デザイン塾:デザイン科学,タイムアクシスデザインの創験 ご案内

本塾は,2004年発足から現在までに,細分化・専門化されてきたそれぞれのデザイン領域の共通基盤となるデザイン科学の構築に向けた活動を進めてきました.10年の節目となる本年は,デザイン科学とタイムアクシスデザインに関する創験(創造の実験的試行と兆し)をテーマといたします.創験として,デザイン科学に基づく研究・作品事例や「成長型」による永続的な知の統合を確保することが可能な『デザイン科学事典』を紹介いたします.
 なお,本塾会場は2014年1月に竣工しました慶應大学矢上キャンパスデザインセンター(新34棟)内のコラボレーティブデザインルームとなりますので,ふるってご参加くださいますよう,お願い申し上げます.

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■主催  :デザイン塾
      日本デザイン学会 デザイン理論・方法論研究部会(DTM)
■共催  :日本デザイン学会 第2支部
      日本機械学会 Design理論・方法論研究会
      日本設計工学会 設計理論・方法論に関する研究調査分科会
■日時  :平成 26年 7月 25日(金),13:00〜18:45
■会場  :慶應義塾大学矢上キャンパス新34棟 3F コラボレーティブデザインルーム(34-321)
■参加費 :無料
■登録  :慶應義塾大学,佐藤浩一郎 (k.sato@mech.keio.ac.jp) までご連絡下さい.
■日程  :下記参照(時間帯は目安であり,都合により変更となる可能性もございます)

□はじめに  デザイン科学,タイムアクシスデザインの創験と展望(13:00〜13:30) 
         ・松岡 由幸 (慶應義塾大学)

□第1部  Mモデル・Mメソッドに関する講演 (13:30〜15:10)  司会:加藤 健郎(東海大学)
(1)「デザイン科学と『デザイン科学事典』の紹介」 (13:30〜13:50)
   ・佐藤 浩一郎
(2)「 『Mメソッドハンドブック』のエディトリアルデザイン」 (13:50〜14:10)
   ・栄 佑馬(慶應義塾大学),清水 健介(慶應義塾大学),高野 修治(湘南工科大学),松岡 由幸
(3)「ヘルスケアサイネージのインタラクティブシステムデザイン」 (14:10〜14:30)
   ・樋口 聡一郎(慶應義塾大学大学院),中田 剛(慶應義塾大学大学院),興梠 眞人(慶應義塾大学),小木 哲朗(慶應義塾大学)
(4)「自動車加飾内装部品の評価分析と今後の開発指針」 (14:30〜14:50)
   ・ 森 幸雄(南条装備工業株式会社) ,土井 健彰(南条装備工業株式会社) ,前泊 秀徳(南条装備工業株式会社) ,       奥田 慎(南条装備工業株式会社) , 松岡 由幸
(5)「プラスチックスの新価値創発に向けて」 (14:50〜15:10)
   ・ 畑 政貴 (慶應義塾大学),森 幸雄,土井 健彰,前泊 秀徳,奥田 慎,松岡 由幸

□慶應デザインセンター見学・休憩(15:10〜15:25)

□第2部  タイムアクシスデザイン・価値成長デザインに関する講演(15:25〜16:25)  司会: 佐藤 浩一郎
(1)「体調モニタシートのシステムデザイン」 (15:25〜15:45)
   ・加藤 武彦(日本発条株式会社) ,彭 暉(日本発条株式会社) ,有田 実花子(慶應義塾大学),松岡 由幸
(2)「価値成長モビリティにおける価値伝承システム」 (15:45〜16:05)
   ・古郡 了(マツダ株式会社),西村 秀和(慶應義塾大学),柴崎 直貴(慶應義塾大学大学院),戸田 敬介(慶應義塾大学),松岡 由幸
(3)「EVの価値成長デザイン」 (16:05〜16:25)
   ・井上 眞人(慶應義塾大学)

□懇親会(16:45〜18:45)
   ※会場は創想館1階学生コミュニケーションルームとなります.
    なお,参加費用は1,000円です.

