情報デザイン研究部会 Info-D 部会開催 報告

平成29年度日本デザイン学会秋季企画大会のプログラムとして用意された枠を利用して、部会を開催しました。

2017年10月15日(日) 14時〜15時30分
会場:まるたまスクエア(北海道函館市元町2)

参加者:原田、瀧、両角、堀江、元木、横溝、富田、酒井、益岡、宮田、福田、八城、三野宮、濱本、飯塚(敬称・所属略、順不同)

議題
1.オーガナイズドセッション開催報告
主査より、第64回 春季研究発表大会でのオーガイズド・セッション「デザイン研究における記述⽅法としての「視覚化」」開催の報告を行った。また、議論を続けるための研究会開催を確認した。(12月を予定していましたが、主査の都合により2月開催に)

2.名簿管理とメーリングリストについて
info-d-allとinfo-d-planが運用されているが、管理の引き継ぎが難しく、現状は全体像も把握できていないため、一度リセットしてはどうか、という提案を行った。
「主査交代ごとにリセットしましょう」という方向になったので、次回春季大会までに、主査の方で管理方法と引き継ぎについて資料化する予定。

3.今後に向けて
「デザイン研究の視覚化」については、研究会を続けたい。12月→2月に開催予定。
「社会人のデザイン研究」をテーマにプロジェクトを立ち上げたい。
年度内or年度始めに1度やってみましょう。

4.その他
この秋季大会は、ライトニングトークセッションが面白かった。
今後の学会イベントにうまく引き継げれば良いと思う。
若手研究者、実践者が活用できるような部会運営を進めて行きたい。
次回の春季大会で、主査、副査の交代を行う予定。

最後に記念写真

(文責:原田)

「デザイン研究の記述」研究会を開催

情報デザイン研究部会の活動として、「デザイン研究の記述」研究会 を開催しました。
2017年9月1日 10:00-18:00
会場:ヤフー株式会社 会議室
(東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー 18F)

参加者:諏訪正樹、加藤文俊(慶應大)、横溝賢(八戸工業大)、元木環(京都大)、小早川麻衣子(愛知淑徳大)、植芝智裕(中京大)、上平崇仁(専修大)、瀧智恵美、清水淳子(ヤフー)、草野孔希、木村篤信(NTT)、八城朋仁、三野宮定里、山内雅貴、原田泰(はこだて未来大)敬称略

オーガナイズドセッション登壇者を中心に続きの議論を

7月に開催された日本デザイン学会オーガナイズドセッションの続きの議論を目的に、登壇者を中心に再集結し、デザイン分野ならではの研究の方法と記述について、具体的な研究テーマを題材に議論しました。

10時-13時 研究事例発表1(小早川)、2(三野宮)、3(清水)
14時-15時 研究事例発表4(瀧)
15時-18時 事例を踏まえてのキーワードの抽出、ディスカッション

研究事例発表では、博士論文、修士論文のまとめを控えた若手研究者の進捗報告を題材に、「デザイン研究ならでは」の成果に結びつけるためにこれからどのように進めていくべきか、様々な視点から議論できました。
今半のディスカッションでは、まず参加者それぞれが前半の議論のなかで気になったキーワードを付箋に書き出し、それらをひとつずつ吟味しながら議論を進めました。人間を対象とした研究なのだから、そのための成果の記述、評価の方法が必要、そしてそれは今までの枠組みでは満たせない。というのが場の総意だったと思います。
人を対象とした研究における「ナラティブ」の重要性について再確認することができました。今後も継続して活動することを確認できました。特集号、論文集、科研費の申請など、この活動の継続や成果を意識して、進めていきたいと思います。

(文責:原田)

情報デザイン研究部会 Info-D 部会開催 報告

第64回 春季研究発表大会のプログラムとして用意された枠を利用して、部会を開催しました。

2017年6月30日(金)16:10-17:00
会場:拓殖大学 文京キャンパス E棟 E802教室

参加者:植松、岡本、瀧、両角、安齋、益岡、宮澤、酒井、中島、堀江、山内、三野宮、八城、飯塚、鳥井、原田

新しくInfo-Dメンバーに加わった方が参加してくださいました。
メーリングリストの検討、プロジェクト活動の進捗と今後、などを議論できればと思いましたが、これらは先送りしました。
出席メンバーの自己紹介、研究キーワードの書き出しを行いました。下の画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

