Xデザイン学校公開講座:大人の自由研究のはじまりかた(オンライン)

■要旨:
さまざまな社会人向けデザインスクールが設立され、最新のデザイン動向やリサーチ手法などの知識を得られる場が増えました。ですが、スクールで多くのことを得ても、関われる案件がない、職務が違う、などの理由でせっかく得た経験をアウトプットにつなげられず、眠らせてしまっている人も少なくありません。

人が生涯をかけて学び続けていくためには、目の前の業務に縛られずに、ともに学び合える仲間とともに自分を変容させていく、自主的なプロジェクトをつくることが大事なのではないでしょうか。たとえば、これまで蓄積した経験やスキルを発展させるべく、生活の中にあるものを探究の題材と捉えてみること。誰かに頼まれるのではなく、好奇心の赴くままに面白がってみること。いわば「大人の自由研究」のような場です。

そのような試みを行っている事例として、今回は、実際に異業種による自主的な共同研究「タオル探究プロジェクト」に取り組んでいる人類学者の比嘉夏子さんとマーケターの渡辺隆史さんに話題提供を頂きたいと思います。

2人はなぜ、どうやって、「タオル」という​身近な題材に行きついたのか。日頃使い慣れた手法をあえて手放し、どのように進めているのか。そこにはどのような意味があり、何が深められているのか。そうした一連のプロセスは、今日からでもはじめられるプロジェクトや研究に、大きな示唆と勇気を与えてくれるでしょう。講座の最後にXデザイン学校2022年度コースの説明いたします。忙しい週末の夜になりますが、ご関心をおもちのみなさま、ぜひふるってご参加ください。

■ ⽇時:1月14日(金)19:00~21:20(開場 18:50)オンライン
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 協力:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 参加費:⼀般 1000 円
■詳細および申込み:http://ptix.at/UMXI4A

■プログラム
19:00-19:05 大人の学びと研究
山崎和彦(Xデザイン学校共同代表 /武蔵野美術大学教授)

19:05-19:10 大人の自由研究について
上平崇仁(Xデザイン学校講師/専修大学教授)

19:10-19:20 「タオル探究プロジェクト」の概要
渡辺隆史(UCI Lab.合同会社 代表)
比嘉夏子(北陸先端科学技術大学院大助教)

19:20-19:45 「『研究』のひらきかた」
比嘉夏子(北陸先端科学技術大学院大助教)

19:45-20:10 「『プロジェクト』のくずしかた」
渡辺隆史(UCI Lab.合同会社 代表)

20:10-21:00 ディスカッション
(比嘉夏子・渡辺隆史・山﨑和彦・上平崇仁)

21:00-21:20 Xデザイン学校2022年度コースについて(山崎和彦)

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■話題提供者
比嘉夏子(北陸先端科学技術大学院大助教)
人類学者。博士(人間・環境学)。北陸先端科学技術大学院大学知識マネジメント領域助教。株式会社HUB Tokyo顧問。ポリネシア島嶼社会の経済実践や日常的相互行為について継続的なフィールドワークを行なうほか、企業等の各種リサーチや共同研究に参画。著書に『贈与とふるまいの人類学―トンガ王国の〈経済〉実践』(単著、京都大学学術出版会)『地道に取り組むイノベーション―人類学者と制度経済学者がみた現場』(共編著、ナカニシヤ出版)などがある。最近では、人類学者の目を人々や組織にインストールすることを掲げたユニット「メッシュワーク」を設立し、積極的な活動を展開している。

渡辺隆史(UCI Lab.合同会社 代表)
UCI Lab.合同会社 代表・所長,経営修士(専門職)。マーケティングプランナー/リサーチャーとしてキャリアをスタート。2008年ごろから商品開発や新事業開発のプロジェクト支援に業務を移行させる。2012年に株式会社YRK and内の社内起業としてイノベーションエージェント「UCI Lab.」を自ら立ち上げ、2021年9月に独立分社化。UCI Lab.では、主に国内メーカーをクライアントに様々なテーマで「少し未来のユーザー体験をつくる」プロジェクトを協働的かつ研究的態度で実践している。その日々の格闘は、著書『地道に取り組むイノベーション』(共編著、ナカニシヤ出版)に詳しい。

政策デザインラボ :地域政策とデザイン(オンライン)参加募集

武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所のビジョンの一つに「日本をデザインする」があります。日本のデザインという視点で、2020年4月よりこの研究所に「政策デザインラボ」を開設しました。今回は、「地域政策とデザイン」をテーマに、市、県、国の政策とデザインの事例を話題提供してもらいます
最初に板垣順平(長岡造形大学)先生から、長岡造形大学と長岡市との共創による地域活動の事例を紹介していただきます。次に、県のレベルの活動として辻勝郎(滋賀県知事公室秘書課)を中心に、滋賀県における地域政策とデザインの事例を紹介していただきます。次に、橋本 直樹(経済産業省)さんより、経済産業省版デザインスクールの立ち上げについての事例を紹介してもらいます。最後に、最後に、武蔵野美術大学政策デザインラボメンバーの皆さんとのディスカッションを通じて、地域におけるデザインの実践や可能性についてディスカッションしていきます。オンラインイベントですので、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

■ 日時:9月30日(木)18:40-21:00(オンライン)
■ 主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所、武蔵野美術大学
■ 協力:SDN Japan、日本デザイン学会PD研究会、Xデザインフォーラム
■ 参加費用:1000円、学生は無料(事前申込が必ず必要です)
■詳細及び申込み:http://ptix.at/YGkDtv

