第72回春期研究発表大会グッドプレゼンテーション賞報告

2025年6月27日(金)~29日(日)の3日間、札幌市立大学で開催された第72回春期研究発表大会において、座長、研究部会オーガナイザー、概要集編集委員会、研究推進委員会、論文審査委員会より構成される推薦委員会の下、3つの選考基準(研究内容、概要、発表質疑)に基づく審査の結果、以下の25件に決定いたしましたのでここに報告します。

口頭発表 18件

A2-03
ジャングル滞在中に体験される自給自足生活や共同体形成による、固定観念の変化への影響
炭田 怜(武蔵野美術大学)

A5-06
グラフィックファシリテーションが対話に及ぼす効果に関する記述的研究
同時に成立しづらい要素が融合するようなアイデアの共同的形成を促進する効果に着目して
仲沢 実桜(東京大学 大学院)

A7-02
避難誘導の迅速化に関する調査研究
鎌倉沿岸部の津波防災を対象として
小林 理祐生(芝浦工業大学)

A9-01
幼児のピクトグラム理解における教諭・保育士の経験則と実態の差
幼児教育・保育施設を対象とした全国アンケート調査による現状把握から
金子 千聖(九州大学 大学院)

B2-04
リハビリテーション工学技師による臨床現場での当事者デザイン
日常用車椅子でサッカーをするためのサッカー用具「ファンガード」の開発プロセスを通して
中村 詩子(横浜市総合リハビリテーションセンター)

B4-02
盲児が「食べることが体をつくる」を知るためのやわらかい人体模型の開発(1)
三代 晃司(大阪工業大学 大学院)

B5-04
流動的な意味を持つ文脈を直感的に記録するリトルプレス制作を通じた社会実践
田仲 麻友(札幌市立大学)

B8-02
よそ者と地域住民がつくる「子どもの居場所」
北海道石狩市厚田区における「みんなの居場所 あつみん」の開設と運営
堀田 ゆりあ(札幌市立大学 大学院)

B10-01
シュレーダー邸における壁面開口部の構成と室配置の関係について
G.Th.リートフェルトのインテリアデザイン研究
中村 卓(大阪工業大学)

B11-01
歩行者行動と住宅の変遷に着目した歩道橋の評価
小松 龍ノ介(大阪工業大学 大学院)

C2-05
ライトアップイベントの回遊性向上のための体験メディアシステム
小松崎 直(金沢工業大学 大学院)

C4-01
画像生成AIアバターに対する感性の分析
川北 輝(京都芸術大学)

C8-02
東京高等工藝学校に留学した儲小石の中国帰国後の活動
安田禄造教育思想の提唱と実践の試み
周 晨禾(千葉大学 大学院)

C9-02
加担し続けるデザイン
リサーチとワークショップの積み重ねにより生まれた 小さな滞在型観光交流拠点 上島町ゆげ海の駅舎
日髙 仁(関東学院大学)

D2-04
HRと EX のデザイン( 4 ):人材開発のリデザイン
小原 大樹(てみるプロジェクト)

D3-05
パルプモールドを用いた小規模生産張子人形の制作
奥村 夏鈴(法政大学)

D6-03
高齢者の生活機能変化に対応した環境デザインのための後付け可能な小さな形状の効果評価
半田 慧(東京科学大学)

D8-03
戦後日本のデザイン活動への一考察
岩田 彩子(株式会社GKデザイン機構)

ポスター発表 7件

PA-21
ノックカム機構を調光機能に応用した照明器具の開発
滝沢 友彬(法政大学 大学院)

PA-23
書籍カバー画像生成 API「opencover」の開発
「仮想書棚」の実現に向けた開発と課題
杉本 達應(東京都立大学)

PB-16
室内の雰囲気中の環境値による行動推定の基礎研究
三浦 拓也(長崎総合科学大学 大学院)

PB-40
地域コミュニティの共同的富に着目した脱成長コミュニズムの模索
広島県呉市蒲刈町における蜜柑を通じたコミュニティの可視化とシステミックデザインによる分析
藤井 直子(山口大学)

PB-42
「びわ湖の庭」ワークショップの取り組みについて
漂流物が生み出す創造とつながり
山田 真実(成安造形大学)