「せっかくの機会だから」とセッションの時間を利用しましたが、遠隔からの参加の方は参加できず、幹事メンバーもほとんど集まれなかったので、何かを決定するような議論はできませんでした。また改めて、機会を設定したいと思います。

(文責:原田泰)

「OS-B デザイン研究における記述方法としての視覚化」 開催報告

日本デザイン学会 第64回 春季研究発表大会
オーガナイズドセッション
OS-B デザイン研究における記述方法としての「視覚化」
開催報告

7月1日 15:00-17:00
拓殖大学(文京キャンパス)E館E802教室

パネリスト:
諏訪正樹(慶應義塾大学)、加藤文俊(慶應義塾大学)、横溝賢(八戸工業大学)、元木環(京都大学)、清水淳子(ヤフー株式会社)、小早川真衣子(愛知淑徳大学)
オーガナイザー:原田泰(公立はこだて未来大学)

会場の様子(撮影:両角清隆)

下記の概要に基づき、これからのデザイン研究の「かたち」を探る機会として、セッションを開催しました。パネリストの皆さんには事前ミーティングでの意識合わせを経た上で、ご登壇いただきました。オーガナイザーとしては、現場から教育・研究分野に入ってきた若手デザイン研究者の方たちに向けて、「型にハマった(ツマラナイ!?)研究にとらわれず、自分の足元から実践者視点で研究を深めていこう」というメッセージを込めたつもりです。

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諏訪さん:〝まち観帖″という、街歩きを通じてかつての水路を見出す身体になってしまったエピソードを事例に、生きるための実践で感じる「違和感」や「もやもや」を感じる身体を創ることの大切さと、その行動原理を理解するための「実践のしかた」「問いかた」を実践しながら問うていく態度についてお話しいただきました。

加藤さん:家族の記憶を辿るゼミ生2人の研究事例を紹介いただきました。1つは両親のアルバム写真と同じ場所で撮影する活動を続けるうちに、恩師との再会が生まれ、学生自身の失われたコミュニティが再生したお話し。そしてもう1つは祖父の膨大な自叙伝をひたすらトレースするうちに祖父独特の言い回しをOSが記憶し、祖父の生きた言葉が自動的に再生されるようになった話しです。この2つのエピソードを通じて、予期しない対象との出会いや未知の状況を予測しながら受け入れる態度の必要性についてお話しいただきました。

横溝さん:愛媛県の水引プロダクトのデザイン開発を題材としたコンテキストデザイン手法の研究や、デザイン非専門家によるバスのラッピングデザイン支援を題材とした協創デザイン手法の研究、奥入瀬渓流のボランティア団体のNPO法人化を題材とした組織デザイン手法の研究など、生活世界における当事者として社会実践してきたデザイン活動をまとめた博士論文についてお話いただきました。

元木さん:学術研究の取り組み方を視覚的に表現するための手法を体系化したアカデミックビジュアリゼーションという博士論文を題材に、展示や教材開発の共同制作を通じて、研究者のデザインに関する理解の深化についてお話しいただきました。

清水さん:自分の考えを深め、考えを他者に伝えることを目的に始めたグラフィックレコーディング活動を通じて、モノづくりとしてのデザインから、人や社会との関係を形づくる活動に転換してきた経緯についてお話しいただきました。

小早川さん:看護婦の当事者デザイン活動を事例に、プロジェクトに対する自身の関わり方を内省しながら、「ただ一生懸命生きているだけ!」というデザイン研究者としてという肩書を超えた人としての本音を明らかにしました。

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進行役の至らなさで、本セッションの中だけでは完全に時間不足となってしまいました。しかし、今後も議論を続けていくことで、テーマである「デザイン研究のかたち」を示すところまで、続けていきたいと思います。

(文責:原田)

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セッション概要(参考)