■ プログラム:
18:40-18:50 地域から広がる政策デザイン
・山﨑和彦(武蔵野美術大学)
18:50-19:20 長岡市における地域政策とデザイン
・板垣順平(長岡造形大学)
19:20-19:50 滋賀県における地域政策とデザイン
・辻勝郎(滋賀県庁 知事公室秘書課(兼)総合企画部企画調整課)
・澤田有希子(滋賀県庁 土木交通部道路保全課)
20:00-20:30 経済産業省版デザインスクールの立ち上げ
・橋本 直樹(経済産業省)
20:30-21:00 ディスカッション
・板垣順平(長岡造形大学)
・辻勝郎(知事公室秘書課(兼)総合企画部企画調整課)
・岩嵜博論(武蔵野美術大学)
・山﨑和彦(武蔵野美術大学)
・政策デザインラボのメンバー
■ファシリテーション/ 事務局:
・山崎和彦(武蔵野美術大学)・小山田那由他(コンセント)・稲葉貴志(エクサウィザーズ)

■登壇者プロフィール: 板垣順平(いたがきじゅんぺい)
長岡造形大学大学院造形研究科 助教 。専門はデザイン思考,地域デザイン。スタンフォード大学d.schoolでデザイン思考を学ぶ。アジアやアフリカなどの開発途上国にてデザインプロジェクトを実施するとともに,日本国内にて企業,自治体,大学等の連携事業を展開。現在は,地域おこし協力隊制度を活用した「長岡市×長岡造形大学大学院イノベーター育成プログラム」(2020〜)の制度設計や,JICA国際協力機構の「デザインプロセスを活用した持続的な観光商品の開発及び質向上プロジェクト」(2021〜)の立ち上げに従事。

●講師プロフィール:辻 勝郎(ツジ カツロウ)
滋賀県庁 知事公室秘書課(兼)総合企画部企画調整課 参事。1971年滋賀県生まれ。大阪大学文学部卒業、政策研究大学院大学(GRIPS)政策研究科修了。滋賀県庁に入庁後、農林・土木行政やコミュニティ振興・移住交流等の地域活性化施策、総合企画、行政改革などに従事。2019年から秘書課と企画調整課を兼務し、特命事項の施策化に取り組んでいる。

●講師プロフィール:澤田 有希子(サワダ ユキコ)
滋賀県庁 土木交通部道路保全課 主任主事。北海道札幌市生まれ。2017年に滋賀県職員となり、総務経理業務、許認可業務等に従事する。2017年に庁内の若手職員が企画した、デザイン思考を用いた政策形成を行う自主活動(通称Policy Lab. Shiga)に参加し、初めてデザイン思考の概念に触れる。以降、地方公共団体の新しい政策形成の手法としてデザイン思考に可能性を感じている。

●講師プロフィール:橋本直樹(ハシモト ナオキ)
特許庁デザイン経営プロジェクト総括チーム。1986年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、経済産業省に入省。国家公務員として初めて、美術大学院に留学(米国パーソンズ美術大学)し、MFA(美術学修士号)を修了。これまで資源・燃料政策、原子力規制委員会設立、クールジャパン政策、中小企業政策等の行政分野に従事。現在、特許庁デザイン経営プロジェクトに着任し、行政の当事者としてデザイン思考、未来洞察等による新たなアプローチでの政策立案を実施。公務外の活動としても、一般社団法人STUDIO POLICY DESIGN代表理事、NPO法人PolicyGarage理事、武蔵野美術大学政策デザインラボ客員研究員を務め、公共政策領域においてデザイン手法の実践・普及を行う。

■ ソーシャルクリエイティブ研究所とは
本研究所では、激しい環境の変化や未来が予測しづらい現代が抱える課題を、企業、地域、行政、教育の壁を越え、領域横断的に取り組み、ビジョンとプロトタイプを研究提案していきます。

■ ソーシャルクリエイティブ研究所政策デザインラボとは
日本のデザインという視点で、日本をよくするための政策の提言、政策のデザインのための研究、調査、プロトタイプ作成、実証実験などを推進します。また、民間と行政と市民との間を取り持つ第三者的な機関として、独自の活動を推進します。

第9回Xデザインフォーラム「デザインの研究と民主化」参加募集

これからのデザインを考えるために「デザインの研究」と「デザインの民主化」をテーマとしました。前半では、「デザインの研究」というテーマで、情報デザインフォーラムより一緒に活動をしてきた安藤先生(千葉工業大学)と原田先生(はこだて未来大学)の最新のデザイン研究や実践アプローチを話題提供をしてもらい参加者とも議論します。

後半では「デザインの民主化」というテーマで、実践的なデザイン活動での課題や展望を、それぞれの企業での経験や活動を通して、デンソーの服部丈さん、Chatworkの坂田一倫さんとコンセントの奧山真広さんに話題提供をしてもらい参加者とも議論していきたいと考えています。これからのデザインを広く考える上でとても大事なフォーラムになると思います。最後に希望者で交流会も開催します。多くのみなさんの参加を期待しています。

■⽇時:2021 年09 ⽉12⽇(⽇)13:00-16:20(交流会16:30-18:00)
■主催:X デザインフォーラム、X デザイン研究所
■協⼒:⽇本デザイン学会PD 研究部会
■参加費:⼀般3000 円、学⽣1000 円、交流会参加費:2000円
■詳細・申し込み:https://peatix.com/event/2645123/