案内:デザイン教育研究会2014年度_vol.1

教育部会 : デザイン教育研究会2014年度_vol.1のご案内

下記要領にて「デザイン教育研究会 2014年度_vol」を開催いたします。
今年度の研究会の共通テーマは「まなびのかたち、おしえのかたち」です。
デザインの分野に限らず、時代とともに学生の気質も変わり、社会のニーズに即応しながら教育現場の考え方や授業の内容、スタイルも色々変ってまいりました。
また、幼稚園〜大学の教育機関に限らず、地域のコミュニティー、美術館でのアートプロジェクト、ネットを利用した通信講座など、学びの場や方法は多様化しています。そこには時代とともに変っていくかたちと、いつまでも変らない何か、がありそうです。皆さんと有意義な時間を共有できればと思います。
教育部会主査/金子武志

テーマ 「まなびのかたたち、おしえのかたち」
発表者 細谷 誠(日本大学芸術学部デザイン学科 准教授)
日時  2014 年7 月11 日(金) 18:00 〜20:00
会場  日本大学芸術学部 江古田校舎西棟1階 共同アトリエ

「まなびのかたたち、おしえのかたち」のテーマのもと、美大デザイン学科の現在、特に「ものづくり」に関わる状況について共有することを目的としたいと考えます。
 デジタル・ファブリケーション、パーソナル・ファブリケーション、ソーシャル・ファブリケーション…、FabLab やMaker ムーブメントの台頭や、町工場における「ものづくり」の新しい動きに象徴されるように、エンジニアリングやマニュファクチャリングのシーンは社会的な革新に進んでいます。
 近代以降の「ものづくり」は設計と製造に分離され、その前者の領域とされてきた「デザイン」にも、その再考が求められて久しく、「デザイン」自体の本質的な革新が喫緊の課題となっている状況です。「デザインの再考」は生活におけるひとつの本質―人間にとって本質的に必要なものを自分たちでつくる―をあらためて考えることから始まるのではないでしょうか。
 こうした社会的革新を考える領域として、「デザイン教育」ひいては広義の教育の役割を浮かび上がらせる必要があります。革新に対応する普通教育、それらを先導するデザイン専門教育、そして、そのプラットホームとしての新しいまなびの場の構築が目標となります。こうした文脈で「まなびのかたち、おしえのかたち」を考える機会としたいと考えます。
 その題材として、日本大学芸術学部デザイン学科インタラクションデザイン分野の活動を紹介します。2012 年度の学科カリキュラムの刷新から3 年目を迎え、専門教育として本格的に始動し、新しいデザイン教育の実験に取り組んでいます。ワークショップなどの新しい「まなびのかたち、おしえのかたち」自体を考える「アートと教育」の授業。観察・共感・本質から導かれるデザインや新しいデザインプロセスを実践する「インタラクションデザイン」の授業。さらには授業外のプロジェクト(ネットワーク配信による「ものづくり」授業の運営など)も含め、新しいデザイン教育の実験の現在を纏めます。

細谷 誠(ほそや まこと)
慶應義塾大学環境情報学部卒業。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)アートアンドメディア・ラボ科卒業。横浜国立大学大学院教育学研究科芸
術系教育専攻美術教育分野(メディア芸術教育分野)修了。東京藝術大学大学美術館美術情報研究室学芸研究員などを経て、2009 年、日本大学芸術学部デザイン学科専任講師着任。2012 年、同准教授。専門はインタラクションデザイン、デザイン教育研究。共編・執筆『バウハウス・デッサウ展』(産経新聞社、2008 年)など。

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
日本大学芸術学部 江古田校舎 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 
http://www.art.nihon-u.ac.jp/access/
西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩1 分
都営大江戸線  新江古田駅下車 徒歩約12 分
関東バス JR 中野駅〜江古田駅(10 分間隔で運行)乗車時間15 〜20 分