従来の自然科学的研究スタイルを踏襲するだけでは、デザイン領域ならではの研究方法や成果の提示方法としてはまだ不十分なのではないのか。この問題提起を出発点として、情報デザインという市民のあらゆる生活を横断する実践分野を対象に、デザイン研究の方法、デザイン研究者の役割を再定義してみたい。
UCD(User Centered Design)の重要性が謳われて久しい。しかし、ユーザーに対する研究ほどにデザイナーの営みに対する研究が進んでいるとは言い難い。さらに、ある瞬間、高い評価を得たデザインも時間の経過とともに消滅する。そのデザインが社会に受け入れらてたことで社会も変化するし、社会の変化の方向に誰が責任を取るかをデザイナーに求めることは困難だ。デザイン研究の対象は無限に挙げられるが、問題はその研究方法と成果の評価である。どうしたらデザインできるようになるのか。どうなればデザインできたと言えるのか。そのデザインの価値を誰がどう評価すれば良いデザインなのか、これらの成果から何を学べば「デザインできる」という知や技を次世代に引き継いでいけるのか。取り掛かりとして、デザインプロジェクトのプロセスや成果の記録・記述方法に焦点を当て、デザイン研究の記述方法について議論する。フィールドワークや一人称研究のような、活動に関わる人々=当事者に焦点を当てた研究との対比から、デザインならではの記述方法を炙り出したい。

オーガナイズドセッションB  事前ミーティング開催報告

第64回 春季研究発表大会
オーガナイズドセッションB
デザイン研究における記述方法としての「視覚化」
事前ミーティング開催報告

2017年5月19日(金)
会場:ヤフー株式会社 会議室

参加者(敬称略):諏訪正樹(慶應義塾大学)、加藤文俊(慶應義塾大学)、横溝賢(八戸工業大学)、元木環(京都大学)、小早川真衣子(愛知淑徳大学)、清水淳子(ヤフー株式会社)、瀧知恵美(ヤフー株式会社)、原田泰(公立はこだて未来大学)
記録:堺千里、菅原麻綾(公立はこだて未来大学 学部3年)

ミーティングの様子

オーガナイズドセッションが価値ある時間となるよう、登壇予定者に事前に集まっていただき、顔合わせと当日の議論に向けての意識合わせを行いました。
簡単な自己紹介のあと、オーガナイザーの原田から趣旨説明を行い、その後はフリーディスカションという形で、交流を深めました。
「デザイン」と呼ばれる範囲の広がりに対して、「デザイン研究」の語り口は十分なのか、という問いに対して、未来に向けた可能性を垣間見ることができたと思います。
本番のオーガナイズドセッションにも、ぜひご期待ください。

(文責:原田泰)

第1回X デザインフォーラム/情報デザインフォーラム参加募集

第1回X デザインフォーラム/情報デザインフォーラムの参加募集を開始しました。

このフォーラムでは、これからの時代にとても大事な「スタートアップとデザイン」をテーマとしました。そして、多くの学生達に参加してもらいたいという意図より学生の参加費用は格安になっています。また、ポスター/デモ発表も合わせて募集をしていますので、多くのデザイン学会関連者の参加をお待ちしています。

■趣旨:近年、テクノロジーの発達や社会の変化などにより、スタートアップが広がっています。新規ビジネスのスタートアップ、社会問題解決型のスターアップ、企業内でのスタートアップなど多様なスタートアップの形がありますが、スタートアップにおけるデザインの重要性が高まっています。今回のフォーラムでは「スタートアップとデザイン」をテーマとして、孫泰蔵 氏(Mistletoe(株)代表)に基調講演をしていただき、この分野で実践をしている方にお話をお聞きして、多くの企業や大学のパネル発表を通して、参加者でスタートアップにおけるデザインについてディスカッションをしていきます。また、あわせて参加者からの ポスター/デモ発表も予定しています。奮ってご参加ください。多くの皆様の参加と発表を歓迎致します。

■日時:2017年05月07日(日)
■場所:ヤフー(株)本社・東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
東京メトロ永田町駅 9a出口直結、東京メトロ赤坂見附駅より 徒歩1分

■主催:Xデザイン学校/Xデザイン研究所、情報デザインフォーラム
■協賛;NPO法人人間中心設計機構
■協力:ヤフー(株)、日本デザイン学会情報デザイン/PD研究部会
■定員:200名(午前は50名)
■参加費:午後 5000円(学生1000円)、午前/午後 7000円(学生2000円)
■詳細・申込:http://peatix.com/event/247219/