■プログラム

はじめに13:00-13:10

□第1部 デザインの研究 13:10-14:40
・「つくり込むUX、つくり出すUX、生まれるUX」安藤昌也(千葉工業大学教授)
・「”デザインする”と”研究する”の狭間で:デザイン実践者にとっての研究の形と記述」原田泰(公立はこだて未来大学教授)
・ディスカッション:ファシリテーション山﨑和彦(Xデザイン研究所共同創業者)

□第2部 デザインの民主化 14:50-16:20
・「変革期における”よそ者”としてのデザイナーのあり方」服部丈(株式会社デンソーデザイン部担当係長)
・「デザイン思考が如くー陥りやすい 3 つの誤解」坂田一倫(Chatwork 株式会社 UX ディレクター)
・「今、デザインに取り組むために必要なこと」奧山真広(株式会社コンセントサービスデザイナー)
・ディスカッション:ファシリテーション浅野智(Xデザイン研究所共同創業者)

□交流会 16:30-18:00
・Xデザインフォーラムでもっとも役に立つのは交流会だと言われています。
・参加者と講師でオンライン交流をしましょう。

Xデザイン学校公開講座:デザイン文化はどうやってつくろうか?(オンライン)

Xデザイン学校公開講座:デザイン文化はどうやってつくろうか?詩は1人で書ける。でも文化はみんなでつくらないとできない。(オンライン)募集開始しました。

■概要:デザイン文化はどうやってつくろうか? 私たちが意図しているのは専門家のデザイン文化ではなく、非デザイナー、つまり一般の人たちがクリエイティブであるのが自然状態である文化です。
このデザイン文化について、半年以上、定期的に下記メンバーによりオンライン研究会で議論してきました。まず、Ezio Manziniの”Design, When Everybody Designs” を読み通しました。このデザイン文化というテーマは、まだ世界でも確立された論というものがありません。マンズィーニ自身、そう語っています。ですから私たちもかなり右往左往しながら挑戦をしています。そこで、この途中経過を外部の皆さんにご報告し、皆さんのご意見も伺いたいーとの気持ちが高まってきた時分です。ぜひ、お話しましょう!

■ ⽇時:5⽉ 14⽇(金)18:30-21:00(開場 18:20)オンライン
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 参加費:⼀般 1000 円(Xデザイン学校 2021年度受講⽣は無料)
■詳細申込:https://peatix.com/event/1882517/
■プログラム
18:30-19:00「イタリアにおけるテリトーリオからデザイン文化を探る」
      安西 洋之(モバイルクルーズ代表)
19:00-19:20「デザイン文化の担い手はコミュニティか?エコシステムか?」
      本條 晴一郎(静岡大学准教授)
19:20-19:40「デザイン文化と自由:機能性、審美性、倫理性」
      ⼭縣 正幸(近畿⼤学教授)
19:50-20:10「知識創造から考えるデザイン文化」
      澤谷由里子(NUCB Business School教授/Design for All(株) CEO)
20:10-20:30「デザイン文化とデザイン」
      ⼭﨑 和彦(X デザイン研究所/武蔵野美術⼤学教授)
20:30-21:00 ディスカッション
      登壇者と参加者

政策デザインラボ:共創と社会のデザイン(オンライン)参加募集

■ 概要:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所のビジョンの一つに「日本をデザインする」があります。日本のデザインという視点で、2020年4月よりこの研究所に「政策デザインラボ」を開設しました。今回は、最初に山﨑和彦氏よりイベントのイントロダクションと「政策デザインラボとデザインの民主化」について紹介があります。
 次に川地 真史氏は「ともに生きるなかで、わたしをつくるーフィンランド・アールト大学での学びとその後」というテーマで、アールト大学で参加と協働のデザインの学び、つくることの政治性を見つめなおす授業での思索やひとりひとりが未来を描くための研究と実践、フィンランドの自然をありありと感じられる環境や、民主的な社会における生活をふまえて、デザイナーとして、人間としての態度を見つめ直すことが大きな学びについて。そうした体験を共有しつつ、ともに生きること・その中での自己のあり方をテーマに、留学後の活動を紹介してくれます。
 次に、モリジュンヤ氏は「”小さな社会”としての会社をデザインする」をテーマに、会社を経営するにあたり、どんな社会をつくりたいのかという観点から組織づくりを考えていること。どのように自由を担保しながら集団としてのコラボレーションを可能とするのか。いたずらにルールを増やすことなく、関わるメンバー一人ひとりの意志を尊重するにはどうしたらいいのか。会社と社会、仕事と生活、その線引を曖昧にすることはできないのか。会社は都市のようでもあり、経済共同体のようでもあり、生態系のようでもあり、様々な捉え方ができるフィールド。そのフィールドでの実践内容についてお話してくれます。
 最後に、講演者、政策デザインラボのメンバーと参加者によるディスカションをします。オンラインイベントですので、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

■ 日時:3月31日(水)19:00-21:00
■ 主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所、武蔵野美術大学
■ 協力:ソーシャルクリエイティブ・イニシアチブ、SDN Japan、日本デザイン学会PD部会、Xデザインフォーラム
■ 参加費用:1000円、学生は無料(事前申込が必ず必要です)
■詳細・申込:https://peatix.com/event/%201857017/

■ プログラム:
19:00-19:20「政策デザインラボとデザインの民主化」
・山崎和彦(武蔵野美術大学)
19:20-20:00「ともに生きるなかで、わたしをつくるーフィンランド・アールト大学での学びとその後」
・川地 真史(Deep Care Lab 代表)
20:00-20:30 「”小さな社会”としての会社をデザインする」
・モリジュンヤ(inquire・代表)
20:30-21:00 ディスカッション
・講演者と政策デザインラボメンバー