ご案内:bukai02_140711.pdf(523k)

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

問合せ 日本デザイン専門学校 金子武志(教育部会・主査)
TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(at)ndc.ac.jp

平成26年度タイポグラフィ研究部会講演会のお知らせ

印刷博物館共催・日本デザイン学会タイポグラフィ研究部会講演会2014

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「欧文書体設計とインフォ・グラフィックス」

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□講師:ジェリー・レオニダス(Gerry Leonidas)氏(レディング大学タイポグラフィ&グラフィックコミュニケーション准教授) 



このたび、イギリス、レディング大学タイポグラフィ&グラフィックコミュニケーション准教授、ジェリー・レオニダス氏が来日され講演されます。ジェリー先生は、ローマン体のフォントやグリーク文字のフォント設計者として、活躍されています。今回は、ラテン文字の系譜の中でも異なる字体を持つギリシャ文字やローマン体の設計についてどのように処理されているのかについて設計者としての考え方をうかがいます。さらに書体の設計と情報デザインへのかかわり方についてもお話しいただきます。

【開催場所】印刷博物館グーテンベルクルーム(〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル内地階)

【開催日時】平成26年5月16日(金)16:00〜16:30(印刷博物館見学)16:40〜18:00(講演)

【参加費用】印刷博物館総合展示の入場料(一般300円、学生200円、特別コーナーにて「朝鮮金属活字文化の誕生展」を開催中)が必要です。
【応募方法】先着順。当日80名の定員になり次第締め切ります。

JIDAフォーラム「デザイン思考のデザイン」

欧米の企業では、製品やサービス開発のイノベーションのためにデザイン思考を活用する企業が増えてきています。JIDAビジョン委員会主催の今回のフォーラムは、「デザイン思考」の活用を実践しているスピーカーに話題提供をしてもらい、デザイン思考のデザインついてディスカッションをしたいと思います。

あらためて「デザイン思考」とは何か。また「デザイン思考」活用の実態を通して、デザインの今について考える、絶好の機会です。
どなたでも参加可能です。領域を超えた幅広い皆様の参加をお待ちしております。

■タイトル:JIDAフォーラム「デザイン思考のデザイン」
■日程:2月27日(木)17:30開場 18:00〜20:00
          (終了後、簡単な懇親会がございます)
■会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(六本木)
    港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5Fリエゾンセンター
    http://www.designhub.jp/access/
■プログラム:
基調講演「イノベーションのためのデザイン思考」
 紺野登(多摩大学大学院経営情報学科教授)
講演「デザイン思考と戦略」
 Kevin Clark(Content Evolution代表)
講演「デザイン思考とデザイン」
 平田智彦(ziba tokyo代表)
モデレータ: 山崎和彦(千葉工業大学デザイン科学科教授)

■参加費(懇親会費含む)
一般 ¥3500  JIDA会員 ¥2500 
一般学生 ¥1500 学生会員 ¥1000
■主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会
■協力:(公財)日本デザイン振興会
■協力:日本デザイン学会プロダクトデザイン部会

■講師プロフィール
■紺野 登(こんの のぼる)
KIRO(知識イノベーション研究所)代表、多摩大学大学院教授、京都工芸繊維大学新世代オフィス研究センター特任教授、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)代表理事。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(経営情報学)。知識経営とデザイン・マネジメントの研究と実践を続ける。現在は「知識デザイン思考」「フューチャーセンター」「目的工学」などの考え方を広めるべく活動している。
著書に『知識デザイン企業』(日本経済新聞出版社)、『知識創造経営のプリンシプル』(野中郁次郎氏との共著、東洋経済新報社)、『幸せな小国オランダの智慧〜災害にも負けないイノベーション社会〜』(PHP研究所)、目的工学に関して『利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか』(ダイヤモンド社)などがある。