■午前:10:00-12:00(受付は9:30より)
□スタートアップとデザインのためのワークショップ10:00-12:00
ファシリテーター:
・原田 泰 氏(公立はこだて未来大学・教授)、木村 博之氏(TUBE GRAPHICS・代表)
・小池 星多(東京都市大学・教授)、小島健嗣 氏(富士フィルム)

■午後:13:00-18:30(受付12:30より)
□オープニング13:00-13:10
・浅野智(Xデザイン研究所)、山崎和彦(Xデザイン研究所)

□第1部 基調講演 スタートアップとデザイン13:10-13:50
・孫泰蔵 氏(Mistletoe(株)代表)

□第2部 スタートアップとデザインの実践 14:00-15:30
・「サービスのスタートアップとデザイン」
天沼聰 氏((株)エアークローゼット代表)
・「デザインのスタートアップ」
鳥越康平 氏((株)ZEPPELIN代表)
・「メルカリのサービスデザイン」
宮田大督 氏((株)メルカリ・プロデューサー)
・司会:脇阪善則(楽天)

□第3部 ソーシャル・スタートアップと新規事業のデザイン 15:40-17:10
・「ソーシャル・スタートアップとデザイン」
渡邉賢太郎 氏(NPO法人ETIC. プロデューサー)
・「ソーシャルインパクトを起こすDesign Tribe」
西村真里子 氏((株)HEART CATCH代表)
・「Yahoo! JAPANにおける新規事業デザイン」
水田千惠 氏(ヤフー(株)ビジネス開発リーダー)
・司会:山崎和彦(Xデザイン研究所)

□第4部 ポスター/デモ発表とディスカッション 17:20-18:30
・ポスター/デモ発表;企業、大学や専門学校など
・参加者同士や講師とのディスカッション

デザイン学会/情報デザイン研究部会 infoD@京都 報告

下記の内容で、情報デザイン研究部会の研究会を開催しましたので、報告いたします。


「デザインの実践と研究がしっかりとつながる学術のかたち PART2」
開催:2016年11月26日(土)14:00-18:00
場所:softdevice Lab.(京都)
参加者:原田(主査)、福田(幹事)、野々山(幹事)、三野宮、山内、元木、大西、大西(8名)


1. 研究発表会
・「ソフトディバイスの取り組みについて」(野々山)
・「(三野宮くん:発表タイトル入れてください!)」(三野宮)
・「(山内さん:発表タイトル入れてください!)」(山内)
・「アカデミック・ビジュアリゼーション−学術研究における視覚的表現の体系化と評価−」(元木)
・「多人数の知恵を多層的に蓄積し発想を促す協創型スケッチ法」(福田)
<意見/議論など>
主に、以下のトピックで意見交換が行われた(みなさんの記憶で補足訂正をお願いします。。。)。
・首都圏外でのデザイン活動(京都を軸に、函館、札幌を事例に)(主に野々山の発表)
・デザイン価値の換金(作業費用見積データベース構築)、職人の頭の中にある方程式・計算式のビジュアル化(主に三野宮の発表)
・学術研究施設でのデザイン活動(資料などのデータベース化、知の集積の視覚化)(主に三野宮、元木の発表)
・地域住民活動のビデオ・ドキュメンテーションのメリットと活用法(主に山内の発表)
・協創的コミュニティに対するデザイナーの役割(主に山内、福田の発表)


2. 今後に向けた意見交換
・次回の研究会について
→4月頃に京都でやりたい
・次回の研究会の方向性
→「どうやって研究にするか」「どんな分野に発表するか」などの参加者の悩みを集めてみたい
・今後の研究会&春季大会のテーマについて
→「アカデミック・ビジュアリゼーション」を含めた「ドキュメンテーション研究」も深めていきたい


3. オプショナルツアー
京都の地域デザイン活動の視察(希望者のみ)
・BOX & NEEDLE(ゲストの大西さんのお店)訪問(11/27実施)
・KBC[京都醸造麦酒工場]訪問(11/27実施)


関連リンク
・BOX & NEEDLE
http://boxandneedle.com/
・KBC[京都醸造麦酒工場]
https://kyotobrewing.com/
・Info-D研究会@京都 開催のお知らせ

Info-D研究会@京都 開催のお知らせ

下記のようなイベントを計画しております。
奮ってご参加ください。
こくちーずから参加登録をお願いいたします。
http://kokucheese.com/event/index/433883/