■登壇者プロフィール:川地 真史(Deep Care Lab 代表)
フィンランド Aalto大学 デザイン修士課程CoID卒。一般社団法人 公共とデザイン 共同創業者 / 一般社団法人Deep Care Lab 代表。学生時代にスタートアップの立ち上げを経て、デザインコンサルティング会社に勤務したのち、独立。2018年からフィンランドAalto大学にて、市民や利害関係者が参加し、ともにデザインをするアプローチをまなぶ。生活者が自ら起こりうる未来を想像することで、望ましさを見つめなおす手法を研究。現在は、あらゆるいのちとともに生きる中で、わたしをつくり直すことをテーマにふたつの法人を立ち上げ、公共における実験的な取組みや、わたしを超えた他者をケアする想像力をはぐくむ思索・実践をすすめる。

■登壇者プロフィール:モリジュンヤ(inquire・代表)
株式会社インクワイア代表取締役、特定非営利活動法人soar副代表、株式会社IDENTITY共同創業者。 大学卒業後、『greenz.jp』副編集長を経て、フリーランスの編集者として独立。メディアビジネスから企業のオウンドメディア、非営利メディアまで複数のメディア運営に携わる傍ら、ビジネスやテクノロジー、ソーシャルセクターなど領域を横断して執筆活動を行う。2015年にinquireを創業。人や組織、事業や社会が変容する触媒、人がより良く生きるための”知”を社会に浸透させるための媒介として、広義の編集活動に取り組む。

Xデザイン学校公開講座「組織と文化のデザイン」(オンライン)

趣旨:企業のイノベーションやゲームチェンジを推進するためには、製品やサービスのデザインを推進するだけでなく、企業の組織や文化のデザインも考慮する必要があります。また、企業だけはなく、行政やコミュニティにおいても同様に組織や文化のデザインが必要になってきています。

今回は、VP of Cultureとして文化浸透を担当する、金井恵子(マネーフォワード)さんより、組織と文化のデザインの事例をお話いただき、サービスデザイン事業部を立ち上げ、サービスデザイン人材の育成にも携わる大崎 優(コンセント)さんに組織のデザインのアプローチを、次に浅野智(X デザイン研究所)さんよりゲームチェンジのための組織のデザインを話題提供してもらいます。

そして参加者とともに考えるディスカッションします。また、最後にXデザイン学校2021年度コースについても説明もあります。とても貴重な機会です。みなさまの参加をお待ちしています。

■ ⽇時:1月29日(金)18:30-21:00
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 協力:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 詳細/申込:https://peatix.com/event/1758103/
■ 参加費:⼀般 1000 円(X デザイン学校 2020 年度受講⽣は無料)

■ プログラム
18:30-18:35 はじめに

18:35-19:00 「組織と文化のデザインの事例」
・金井恵子(マネーフォワード)

19:00-19:25「組織のデザインのアプローチ」
・大崎 優(コンセント)

19:35-20:00「ゲームチェンジのための組織のデザイン」
・浅野智(X デザイン研究所)

20:00-20:40 考えるディスカッション
・金井恵子(マネーフォワード)
・大崎 優(コンセント)
・浅野智(X デザイン研究所)
・⼭﨑 和彦(X デザイン研究所/武蔵野美術大学)

20:40-21:00  Xデザイン学校2021年度コース
・⼭﨑 和彦(X デザイン研究所/武蔵野美術大学)

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●講師プロフィール:金井恵子(マネーフォワード)
株式会社マネーフォワード People Forward本部 VP of Culture。2014年にマネーフォワードに入社。UIデザイン、デザイン組織立ち上げ、ミッションビジョンバリュー策定などを経て、現在はコーポレートデザインを担当。インナーコミュニケーションやオフィスデザインを通じて、文化醸成と浸透を行っている。保護犬2匹&素敵な旅をするのが好き。

●講師プロフィール:大崎 優(コンセント)
株式会社コンセント取締役。シニアサービスデザイナー。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。グラフィックデザイン、新規事業開発支援、製品・サービスのデザイン、企業の開発フロー構築支援、ブランディング支援などを行う。2012年にサービスデザイン事業部を立ち上げ、サービスデザイン人材の育成にも携わる。特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)評議委員。社会人のための“未来の学校体験”「Xデザイン学校(X DESIGN ACADEMY)」アドバイザー(2017年度〜)。株式会社コンセント Design Leadership メンバー。

●講師プロフィール:浅野智(X デザイン研究所)
Xデザイン学校共同創業者、(株) 経験デザイン研究所(UXD-Lab)代表取締役所長。多摩美術大学大学院を修了後、同校教員を経て岩崎学園勤務。学校経営、教育プログラム開発と並行して大手IT企業、メーカーのコンサルタントを務める。2014年よりコンサルタント業に専念。現在は、企業や地域社会のイノベーション創出に関する研究・教育活動、コンサルティング事業を行っている。著書に『情報デザインの教室』(共著、丸善出版)などがある。最近の関心は、企業の中堅社員の再教育。企業における講演・研修・ワークショップを毎年50件以上実施。

[注意事項]
■イベント当日は、Zoomを使ったオンラインです。Zoomへの参加方法は、お申し込みされたメールに当日午前中にご案内します。
■イベントのプログラムは予告なく変更、中止となる場合がございます。また、原則としてご購入いただいたチケットのキャンセル、払い戻しは致しかねます。予めご了承のうえご購入ください。