■Kevin Clark(けびん くらーく)
Content Evolution 代表。元米国IBM社 ブランドとエクスペリエンス担当のディレクター。ThinkPadブランド戦略やIBMのブランド戦略を担当。ブランドエクスペリエンス委員会のリーダー。専門は、ブランド戦略、エクスペリエンスデザイン、マーケティング。Duke University Fuqua School of Businessを中心に、多くの大学での講義を行っている。主な著書では「Brandscendence(tm): Three Essential Elements ofEnduring Brands」。デザインマネジメント・レビュー誌、ストラテジーとリーダシップ誌など、多くの雑誌で寄稿している。

■平田智彦(ひらた ともひこ)
株式会社ziba tokyo代表。1957年生まれ。キヤノン株式会社デザインセンター、ziba USA、株式会社AXISを経て、2006年より現職。zibaは、米国オレゴン州ポートランドに本部を置くデザイン会社。サンディエゴ、台湾、上海、日本にブランチが所在する。心理学/文化人類学とデザインを融合した独自のメソッドを活用する定性リサーチを目的に反映し、顧客への『Authentic Experience―相応しい体験』創出を実践している。

■申込・問い合わせ
参加希望の方はメールかFAXにて【2月25日(火)までに】JIDA事務局までお申込みください。
JIDA事務局:Tel:03-3587-6391 Fax:03-3587-6393 E-mail:jidasec@jida.or.jp

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返   信   票
■JIDAフォーラム(2月27日)に参加します。
お名前:
種別:JIDA会員 学生会員 一般 一般学生
所属: 電話番号: E-mail:
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案内:デザイン教育研究会

教育部会 : デザイン教育研究会2013年度_vol.3のご案内

下記要領にて「デザイン教育研究会 2013年度_vol.3」を開催いたします。
今年度は「教養としてのデザイン」をテーマに掲げ、その3回目の研究会となります。
現代社会ではより一般生活者の中に「デザイン」が意識され、その範囲は年齢やジャンル、地域を越えますます広がってまいりました。デザインの専門性に関わらず、造形や伝達表現の技術的な側面以上に、従来のデザインワークに含まれていた発想や問題解決の方法論などが、社会生活の様々な場面で共有すべき、身につける必要能力であるという認識が高まってきたようにも思います。
「教養」をどの文脈で捉えて語るかは簡単なことではありませんが、立場や経験の異なる方々が集まり、意識の交換が積極的に行われる中で、某かのヒントや可能性を感じていただければ幸いです。 
教育部会主査/金子武志

テーマ 「モノ・コトの意味を探る」〜デザイン教育と地域連携実践活動報告
発表者 高橋 綾(造形デザイナー、群馬県立女子大学デザイン准教授、日本デザイン専門学校非常勤講師)
日時  2014 年1 月24 日(金) 18:00 〜20:00
会場  日本デザイン専門学校 渋谷区千駄ヶ谷5-7-3

人々の生活に必要な「モノ」を生み出すデザイナー。
「モノ」の意味には機能や形だけでなく、消費者が使っていくうちに生み出す新たな価値や感情、思い出などの「コト」も含まれています。私が大学で指導している内容は「モノ・コトの意味を探る」です。
今、社会で重要視されている「モノ」と「コト」の意味をデザイン実践を経験しながら探るのが目的です。
具体的な活動内容は主に3つです。

1.  アートやデザインを活用した地域活性化
2.  病院へのアートの導入
3.  中小企業へのデザイン提案

今回、デザイン教育研究会から「教養としてのデザイン」というテーマをいただきました。
教養とはなんでしょうか?
「その人が学習して得た知識を全て取っ払った後に残るもの」と聞いたことがあります。
まさにデザインは知識だけでは解決できない総合教養だと思います。
今回お話しさせていただく「モノ・コトの意味を探る」地域連携実践活動は、デザイン実践を経験しながら探る総合教養であり、そのタネだと考えています。