幹事:福田大年(札幌市立大学)、野々山正章(softdevice)、原田泰

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「デザインの実践と研究がしっかりとつながる学術のかたち PART2」

◉ 開催要項
前回、2016年6月に東京で開催した研究会の第2回目です。
「継続的に議論したいテーマであり、焦点を明確にしたいという思いもあるので、まず関係者で集まって議論しよう」という趣旨で1回目を開催しました。
予想以上に濃い議論ができましたが、限られた時間の中での議論では「デザイン学」は語りつくせません。
そこで継続的・定期的に深めるために第2回を開催いたします。
今回は、紅葉始まる京都で開催します。みなさまのご参加お待ちしております。

◉ 開催情報
・とき)2016年11月26(土)〜 27(日)
・ところ)softdevice Lab.
〒603-8054 京都市北区上賀茂桜井町104 エデン北山 B1F
http://www.softdevice.co.jp/jp/contact/#access_office

◉ プログラム
2016年11月26日(土)
・発表会 14:00〜17:00
内容)参加者の直近の研究・業務活動の報告
現在取り組んでいる皆さんの研究テーマ、方法の紹介
場所)softdevice Lab.
参加者)infoDメンバー
*発表時間は、参加者と発表の有無を確認後、設定したいと思います(想定は1人10分程度)。
・ディスカッション 17:00〜18:00
今後の課題、他領域との協働も含めて、これからのデザイン研究の輪郭を探りたいと思います。
・懇親会 19:00頃〜

2016年11月27日(日)
・振り返り/今後に向けて 10:00〜12:00
内容)前日の発表会の内容を振り返り、info-Dの今後の活動の検討
場所)softdevice Lab.
参加者)infoDメンバー(予定)
前日を振り返り、継続を視野に入れて今後の進め方について相談させてください。
・オプショナルツアー 13:00頃〜
希望者のみで京都の「地域デザイン活動」の見学
候補:KBC[京都醸造麦酒工場]https://kyotobrewing.com/