PB-54
トランジションの印象およびシーンの認知への影響
髙瀨 愛理(筑波大学)

PB-71
ポスターデザインに含まれる余白領域の抽出
―広告デザインを対象として―
大杖 裕喜(筑波大学大学院)

【開催告知】情報デザイン研究部会 Open SIG(6/27・金)& 総会(6/28・土)@札幌市立大学

お手元に届いた特集号「環世界のまんなかでデザインする」はお読みいただけましたか? Info-Dの数年間にわたる「顔の見える人びとと共にデザインする」実践に環世界というスコープを設けることで、さらにふつふつと浮かんではつながり合う関係をひとまず言葉にした一冊です。

こうした視点が産業や教育の現場に広がる可能性もさらに探究したいと考えます。ぜひご参加ください。
 

【2025年度 Info-D Open SIG】

  • 日時:2025年6月27日(金)17:15〜18:15
  • 会場:サテライトキャンパス 16F 1614大研修室
  • 内容:2つのテーマによるオープンディスカッションを公開
    • 特集号「環世界のまんなかでデザインする」より
      執筆経過を共有して変容する、生成的な論考のあり方を語り合う
    • セッションを一人称で記録すると見えてくる気づき

【2025年度 Info-D総会】

  • 日時:2025年6月28日(土)12:30~12:50
  • 会場:C201(口頭5会場)
  • 内容
    • Info-Dの活動趣旨、入会方法など
    • 2024年度活動報告 https://jssd.jp/10713
    • 6月27日(金)のOpenSIG概要報告
    • 7月12日(土)「ジェナラティ部vol.2」Onlineセッションのご案内(春季大会リフレクション)
    • 8月9日(土)「ジェナラティ部vol.3」Onlineセッションのご案内
    • Info-Dの懇親会案内

第72回 春季研究発表大会のご案内|第6報

確定版の大会プログラム(発表者の発表日時)を公開しました。
 ご確認ください。
   ↓
 https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72/content/schedule

今後の予定

  • 3月1日 – 31日 4月7日(月)23:59:発表登録・原稿投稿 締切
  • 4月8日 – :発表概要のチェック
  • 5月1日 – :参加登録(決済手続きを含む)
  • 5月中旬:発表プログラム「暫定版」の公開
  • 6月上旬:発表プログラム「確定版」の公開
  • 6月25日頃 参加登録者へのPDF原稿閲覧サービスの開始

お問合せ先

第72回 春季研究発表大会 実行委員会 事務局
jssd72th※gmail.com(※ → @)

第72回 春季研究発表大会のご案内|第5報

暫定版の大会プログラム(発表者の発表日時)を公開しました。
 ご確認ください。
   ↓
 https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72/content/schedule

今後の予定

  • 3月1日 – 31日 4月7日(月)23:59:発表登録・原稿投稿 締切
  • 4月8日 – :発表概要のチェック
  • 5月1日 – :参加登録(決済手続きを含む)
  • 5月中旬:発表プログラム「暫定版」の公開
  • 6月上旬:発表プログラム「確定版」の公開

お問合せ先

第72回 春季研究発表大会 実行委員会 事務局
jssd72th※gmail.com(※ → @)

【もちよ〜る】Info-D(情報デザイン研究部会)懇親会 2025のご案内

日本デザイン学会第72回春季研究発表大会2日目の夜に、【もちよ〜る】Info-D(情報デザイン研究部会)懇親会 2025を開催いたします。

対話中心の濃密な時間にしたいと思います。「シェアしたいナラティブ」「研究発表のふりかえり&準備」など楽しい話題と、「ご自慢のご当地グルメ(※任意)」を【もちよ〜る】会です。ぜひ、ご参加ください。

参加ご希望の方はPeatixよりお申し込みをお願いいたします。https://peatix.com/event/4419885

  • 日時:2025年6月28日(土)19:30〜22:00
  • 会場:bokashi Base https://bokashi.ink/#bokashibase
    北海道札幌市中央区南二条西1丁目7番地1 二番館ビル bokashi 2階
    大通駅35番出口徒歩0分、カナリヤ向かい、1Fはbokashi Diningという飲食店
  • 参加費:学生2,000円、一般3,000円
    ※お食事:札幌ご当地B級グルメ中心の軽食をご用意します。
    ※お酒・お飲み物は各自でお持ち寄りください。
     (近隣にコンビニあり 簡易食器・お箸はこちらで用意します)
  • 先着50名
  • 参加申込締切:6月28日(土)13:00
    人数に達した場合は締切日前に申込終了となります。お早めにお申し込みください。
    申込後にキャンセルされる場合は6月24日(火)13:00までにご連絡ください。