高橋 綾(たかはし りょう)
造形デザイナー。群馬県立女子大学デザイン准教授。日本デザイン専門学校非常勤講師。環境芸術学会会員。R2DESIGN 代表。人と社会の活性化研究会事務局長。
人と社会の活性化を目指したアート&デザインの研究及び、気軽に芸術と関わることのできるアイテム(Kinetic Toy)の開発を進めている。
東京芸術大学大学院美術研究科修士課程1997 年修了後、同大学助手を経て株式会社富士通ゼネラルデザイン部へ2000 年に入社。
2002 年退社後、群馬県立女子大学文学部美学美術史学科のデザイン専任講師に就任。(2006 年より准教授)
2005 年より同大学と兼任で日本デザイン専門学校講師として教鞭をとっている。
主な受賞歴(抜粋)
1995 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業制作展 デザイン賞
2003 第14 回生活者のデザイン展 銀賞
2010 Contemporary Toy of the Year 2009 創作玩具公募展 佳作
2013 第4回神戸ビエンナーレ創作玩具国際コンペディション 準大賞 環境芸術学会学会賞 奨励賞

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
日本デザイン専門学校 渋谷区千駄ヶ谷5-7-3 http://www.ndc.ac.jp/info/accessmap.html
JR 代々木駅または千駄ヶ谷駅、都営地下鉄大江戸線代々木駅 徒歩5 分
東京メトロ副都心線北参道駅 徒歩3 分

ご案内:bukai02_131225.pdf(530k)

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

問合せ 日本デザイン専門学校 金子武志(教育部会・主査)
TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(at)ndc.ac.jp

第2回プロダクトデザイン教育研究会

 ◆第2回プロダクトデザイン教育研究会のご案内◆

 現在、「デザイン思考」という言葉に代表されるように、経営・企画・サービス・新規ビジネスなど、幅広い分野でデザインを活用することが期待されています。
また、今後の産業振興や地域振興という観点からも、プロダクトデザインの活用が期待されています。そのような状況では、従来の美術系、工学系といった枠組みにとらわれない、新たなデザイン教育が期待されます。
 第2回となるプロダクトデザイン教育研究会では、それぞれ異なる立場でプロダクトデザイン教育に関わる3人の講師のお話をお聞きし、今後のプロダクトデザイン教育について参加者全員で議論したいと思います。
 デザイン教育に関わる人はもちろん、デザイン教育に興味がある方の参加を歓迎します。

◆タイトル:第2回プロダクトデザイン教育研究会
◆日時:12月12日(木)18:30-20:30
◆場所:JIDAギャラリー
    東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4階
    Tel:(03)3587-6391
    http://www.jida.or.jp/site/about/jidasec.html
◆主催:(公社)日本インダストリアルデザイナー協会 教育委員会
◆共催:日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会
◆参加費:無料 定員:20名(先着順)
◆内容:
・デザイン専門学校におけるマインドマップ活用事例 木全 賢
(桑沢デザイン研究所、東京デザイナー学院、横浜デジタルアーツ 非常勤講師)
・女子大学家政学部におけるデザイン教育 大竹 美知子
(共立女子大学建築・デザイン学科 教授)
・デザイン教育に関する社会的要請 大島 義典
(中央総合教育サービス株式会社 常務取締役)
・ディスカッション

——<第2回プロダクトデザイン教育研究会申し込み>———–
宛先 JIDA事務局宛 jidasecアットjida.or.jp (アットを@にして送信)
■お名前:
■ご所属(会社名等):
■連絡先電話番号:
■JIDA正会員/賛助会員/準会員/学生会員/一般/一般学生(1つお選びください)
—————————————————————–

案内:プロダクトデザイン研究部会

下記の平成25(2013)年度 日本デザイン学会秋季企画大会にあわせて、「プロダクトデザイン研究部会」の集まりを企画しました。どなたでも参加可能です。皆さま方の積極的な参加をお待ちしております。

