/20 13:00-15:00 三友奈々(日本大学/都市環境デザイン研究室)

・11/20 15:00-17:00 佐藤公信(千葉大学/環境デザイン研究室)

・11/20 17:00-19:00 田崎冬樹(横浜美術大学/美術・デザイン学科)

●本件に関するお問い合わせ先

日本デザイン学会 環境デザイン部会 事務局

〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町 1204

横浜美術大学 教養科目 森山貴之研究室気付

E-mail:environmentdesign.rg@gmail.com 

マイページメンテナンスのご連絡(11月13日(木)21時~25時)

以下の日程で会員管理システム(SMOOSY)のメンテナンスが実施されます。
メンテナンス中はマイページをご利用いただけません。

11月13日(木)21時~25時 終了時間は前後する可能性があります。

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アジャイルプロセス協議会/知働化研究会主催のシンポジウム(Symposium2025)

アジャイルプロセス協議会/知働化研究会主催のシンポジウム(Symposium2025)を開催いたします。
【テーマ】 知働化(Executable Knowledge and Texture)
【主催】  アジャイルプロセス協議会 知働化研究会
【日時】  2025年11月1日(土曜)9時半開場?18時閉会
【会場】  工学院大学(新宿キャンパス / JR「新宿駅」西口より徒歩5分)
【参加対象】ソフトウェア領域の研究者、経営者、実務者、教育者、学生など
【参加料】 一般 \5,000(当日現金支払)、協議会メンバ・学生 無料(全て、事前に参加登録要)

ご案内サイト&参加申込みは、協議会トップページから。
https://www.agileprocess.jp

普段は耳にしないような話題、リアルな場での交流、新たな刺激を得てみませんか?今回のテーマは、ずばり「知働化」です。パラダイムシフトのカンフル剤になりそうな講演やワークショップ(トラック)を企画していますので、ふるってお誘い合わせの上、ご参加ください。