全体の懇親会と時間が被ってしまいますので、アンケートで両方/片方に出席されるかどうかをお聞きして、先に到着された方たちとゆるゆる始めます。

第72回 春季研究発表大会のご案内|第4報

参加登録の受付を開始しました。
 お早めの参加登録・お支払いにご協力ください。
   ↓
 https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72/content/registration


大会スケジュールを確定しました。
 過去最大の発表申し込みをいただきました。感謝申し上げます。
 手狭な会場であることから、例年と異なるタイムスケジュールとなります。
 ご確認ください。
   ↓
 https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72/content/schedule


ご宿泊と無料シャトルバスのご案内を行っております。
 ご検討・ご活用ください。
   ↓
 https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72/content/access

今後の予定

  • 3月1日 – 31日 4月7日(月)23:59:発表登録・原稿投稿 締切
  • 4月8日 – :発表概要のチェック
  • 5月1日 – :参加登録(決済手続きを含む)
  • 5月中旬:発表プログラム「暫定版」の公開
  • 6月上旬:発表プログラム「確定版」の公開

お問合せ先

第72回 春季研究発表大会 実行委員会 事務局
jssd72th※gmail.com(※ → @)

第72回 春季研究発表大会のご案内|第3報

発表登録・原稿投稿 受付期間を延長しました。

発表登録・原稿投稿の受付を 2025年4月7日()23:59まで延長します。

なお、お問合せの受付は4月7日(月)お昼 12:00 までとさせていただきます。
締め切りギリギリでのお問合せには回答が間に合わない可能性がありますので、
事前に一旦投稿するなど、投稿の流れをご確認下さいますようお願いします。

https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72/content/post

今後の予定

  • 3月1日 – 31日 4月7日(月)23:59:発表登録・原稿投稿 締切
  • 4月8日 – :発表概要のチェック
  • 5月1日 – :参加登録(決済手続きを含む)
  • 6月上旬:発表プログラムの公開

お問合せ先

第72回 春季研究発表大会 実行委員会 事務局
jssd72th※gmail.com(※ → @)

第72回 春季研究発表大会のご案内|第2報

大会Webサイト公開のご案内

第72回 春季研究発表大会の大会Webサイトを公開しました。
大会に関する情報は、今後以下のサイトに順次掲載しますので、
ブックマークをお願い申し上げます。

https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jssd72

また、発表申し込みを 3月1日から開始いたしました。
皆様のご投稿・ご発表をお待ちしております。

今後の予定

  • 3月1日 – 31日:発表登録・原稿投稿
  • 4月1日 – :発表概要のチェック
  • 5月1日 – :参加登録(決済手続きを含む)
  • 6月上旬:発表プログラムの公開

お問合せ先

第72回 春季研究発表大会 実行委員会 事務局
jssd72th※gmail.com(※→@)


第72回 春季研究発表大会のご案内|第1報

2025年度の第72回春季研究発表大会は、以下の通り開催予定です。
詳細につきましては、決まり次第、順次ご案内いたします。

日時・会場

  • 2025/06/27(⾦)
     場所:札幌市⽴⼤学 サテライトキャンパス(札幌駅前 アスティ45 12F、16F)
     開会式・基調講演・OpenSIG・エクスカーション(予定)
  • 2025/06/28(⼟)-29(⽇)
     場所:札幌市⽴⼤学 芸術の森キャンパス(札幌市南区)
     口頭発表・ポスター発表・オーガナイズドセッション・懇親会・企業展示(予定)

今後の予定

  • 2月:春季大会専用サイトの公開
  • 3月:演題登録(発表申し込み)・発表概要の投稿
  • 4月:発表概要のチェック
  • 5月:参加登録(発表費・参加費の電子決済を含む)
  • 6月上旬:発表プログラムの公開