タイトル:プロダクトデザイン研究部会
日時:2013年10月19日(土)13:10〜14:30
場所:多摩美術大学 八王子キャンパスレクチャーホール302教室
内容:プロダクトデザイン関連の研究や作品の発表
・HOTMOCKによるフィジカルラピッドプロトタイピング
 幾原武志(株式会社ホロンクリエイト)
・医療機器による検査における相互の親和性からのインターフェースデザイン
 三枝樹成昭(名古屋造形大学)
・キッズデザインのためのツール開発(仮)
 金井宏水(株式会社TDC)
・体験を考慮したThinkGoodsプロジェクトの活動(仮)
 青木大地(千葉工業大学大学院)
・trending.netでかんたんプロダクトイメージマップ分析
 池田敏彰(株式会社ホロンクリエイト)
・ディスカッション

案内:デザイン教育研究会2013年度_vol.2

教育部会 : デザイン教育研究会2013年度_vol.2のご案内

下記要領にて「デザイン教育研究会 2013年度_vol.2」を開催いたします。
今年度は「教養としてのデザイン」をテーマに掲げ、その2回目の研究会となります。
現代社会ではより一般生活者の中に「デザイン」が意識され、その範囲は年齢やジャンル、地域を越えますます広がってまいりました。デザインの専門性に関わらず、造形や伝達表現の技術的な側面以上に、従来のデザインワークに含まれていた発想や問題解決の方法論などが、社会生活の様々な場面で共有すべき、身につける必要能力であるという認識が高まってきたようにも思います。
「教養」をどの文脈で捉えて語るかは簡単なことではありませんが、立場や経験の異なる方々が集まり、意識の交換が積極的に行われる中で、某かのヒントや可能性を感じていただければ幸いです。 
教育部会主査/金子武志

テーマ「高校・専門学校のデザイン教育における教養とは」
発表者 森中香奈子(東京都立工芸高等学校デザイン科教諭、鶴見大学文学部文化財学科非常勤講師)
日時  2013年9月20日(金) 18:00 〜20:00
会場  東京都立工芸高等学校 視聴覚室 〒113-0033 東京都文京区本郷1-3-9

今回のテーマである“ 高校デザイン教育における教養” について考察するにあたり、実例として工芸高校デザイン科3学年対象教科「デザイン史」の授業内容を挙げたい。これは実技教科に対して“ 座学”と呼んでいる教科のひとつであり、受験科目でもなく、大半の生徒達にはその必要性を感じられない教科である。しかし、教員である私にとって座学の使命とは、高卒就職した本校卒業生が現場で困らない為の“ 教養”、即ち同僚やクライアントとの共通言語を少しでも多く持たせて、生徒達を社会に送り出す事と考えている。
従って「デザイン史」では、“ 授業で得た知識を自らのデザインソースとしてどう生かしていくか? ” を問う課題を設定し、デザイン史の学習内容をなるべく実技教科に近づけるよう工夫している。実例としては、史実に対する正確なリサーチを基に考察を行う、レポートとイラスト制作の課題や、美術史上の任意の様式をリサーチし、ミュージアムショップの商品等を想定したプロダクトデザインを行う課題を、各学期に一つ課している。こうして生徒と共に “ 座学→創造の実学” を目指した授業づくりを行ってきた。その4年間に亘る課題と作品例を紹介し、高校生に与えたい教養について考えたい。

森中 香奈子(もりなか かなこ)
2006 年鶴見大学文学研究科文化財学専攻博士後期課程修了後、同科非常勤講師。2007 年より東京都立工芸高等学校デザイン科教諭。

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
東京都立工芸高等学校 視聴覚室  
〒113-0033 東京都文京区本郷1-3-9 http://www.kogei-tky.ed.jp/
JR 総武線「水道橋」駅下車 東口より徒歩3分  都営三田線「水道橋」駅下車 徒歩2分