第8回Xデザインフォーラム「メディアサイエンスXデザイン、文化人類学Xデザイン、経営学Xデザイン」(オンライン)参加募集

これからのデザインを考える上でアカデミックな視点とデザインの実践をもう⼀度考えてみたいと思います。デザインではヒューマン、ビジネス、テクノロジーが代表的な視点ですが、今回のフォーラムでは、ヒューマンという視点で⽂化⼈類学、ビジネスという視点で経営学、テクノロジーという視点でメディアサイエンス。アカデミックとデザインの実践をいききする講演者に話題提供してもらい会場の参加者とも議論していきたいと考えています。これからのデザインを広く考える上でとても大事なフォーラムになると思います。今回はXデザインフォーラムとXデザイン学校公開講座という形で開催します。多くのみなさんの参加を期待しています。

■⽇時:2020 年09 ⽉06 ⽇(⽇)13:00-17:40
■主催:X デザインフォーラム、X デザイン研究所
■協⼒:⽇本デザイン学会PD 研究部会
■参加費:⼀般2000 円、学⽣1000 円、X デザイン学校2020 年度受講⽣(無料)
■詳細・申込:http://ptix.at/PsljRM

■プログラム概要
□はじめに13:00-13:05 ⼭崎和彦(X デザイン学校、武蔵野美術⼤学)

□第1 部 メディアサイエンスXデザイン 13:05-14:30
 ●「融けるデザイン2020」渡邊恵太(明治⼤学准教授)

□第2 部 ⽂化⼈類学Xデザイン 「中⼼無きデザインをどのように実践するか」14:40-16:10
 ●「多元的世界におけるデ=デザイン(仮)」上平崇仁(専修⼤学教授)
 ●「⼈類学者からデザインはどう捉えられるか(仮)」中村寛(多摩美術⼤学准教授)
 ●ディスカッション(上平、中村、⼭﨑)

□第3 部 経営学Xデザイン 16:20-17:40
 ●「サービスデザインを経営学という視点から考える」⼭縣正幸(近畿⼤学教授)
 ●「⽊村⽯鹸の事例」⽊村祥⼀郎(⽊村⽯鹸⼯業株式会社代表)
 ●ディスカッション(⼭縣、⽊村、⼭﨑)

■プログラム詳細
□第1 部 メディアサイエンスXデザイン 13:05-14:30
●「融けるデザイン2020」渡邊恵太(明治⼤学准教授)
この20 年のデジタル化やインターネットによって,それまで付加価値程度だったインタフェースやインタラクションデザインはビジネスに⽋かせないものとなり,かつイノベーションの発想の中核ともなりつつある.著書,融けるデザインを紹介しつつ,新たにプラットフォーマー発想とデザイン思考ジレンマ,exUI の事例について紹介しつつ,今後の世界体験のヴィジョンについて考察していく。

□第2 部 ⽂化⼈類学Xデザイン 14:40-16:10
デザインは、誰かが「する」だけでなく、それによってデザイン「されていく」現実も同時にある。また、⼈と⼈だけでなく、⼈間(以外/以上)のアクターとの関係も存在する。そんな複眼的な視点に⽴てば、これまでの⻄洋的なデザイン概念は問い直さざるを得なくなる。こういった問題意識によってアカデミックの領域では、「デザイン⼈類学(Design Anthropology)」と呼ばれる、デザインと⼈類学の融合領域が世界的な関⼼事となっている。奇しくも、今⽇の我々はパンデミックや気候変動に苦しめられ、⼈間中⼼の⽣活様式からの再構築を迫られている。⼼地よい体験とそれに伴うリスクのトレードオフは、誰にとっても避けられない厄介な問題となった。これらを乗り越えていくために、デザイン⼈類学のトピックを紹介し、デザインの再解釈とその具体的な実践事例について議論したいと考える。
●「多元的世界におけるデ=デザイン(仮)」上平崇仁(専修⼤学教授)
●「⼈類学者からデザインはどう捉えられるか(仮)」中村寛(多摩美術⼤学准教授)
●ディスカッション(上平、中村、⼭﨑)

□第3 部 経営学Xデザイン 16:20-17:40
●「サービスデザインを経営学という視点から考える」⼭縣正幸(近畿⼤学教授)
経営学とは何か、どのような学問なのかという問いは、じつはきわめて「めんどうな」問いです。というのも、その対象範囲や⽅法が、ひじょうに多岐にわたるからです。ただ、ここでは「他者に価値をもたらすことで、⾃らも成果を獲得する=価値創造」という営みを対象とする学問領域を経営学と位置づけておきます。
このように位置づけると、サービスデザインは経営学と密接にかかわってくることが直感的に理解していただけるのではないでしょうか。今回のフォーラムでは、この直感的理解を実際の価値創造現象を分析し、デザインするためにどう活かせるのかについて、今回のゲストの⽊村⽯鹸の事例も俎上に載せながら、みなさんと⼀緒に考えてみたいと思います。

●「⽊村⽯鹸の事例」⽊村祥⼀郎(⽊村⽯鹸⼯業株式会社代表)
⽊村⽯鹸は⼤正13 年創業の⽯鹸・洗剤メーカーです。これまで業務⽤(⼯場や特定業界向け洗剤)や、家庭⽤の洗剤のOEM を請負ってきました。しかし、OEM 事業ではエンドユーザーに製品の価値を伝えることが出来ず、本来もっと価値を⽣み出せる商品でも、他社商品や同カテゴリーの平均的な価格に影響されたりで、安価に提供されていました。
そこで、このままでは会社の存続も危ぶまれるという危機感と、⾃分たちの開発した製品の価値をもっときちんと伝えたい、会社がやっていける利益をしっかり確保できるようなビジネス環境を作りたいという想いから、2015 年、⾃分たちで最終商品を作り、⾃分たちで販路を作り、⾃分たちで価値を伝えていく「⾃社ブランド事業」に踏み出しました。
⾃社ブランド事業⽴ち上げから5 年。何をどう考えて商品を組み⽴てたのか、ブランド開発時に発⽣した問題や、それをどのように乗り越えたか等、単に商品のマーケティング⾯の話だけではなく、社内の意識変化や⾃社ブランド展開から⽣まれた新たな可能性も含めて、⽊村⽯鹸が取り組んできた⾃社ブランド事業について具体的な事例を紹介したいと考えています。
●ディスカッション(⼭縣、⽊村、⼭﨑)