宿泊等について

アジアからの旅行客等が増加傾向にございますと共に、
宿泊施設の価格高騰が進んでございます。

早めの移動手段、ご宿泊施設の確保をお願いいたします。

第71回春期研究発表大会グッドプレゼンテーション賞報告

2024年6月21日(金)~23日(日)の3日間、九州産業大学で開催された第71回春期研究発表大会において、座長、研究部会オーガナイザー、概要集編集委員会、研究推進委員会、論文審査委員会より構成される推薦委員会の下、3つの選考基準(研究内容、概要、発表質疑)に基づく審査の結果、以下の27件に決定いたしましたのでここに報告します。

口頭発表 17件

A2-06 規則性認識が形状の美的評価に与える影響
澤田 一葉(東京大学)

A3-01 避難所での活用を想定した木造ユニットシステムのデザイン
畔柳 加奈子(京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系)

A4-04 物に対する同情と印象への影響
遠藤 柊奈(千葉大学大学院)

A5-05 更年期女性向けサービスデザインに関するインタビュー調査
劉 彦(千葉工業大学大学院)

A6-02 無作為的な動詞発想法を組み込んだデザインゲームの開発
菅原 真唯(専修大学 ネットワーク情報学部)

A7-05 デザインの専門性を活かしたナレッジマネジメント活動の実践と研究
瀧 知惠美(株式会社MIMIGURI)

A10-05 能動的な町との関わりを愉しむくつろぎの道具の提案
堀江 宙生(千葉大学工学部)

B1-02 マルチタイムスケールの視点に基づく精神価値発生プロセスの考察
堀川 将幸(湘南工科大学)

B4-03 工業製品としての「最初のスタッキングチェア」とその系譜
碓井 厚希(大阪工業大学大学院)

C1-02 葛飾北斎画『北斎模様画譜』のパッチワーク図案への応用
江良 智美(筑波大学大学院・目白大学)

C4-01 顧客志向を育む従業員体験設計
鈴木 修平(KDDI株式会社)

C5-04 檜原村トイビレッジ構想における玩具デザインプロジェクト
林 秀紀(桜美林大学 芸術文化学群)

C7-01 学生と地域住民が公的枠組みを超えた関係に相互変容する社会実践の試み
長岡 南風(札幌市立大学大学院 デザイン研究科)

C8-01 バングラデシュにおける妊婦健診受診を継続に導くためのツールのデザイン研究
帆足 夏央(九州大学芸術工学府)

C10-03 岡山アウトリーチプログラムにおけるインバウンド観光客を対象としたノベルティグッズ“BRAID BRACELET”の評価について
山下 万吉(岡山県立大学 デザイン学部)

D4-05 ユーザー発信型学習バースを活用したデザイン教育
本田 宗久(株式会社GKダイナミックス)

D6-03 思いの投影と表出を用いた体験デザインの研究
濱 太郎(千葉大学工学部)

ポスター発表 10件

PA-12 クチコミスコアを用いた眺望道路の展望地点の評価要素
上原 健太(拓殖大学大学院)

PA-22 レシートの印字内容を音色に変換するデバイスの提案
三代 晃司(大阪工業大学大学院)

PA-32 動きを用いた読字方法のプロトタイプ「動読」
西川 拓輝(株式会社ソフトディバイス)

PA-33 未知なる関係から短期間で共創マインドが形成されるデザインの可能性
拝野 加奈(札幌市立大学 デザイン学部デザイン学科)

PA-41 着古した剣道着を活用したアップサイクル製品とブランドの提案
竹内 琢真(法政大学大学院デザイン工学研究科システムデザイン専攻)

PB-20 人が魅力的に感じる形状に内在する法則性解明
河崎 太祐(芝浦工業大学大学院)

PB-21 構造色による斬新なデザインの具現化
小野 洋介(神奈川県立産業技術総合研究所)

PB-23 視覚と触知覚の印象差による「意外性」を誘発するテクスチャの開発
岩崎 理樹(千葉大学大学院)

PB-36 死考と弔いを醸成する空間
来田 玲子(札幌市立大学デザイン学部)

PB-38 放課後等デイサービスのマスコットキャラクターの制作と活用方法の研究
中田 千聖(法政大学大学院 デザイン工学研究科 システムデザイン専攻)