ご案内:bukai02_130821.pdf(587k)

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

問合せ 東京都立工芸高等学校 森中香奈子(教育部会・事務局)
TEL03-3814-8755 E-mail morinaka_k(at)kogei-tky.ed.jp

第12回情報デザインフォーラム「デザイン・ワークショップ」

今回は、「デザイン・ワークショップ」に関する話題を提供していただき、皆さんとディスカッションをする予定です。現在編集中の「情報デザインのワークショップ」のための情報交換と議論を、参加する皆さんと共有できるとよいと考えています。多様な分野でワークショップを活用しようと考えている方や、情報デザインの教育に関わる方々には、必聴のフォーラムだと思います。

また、あわせて参加者からの パネル発表も予定しています。奮ってご参加ください。情報デザインフォーラムは、毎回とも早い段階で定員一杯になりますので、お早目に申し込んでいただいた方がよいです。皆様の多様な参加と発表を歓迎致します。

テーマ:第12回情報デザインフォーラム「デザイン・ワークショップ」
日時:9月22日(日)14:00-17:30(受付13:30より)
終了後は希望者による懇親会(事前申込)
場所:千葉工業大学津田沼キャンパス(JR津田沼駅より徒歩3分)
   http://www.it-chiba.ac.jp/institute/campus/tsudanuma.html
主催:情報デザインフォーラム、千葉工業大学デザイン科学科山崎/安藤研究室
共催:日本デザイン学会サービスイノベーション部会
定員:60人(先着順)
参加費:一般1000円、学生は無料、 懇親会費は3500円
詳細申し込み:http://kokucheese.com/event/index/108665/

プログラム(予定)
14:00-14:30 特別講演:IDEOにおけるデザイン思考とワークショップ
  石川俊祐(IDEO Japan)交渉中

14:30-15:10 コミュニケーションデザイン・ワークショップと事例
・「ビジュアルデザイン基礎 とWS」上平崇仁(専修大学教授)
・「インフォグラフィックスとWS」木村博之(チューブグラフィックス代表)
・「ドキュメンテーションとWS」原田泰(公立はこだて未来大学教授)

15:20-16:00 サービスデザイン・ワークショップと事例
・「ユーザー調査とWS」安藤昌也(千葉工業大学准教授)
・「プロトタイプとWS」小池星多(東京都市大学准教授)
・「体験的発想とWS」山崎和彦(千葉工業大学教授)
・「サービス設計のWS」脇阪 善則(楽天編成部ディレクター)

16:10-17:30 パネル発表とディスカッション
・武蔵野美術大学の情報デザインの活動より
・専修大学の情報デザインの活動より
・横浜デジタルアーツ専門学校の情報デザインの活動より
・常葉学園大学の情報デザインの活動より
・日本電子専門学校の情報デザインの活動より
・東京都市大学小池研究室の活動より
・千葉工業大学山崎研究室/安藤研究室より
・上記以外にパネル発表を募集しています。

■パネル発表の募集
パネル発表の形式は、パネルを使用する、モデルを並べる、パソコンの画面で説明する、紙を配って 説明するなど、発表形式は自由です。参加申し込のフォームの「メッセージ」欄に、パネル発表申し込みと記入してください。

■注意事項
 以下の注意事項を満たしていない場合は、事務局でお申し込みを取り消させていただく場合がありますので、随時「申込者リスト」をご確認ください。
1)会場が学校内の為、正しい氏名(フルネーム)と所属を明記のこと。
2)学生の場合は、所属先研究室を明記のこと。
3)以前に本情報デザインフォーラムに申し込まれて、無断でキャンセルされた方はお断りしています。

■参考情報
当日は、千葉工業大学津田沼キャンパスで千葉工業大学山崎研究室/安藤研究室による「Smile Experience オープンラボ2013」が10:00より18:30まで開催していますので、あわせてご覧ください。