情報デザイン研究部会(総会)2016@長野大学

2016年度春季大会中に開催された部会(総会)の議事録です。
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JSSD 情報デザイン研究部会(総会)
2016年7月3日(日)11:50(12:00)-12:50
場 所:長野大学2-303教室
参加者:25名(原田、岡本、須永、長田、熊崎、金谷、對馬、村井、八城、三野宮、山内、伏見、井堰、平野、井上、横溝、益岡、両角、土田、柚木、福田、酒井、清水、瀧知、小早川)
議事録:
0. はじめに
幹事(主査;小川、副査;永井)が欠席のため、事務局;原田(はこだて未来大学)が総会の司会と報告を行った。
1. 昨年度(2015年度)報告
・昨年度の活動については、詳しくはデザイン学会WEBサイト↓を参照
・2015年3月に幹事中心に行った振り返りの内容と活動履歴(エクセルファイル)がUPされている
2. 人事(新主査、幹事の人選)
本総会で新主査、副査の互選を行い、下記の通り決定した。
(なお、本部会は2年ごとに主査を交代するのを基本方針としている)
<決定事項>
・主査:原田 泰(はこだて未来大学)→承認
・副査:瀧 知恵美(Yahoo、東京藝術大学)→承認
・幹事:未決定→幹事希望者は主査へ連絡する(追ってメンバーに連絡)
<意見/議論など>
・幹事の役割を明確にした方がよい
・幹事が企画するのか、企画する人が幹事をするのか
・企画ごとに担当者(幹事ではなく)を立てた方がよいのではないか
・主査を交代するごとに、幹事もリセットした方がよい
・これを機に部会の体制を整える
3. 今後(2016-2017)の活動計画
<決定事項>
イ) 下記の4系統のプロジェクトを行う *()内は主メンバー
 A:情報デザイン研究(学術&実践)の記述方法(原田)
 B:社会をかたちづくるデザイン(須永)
 C:関西活性化(益岡、福田)
 D:infoD メンバーのビジュアライズ(横溝)
ロ)2017春季大会@での活動
研究会の実施、テーマの提案、OSの提案の3点について検討する
ハ)2017秋季大会@はこだて未来大学での活動
秋季大会のイノベーションのために部会が担える部分を検討する
<意見/議論など>
◉上記イ)について
□上記Aの背景など
 ・情報デザインで修士博士をとろうとしている人たちが出席者の中でも7-8名いる
 ・ここで言う「デザイン研究」は実践と結びついたもの
 ・このテーマで今年6月に実験的に研究会を行い手ごたえあり→また共有する
□上記Bの背景など
 ・メーカーでUIをやってきたデザイナーが(会社にひきこもっていないで)社会課題に向き合うことをやらなければならなくなっている
 ・社会の中で情報をかたちづくること=社会をかたちづくること
□上記Cの背景など(主に益岡先生より)
 ・社会デザインの必要がうたわれている関東の状況とは異なり、関西(名古屋から西)では最近になってやっと情報デザインが浸透し始めたという状態にある
 ・情報デザイン系の学科の設立(広島国際学院大など)も目立ち、学部生をどうリクルートできるのか?が昨今の課題になっている
 ・一方で、HCD関西支部も活発化してきているため、連携するなどしてinfoDも何かしら関西方面に向けて活動を展開できるとよいのではないか?
 ・昨年度の幹事を中心に、ちょうど京都での研究会企画もある(企画者:福田、企画運営:野々山)
 ・京都ツアー(日程未定)の少し幅をひろげて、京都デザインスクールや滋賀県立大面矢先生などのところをまわる内容にしてはどうか?
□上記Dの背景など
 ・この研究会に参加している人たちがどのような人たちなのか=infoDはどのようなコミュニティなのかがわかるとよい
 ・これがみえると、部会員のメリットにもつながるのではないか?
 ・参考:commons design(by Aalto大学)
◉上記ハ)について
infoDで秋大会を過去2回おこなった(未来大、女子美)
・企画をしてほしいと依頼をうけている=秋季大会のイノベーション
・イベントが業績になるような出張にならないと参加しにくい(山中会長より)
・研究発表も設けてほしい(松岡先生より)
・参考になる?→一人1分の発表(C5のライトニングトーク)やアンカンファレンス
秋の企画テーマは情報デザインのカラーをあまり入れない方が良い
4. メーリングリスト・名簿作成について
<決定事項>
・現存のMLをリセットする→原田主査から通知
・今年、改めて情報デザイン部会の活動に参加する人を募る
・新MLに登録した人をもとに名簿を作成する
5. その他(新メンバーの紹介など)
・初めて、本部会に出席した人のみ、自己紹介をおこなった
・下記のイベントが告知された(原田)
  9月10日(土)Hakodate-X3
  9月11(日)〜13日(日)オープンスクールWS
以上
(文責:小早川)
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情報デザイン研究部会 幹事会報告

幹事会の議事録を公開します。
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デザイン学会/情報デザイン研究部会 幹事会議事録

開催:2016/2/20(土)17:30-19:30
場所:Yahoo! 会議室(六本木)
出席者(敬称略):小川、原田、両角、福田、山崎、久保田、瀧、野々山(遠隔出席/議事録)
*本議事録は時系列でなく、議題の順番ベースで記述。
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1. 主査、副査の再編/人事、役割などについて
〈幹事会としての案〉
主査:原田(学会・事務系、大変なのは原田先生)
副査:瀧(イベント担当)
→ 春季大会で部会を開催し、そこで正式な人事プロセスを得て決定しましょう。

〈意見/議論など〉
・主査は学会的には2年で変えてく。両角→岡本も2年だったし。ある程度学会的には変えていった方が良い。(両角)
自分がやることでメリットがある若い人がいれば、やったら良い。(山崎)
やってくれる若い人がいるなら、代わった方がいい、いなければしばらくやっても良い。主査永井さんも同意見。(小川)
・副査は正式な役職ではないが、うまく回るなら良いことなので、置くことにしましょう。
・主査という事務的な立場と、リーダー(研究会を立ち上げるなど)は別にしたら良いと思う。
・事務機能の強化=情報の広げ方、学会への報告の仕方など、うまくやっていく必要がある。(原田)
・会計:デザイン学会からの振り込む先として、永井が口座を作っている。

2. 運営/広報などについて
〈決定事項〉
・デザイン学会のHP内の部会のページを活用していく(うまくいかなかったら他の方法を考える)。
→ 報告書、議事録などもあげる。原田先生が実施。
→ 主査がログインパスワードを持っているか確認。
・デザイン学会のHPの方が、学会にもメリットがある。
・Facebook(非公式)からは、それを参照して広める。
・これまでの活動の結果なども学会HP/部会ページに載せていく。