■講師プロフィール
●渡邊恵太(明治⼤学准教授)
明治⼤学総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 准教授。博⼠(政策・メディア)(慶應義塾⼤学)。シードルインタラクションデザイン株式会社代表取締役社⻑。知覚や⾝体性を活かしたインターフェイスデザインやネットを前提としたインタラクション⼿法の研究開発。近著に『融けるデザイン ハードxソフトxネットの時代の新たな設計論 』(BNN 新社、2015)

●上平崇仁(専修⼤学教授)
専修⼤学ネットワーク情報学部教授。グラフィックデザイナーを経て、2000 年から情報デザインの教育・研究に従事。近年は社会性への視点を強め、デザイナーだけでは⼿に負えない複雑な問題や厄介な問題に対して、⼈々の相互作⽤を活かして⽴ち向かっていくためのCoDesign(協働のデザイン)の仕組みや理論について探求している。2015-16 にはコペンハーゲンIT ⼤学客員研究員として、北欧の参加型デザインの調査研究に従事。秋頃にCoDesign に関する書籍(単著/NTT 出版)を上梓予定。

●中村寛(多摩美術⼤学准教授)
多摩美術⼤学准教授。⼀橋⼤学⼤学院社会学研究科・地球社会研究専攻博⼠後期課程修了。博⼠(社会学)。専⾨は⽂化⼈類学で、「周縁」における暴⼒や社会的痛苦、差別と同化のメカニズム、コミュニケーションなどのテーマに取り組む。特にアフリカ系アメリカ⼈や、ムスリム、先住⺠、《カルチャー・クリエティヴ(⽂化のつくり⼿)》たちの語り、芸術・⽂化表現、⽂化構築の試みに注⽬している。また、さまざまな職業のつくり⼿たちとの⽂化運動である「⼈間学⼯房」を主宰している。著書に『残響のハーレム――ストリートに⽣きるムスリムたちの声』(単著、共和国、2015 年)」https://www.ningengakukobo.com/

●⼭縣 正幸(近畿⼤学教授)
1976 年⽣まれ。関⻄学院⼤学⼤学院商学研究科博⼠課程後期課程単位取得退学。博⼠(商学)。専⾨は経営学史、とりわけドイツ語圏における経営学理論の展開と現代的意義の探究。最近は、サービスデザインや意味のイノベーションについて、経営学的な位置づけを試みている。本⽇の⽊村⽯鹸⼯業株式会社をはじめとして、2017 年から価値創造デザインプロジェクトの名称で、学⽣とともにサービスデザインや意味のイノベーションの考え⽅を活かしたプロジェクト型学修、協同的実践を展開中。もともとの関⼼領域は、⽇本の古典⽂芸(特に和歌と能)の美学的な考察。

●⽊村祥⼀郎(⽊村⽯鹸⼯業株式会社代表)
1972 年⽣まれ。1995 年同志社⼤学在学中に、仲間数名と有限会社ジャパンサーチエンジン(現(株)イー・エージェンシー)を⽴ち上げる。以来、18 年間、事業戦略⽴案、商品・サービス設計&開発、マーケティングなどを担当する。関連会社のドラゴンフィールド株式会社の代表取締役、コンフォートマーケティング株式会社の代表取締役などを務める。2013 年6 ⽉(株)イー・エージェンシーの副社⻑取締役を退任。家業である⽊村⽯鹸⼯業株式会社(創業1924 年)へ。2016 年9⽉、4 代⽬社⻑に就任。⽯鹸を現代的にデザインしたハウスケアブランドを展開。OEM 中⼼の事業モデルから、⾃社ブランド事業への転換を模索中。2020 年には三重県伊賀市での新⼯場「IGASTUDIO PROJECT」の稼働も開始。

政策デザインラボ x Speculative Futures TOKYO:パーソンズ美術大学での学び(オンライン)参加募集

■ 概要:
武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所のビジョンの一つに「日本をデザインする」があります。日本のデザインという視点で、2020年4月よりこの研究所に「政策デザインラボ」を開設しました。
今回は、政策デザインラボのメンバーでもある、経済産業省の橋本直樹さんが修了したパーソンズ美術大学での学びに焦点を当てます。同大学を卒業したデザイナーの岩渕正樹さん、経済産業省の羽端大さんと共に、パーソンズ美術大学での研究の紹介や、世界における日本のデザインの立ち位置、また、今後の日本での実践について議論を深めます。
また、本イベントは橋本さん、岩渕さんが2019年12月に設立した「Speculative Futures TOKYO」のキックオフイベントでもあります。国・人種・専門性を超えて学際的に「未来をデザインする」ことを議論・研究するグローバルの非営利組織「Design Futures Initiative(本部:サンフランシスコ)」の東京チャプターとして、世界とも接続しており、今後も海外で活躍する日本人からの情報共有、全世界の他のチャプターと連携したイベント、世界への情報発信も積極的に行っていきます。
オンラインイベントですので、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