案内:デザイン教育研究会2013年度_vol.1のご案内

教育部会 : デザイン教育研究会2013年度_vol.1のご案内

下記要領にて「デザイン教育研究会 2013年度_vol.1」を開催いたします。

毎年3~4回のペースで実施されるこのデザイン教育研究会は、幼稚園から大学・専門学校に至るデザインや造形教育に携わる先生方をはじめ、デザイナー、クリエーター、研究者、学生など、様々な立場の方々が交流できる自由な場です。
座談会の形式を予定しておりますので、教育現場に携わる先生方やデザイン、教育に関心のあるデザイナーや作家、学生の方々など、お誘い合わせの上どうぞ、多数の参加をお待ちしております。本研究会はデザイン学会の所属に関係なく、どなたでも自由に参加できます。

テーマ 「教養としてのデザイン」
発表者 中林鉄太郎(テツタロウデザイン代表 / 日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師)
日時  2013年6月28日(金) 18:00〜20:00
会場  日本大学芸術学部 江古田校舎西棟1階共同アトリエ 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1

「デザインの読み書きそろばん」が必要だ。
そう感じたのは若くして起業した人材との接点からだ。一人は女性起業家。ソーシャルイシューに対して、女性をキーワードにしながらビジネスの文法を用いた企画で立ち向かっている。もう一人は、航空会社でジェット機操縦士をしていたが退職し起業した男性。理系の思考を活かした技術でビジネスを立上げ始めている。二人に共通するのは20代後半であることと、デザイン的観点をビジネスに活用したいがデザインの専門教育は受けてないという点だった。
「教養としてのデザイン」は「専門教育としてではないデザイン」と読み替えることで、見渡した地平に手掛かりを見つけることができる。それは「デザインの読み書きそろばん」としてフィットする範囲や深さについて知ることと同じはずだ。しかし同時に「専門教育」についても疑問が湧いた。今日的なデザインへのニーズと期待値に対して、専門教育としてのデザインカリキュラムはフィットしているだろうかと。
他方で「事業企画からデザインへのブリッジ」…は、以前から解決したいテーマだ。この両者の間には多かれ少なかれ谷があり、なかなか橋渡しがうまく運んでいない。日本文化の特徴として挙げられることの多い「ハイコンテクストカルチャー(暗黙の情報を重視)」の側面も加担している。共通言語だと感じていた単語やフレーズが、後々になって異なる意味として理解されていたことが露見し、橋渡し機能不全への指摘があったりする。「教養としてのデザインは判断項目の共有基盤」という切り口から考えてみたい。

中林鉄太郎(なかばやし てつたろう)
桑沢デザイン研究所卒業後、黒川雅之建築設計事務所にて10年間勤務。プロダクトデザインセクションにて、建築設備機器、家電、インテリア雑貨、伝統工芸プロジェクトなどを担当。1997年同社を退社し、テツタロウデザイン設立。プロダクトデザインとデザインディレクションを軸に、拡張するデザインニーズへの展開のビジネス化にも挑戦中。2005年〜日本大学芸術学部デザイン学科非常勤講師、2006年〜桑沢デザイン研究所夜間部非常勤講師、2012年〜芝浦工業大学デザイン工学科非常勤講師。共著書『マルちゃんはなぜメキシコの国民食になったのか〜世界で売れる商品の異文化対応力』(日経BP社/2011年)。

【会場へのアクセス】 会場が前回と異なります。ご注意ください。
日本大学芸術学部 江古田校舎 〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 
http://www.art.nihon-u.ac.jp/access/
西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩1分
都営大江戸線  新江古田駅下車 徒歩約12分
関東バス JR中野駅〜江古田駅(10分間隔で運行)乗車時間15〜20分 

添付ファイル:bukai02_130628_2.pdf(647k)

問合せ 日本デザイン専門学校 金子武志(教育部会・主査)
TEL03-3356-1501 E-mail kaneko(@)ndc.ac.jp