〈意見/議論など〉
・イベントなど様々な決まり事をどう衆知していくかが問題(小川)
・研究会の報告も置き場所がない。報告書(誰がどれくらい集まって、どんなことしたのか)を報告するのは義務なのだが。
・2つのメーリス(PLAN と ALL)があるが、ALLに情報があまりいってないのは問題。
・固定した情報を置ける場所、HPなどがない。
→ 会の決まりごとなど、共有できない/履歴を見られない/知っている人でも見返せない
→ 本当は、後で見返せるようなモノが欲しい。
・現行のFacebook(「情報デザイン研究グループ」)は、非公式。
・「FBは公式にはいかがなものか?」(須永先生)
→非公式的にやると。。。facebookの方に色々挙げていくのは、あくまで公式でないというイメージで。
・学会や世の中への情報の周知をしっかりしたい。(原田)
→ システマチックに情報の共有を図る方が良いと思う。機械的にやるようになると良い。
→ 記録をもれなく行うために、仕組み化が必要。
・アクセス制限のないSNSなど、よりオープンな場に情報をまとめる方が良いかも。
・やらないのが、よくない。とにかく、毎回の記録を残すことが重要

3. 研究会
・春期大会などに関する情報デザイン部会関係の企画運営と、研究会は主たる活動の柱。
・研究会は今後も積極的につづけていきましょう。
・その他でやっているデザイン活動(情報デザインフォーラムなど)とは性格が違うし、他にはないので「デザイン研究」に資する活動をしていきましょう。
・研究会は『やりやすい』ように、いろんなカタチで良い。ただし、最低限の決まりとして以下。(小川)
→ 幹事以上の会員が責任者(企画者)として立つ
→ 簡易でもいいので報告書をあげる。
・泊まりの感じが良いよね。(両角、岡本(小川伝聞))
・年4回くらいできればいいよね。

・今後のコンテンツ候補
〈A〉流れてしまった京都での会
・16年秋、10月(仮決め)実施で詳細検討
・オーガーナイザー=企画者(責任者):福田
・企画・運営:野々山
・福田と坂川さんが話題提供できそう。

〈B〉 教育関係、社会実践者の協働(原田先生)
・非常に大きな課題なので、一回の会で結論が出るような話しではない。
・問題意識として維持しつつ、小さなテーマにブレークダウンした会を継続的に行っていくことにしよう。
・初夏(春季大会の手前)かな?

〈意見/議論など〉
・デザイン研究のカタチ?記述?の話をしたい。
・made in infoDな研究のカタチを。
・デザインってものは研究対象として、どう捉えるのか?
・春季大会で? デザインの研究としての価値を捉え直す会??(小川)
・デザインの学問的な意義を問いづつける会
・ワークショップのデザインをやっている人はいっぱいいる。
・ワークショップのデザインの評価ってどうするの?
・永井先生がやりたいことが、ゆっくり話て時間をかけたらわかった…ように時間をかけたい(両角)
・じっくり話す時間を持ちたい。
・実践の報告から、理念がわかった。みんなで、つついて話せば良い。

〈C〉「AI(人工知能)とデザイン」のことやりたい(小川)

〈D〉地方でデザイン(野々山)

4. 春季大会テーマ設定/オーガナイズドセッション計画/テーマセッション
・春季大会は、上田で7月1、2、3日。
・どちらのセッションも2/26が締め切り、とりあえずエントリーを目指す。
・週明け(2/22〜)原田先生、作文。
・オーガナイズドセッション:デザイン学(パネラー:SFC諏訪先生など)
・テーマセッション
→ 当事者のデザイン(岡本先生と相談)
→ ドキュメンテーション

5. 年間報告について(小川)
・2014年くらいからこれまでに実施された、幹事会、研究会ななどの報告(※以下、表参照)
・研究会やってきてよかった!もっと幹事のひとからやりたいことを言える環境を継続しましょう。
・報告書などは、ばらばらになっているので探し出して、学会ホームページに転載していく。(小川)

議題リスト160220_情報デザイン研究部会

これまでの活動リスト情報デザイン部会活動