■ 日時:7月31日(金)18:30-20:40
■ 主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所、武蔵野美術大学
■ 共催:Speculative Futures TOKYO
■ 協力:SDN Japan、日本デザイン学会PD部会、Xデザインフォーラム
■ 参加費用:1000円、学生は無料(事前申込が必ず必要です)
■詳細・申込:http://ptix.at/cdg2tv

■ プログラム:
18:30-18:35「政策デザインラボについて」
・山崎和彦(武蔵野美術大学)
18:35-18:45「Speculative Futures TOKYO/パーソンズ美術大学について」
・岩渕正樹(パーソンズ美術大学)
18:45-19:10 「Transdisciplinary Design学部の風景 ~2019」
・橋本直樹(経済産業省)
19:10-19:35 「Transdisciplinary Design学部の風景 ~2020 and COVID-19」
・羽端大(経済産業省)
19:45-20:10 「Design and Technology学部の風景」
・岩渕正樹(パーソンズ美術大学)
20:10-20:40 ディスカッション「海外から見た日本のデザインの立ち位置、今後の日本での実践について」
・橋本直樹(経産省)・羽端大(経産省)・岩渕正樹(パーソンズ美術大学)・山崎和彦(武蔵野美術大学)

■登壇者プロフィール:
橋本 直樹(ハシモト ナオキ)
東大法学部卒業後、2010年に経済産業省に入省。国家公務員として初めて、米国美術大学院に留学。パーソンズ美術大学にてMFA(芸術学修士号)を修了。これまで資源・燃料政策、原子力規制委員会設立・新規制基準制定、クールジャパン政策、中小企業政策等の行政分野に従事。現在は、特許庁デザイン経営プロジェクトに着任するとともに、一般社団法人STUDIO POLICY DESIGNを立ち上げ、行政組織の内外から、デザイン思考やスペキュラティブデザイン等による独創的なアプローチでの政策立案を研究・実施している。本年4月より、武蔵野美術大学政策デザインラボ協力研究員に着任。
Twitter: @gichou

羽端 大(ハバタ ダイ)
京都大学法学部卒業後、2011年に経済産業省に入省。これまで、産業技術政策、電機産業振興、政府成長戦略の推進、イノベーション政策、スタートアップ支援等の行政分野に従事。2018年には米パーソンズ美術大学に留学、政策分野へのデザインの活用に関する研究を行い、2020年修了(MFA/Transdisciplinary Design)。経済産業省での業務の傍ら、一般社団法人STUDIO POLICY DESIGNを共同設立し、政策の現場におけるデザインの活用に関するリサーチと実践を行う。
Twitter: @daihabata

岩渕 正樹(イワブチ マサキ)
NY在住のデザイン研究者。東京大学工学部、同大学院学際情報学府修了後、IBMDesignでの社会人経験を経て、2018年より渡米し、2020年5月にパーソンズ美術大学修了(MFA/Design&Technology)。現在はNYを拠点に、Transition Design等の社会規模の文化・ビジョンのデザインに向けた学際的な研究・論文発表(Pivot Conf., 2020)の他、パーソンズ美術大学非常勤講師、Teknikio(ブルックリン)サービスデザイナー、Artrigger(東京)CXO等、研究者・実践者・教育者として日米で最新デザイン理論と実践の橋渡しに従事。近年の受賞にCore77デザインアワード(Speculative Design部門・2020)、KYOTO Design Labデザインリサーチャー・イン・レジデンス(2019)など。
Twitter: @powergradation

「ビジョンデザインの実践とアプローチ(オンライン)」参加募集

Xデザイン学校公開講座「ビジョンデザインの実践とアプローチ(オンライン)」

■ 趣旨:

近年、企業、事業やプロジェクトのビジョンが⼤事な時代だと⾔われています。そして、社会状況を考慮して、新たにビジョンを作ることが必要になってきています。例えば、⽇⽴製作所ではビジョンデザインを「新しい社会システムのあり⽅を考えるための問題提起」としてビジョンデザインの活動しています。トヨタでは「コネクティド・シティ」というビジョンを掲げて、その実現に向けて未来の体験を実験するために東富⼠に「Woven City」を作る計画を発表しました。そして、どのようにビジョンデザインをアプローチするのか多様な場所で議論がされるようになりました。
このセッションでは「ビジョンデザインの実践とアプローチ」をテーマに、⼤企業においてビジョン作りを実践している丸⼭さんと上⽥さんに企業での実践をお話しいただき、ビジョンデザインのための研究を推進している冨⽥先⽣と⼭﨑先⽣に研究アプローチを、デザイン事務所にてビジョンデザインのアプローチをサポートしている三澤さんに実践アプローチを発表していただきます。最後に、ビジョンデザインの実践と研究と今後のアプローチの議論を進めます。 オンラインイベントですが、ぜひご参加ください。

■ ⽇時:6 ⽉ 26 ⽇(⾦)18:30-21:00
■ 参加費:⼀般 1000 円(X デザイン学校 2020 年度受講⽣は無料)
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 共催:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 詳細・申込 : http://ptix.at/zFUXEm

■ プログラム

18:30-18:35 はじめに
18:35-19:00 丸⼭幸伸(⽇⽴製作所)
19:00-19:25 上⽥義弘(y2.DesignConsulting/ 元富⼠通デザイン)
19:25-19:50 富⽥誠(東海⼤学)
19:55-20:20 ⼭﨑和彦(武蔵野美術⼤学/ X デザイン研究所)
20:20-20:45 三澤直加(グラグリッド)
20:45-21:00 ディスカッション

