2025 年度 デザイン科学基礎講座

デザイン科学セミナー

3つの新理論が,革新的開発力の”体幹”を創り出す!

講師:松岡由幸(慶應義塾大学名誉教授/デザイン塾主宰),宮下朋之(早稲田大学),
加藤健郎(慶應義塾大学),佐藤浩一郎(千葉大学),井関大介(東京造形大学),平尾章成(芝浦工業大学),渡部武夫(神奈川工科大学),下村将基(RICOS)

共催:日本デザイン学会,日本設計工学会(幹事学会),日本機械学会,デザイン塾

1.講習会の趣旨

大事なことは,およそ理論では決まりません.デザインや設計においても然りでしょう.感性が大切です.しかし,プロが第一線で活躍し続けるためには,感性だけでは足りません.なぜなら,プロは様々な対象をこなすため,自分の感性にそぐわないケースも多いのです.また,自分の感性が時代に合わなくなくなると,よりどころがなく,発想の転換が難しくなります.優秀なクリエイターは,皆,自分なりの理論ともいえる”体幹“をひそかに持っています.

これまで,発想法やデザイン思考を学んだものの,未だ,革新的な開発に至らないと実感されておられる方は,いらっしゃいませんか?それも,開発力における理論ともいえる“体幹”の不足が原因です.

本講座では,それらのカギとなる3つの理論を解説します.併せて,それらの理論と感性との使い分けについても学んでいきます.それにより,創造的行為の本質を理解し,革新的開発力の“体幹”を身につけていただくことを狙いとしています.

2.講座の内容

本講座では,以下に示すようなデザイン科学の基盤をなす3つの理論と応用について,わかりやすく紹介します.

1)AGE(エイジ)思考モデル

~人はなぜ,デザイン・設計できるのか?

人はいかにしてデザイン・設計しているのか.これは,デザイン科学の長年の難問でした.しかし,近年,漸く,3つの思考を駆使して,創造していることが分かってきました.本講義では,その創造の基本メカニズムをお話しします.

2)多空間デザインモデル

~すべてのデザイン・設計に共通する思考と応用法

上記創造の基本メカニズムに基づいたデザイン・設計における思考モデルを紹介します.また,このモデルを用いることで可能となる,具体的な創造的開発への応用法についても,その適用事例とともに紹介します.

3)デザイン二元論

~革新的で,完成度の高いモノ・コトづくりのために

デザイン・設計過程には,二つの過程が存在します.上流過程では「創めるマインド」のもと,革新性を生み出します.一方,下流過程では「極めるマインド」のもと,完成度を極めます.本講義では,その両過程を行う上での「コツ」をお話ししていきます.

3.日時:

2026年1月9日(金)13:00-18:00

4.実施方法:

Zoom によるオンライン開催

5.参加費(テキスト代を含む):

共催学会員:20 ,000 円(非課税)
非会員:30,000 円(税込)
学生会員:18,000 円 (非課税)
学生非会員:20 ,000 円 (税込)

6.テキスト:

書籍書籍『デザイン科学事典』
※参加者全員に,ご指定の住所に送付いたします.

8.申込み先:下記formsにて,お願いします.

https://forms.gle/qPstS59nnrBX5PNo8

締切り: 2025年12月19日(金)

7.問合せ先:デザイン塾事務局

E-mail: mlabsec@googlegroups.com

会告チラシはこちら