■ 講師プロフィール:丸⼭幸伸(⽇⽴製作所)

株式会社⽇⽴製作所デザイン本部所属、主管デザイナー。情報機器のプロダクトデザインを担当の後、インタラクションに関する学際的コラボレーションを⾏う「⽇⽴ヒューマンインタラクションラボ」を創設し、オープンイノベーションによる先⾏開発を推進。現在は、サービスデザイン領域を⽴ち上げ、エネルギー、⽔、交通、ヘルスケアなどに関わるインフラサービスのデザインプロジェクトを指揮。

■ 講師プロフィール:上⽥義弘(y2.DesignConsulting/ 元富⼠通デザイン)

y2.DesignConsulting 代表。九州芸術⼯科⼤学(現九州⼤学)芸術⼯学部を卒業し、富⼠通株式会社⼊社。同社が提供するプロダクト、サービス、 ICT ソリューションのデザイン開発に従事。ステークホルダーと共に未来を構想することから総合的なデザイン開発を展開することを旨としている。2020 年4⽉より独⽴し y2. DesignConsulting を設⽴。九州⼤学客員教授、千葉⼤学、⾸都⼤学東京等の⾮常勤講師、国際ユニヴァーサルデザイン協議会理事などを歴任。

■ 講師プロフィール:富⽥誠(東海⼤学)

東海⼤学教養学部芸術学科 准教授。武蔵野美術⼤学基礎デザイン学科卒業(原研哉ゼミ)。早稲⽥⼤学⼤学院国際情報通信研究科修了(⻑幾郎研究室)。スタートアップ創業、早稲⽥⼤学政治学研究科助⼿などを経て、現職。他には、早稲⽥⼤学、実践⼥⼦⼤学⾮常勤講師、企業や公益法⼈等のアドバイザーなど。近年は様々な⼈たちによる共創を⽀援するための視覚的対話について取り組んでいる。

■ 講師プロフィール:⼭﨑和彦(武蔵野美術⼤学/ X デザイン研究所)

武蔵野美術⼤学教授、X デザイン学校共同代表。京都⼯芸繊維⼤学卒業後、クリナップ⼯業(株)、⽇本 IBM(株)UX デザインセンターマネージャー(技術理事)、千葉⼯業⼤学デザイン科学科/知能メディア⼯学科教授を経て現職。著書多数。デザインの実践・研究・教育とコンサルティングに従事。

■ 講師プロフィール:三澤直加(グラグリッド)

株式会社グラグリッド 代表取締役/ビジョンデザイナー。⾦沢美術⼯芸⼤学にてプロダクトデザインを学ぶ。2000 年から株式会社 U’eyes Design でUX デザインとデザインリサーチに従事。2011 年に株式会社グラグリッド設⽴。受注型のデザインから、共創型のデザインプロセスの実現を⽬指して、⾃ら会社を⽴ち上げる。さまざまな組織や団体へ向けて、サービスデザインプロセスのコンサルティングを⾏いながら、共創に必要不可⽋であるファシリテーション技術を磨き、「共創型プロジェクト」の実験を⾏ってきた。

政策デザインラボ発足記念:政策デザインの海外事例(オンライン)参加募集

政策デザインラボ発足記念:政策デザインの海外事例(オンライン)

■概要:  武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所のビジョンの一つに「日本をデザインする」があります。日本のデザインという視点で、2020年4月よりこの研究所に「政策デザインラボ」を開設しました。今回は、政策デザインラボ発足記念として、RE:Publicの市川文子さんに海外事例を中心に話題提供していただき、政策のデザインに関連するディスカッションにより議論を深めます。オンラインイベントですので、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

■ 日時:4月24日(金)18:30-21:00
■主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所、武蔵野美術大学
■協力:SDN Japan、日本デザイン学会PD部会、Xデザインフォーラム

■ 参加費用:1000円、学生は無料(事前申込が必ず必要です)
■詳細・申込:http://ptix.at/0nC70d

■プログラム
18:30-20:00 「政策デザインの海外事例」市川文子(RE:Public共同代表)
20:00-21:00 ディスカッション・政策デザインラボのメンバー

■講師プロフィール:市川 文子(イチカワ フミコ)
株式会社リ・パブリック 共同代表広島県出身。慶應義塾大学大学院に
て修士課程修了後、当時まだ珍しかった人間中心デザインの職を求め、フィンランドに渡航、携帯事業メーカー・ノキアに入社。世界各国でのフィールドワークから課題を起点とした製品やサービスの開発に従事。退職後、博報堂イノベーションラボ研究員を経て、2013年株式会社リ・パブリックを創設。現在は持続可能なイノベーションをテーマに地域や組織における環境整備およびプロセス設計の研究・実践を手がける。広島県事業「イノベーターズ100」ディレクター、グローバル・リサーチ・ネットワーク「REACH」日本代表。監訳に「シリアルイノベーター~非シリコンバレー型イノベーションの流儀」。

■ ソーシャルクリエイティブ研究所とは
本研究所では、激しい環境の変化や未来が予測しづらい現代が抱える課題を、企業、地域、行政、教育の壁を越え、領域横断的に取り組み、ビジョンとプロトタイプを研究提案していきます。

■ ソーシャルクリエイティブ研究所政策デザインラボとは
日本のデザインという視点で、日本をよくするための政策の提言、政策のデザインのための研究、調査、プロトタイプ作成、実証実験などを推進します。また、民間と行政と市民との間を取り持つ第三者的な機関として、独自の活動を推進します。